第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策や日銀の金融政策の継続により、全体的に緩やかな回復基調が継続しておりますが、米中貿易摩擦の深刻化による海外経済の不確実性や消費税増税による景気悪化懸念などにより、先行き不透明な状況が続いております。 

このような環境の中、当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業という、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。

(メモリアルデザインサービス事業)

当事業では、主力である遺影写真加工収入は前年実績を上回ったものの、想定に比べやや伸び悩んだことに加え、ハード機器売上が前期の反動減があったため、売上は微増にとどまりました。

取り組みとしては、葬儀市場にITテクノロジーを活用した「葬テック」の一つとしてリリースしております喪主と会葬者を繋ぐサービス「tsunagoo(つなぐ)」の葬儀社向け導入を進めてまいりました。また、エアリアルイメージング事業とのコラボ製品として葬儀社をターゲットにした「飛鳥焼香台」に加え、一般家庭をターゲットにした「おうち供養Omokage(おもかげ)」を開発し、リリースいたしました。

利益面につきましては、画像処理部門の人員増に伴い人件費が増加し、また、昨年秋以降の運賃の値上げにより発送配達費が増加したほか、研究開発費も増加したため、セグメント利益は微減となりました。

その結果、売上高は1,895,540千円(前年同四半期比101.6%)、セグメント利益は527,213千円(前年同四半期比96.7%)となりました。

 

(パーソナルパブリッシングサービス事業)

当事業では、プロフェッショナル写真家向け市場では「アスカブック」、一般消費者向け市場では「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。

プロフェッショナル写真家向け市場では、自社営業による活動に加え、全国でのセミナーやワークショップを通して、新規顧客の獲得や新製品のプロモーションを行ってまいりました。また、写真集発注ソフトウェア「ASUKABOOK Maker」の機能拡充も行いました。その結果、プロフェッショナル写真家向け市場の売上は順調に推移しました。また、「赤ちゃん等身大フォトアワード」を開催し、等身大フォトサービスの浸透に努めてまいりました。

一般消費者向け市場では、効率的なネット広告宣伝や各種キャンペーンの実施、SNSの活用などの施策を実施し、また、写真集がまっ平らに開くフルフラットタイプを新製品として投入したことが奏功し、激しい競争環境ではありますが、一般消費者向け市場の売上は上昇基調となり、前年実績を上回りました。OEM供給につきましては、サービスの浸透により、売上は順調に伸長いたしました。また、展示会「CP+」出展の準備も進めてまいりました。
 利益面につきましては、昨年秋以降の運賃値上げや人件費の上昇など費用増加要因があったものの、稼働率の向上による粗利率の上昇、および広告宣伝費や販売促進費の適切なコントロールにより、セグメント利益は順調に増加いたしました。

その結果、売上高2,687,439千円(前年同四半期比108.5%)、セグメント利益は698,974千円(前年同四半期比115.9%)となりました。 

 

(エアリアルイメージング事業)

当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、平成23年3月に開始した事業であり、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれ開発、製造、販売しております。

ガラス製ASKA3Dプレートにつきましては、依然として十分なコストダウンは図れていないものの、高品質の空中結像を可能にする大型プレートを供給しており、小ロットではありますが、引き合い案件は国内外とも増加しております。また、品質と量産性を備えた新たな製造開発にも取り組んでおります。

樹脂製ASKA3Dプレートにつきましては、昨年11月に開発、リリースいたしましたバージョンアップ版をサンプル販売するとともに、量産に向け品質の安定や歩留まりの向上を目的とした量産試作を進めております。サンプル販売につきましては、リリース以来国内外あわせ約200社に納品しており、組込製品化の検討などを進めていただいております。また、製造面につきましては、量産試作を繰り返すことで、製造方法の改善やその条件出しを行っており、前進しております。並行して、月産数千から1万枚の生産を可能にする設備の拡充、調整も進めております。

営業面につきましては、販売単価は低いものの、将来的に多ロットで製品組込用途での活用が期待される樹脂製ASKA3Dプレートのサンプル供給に重点的に取り組んでまいりました。また、展示会は、国内では「ファインテックジャパン」など2か所、海外では深センでの「C-Touch & Display Shenzhen」に出展し、主に樹脂製ASKA3Dプレートを展示し、そのフォローも行ってまいりました。

費用面では、樹脂製ASKA3Dプレートの量産に向けた製造開発に注力した結果、試作や金型費用等の研究開発費が増加し、人員増加による人件費や海外を中心として旅費交通費も増加しました。一方、前年同期に比べ展示会の出展回数を減らしたため広告宣伝費は減少いたしました。

その結果、売上高は102,537千円(前年同四半期比105.3%)、セグメント損失は163,133千円(前年同四半期は187,792千円の損失)となりました。 

 

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は4,676,804千円(前年同四半期比105.6%)となりました。利益面につきましては、主にパーソナルパブリッシングサービス事業においてセグメント利益が順調に増加し、エアリアルイメージング事業におきましてセグメント損失が改善したことにより、経常利益は702,107千円(前年同四半期比114.9%)、四半期純利益は479,817千円(前年同四半期比116.1%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ175,170千円増加し、5,891,068千円となりました。これは主に、現金及び預金が447,715千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が114,184千円、土地の購入などにより有形固定資産が505,953千円それぞれ増加したことによるものであります。  

当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ137,854千円減少し、578,029千円となりました。これは主に、未払法人税等が23,000千円、賞与引当金が65,300千円それぞれ減少したことによるものであります。

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ313,025千円増加し、5,313,039千円となりました。これは主に、四半期純利益を479,817千円計上した一方で、剰余金の配当による減少168,014千円によるものであります。 

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は120,548千円であります。

なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。