第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」に重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日銀の金融緩和政策等の効果により、企業収益や雇用環境の改善が続く中で、緩やかな回復を続けています。また、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、住宅投資も持ち直しています。一方、新興国経済の減速懸念など、今後の見通しについては注視が必要な状況が続いております。

このような経済環境において当社グループは、企業を支援するブティック型投資銀行として投資銀行業務と企業投資を中心に事業を展開し、企業のニーズに応える様々なソリューションを提供して成長をサポートするとともに、地域産業の振興・支援にも積極的に取り組んでおります。投資銀行業務では、太陽光発電所の開発プロジェクトをアレンジメント業務の主たる対象として案件の獲得に努めましたが、外部環境の変化により優良プロジェクトが減少する中で、アレンジメント受託件数は減少いたしました。

しかしながら、優良なプロジェクトを確保した上で投資家に紹介、売却したことや、不動産事業が堅調に推移したことにより、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,355百万円(前年同期比144.9%増)となりました。売上総利益は、売上原価がプロジェクトの売却や不動産事業における戸建住宅等の売上増加を反映し1,954百万円(前年同期比260.2%増)となったことにより、400百万円(前年同期比4.4%減)となりました。販売費及び一般管理費については、投資銀行業務及びメッツァ(北欧の雰囲気とムーミンの世界を体験できる施設)事業における人員増強を伴う人件費増加やその他の費用増加により678百万円(前年同期比28.4%増)となった結果、営業損失は278百万円(前年同期は109百万円の損失)、経常損失は295百万円(前年同期は63百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は289百万円(前年同期は73百万円の利益)となりました。

 

セグメント別の業績は以下のとおりであります。なお当社は、「建設事業」を構成していた岡山建設㈱の全株式を前連結会計年度に売却いたしました。この結果、当第1四半期連結会計期間より当社グループの報告セグメントは、「投資銀行事業」及び「不動産事業」となりました。

① 投資銀行事業

投資銀行業務においては、太陽光発電所の開発プロジェクトの優良案件の獲得競争と投資家ニーズに機動的に対応すべく、アレンジメント業務受託と並行して、プロジェクトを確保した上で投資家に紹介、売却する施策も進めました。この営業施策のもと、優良プロジェクトの売却による売上高980百万円を計上したものの、アレンジメント案件組成の環境は厳しく、アレンジメント案件の総数は減少し、利益率の高いアレンジメント手数料売上は減少しました。

企業投資においては、投資回収による売上はなかったものの、金融とIT(情報技術)が融合した“フィンテック”分野のベンチャー企業への新規投資を実行した結果、投融資残高(連結ベースの営業投資有価証券、営業貸付金、投資有価証券、関係会社株式、関係会社出資金及び出資金の合計額)は、前連結会計年度末に比べ68百万円増加し、2,416百万円となりました。

アセットマネジメント業務においては、不動産特定共同事業法第2条第4項第3号に係る業務(不特法第3号事業)を新規受託し、受託資産残高は前連結会計年度末に比べ952百万円増加し、8,603百万円となりました。

メッツァ事業においては、当社内に専任の「メッツァ事業準備室」を設置し、綿密な各種マーケティングをもとに事業構想並びに基本計画の策定とその検証を進めております。また、地元自治体等に対しては、開発、整備のための各種許認可申請や届出を進めるとともに、周辺環境の整備についての協議を行いました。

上記のとおり、優良プロジェクトの売却による売上があったものの、アレンジメント手数料売上の減少と企業投資の回収による売上がなかったことにより、投資銀行事業の売上高は1,038百万円(前年同期比381.5%増)、営業利益は112百万円(前年同期比32.0%減)となりました。

 

② 不動産事業

不動産事業は、不動産購入希望者がインターネットで物件を探して直接物件にアクセスする「不動産事業のeコマース化」に対応する不動産会社を創造するべく、営業体制や事業拠点の見直しを進めました。各業務における売上高は順調に推移し、販売費及び一般管理費の削減に努めた結果、不動産事業の売上高は1,310百万円(前年同期比103.6%増)、営業利益は13百万円(前年同期は26百万円の損失)となりました。

なお、用地取得を積極的に進めた結果、戸建住宅・土地分譲用の不動産を保有するベターライフハウス㈱及び㈱ベルスにおける当第1四半期連結会計期間末の販売用不動産、仕掛販売用不動産の合計額は2,712百万円(前連結会計年度末比11.0%増)となっております

 

③ その他

㈱ムーミン物語は今後の事業展開を支えるスタッフを増強するとともに、メッツァの事業計画の策定、検討を進めました。また㈱アダコテックは、運輸・旅客分野では安全運行を確保するための実証実験を進めるなど、大手企業から引合いが増加しております。

その他の売上高は、10百万円(前年同期比44.6%減)となりましたが、㈱ムーミン物語の販売費及び一般管理費等により、営業損失は22百万円(前年同期は8百万円の損失)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(総資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末より7.9%減少し、11,011百万円となりました。これは主として、現金及び預金が1,455百万円、受取手形及び売掛金が203百万円減少したものの、販売用不動産が1,276百万円増加したことによるものであります。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末より12.1%減少し、3,583百万円となりました。これは主として、短期借入金が155百万円、長期借入金が206百万円減少したことによるものであります。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末より5.7%減少し、7,428百万円となりました。これは主として、利益配当及び親会社株主に帰属する四半期純損失の計上により利益剰余金が386百万円減少したことによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5) 従業員数

当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

当第1四半期連結累計期間において、販売の実績に著しい変動がありました。その内容については「(1)業績の状況」に記載の通りであります。また、戸建住宅の事業用地の取得を積極的に進めた結果、以下のとおり生産の実績が著しく増加しております。なお、前連結会計年度に「建設事業」を構成していた岡山建設㈱の全株式を売却したため、受注実績は記載しておりません。

セグメントの名称

内 訳

生産高(百万円)

前年同期比(%)

不動産事業

戸建住宅の開発

1,376

121.5

 

 (注) 1 上記はすべて原価により表示しております。

2 上記金額には土地仕入高等を含めて表示しております。

 

(7) 主要な設備

当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。