(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や金融政策による企業収益の増加、雇用や所得環境の改善など、景気は緩やかながらも回復基調を維持しております。一方で、新興国経済の成長懸念や、先進国における金融政策の動向など、株式市場を含めた日本経済の先行きに対する不安定要素もあり、楽観視できない状況が続いております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、金融市場が引き続き好調を維持していることを受けて、投資信託関連や証券会社向けサービスが順調に業績を伸ばすとともに、金融関連以外の分野においても事業会社向け受託開発が好調に推移してきております。また、平成27年2月の事業譲受により「W2Pクラウド」「楽だねonline」等の新たな事業を追加し、サービスラインナップの充実を図ってまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,161百万円(前年同期比457百万円増、16.9%増)、営業利益は430百万円(前年同期比200百万円増、87.1%増)となりました。また、経常利益は437百万円(前年同期比201百万円増、85.1%増)、四半期純利益は278百万円(前年同期比118百万円増、74.1%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりであります。
<投資情報事業>
証券会社向けシステムソリューションが、大手証券会社向けサービスを中心に業績を大きく伸ばすとともに、 『IFIS Research Manager』(アイフィス・リサーチ・マネージャー)や『IFIS Consensus Manager』(アイフィス・コンセンサス・マネージャー)、資本市場関係者向けリアルタイムニュースなどの主力商品が着実に業績を伸ばしてきております。
その結果、売上高は582百万円(前年同期比68百万円増、13.3%増)、営業利益は309百万円(前年同期比77百万円増、33.1%増)となりました。
<ドキュメントソリューション事業>
株式市場の活況に伴い、証券調査レポートやIR関連印刷物の受注量が増加傾向に転じ、関連する配送関連事業も増収に転じるなど明るい兆しが見えてきております。また、今年2月よりW2Pクラウドサービス等の新たなサービスを追加し、事業内容の拡充を図ってまいりました。
その結果、売上高は777百万円(前年同期比109百万円増、16.5%増)、営業利益は98百万円(前年同期比33百万円増、51.9%増)となりました。
<ファンドディスクロージャー事業>
投資信託市場は、株式市場の好調と円安基調が継続していることを受けて、投資信託ファンド数及び純資産総額ともに増加傾向が続いております。これらの影響により当社における投資信託関連の印刷受注量は昨年に引き続き好調を維持しており、業績を着実に伸ばしております。また、確定拠出年金向けシステムソリューションサービスや印刷サービスが業績を拡大しております。
その結果、売上高は1,210百万円(前年同期比159百万円増、15.2%増)、営業利益は307百万円(前年同期比78百万円増、33.9%増)となりました。
<ITソリューション事業>
主力事業である証券・金融業向けシステムソリューションサービスが堅調に推移するとともに、事業会社向けの受託開発が業績を大きく伸ばしております。
その結果、売上高は581百万円(前年同期比116百万円増、25.1%増)、営業利益は26百万円(前年同期比15百万円増、136.7%増)となりました。
<その他事業>
「データ化サービス」や「ECワンストップサービス」などの提供を開始し、より利便性の高いサービス内容の追求に従事しております。
その結果、売上高は10百万円(前年同期比3百万円増、55.0%増)、営業損失は43百万円(前年同期は営業損失21百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における資産残高は、前連結会計年度末に比べ240百万円増加し、2,875百万円となりました。
流動資産は165百万円増加し、2,388百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が194百万円増加する一方で、受取手形及び売掛金が24百万円減少したことによるものであります。固定資産は74百万円増加し、487百万円となりました。主な要因は、事業譲受などに伴いのれんが59百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債残高は、前連結会計年度末に比べ31百万円増加し、558百万円となりました。
流動負債は30百万円増加し、541百万円となりました。主な要因は、買掛金が7百万円、未払法人税等が17百万円それぞれ増加したことによるものであります。固定負債は0百万円増加し、16百万円となりました。主な要因は、退職給付に係る負債が0百万円増加したことによるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産残高は、前連結会計年度末に比べ209百万円増加し、2,317百万円となりました。主な要因は、四半期純利益278百万円の計上と、剰余金の配当67百万円によるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間において、該当事項はありません。