当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境が安定して改善が続いており、緩やかな回復基調で推移しておりますが、消費税率引き上げに伴う個人消費への影響や米中両国の貿易摩擦による世界経済への影響などが懸念され、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の中、当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。
(メモリアルデザインサービス事業)
当事業におきましては、主力である遺影写真加工収入や動画等葬儀演出サービスは、若干想定を下回ったものの、前年同四半期実績を上回りました。当第2四半期会計期間において、ハード売上や、額・サプライ品の売上が好調だったこともあり、売上は前年同四半期実績を上回る結果となりました。また、葬儀市場にITテクノロジーを活用した「葬テック」の一つとしてリリースしております「tsunagoo」の浸透に努めるほか、クラウド型筆耕サービスなどの新サービスの開発にも取り組んでまいりました。
一方、利益面につきましては、販売費および一般管理費をコントロールしたものの、画像処理部門の人員増強により人件費が増加したことなどにより、セグメント利益は微減となりました。
その結果、売上高は1,218,103千円(前年同四半期比101.3%)、セグメント利益は297,390千円(前年同四半期比98.2%)となりました。
(パーソナルパブリッシングサービス事業)
当事業では、プロフェッショナル写真家向け市場は「アスカブック」、一般消費者向け市場は「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真からフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。
プロフェッショナル写真家向け市場では、自社営業による契約獲得や全国ASUKABOOKセミナーの実施に加え、データ納品サービス「グランピック」の拡販に努めた結果、売上は着実に増加いたしました。また「赤ちゃん等身大フォト」の浸透にむけて、イベントへの出展やフォトコンテストの開催などの施策を実施してまいりました。
一般消費者向け市場では、効率的なネット広告や各種キャンペーンの実施、SNSの活用などにより写真愛好家層やこだわり層を中心に訴求してまいりました。前期にリリースしたまっ平らに開くフルフラットタイプの写真集が好調を持続し、マイブックの売上は前年同四半期実績を上回り、順調に推移いたしました。OEM供給に関しましては、サービスの浸透が進み、売上は順調に増加いたしました。
利益面につきましては、人件費の増加や送料の値上げなどに加え、本社隣接の新工場(西館)の完成、生産設備の稼働に伴う減価償却費の増加や、それに伴う移転費用の発生などコスト増加要因があったものの、OEM部門を中心とした売上増加や生産効率化投資が寄与し、セグメント利益は順調に増加いたしました。
その結果、売上高は1,875,024千円(前年同四半期比113.6%)、セグメント利益は396,453千円(前年同四半期比109.3%)となりました。
(エアリアルイメージング事業)
当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、2011年3月に開始した事業であり、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれ開発、製造、販売しております。
ガラス製ASKA3Dプレートにつきましては、依然として十分なコストダウンは図れておりませんが、高品質な大型プレートを供給しており、小ロットではありますが、サイネージ目的や開発目的での販売を行っております。また、現状生産能力が課題となっており、生産性の高い手法の開発にも着手しております。
樹脂製ASKA3Dプレートにつきましては、2019年5月に月産3,000枚からスタートする第1段階の量産体制を確立し、その生産規模と価格感にフィットした量産受注に努めてまいりましたが、その実現には課題を残す状況となっております。課題の一つである結像品質につきましては、輝度を高める生産手法のトライを進めております。並行して、より安価に生産すべく素材や工程の吟味、歩留まりのさらなる向上に努めております。
事業化には想定以上の時間を要しておりますが、国内外を問わず様々な業種の企業より空中結像活用に関する大きなニーズを確認しており、そのニーズにこたえるべく課題解決を進めてまいります。
営業面につきましては、安価な樹脂製ASKA3Dプレートのサンプル販売に注力したこともあり、売上は前年同四半期実績を下回る結果となりました。より多くの方に空中結像を体験いただき導入につなげるため、中国での展示会に出展したほか12月の国内展示会にむけて準備を進めてまいりました。他社様がASKA3Dを活用した製品で出展されるケースや、店舗などのディスプレイで活用いただくケースが増加してまいりました。
費用面では、人件費は増加したものの、展示会の絞り込みや研究開発テーマの集中などにより広告宣伝費や研究開発費を抑制したため、セグメント損失は前年同四半期に比べ縮小いたしました。
その結果、売上高は51,903千円(前年同四半期比76.6%)、セグメント損失は109,474千円(前年同四半期は117,278千円の損失)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は3,142,930千円(前年同四半期比107.9%)となり、利益面につきましては、主にパーソナルパブリッシングサービス事業においてセグメント利益が順調に伸長したことにより、経常利益は324,855千円(前年同四半期比104.6%)、四半期純利益は228,604千円(前年同四半期比108.3%)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ47,277千円減少し、6,224,236千円となりました。これは主に、本社隣接の新工場(西館)の建設や生産設備増強等により有形固定資産が301,055千円増加し、また、社債を購入したこと等により投資その他の資産が209,456千円増加した一方で、その支払いを手元資金で賄ったため現金及び預金が610,392千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ89,118千円減少し、751,361千円となりました。これは主に、未払法人税等が76,600千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ41,841千円増加し、5,472,875千円となりました。これは主に、四半期純利益を228,604千円計上した一方で、剰余金の配当による減少185,251千円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ410,392千円減少し、1,259,371千円となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果獲得した資金は、260,181千円(前年同四半期は261,551千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益324,710千円、減価償却費166,776千円を計上した一方、法人税等の支払額168,243千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は、483,629千円(前年同四半期は595,410千円の使用)となりました。これは主に、本社隣接の新工場(西館)の建設や生産設備購入など有形固定資産の取得410,447千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は、186,052千円(前年同四半期は159,995千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払184,981千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は79,827千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。