当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、当四半期報告書提出日現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け一部の都府県に緊急事態宣言が発出されており、当社グループが運営するメッツァが所在する埼玉県もその対象となっております。来園者数は発出前と比べて低い水準で推移しており、関連事業は売上高の減少等の影響が予想されるため、状況を注視しております。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間は、投資銀行事業において、事業承継等のニーズに対応したプライベートエクイティ投資強化の方針のもと、案件の組成を推進しました。メッツァについては、コロナ禍による来園者数減少に対応して費用を削減した収支均衡策を継続しましたが、感染拡大防止策をとりイベント等で集客した結果、来園者数は回復基調で推移しました。またライセンス関連は、市場拡大のためのブランディング施策を展開しました。
当第1四半期連結累計期間の経営成績は、プライベートエクイティ投資に関係するアドバイザリー業務や、航空機アセットマネジメントが好調となったものの、メッツァの来園者数が前年同期比で21.0%減となったことにより、売上高は2,020百万円(前年同期比8.6%減)となり、売上総利益は原価率の低い投資銀行事業の業務受託等の売上高が伸長したことにより825百万円(前年同期比18.6%増)となりました。販売費及び一般管理費は、前期からメッツァをはじめとして全社的に費用削減を推進してきたことにより前年同期比19.1%減の772百万円なった結果、営業利益は53百万円(前年同期は258百万円の損失)、経常利益は9百万円(前年同期は297百万円の損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、非支配株主に帰属する四半期純利益52百万円により、63百万円(前年同期は284百万円の損失)となりました。
(単位:百万円)
セグメント別の業績は以下のとおりです。なお、売上高についてはセグメント間の内部売上高又は振替高を含めた売上高で表示しております。
投資銀行事業では、事業承継案件のアドバイザリーやファンド組成等の業務受託や、航空機アセットマネジメントにおいてコロナ禍の影響により金融機関や所有者(レッサー)から機体検査や機体返還などの技術サービス提供依頼が、それぞれ増加したことにより、これらの売上高が増加しました。販売費及び一般管理費については、前期に人件費を中心に削減を進めたことにより、当第1四半期においても前年同期比で減少しました。
以上の結果、投資銀行事業の売上高は812百万円(前年同期比46.4%増)、セグメント利益は142百万円(前年同期は71百万円の損失)となりました。
公共コンサルティング事業では、公会計事業として地方公共団体に対する統一的な基準による財務書類作成のコンサルティング業務に加え、財務分析レポート作成や公営企業会計導入、経営戦略策定等の受託業務について、大規模自治体を軸に営業活動を推進しました。
また地方創生事業として市場拡大が見込まれるPPP/PFI手法の導入検討等の受託業務を推進しました。
公共コンサルティング事業の売上高は、62百万円(前年同期比3.1%減)、セグメント損失は2百万円(前年同期は7百万円の損失)となりました。
エンタテインメント・サービス事業では、㈱ムーミン物語のムーミンバレーパークと㈱ライツ・アンド・ブランズのムーミンのライセンス事業を両輪として、ムーミンのブランディングを通じた国内市場拡大によるライセンス収入の拡大を基本戦略として事業を推進しております。
ムーミンバレーパークを含むメッツァでは、万全の感染拡大防止策をとったうえで、秋のイベントとして「ムーミンバレーパーク ハーベスト」(2020年9月12日~2020年11月8日)を開催し、冬のイベントとしては「ウインターワンダーランド」(2020年11月21日~2021年3月7日)を開催して、夜間に体験型アトラクションとして「アドベンチャーウォーク」を展開するなど、各種イベント等により集客に努めました。この結果、来園者数は前期の第4四半期比で37.2%増の24万人となりましたが、コロナ禍の影響がなかった前第1四半期比では21.0%減の水準であり、依然として厳しい状況が続きました。この結果、メッツァ関連の売上高は前年同期比33.1%減の850百万円となりました。
ライセンス事業については、前期に緊急事態宣言により多くのイベントが中止に追い込まれ、ライセンシーの主要販路である大型商業施設等が2020年4月、5月に休業となったことで成長が一時的に鈍化しましたが、その後経済活動の再開とともに徐々に回復してきております。ムーミンのブランディングのため、2019年4月から原画展「ムーミン展THE ART AND THE STORY」の全国巡回に協力しておりますが、当第1四半期においては札幌、熊本で、2021年1月からは静岡で開催されております。このほか、コロナ禍によりイベント活動が制限される中でも、ライセンシーと協力して様々な企画を打ち出すなど活発に活動したことによって、ライセンス事業の売上高は前年同期比0.8%減の373百万円となり、コロナ禍前と同じ水準まで回復しました。
以上の結果、エンタテインメント・サービス事業の売上高は、1,223百万円(前年同期比25.7%減)となりました。セグメント損益は、メッツァが来園者数の回復や費用削減を推進したことにより営業利益段階で収支均衡する水準となったことや、ライセンス事業が好調に推移したことにより、47百万円(前年同期は18百万円の損失)のセグメント利益となり黒字を確保しました。
当第1四半期連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末より1.1%増加し、16,759百万円となりました。これは主として、ムーミンバレーパークの建物、内外装等の減価償却等により有形固定資産が138百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が364百万円増加したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における負債は前連結会計年度末より3.0%増加し、9,560百万円となりました。これは主として、短期借入金が42百万円、1年内返済予定の長期借入金が67百万円、賞与引当金が55百万円、固定負債のリース債務が56百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が184百万円、長期借入金が78百万円増加したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末より1.4%減少し、7,199百万円となりました。これは主として、非支配株主持分が44百万円増加したものの、資本剰余金が21百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失及び関連会社であった㈱アダコテックの持分法適用除外により利益剰余金が130百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当第1四半期連結累計期間において、販売の実績に著しい変動がありました。その内容については「(1)経営成績の状況」に記載の通りであります。
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動はありません。
当第1四半期連結会計期間において、新たに締結した重要な契約は次のとおりであります。
(ライセンス契約)
契約期間を延長する契約を締結し、以下のとおりとなりました。
(注)1 上記の契約会社は、対価として一定料率のロイヤリティーを支払っております。
2 Moomin Characters Oy Ltdは、㈱ライツ・アンド・ブランズに11%出資しております。
3 2020年12月4日付で、2025年1月1日から5年延長しました。