当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向は持続しておりますが、米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への影響懸念などにより、先行き不透明感が増幅しております。
このような環境の中、当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業という、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。
(メモリアルデザインサービス事業)
当事業では、ハード機器売上や動画等葬儀演出サービス売上は順調に推移したものの、主力である遺影写真加工収入は特に第3四半期会計期間において暖冬の影響を受け、前年同四半期実績を下回り、それに連動して額やサプライ品の売上も想定を下回ったため、売上は微増にとどまりました。
取り組みとしては、葬儀市場にITテクノロジーを活用した「葬テック」の一つとしてリリースしております、喪主と会葬者を繋ぐサービス「tsunagoo(つなぐ)」の拡販及び機能強化開発に努めてまいりました。
利益面につきましては、画像処理部門の人員増に伴い人件費が増加し、また、研究開発費も増加したため、セグメント利益は減少いたしました。
その結果、売上高は1,915,859千円(前年同四半期比101.1%)、セグメント利益は500,126千円(前年同四半期比94.9%)となりました。
(パーソナルパブリッシングサービス事業)
当事業では、プロフェッショナル写真家向け市場では「アスカブック」、一般消費者向け市場では「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。
プロフェッショナル写真家向け市場では、自社営業による活動に加え、全国でのセミナーやワークショップを通して、アスカブックの売上拡大を進めてまいりました。また、データ納品サービス「グランピック」の浸透に努めてまいりました。その結果、プロフェッショナル写真家向け市場の売上は増加いたしました。
一般消費者向け市場では、効率的なネット広告宣伝や各種キャンペーンの実施、SNSの活用などの施策を実施するとともに、季節商品となるカレンダーや卒業アルバムのプロモーションも進めてまいりました。その結果、写真集がまっ平らに開くフルフラットタイプを中心に堅調な売上となり、激しい競争環境ではありますが、前年同四半期実績を上回りました。また、OEM供給につきましては、サービスの浸透が進み、売上は順調に伸長しております。
利益面につきましては、人件費の増加や送料の値上げなどに加え、本社隣接の新工場(西館)の完成や生産設備の増強による減価償却費の増加やそれに伴う移転費用などコスト増加要因があったものの、OEM部門を中心とした売上増加が寄与し、セグメント利益は増加いたしました。
その結果、売上高2,962,001千円(前年同四半期比110.2%)、セグメント利益は712,735千円(前年同四半期比102.0%)となりました。
(エアリアルイメージング事業)
当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、2011年3月に開始した事業であり、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれ開発、製造、販売しております。
ガラス製ASKA3Dプレートにつきましては、依然として十分なコストダウンは図れていないものの、高品質の空中結像を可能にする大型プレートを供給しており、小ロットではありますが、サイネージ目的や開発目的での販売を行っております。また、量産性と低コスト化を備えた新たな製造開発にも取り組んでおります。
樹脂製ASKA3Dプレートにつきましては、第1段階の量産体制を前提とした生産規模と価格感にフィットした受注案件の獲得に努めてまいりましたが、現時点ではサンプル規模の販売にとどまっております。さらなる低コスト化と輝度の向上に向けた改良を進めるとともに、耐熱性の高い素材での開発も進めております。
事業化には想定以上の時間を要しておりますが、国内外を問わず様々な業種の企業からの空中結像活用に対する大きなニーズを確認しており、そのニーズに応えるべく課題解決を進めてまいります。
営業面につきましては、販売単価の低い樹脂製ASKA3Dプレートのサンプル販売の割合が増加したことから、売上は前年同四半期実績を下回る結果となりました。2019年11月には国内展示会「ファインテックジャパン」に出展し、PCとつなげるだけで空中操作が可能になるサブモニターとしての用途提案や、結像飛距離が2倍になり結像品質も向上する新技術の紹介を行いました。
費用面では、広告宣伝費は抑制したものの、ガラス製および樹脂製ASKA3Dプレートの製造開発費や特許関連費用が増加し、また人件費も増加したため、セグメント損失は前年同四半期に比べやや増加しました。
その結果、売上高は79,097千円(前年同四半期比77.1%)、セグメント損失は176,127千円(前年同四半期は163,133千円の損失)となりました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は4,954,648千円(前年同四半期比105.9%)となりました。利益面につきましては、パーソナルパブリッシングサービス事業においてセグメント利益が増加したものの、暖冬の影響等でメモリアルデザインサービス事業のセグメント利益が減少したこと、およびエアリアルイメージング事業におきましてセグメント損失がやや増加したことにより、経常利益は651,231千円(前年同四半期比92.8%)、四半期純利益は460,034千円(前年同四半期比95.9%)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ8,218千円増加し、6,279,732千円となりました。これは主に、現金及び預金が592,974千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が92,825千円、本社隣接の新工場(西館)の建設や生産設備増強などにより有形固定資産が269,155千円、社債を購入したことなどにより投資その他の資産が208,516千円それぞれ増加したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ262,940千円減少し、577,539千円となりました。これは主に、未払法人税等が131,400千円、賞与引当金が68,000千円それぞれ減少したことによるものであります。
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ271,158千円増加し、5,702,193千円となりました。これは主に、四半期純利益を460,034千円計上した一方で、剰余金の配当による減少185,251千円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は136,087千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。