第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、長期化する新型コロナウイルス感染症の影響下で、感染対策を実施しながらの社会経済活動正常化への動きが見られる中、円安の進行や資源・原材料価格の高騰、感染症拡大の第7波により、先行きは依然として不透明な状況で推移しております。

このような環境の中、当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し、遺影写真等画像映像のデジタル加工や通信出力サービスを主に提供するフューネラル事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するフォトブック事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指す空中ディスプレイ事業、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。

(フューネラル事業)

当事業におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により葬儀の小規模化傾向は継続しているものの、葬儀の施行自体はほぼ正常化しており、自社営業により新たな葬儀社との契約獲得が堅調に進んだため、主力である遺影写真加工サービスは順調に伸びました。また、遺影写真出力用設備を中心としたハード機器の売上も順調に増加いたしました。

葬儀市場にITテクノロジーを活用した「葬テック」としてリリースしております「tsunagoo」は、相続・不動産など喪主の困りごとを解決するサービスと連携するなど機能強化を進めてまいりました。6月に開催された展示会「フューネラルビジネスフェア」に出展し、「tsunagoo」のメリットを中心に訴求いたしました。

利益面につきましては、前事業年度におきまして画像加工部門のオペレーターの稼働が超過状態になったことを踏まえ、積極的に採用を進めたことに加え、ピント復元技術の更なる向上に向けた研究開発費や展示会出展などの広告宣伝費が増加したため、セグメント利益は微減となりました。

以上の結果、売上高は674,069千円(前年同四半期比107.5%)、セグメント利益は133,016千円(前年同四半期比98.0%)となりました。

 

(フォトブック事業)

当事業では、プロフェッショナル写真家向け市場は「アスカブック」、一般消費者向け市場は「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真からフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。

プロフェッショナル写真家向け市場では、主力であるウェディング向け写真集は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を引き続き受けているものの、一方で回復傾向も継続しております。また、家族写真や子ども写真などスタジオ向け写真集も堅調に推移したため、売上は前年同四半期実績を上回りました。また、取組みとしましては、新製品のリリースや展示会「PHOTO NEXT」への出展、ペットの等身大フォトアワードなど3つのフォトアワードの開催などの施策を実施してまいりました。

一般消費者向け市場は、新型コロナウイルス感染症拡大による旅行やイベントなどの自粛、マスク着用の常態化による撮影機会減少の影響を受け、自社ブランド「マイブック」、OEMとも厳しい状況が継続しており、売上は前年同四半期実績を下回りました。

利益面につきましては、原材料費高騰の影響を受けたものの、売上増加に伴い自社工場の稼働率が回復したことにより売上総利益が増加したことが大きな要因となり、セグメント利益は増加いたしました。

以上の結果、売上高は847,232千円(前年同四半期比106.0%)、セグメント利益は149,430千円(前年同四半期比122.1%)となりました。

 

(空中ディスプレイ事業)

当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指しており、独自技術により空中結像を可能にする「ASKA3Dプレート」について、ガラス製、樹脂製それぞれを開発、製造、販売しております。

営業面につきましては、国内は自社営業を主として、海外は代理店を主として販売を推進しております。6月には「非接触Tech」に出展し提携会社とともに具体的な用途提案をいたしました。また、窓口券売機やエレベータ操作端末などの設置案件や実証実験の実績を重ねておりますものの、新型コロナウイルス感染症拡大による営業活動の制約の影響は大きく、中国代理店においてはゼロコロナ政策によりほぼ営業活動ができず、また他の海外代理店においても案件の長期化、後ろ倒し傾向が見られたため、特に海外市場向け売上が苦戦し、前年同四半期実績を下回る結果となりました。

製造・開発面につきましては、ガラス製、樹脂製とも外製による生産の安定、供給拡大、低コスト化への取組を進めております。外製での大型ガラス製ASKA3Dプレートの生産には一定の目途が立ち、樹脂製ASKA3Dプレートについても一回り大きなサイズを開発しております。また、自社技術開発センターでのガラス製ASKA3Dプレートの中型サイズまでの貼り合わせ技術の進展が見られました。

損益面につきましては、広告宣伝費が増加したものの、研究開発費や特許関連費用をコントロールした結果、セグメント損失は前年同四半期実績並みとなりました。

以上の結果、売上高は23,223千円(前年同四半期比58.6%)、セグメント損失は76,542千円(前年同四半期は76,727千円の損失)となりました。

 

以上の結果、売上高は1,543,046千円(前年同四半期比105.2%)となり、利益面につきましては、事業横断的なマーケティング機能強化のためマーケティング推進室を設置したことにより全社費用が増加したものの、フォトブック事業のセグメント利益が増加したことを主要因として、経常利益は56,586千円(前年同四半期比132.0%)、四半期純利益は38,538千円(前年同四半期比135.6%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第1四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ331,483千円減少し、6,564,752千円となりました。これは主に、現金及び預金が365,097千円減少したことによるものであります。

当第1四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ154,139千円減少し、721,310千円となりました。これは主に、未払法人税等が105,500千円、賞与引当金が73,220千円減少したことによるものであります。

当第1四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ177,344千円減少し、5,843,441千円となりました。これは主に、四半期純利益を38,538千円計上した一方で、剰余金の配当117,644千円、自己株式の取得97,799千円があったことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期累計期間の研究開発費の総額は63,437千円であります。
 なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。