第4 【提出会社の状況】

 

1 【株式等の状況】

(1) 【株式の総数等】

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

99,200,000

99,200,000

 

 

② 【発行済株式】

種類

事業年度末
現在発行数(株)
(2025年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2025年6月16日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

41,890,700

41,890,700

東京証券取引所
プライム市場

単元株式数は100株であります。

41,890,700

41,890,700

 

 

(2) 【新株予約権等の状況】

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

③ 【その他の新株予約権等の状況】

該当事項はありません。

 

(3) 【行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等】

 該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2024年4月1日
(注)1

37,620,700

2,256,921

△60,170

1,301,692

2024年6月21日
(注)2

4,270,000

41,890,700

9,026,246

11,283,167

9,026,246

10,327,938

 

(注) 1 当社を分割会社とし、当社の子会社である株式会社Tellusを承継会社とする吸収分割による減少であります。

2 有償一般募集

発行価格     4,468円

発行価額    4,227.75円

資本組入額  2,113.875円

 

(5) 【所有者別状況】

2025年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

15

43

318

138

198

46,005

46,717

所有株式数
(単元)

36,940

17,635

152,503

11,947

834

198,018

417,877

103,000

所有株式数
の割合(%)

8.84

4.22

36.49

2.86

0.20

47.39

100.00

 

(注) 1 自己株式1,618,258株は、「個人その他」に16,182単元、「単元未満株式の状況」に58株含まれております。

2 「金融機関」には、従業員インセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有している当社株式2,712単元が含まれております。
なお、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式は、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として表示しております。

 

(6) 【大株主の状況】

2025年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式
を除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

双日株式会社

東京都千代田区内幸町2丁目1番1号

10,585,600

26.28

田中 邦裕

沖縄県那覇市

5,165,355

12.82

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区赤坂1丁目8番1号
赤坂インターシティAIR

2,752,800

6.83

鷲北 賢

東京都目黒区

984,000

2.44

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1丁目13番1号

489,928

1.21

株式会社日本カストディ銀行
(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

457,100

1.13

さくらインターネット従業員持株会

大阪市北区大深町6番38号
グラングリーン大阪北館JAM BASE3F

402,300

0.99

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

284,500

0.70

株式会社日本カストディ銀行
(信託E口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

271,200

0.67

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

249,712

0.62

21,642,495

53.74

 

(注) 1  上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。
 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2,752,800株
 日本カストディ銀行株式会社(信託口)457,100株

2 株式会社日本カストディ銀行(信託E口)保有の271,200株は、株式給付信託(J-ESOP)によるものであります。

3  上記の当社代表取締役社長田中邦裕の所有株式数は、同役員の資産管理会社である株式会社田中邦裕事務所が保有する株式数を含めた実質所有株式数を記載しております。

 

(7) 【議決権の状況】

① 【発行済株式】

2025年3月31日現在

区分

株式数(株)

議決権の数(個)

内容

無議決権株式

議決権制限株式(自己株式等)

議決権制限株式(その他)

完全議決権株式(自己株式等)

(自己保有株式)

普通株式

1,618,200

 

完全議決権株式(その他)

普通株式

401,695

40,169,500

単元未満株式

普通株式

103,000

発行済株式総数

41,890,700

総株主の議決権

401,695

 

(注) 1 「単元未満株式」欄の普通株式には、当社所有の自己株式58株が含まれております。

2 「完全議決権株式(その他)」欄の普通株式には、従業員インセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式271,200株(議決権の数2,712個)が含まれております。

 

② 【自己株式等】

2025年3月31日現在

所有者の氏名
又は名称

所有者の住所

自己名義
所有株式数
(株)

他人名義
所有株式数
(株)

所有株式数
の合計
(株)

発行済株式
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

(自己保有株式)

さくらインターネット
株式会社

大阪市北区大深町6番38号
グラングリーン大阪北館JAM BASE3F

1,618,200

1,618,200

3.86

1,618,200

1,618,200

3.86

 

(注) 従業員インセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式271,200株は、上記の自己株式等には含まれておりません。

 

(8) 【役員・従業員株式所有制度の内容】

 1.株式給付信託(J-ESOP)

当社は、2022年7月28日開催の取締役会において、従業員の意欲や士気、組織・事業をけん引するモチベーションを高めるため、従業員に対し自社の株式を給付するインセンティブプラン「株式給付信託(J-ESOP)」(以下「本制度」という。)を導入することにつき決議いたしました。

 

① 本制度の概要

本制度は、米国の ESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を参考にした信託型のスキームであり、予め当社が定めた株式給付規程に基づき、一定の要件を満たした当社の従業員に対し当社株式を給付する仕組みです。

当社は、従業員に対し職位等に応じてポイントを付与し、一定の条件により受給権を取得したときに当該付与ポイントに相当する当社株式を給付します。従業員に対し給付する株式については、予め信託設定した金銭により将来分も含め取得し、信託財産として分別管理するものとします。

本制度の導入により、当社従業員の株価及び業績向上への関心が高まり、これまで以上に意欲的に業務に取り組むことに寄与することが期待されます。

 

② 従業員に給付する株式総数

2025年3月31日現在、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式は271,200株であります。

 

③ 本制度における受益権その他の権利を受けることができる者の範囲

従業員のうち株式給付規程に定める受益者要件を満たす者

 

 

2 【自己株式の取得等の状況】

 

 

【株式の種類等】  会社法第155条第7号による普通株式の取得 

 

(1) 【株主総会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

 

(2) 【取締役会決議による取得の状況】

該当事項はありません。

 

(3) 【株主総会決議又は取締役会決議に基づかないものの内容】

 

区分

株式数(株)

価額の総額(千円)

当事業年度における取得自己株式

77

317

当期間における取得自己株式

 

(注)  当期間における取得自己株式には、2025年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

 

(4) 【取得自己株式の処理状況及び保有状況】

 

区分

当事業年度

当期間

株式数(株)

処分価額の総額
(千円)

株式数(株)

処分価額の総額
(千円)

引き受ける者の募集を行った
取得自己株式

消却の処分を行った取得自己株式

合併、株式交換、株式交付、
会社分割に係る移転を行った
取得自己株式

その他

 

 

 

 

(譲渡制限付株式報酬制度による自己株式の処分)

19,861

83,515

 

 

 

 

 

保有自己株式数

1,618,258

1,618,258

 

(注) 1 当期間における保有自己株式数には、2025年6月1日から有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含めておりません。

2 当事業年度及び当期間の保有自己株式数には、株式給付信託(J-ESOP)の信託財産として株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する当社株式271,200株は含まれておりません。

 

 

3 【配当政策】

当社は、持続的成長と収益力確保のため、一定の原資を内部留保するとともに、業績の進展状況に応じた株主様に対する利益還元を両立させたいと考えております。

剰余金の配当については、中間配当を行うことができる旨を定款に定めており、中間配当及び期末配当の年2回を基本的な方針としております。

このような方針の下、当事業年度末の配当金につきましては、2025年6月20日開催予定の定時株主総会で、1株当たり4円の普通配当を決議する予定であります。内部留保につきましては、社会全体でデジタル化が急加速する中、AIインフラ市場やクラウド市場の拡大は、当社にとって中長期的に企業価値および株主利益の向上に繋がる重要な局面であると認識しております。この市場拡大を当社が躍進するための好機と捉え、先行優位性を確立するため、GPUクラウドサービス、クラウドサービス等にかかる投資などに活用したいと考えております。

なお、配当の決定機関は、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会であります。

 

(注) 基準日が当事業年度に属する剰余金の配当は、以下のとおりであります。

決議年月日

配当金の総額

(千円)

1株当たり配当額

(円)

2025年6月20日

定時株主総会決議予定

161,089

4.00

 

(注) 2025年6月20日株主総会決議予定による配当金の総額には、株式給付信託(J-ESOP)制度に基づく信託口に対する配当金1,084千円を含んでおります。

 

 

4 【コーポレート・ガバナンスの状況等】

(1) 【コーポレート・ガバナンスの概要】

①  コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

当社のコーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方は、当社が企業規模を拡大していくのに並行して、経営管理組織の整備を推進し、各部門の効率的・組織的な運営及び内部統制の充実を図ることであり、その基本姿勢を基に現在まで努力してまいりました。特に、インターネット業界は、目に見えない多数の利用者に対して通信施設を開放しており、世界中のインターネット利用者を市場として成立している事業でありますので、他業界以上の大きな社会的責任を背負っております。当社におけるコーポレート・ガバナンスの確立は、このような社会的責任を果たしていくことを可能にする経営基盤であると考えております。

 

②  企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由

当社は、企業経営及び会計等の専門的見地を有する社外監査役及び常勤監査役が、内部監査部門と連携して監査を行う体制が、業務の適正さを確保するために有効だと判断し、監査役会設置会社を採用しております。

イ  取締役・取締役会

当社の取締役会は有価証券報告書提出日現在において、代表取締役社長兼最高経営責任者田中邦裕を議長に、取締役川田正貴、伊勢幸一、前田章博並びに社外取締役畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝及び荒川朋美の8名で構成しております。(2025年6月20日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役9名選任の件」を提案しており、当該議案が可決されますと、取締役9名のうち田中邦裕、川田正貴、伊勢幸一、前田章博並びに社外取締役畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝及び荒川朋美が再任され、社外取締役守田達也が新たに選任されます。)

定時取締役会は毎月1回開催しており、経営上の重要な事項を審議・決定するとともに、取締役の職務の執行を監督しています。また、取締役会に諮るべき事項及び重要な業務執行については、迅速かつ適切な対応を図るべく臨時の取締役会を適宜開催し、機動的な意思決定を行っております。

ロ  監査役・監査役会

有価証券報告書提出日現在、当社では、常勤監査役山口やよい並びに社外監査役梅木敏行、長谷川浩之及び広瀬智之の4名の監査役がその任に当たっております。(2025年6月20日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が可決されますと、監査役4名のうち社外監査役山口やよいが再任されます。)

監査役は、年度監査役監査方針及び監査計画に基づいて監査を実施しております。各監査役は、コーポレート・ガバナンスの一翼を担う独立の機関であるとの認識の下に、取締役会その他の重要会議に出席し、必要な場合は意見を述べております。

また、監査役会は毎月1回開催しているほか、必要に応じて随時監査役会を開催しており、監査役全員によって構成されます。

ハ  指名報酬委員会

当社は、取締役及び監査役の指名及び報酬、その関連事項に関する取締役会の機能に対し、独立社外取締役の関与を高めることにより、手続きの公正性・透明性・客観性を強化するとともにコーポレート・ガバナンスの充実を図るため、任意の指名報酬委員会を設置しております。

指名報酬委員会は、有価証券報告書提出日現在において、社外取締役畑下裕雄を委員長に、社外取締役猪木俊宏、代表取締役社長兼最高経営責任者田中邦裕の3名で構成されております。定時株主総会の終了後最初に開催される指名報酬委員会において予め定める年間スケジュールによるほか、必要に応じて随時開催されます。

また、委員の過半数は独立社外取締役であることが委員会規則により定められております。

ニ  内部監査室

当社では、代表取締役社長管掌の内部監査室(専任2名)を設置し、各部門における業務全般にわたる監査を内部監査計画に基づいて行っております。内部監査室では、被監査部門に対して具体的な助言・勧告・業務改善状況の確認を行うと共に、監査役や会計監査人との意見交換等により、内部統制組織の監査及び牽制を行っております。

ホ  会計監査

当社は、EY新日本有限責任監査法人と監査契約を締結しており、独立監査人として金融商品取引法第193条の2の第1項及び第2項の規定に基づく監査を受けております。また、監査役の会計監査の実施に際し相互に連携を行い、会計上の重要事項につきましては適宜アドバイスを受けております。

 

 ※ コーポレート・ガバナンス体制図


 

③  企業統治に関するその他の事項
イ  会社の機関の内容及び内部統制システムの整備の状況

当社は、経営の意思決定・監督機関としての取締役会と、その意思決定に基づく業務執行体制としての執行役員を設けており、経営の意思決定と業務執行の分離の確立を図っております。

取締役会は、社外取締役4名を含む取締役8名で構成され、常勤監査役を含む社外監査役4名も出席しており、意思決定及び監督の実効性は確保されております。

また、当社では、社内諸規程に基づく適切な権限管理により業務を遂行するとともに、職務権限規程に基づく承認体制を構築しております。当社の内部統制システムの有効性を継続的に評価するために、各部門における重要業務についてフローチャートを作成し、内部監査室により業務の有効性及び正確性を監査しております。

 

ロ  リスク管理体制の整備の状況

当社のリスク管理体制は、リスク管理規程を制定し、企業活動の持続的発展を阻害するリスクに適切に対処するシステムの構築に努めております。代表取締役社長を委員長とするリスク管理委員会を設置し、全社的なリスク管理体制の運用状況の確認及び問題点に対する是正の検討を行い、必要に応じて取締役会に報告しております。

 

ハ  提出会社の子会社の業務の適正を確保するための体制整備の状況

当社は、グループ会社管理規程に基づき、子会社における業務の有効性と効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守及び資産の保全状況を管理しております。また、内部監査室による子会社内部監査結果の代表取締役社長及び取締役会・監査役会への報告や、必要に応じた取締役及び監査役の派遣などにより、子会社の業務の適正を確保しております。

 

ニ  責任限定契約の内容の概要

(業務執行取締役等でない取締役との間で締結した責任限定契約の内容の概要)

当社は、会社法第427条第1項に基づき、業務執行取締役等でない取締役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任について、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、法令が定めた最低責任限度額を限度とする契約を締結しております。

(監査役との間で締結した責任限定契約の内容の概要)

当社は、会社法第427条第1項に基づき、監査役との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任について、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、法令が定めた最低責任限度額を限度とする契約を締結しております。

(会計監査人との間で締結した責任限定契約の内容の概要)

当社は、会社法第427条第1項に基づき、会計監査人との間において、会社法第423条第1項の損害賠償責任について、職務を行うにつき善意でかつ重大な過失がないときは、法令が定めた最低責任限度額を限度とする契約を締結しております。

 

ホ  会社の役員等賠償責任保険契約に関する事項

当社は、当社及び当社の国内子会社の取締役、監査役を被保険者とした、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結し、株主代表訴訟又は第三者訴訟等により、被保険者が負担することになる損害賠償金及び訴訟費用等を、当該保険契約により填補することとしております。ただし、被保険者の職務の執行の適正性が損なわれないようにするための措置として、被保険者が違法であることを認識しながら行った行為等に起因する損害については、補填されないこととしております。なお、保険料は当社及び当社の国内子会社が全額負担しており、被保険者の実質的な保険料負担はありません。

 

へ  取締役の定数

当社の取締役は、10名以内とする旨を定款に定めております。

 

ト  取締役選任の決議要件

当社の株主総会における取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって行う旨、また、取締役の選任決議については、累積投票によらないものとする旨を定款に定めております。

 

チ  取締役解任の決議要件

当社の株主総会における取締役の解任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款に定めております。

 

リ  株主総会決議事項を取締役会で決議することができる事項
(自己株式の取得)

当社は、自己の株式の取得について、機動的な資本政策を遂行するため、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨を定款で定めております。

(中間配当)

当社は、会社法第454条第5項の規定により、株主への機動的な利益還元を行うため、取締役会の決議をもって毎年9月30日を基準日とした中間配当として剰余金の配当を行うことができる旨を定款で定めております。

(取締役と監査役の責任免除)

当社は、職務の遂行にあたり期待される役割を十分に発揮できるようにするため、会社法第426条第1項の規定により、任務を怠ったことによる取締役(取締役であったものを含む。)及び監査役(監査役であったものを含む。)の損害賠償責任を、法令の限度において、取締役会の決議によって免除することができる旨を定款に定めております。

 

ヌ  株主総会の特別決議要件

当社は、会社法第309条第2項の定める株主総会の決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって行う旨を定款で定めております。これは、株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。

 

④ 取締役会の活動状況 

当事業年度において当社は取締役会を月1回、臨時取締役会を年2回、合計14回(書面決議による取締役会の回数は除く)開催しており、各取締役の出席状況は以下のとおりです。

 

氏名

開催回数

出席回数

田 中 邦 裕

 

14

14

川 田 正 貴

 

14

14

伊 勢 幸 一

 

14

14

前 田 章 博

 

14

14

畑 下 裕 雄

(社外・独立)

14

14

猪 木 俊 宏

(社外・独立)

14

14

大 坂 祐 希 枝

(社外・独立)

14

14

荒 川 朋 美

(社外)

14

14

河 西 敏 章

(社外)

10

10

 

(注) 河西敏章氏については、2024年6月25日の取締役就任から2025年3月31日の辞任までの在任期間中に

        開催された取締役会の出席状況を記載しております。

 

当事業年度の取締役会における主な議題は以下のとおりです。

 

(主な決議事項)

・公募増資による新株式発行に関する事項

・正社員給与制度の改定、賞与支給決定に関する事項

・本店移転に関する事項

・GPUサーバや石狩データセンター等の大規模投資に関する事項 等

 

(主な報告事項及び議論事項)

・情報セキュリティに関する事項

・GX推進の現状と計画に関する事項

・中期的な経営方針に関する事項

・取締役会の実効性評価に関する事項 等

 

なお、財務状況及び重要な職務の執行状況をはじめ、内部統制、内部監査等について適切に報告を受けております。

 

 

⑤ 指名報酬委員会の活動状況

当事業年度において、当社は指名報酬委員会を5回開催しており、各委員の出席状況は以下のとおりです。

 

役職名

氏名

開催回数

出席回数

委員長

独立社外取締役

畑 下 裕 雄

委員

独立社外取締役

猪 木 俊 宏

委員

代表取締役

田 中 邦 裕

 

 

当事業年度の指名報酬委員会では、取締役会の諮問に対して主に来期役員の指名及び個人報酬額の決定について答申を行いました。また、取締役の報酬額改定、取締役の個人別報酬等の内容決定に関する方針について審議を行いました。

 

(2) 【役員の状況】

① 役員一覧

男性9名 女性3名 (役員のうち女性の比率25.0%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

代表取締役社長
最高経営責任者

田  中  邦  裕

1978年1月14日

1996年12月

さくらインターネット創業

1998年4月

株式会社インフォレスト設立 代表取締役

1999年8月

当社設立  代表取締役社長

2000年12月

当社代表取締役副社長

2004年6月

当社取締役最高執行責任者

2007年11月

当社代表取締役社長兼最高経営責任者

2008年6月

当社代表取締役社長(現任)

2009年8月

株式会社田中邦裕事務所設立 代表取締役社長(現任)

2015年4月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング代表取締役兼最高経営責任者

2015年7月

当社最高経営責任者(現任)

2016年10月

株式会社アイモバイル社外取締役(現任)

2018年4月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング取締役

2019年6月

株式会社i-plug社外取締役(現任)

2019年8月

BBSakura Networks株式会社社外取締役(現任)

2019年12月

株式会社ABEJA社外取締役(現任)

2021年4月

虎の穴ラボ株式会社社外取締役

2021年6月

特定非営利活動法人日本データセンター協会理事長(現任)

2021年7月

一般社団法人ソフトウェア協会筆頭副会長兼代表理事

2021年10月

ユメノソラホールディングス株式会社社外取締役(現任)

2021年12月

株式会社Tellus代表取締役

2022年6月

一般社団法人関西経済同友会常任幹事(現任)

 

一般社団法人ソフトウェア協会会長(現任)

 

株式会社Tellus取締役(現任)

2022年10月

オープンストリームホールディングス株式会社社外取締役

2025年2月

一般社団法人沖縄イノベーションベース代表理事(現任)

(注)3

5,165,355

取締役
最高財務責任者

川  田  正  貴

1971年8月5日

1995年4月

株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほ銀行)

1997年12月

門井税務会計事務所

2002年8月

山本守税理士事務所

2004年4月

株式会社PPMビジネスサポート取締役

2005年4月

当社入社

2005年9月

シムデスクテクノロジーズ株式会社財務部長

2006年11月

同社代表取締役

2008年4月

当社入社 企画部副部長

2008年6月

当社取締役(現任)

2009年10月

当社経理財務部部長

2015年7月

当社最高財務責任者(現任)

 

当社管理本部副本部長

 

当社管理本部総務部部長

2017年1月

当社管理本部本部長

 

当社管理本部総務部部長

 

当社管理本部人事部部長

2018年5月

プラナスソリューションズ株式会社監査役(現任)

2019年11月

アイティーエム株式会社取締役

2020年7月

当社ES本部副本部長

 

当社ES本部ES部部長

2021年7月

当社ES本部本部長

(注)3

18,971

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

伊 勢 幸 一

1962年11月26日

1986年4月

日立設備エンジニアリング株式会社(現株式会社日立パワーソリューションズ)

1989年5月

デジタルテクノロジー株式会社

1996年3月

株式会社スクウェア(現株式会社スクウェア・エニックス)

1997年4月

SQUARE USA INC. ホノルルスタジオ 出向

2002年1月

株式会社スクウェア(現株式会社スクウェア・エニックス)ネットワーク技術部部長

 

同社情報技術部副部長

2002年11月

同社ネットワークシステム部部長

2005年4月

株式会社ライブドア(現NHNテコラス株式会社)

2005年9月

同社ネットワーク事業部執行役員

2007年5月

株式会社フォーサイトウェーブ取締役(現任)

2008年10月

株式会社ライブドア(現NHNテコラス株式会社)情報環境研究室室長

2012年1月

株式会社データホテル(現NHNテコラス株式会社)情報環境研究室室長

2014年9月

テコラス株式会社(現NHNテコラス株式会社)情報技術研究室室長

2016年6月

当社取締役(現任)

2020年7月

当社ES本部本部長

(注)3

18,971

取締役

前 田 章 博

1981年9月18日

2000年5月

株式会社ルートルーム

2002年5月

ダットジャパン株式会社

2008年3月

ビットスター株式会社代表取締役(現任)

2012年3月

クラウドネットワークス株式会社取締役(現任)

2014年3月

株式会社ノースグリッド取締役(現任)

2014年5月

MOKUZY株式会社代表取締役

2017年10月

当社執行役員

2017年11月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング取締役

2018年5月

同社代表取締役

2019年8月

アイティーエム株式会社取締役

2020年6月

当社取締役(現任)

2020年7月

当社社長室室長

(注)3

18,971

取締役

畑 下 裕 雄

1972年12月2日

1995年4月

朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)

1998年4月

公認会計士登録

2000年10月

Arthur Andersen Portland事務所

2002年10月

朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)マネージャー

2005年4月

株式会社プロキューブジャパン設立 代表取締役社長(現任)

2007年7月

公認内部監査人(CIA)認定

2010年5月

税理士登録

2014年1月

株式会社Lyudia(現Ingenico Japan株式会社)監査役

2015年6月

当社社外取締役(現任)

2017年7月

株式会社タジマ監査役(現任)

2018年6月

株式会社コラボス監査役(現任)

(注)3

取締役

猪 木 俊 宏

1968年7月6日

1998年4月

弁護士登録

 

三井安田法律事務所

2004年12月

三井法律事務所

2007年7月

特定非営利活動法人コモンスフィア理事(現任)

2009年9月

サイバーボンド株式会社設立 代表取締役(現任)

2011年7月

猪木法律事務所開設(現任)

2013年2月

株式会社メルカリ社外監査役

2014年10月

株式会社ゼロスタート社外監査役

2016年6月

当社社外取締役(現任)

2016年10月

株式会社アペルザ社外監査役

2020年11月

株式会社ZEALS社外監査役(現任)

2023年2月

株式会社FABRIC TOKYO社外監査役(現任)

2024年9月

サイジニア株式会社(現ZETA株式会社)社外監査役(現任)

(注)3

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

大 坂 祐 希 枝

1956年3月15日

1978年4月

株式会社日本短波放送(現株式会社日経ラジオ社)

1994年9月

東京メトロポリタンテレビジョン株式会社

1997年9月

日本衛星放送株式会社(現株式会社WOWOW)

2009年7月

株式会社WOWOWカスタマーリレーション局長

2012年3月

同社マーケティング局長

2014年7月

株式会社WOWOWコミュニケーションズ取締役

2016年2月

マーケティングコンサルタント(現任)

2016年5月

株式会社明光ネットワークジャパン

2018年11月

同社取締役

2020年6月

当社社外取締役(現任)

2021年6月

伊藤ハム米久ホールディングス株式会社社外取締役(現任)

2021年11月

一般社団法人カスタマーサクセス推進協会代表理事(現任)

(注)3

取締役

荒 川 朋 美

1961年9月16日

1985年4月

日本アイ・ビー・エム株式会社

2005年5月

レノボ・ジャパン株式会社(現レノボ・ジャパン合同会社)執行役員ブランドアンドマーケティング事業部長

2007年5月

日本アイ・ビー・エム株式会社理事 製品事業部システムx事業部長

2014年4月

同社取締役兼執行役員 デジタルセールス事業部長

2015年7月

同社取締役兼チーフ・デジタル・オフィサー兼執行役員デジタルセールス事業部長

2021年10月

双日株式会社顧問

2021年12月

同社執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー

2022年6月

当社社外取締役(現任)

2023年1月

双日株式会社執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼IT業務・ERP刷新推進担当本部長

2023年4月

同社常務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長

2024年4月

同社専務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長

2024年6月

同社取締役専務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長(現任)

(注)3

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

監査役
(常勤)

山 口 や よ い

1961年3月8日

1982年4月

川崎製鉄株式会社(現JFEスチール株式会社)

1990年4月

アーサーアンダーセン・アンド・カンパニー(現有限責任あずさ監査法人)

1992年7月

株式会社数理技研

 

Unix Business Association 出向

1999年5月

清友監査法人

2000年1月

米国公認会計士登録(サウスダコタ州)

2005年6月

特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会監事

2009年7月

山口会計事務所開設 代表(現任)

2016年12月

株式会社LSIテクノ(現株式会社レスター)社外監査役

2021年6月

当社常勤社外監査役(現任)

2024年8月

米国公認会計士登録(ワシントン州)

(注)4

監査役

梅  木  敏  行

1955年6月19日

1994年12月

和港工業株式会社(現オシリス株式会社)代表取締役社長

2001年2月

エスアールエス・さくらインターネット株式会社(現当社)監査役

2006年9月

当社社外監査役(現任)

2008年10月

オシリス株式会社取締役(現任)

2014年4月

明建工業株式会社取締役

2014年9月

明建工業株式会社代表取締役(現任)

(注)5

監査役

長 谷 川 浩 之

1968年12月29日

1991年9月

井上斎藤英和監査法人(現有限責任あずさ監査法人)

1996年4月

公認会計士登録

1996年5月

Arthur Andersen シンガポール事務所

1998年11月

松下寿電子工業株式会社(現PHCホールディングス株式会社)

2000年11月

監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)

2010年7月

長谷川公認会計士事務所開設  代表(現任)

2010年12月

税理士登録

2016年6月

当社社外監査役(現任)

2018年3月

みのりパートナーズ株式会社設立 代表取締役(現任)

(注)5

監査役

広 瀬 智 之

1970年8月9日

1995年4月

日商岩井株式会社(現双日株式会社)

2001年1月

日商岩井ニュージーランド会社取締役

 

Juken Nissho Ltd(現Juken New Zealand Ltd)取締役

2004年10月

双日株式会社

2012年10月

同社生活産業部門企画業務室企画課長

2014年4月

同社食料アグリビジネス本部肥料事業課長

2015年4月

同社食料アグリビジネス本部アグリビジネス部長

2019年4月

双日ブラジル会社社長

2021年4月

双日株式会社ビジネスイノベーション推進室長

2021年6月

当社社外監査役(現任)

2024年10月

双日株式会社生活産業・アグリビジネス本部長補佐(現任)

(注)5

5,222,268

 

(注) 1  取締役畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝及び荒川朋美は、社外取締役であります。

2  監査役山口やよい、梅木敏行、長谷川浩之及び広瀬智之は、社外監査役であります。

3  取締役田中邦裕、川田正貴、伊勢幸一、前田章博、畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝及び荒川朋美の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

4 監査役山口やよいの任期は、2021年3月期に係る定時株主総会終結の時から2025年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

5  監査役梅木敏行、長谷川浩之及び広瀬智之の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から2028年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

6 代表取締役社長田中邦裕の所有株式数は、同役員の資産管理会社である株式会社田中邦裕事務所が保有する株式数を含めた実質所有株式数を記載しております。

 

 

(ご参考) 取締役・監査役のスキルマトリックス

 本マトリックス図は、各取締役・監査役が有する全てのスキル・経験を表すものではありません。

氏名

企業経営

 法務・
コンプライアンス

財務・会計

 エンジニアリング
・テクノロジー

 CS・
マーケティング

グローバル

田  中  邦  裕

 

 

 

 

川  田  正  貴

 

 

 

 

伊  勢  幸  一

 

 

 

 

 

前  田  章  博

 

 

 

 

畑  下  裕  雄

 

 

 

 

猪  木  俊  宏

 

 

 

 

大 坂 祐 希 枝

 

 

 

 

 

荒 川 朋 美

 

 

 

山 口 や よ い

 

 

 

梅  木  敏  行

 

 

 

 

長 谷 川 浩 之

 

 

 

広 瀬 智 之

 

 

 

 

 

 

 

2025年6月20日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役9名選任の件」及び「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案がそれぞれ承認可決されますと、当社の役員の状況は、以下のとおりとなる予定であります。

男性10名 女性3名 (役員のうち女性の比率23.0%)

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

代表取締役社長
最高経営責任者

田  中  邦  裕

1978年1月14日

1996年12月

さくらインターネット創業

1998年4月

株式会社インフォレスト設立 代表取締役

1999年8月

当社設立  代表取締役社長

2000年12月

当社代表取締役副社長

2004年6月

当社取締役最高執行責任者

2007年11月

当社代表取締役社長兼最高経営責任者

2008年6月

当社代表取締役社長(現任)

2009年8月

株式会社田中邦裕事務所設立 代表取締役社長(現任)

2015年4月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング代表取締役兼最高経営責任者

2015年7月

当社最高経営責任者(現任)

2016年10月

株式会社アイモバイル社外取締役(現任)

2018年4月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング取締役

2019年6月

株式会社i-plug社外取締役(現任)

2019年8月

BBSakura Networks株式会社社外取締役(現任)

2019年12月

株式会社ABEJA社外取締役(現任)

2021年4月

虎の穴ラボ株式会社社外取締役

2021年6月

特定非営利活動法人日本データセンター協会理事長(現任)

2021年7月

一般社団法人ソフトウェア協会筆頭副会長兼代表理事

2021年10月

ユメノソラホールディングス株式会社社外取締役(現任)

2021年12月

株式会社Tellus代表取締役

2022年6月

一般社団法人関西経済同友会常任幹事(現任)

 

一般社団法人ソフトウェア協会会長(現任)

 

株式会社Tellus取締役(現任)

2022年10月

オープンストリームホールディングス株式会社社外取締役

2025年2月

一般社団法人沖縄イノベーションベース代表理事(現任)

(注)3

5,165,355

取締役
最高財務責任者

川  田  正  貴

1971年8月5日

1995年4月

株式会社第一勧業銀行(現株式会社みずほ銀行)

1997年12月

門井税務会計事務所

2002年8月

山本守税理士事務所

2004年4月

株式会社PPMビジネスサポート取締役

2005年4月

当社入社

2005年9月

シムデスクテクノロジーズ株式会社財務部長

2006年11月

同社代表取締役

2008年4月

当社入社 企画部副部長

2008年6月

当社取締役(現任)

2009年10月

当社経理財務部部長

2015年7月

当社最高財務責任者(現任)

 

当社管理本部副本部長

 

当社管理本部総務部部長

2017年1月

当社管理本部本部長

 

当社管理本部総務部部長

 

当社管理本部人事部部長

2018年5月

プラナスソリューションズ株式会社監査役(現任)

2019年11月

アイティーエム株式会社取締役

2020年7月

当社ES本部副本部長

 

当社ES本部ES部部長

2021年7月

当社ES本部本部長

(注)3

18,971

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

伊 勢 幸 一

1962年11月26日

1986年4月

日立設備エンジニアリング株式会社(現株式会社日立パワーソリューションズ)

1989年5月

デジタルテクノロジー株式会社

1996年3月

株式会社スクウェア(現株式会社スクウェア・エニックス)

1997年4月

SQUARE USA INC. ホノルルスタジオ 出向

2002年1月

株式会社スクウェア(現株式会社スクウェア・エニックス)ネットワーク技術部部長

 

同社情報技術部副部長

2002年11月

同社ネットワークシステム部部長

2005年4月

株式会社ライブドア(現NHNテコラス株式会社)

2005年9月

同社ネットワーク事業部執行役員

2007年5月

株式会社フォーサイトウェーブ取締役(現任)

2008年10月

株式会社ライブドア(現NHNテコラス株式会社)情報環境研究室室長

2012年1月

株式会社データホテル(現NHNテコラス株式会社)情報環境研究室室長

2014年9月

テコラス株式会社(現NHNテコラス株式会社)情報技術研究室室長

2016年6月

当社取締役(現任)

2020年7月

当社ES本部本部長

(注)3

18,971

取締役

前 田 章 博

1981年9月18日

2000年5月

株式会社ルートルーム

2002年5月

ダットジャパン株式会社

2008年3月

ビットスター株式会社代表取締役(現任)

2012年3月

クラウドネットワークス株式会社取締役(現任)

2014年3月

株式会社ノースグリッド取締役(現任)

2014年5月

MOKUZY株式会社代表取締役

2017年10月

当社執行役員

2017年11月

株式会社Joe'sクラウドコンピューティング取締役

2018年5月

同社代表取締役

2019年8月

アイティーエム株式会社取締役

2020年6月

当社取締役(現任)

2020年7月

当社社長室室長

(注)3

18,971

取締役

畑 下 裕 雄

1972年12月2日

1995年4月

朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)

1998年4月

公認会計士登録

2000年10月

Arthur Andersen Portland事務所

2002年10月

朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)マネージャー

2005年4月

株式会社プロキューブジャパン設立 代表取締役社長(現任)

2007年7月

公認内部監査人(CIA)認定

2010年5月

税理士登録

2014年1月

株式会社Lyudia(現Ingenico Japan株式会社)監査役

2015年6月

当社社外取締役(現任)

2017年7月

株式会社タジマ監査役(現任)

2018年6月

株式会社コラボス監査役(現任)

(注)3

取締役

猪 木 俊 宏

1968年7月6日

1998年4月

弁護士登録

 

三井安田法律事務所

2004年12月

三井法律事務所

2007年7月

特定非営利活動法人コモンスフィア理事(現任)

2009年9月

サイバーボンド株式会社設立 代表取締役(現任)

2011年7月

猪木法律事務所開設(現任)

2013年2月

株式会社メルカリ社外監査役

2014年10月

株式会社ゼロスタート社外監査役

2016年6月

当社社外取締役(現任)

2016年10月

株式会社アペルザ社外監査役

2020年11月

株式会社ZEALS社外監査役(現任)

2023年2月

株式会社FABRIC TOKYO社外監査役(現任)

2024年9月

サイジニア株式会社(現ZETA株式会社)社外監査役(現任)

(注)3

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

取締役

大 坂 祐 希 枝

1956年3月15日

1978年4月

株式会社日本短波放送(現株式会社日経ラジオ社)

1994年9月

東京メトロポリタンテレビジョン株式会社

1997年9月

日本衛星放送株式会社(現株式会社WOWOW)

2009年7月

株式会社WOWOWカスタマーリレーション局長

2012年3月

同社マーケティング局長

2014年7月

株式会社WOWOWコミュニケーションズ取締役

2016年2月

マーケティングコンサルタント(現任)

2016年5月

株式会社明光ネットワークジャパン

2018年11月

同社取締役

2020年6月

当社社外取締役(現任)

2021年6月

伊藤ハム米久ホールディングス株式会社社外取締役(現任)

2021年11月

一般社団法人カスタマーサクセス推進協会代表理事(現任)

(注)3

取締役

荒 川 朋 美

1961年9月16日

1985年4月

日本アイ・ビー・エム株式会社

2005年5月

レノボ・ジャパン株式会社(現レノボ・ジャパン合同会社)執行役員ブランドアンドマーケティング事業部長

2007年5月

日本アイ・ビー・エム株式会社理事 製品事業部システムx事業部長

2014年4月

同社取締役兼執行役員 デジタルセールス事業部長

2015年7月

同社取締役兼チーフ・デジタル・オフィサー兼執行役員デジタルセールス事業部長

2021年10月

双日株式会社顧問

2021年12月

同社執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー

2022年6月

当社社外取締役(現任)

2023年1月

双日株式会社執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼IT業務・ERP刷新推進担当本部長

2023年4月

同社常務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長

2024年4月

同社専務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長

2024年6月

同社取締役専務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長(現任)

(注)3

取締役

守 田 達 也

1967年6月20日

1990年4月

日商岩井株式会社(現双日株式会社)

2002年3月

同社ジャカルタ駐在員事務所長

2003年1月

日商岩井シンガポール会社(現双日アジア会社)

2006年9月

双日株式会社

2006年10月

双日米国会社

2014年1月

双日株式会社法務部長

2018年4月

同社理事 法務、広報担当兼法務部長

2019年4月

同社執行役員 法務、広報担当本部長兼法務部長

2019年10月

同社執行役員 法務、広報担当本部長

2021年10月

同社執行役員 チーフ・コンプライアンス・オフィサー兼法務、広報担当本部長

2022年4月

同社執行役員 チーフ・コンプライアンス・オフィサー兼法務、内部統制統括部担当本部長

2023年4月

同社常務執行役員 チーフ・コンプライアンス・オフィサー、チーフ・インフォメーション・セキュリティ・オフィサー兼法務、内部統制統括部担当本部長(現任)

2025年6月

当社社外取締役(現任)

(注)3

 

 

役職名

氏名

生年月日

略歴

任期

所有株式数
(株)

監査役
(常勤)

山 口 や よ い

1961年3月8日

1982年4月

川崎製鉄株式会社(現JFEスチール株式会社)

1990年4月

アーサーアンダーセン・アンド・カンパニー(現有限責任あずさ監査法人)

1992年7月

株式会社数理技研

 

Unix Business Association 出向

1999年5月

清友監査法人

2000年1月

米国公認会計士登録(サウスダコタ州)

2005年6月

特定非営利活動法人オープンソースソフトウェア協会監事

2009年7月

山口会計事務所開設 代表(現任)

2016年12月

株式会社LSIテクノ(現株式会社レスター)社外監査役

2021年6月

当社常勤社外監査役(現任)

2024年8月

米国公認会計士登録(ワシントン州)

(注)4

監査役

梅  木  敏  行

1955年6月19日

1994年12月

和港工業株式会社(現オシリス株式会社)代表取締役社長

2001年2月

エスアールエス・さくらインターネット株式会社(現当社)監査役

2006年9月

当社社外監査役(現任)

2008年10月

オシリス株式会社取締役(現任)

2014年4月

明建工業株式会社取締役

2014年9月

明建工業株式会社代表取締役(現任)

(注)5

監査役

長 谷 川 浩 之

1968年12月29日

1991年9月

井上斎藤英和監査法人(現有限責任あずさ監査法人)

1996年4月

公認会計士登録

1996年5月

Arthur Andersen シンガポール事務所

1998年11月

松下寿電子工業株式会社(現PHCホールディングス株式会社)

2000年11月

監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)

2010年7月

長谷川公認会計士事務所開設  代表(現任)

2010年12月

税理士登録

2016年6月

当社社外監査役(現任)

2018年3月

みのりパートナーズ株式会社設立 代表取締役(現任)

(注)5

監査役

広 瀬 智 之

1970年8月9日

1995年4月

日商岩井株式会社(現双日株式会社)

2001年1月

日商岩井ニュージーランド会社取締役

 

Juken Nissho Ltd(現Juken New Zealand Ltd)取締役

2004年10月

双日株式会社

2012年10月

同社生活産業部門企画業務室企画課長

2014年4月

同社食料アグリビジネス本部肥料事業課長

2015年4月

同社食料アグリビジネス本部アグリビジネス部長

2019年4月

双日ブラジル会社社長

2021年4月

双日株式会社ビジネスイノベーション推進室長

2021年6月

当社社外監査役(現任)

2024年10月

双日株式会社生活産業・アグリビジネス本部長補佐(現任)

(注)5

5,222,268

 

(注) 1  取締役畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝、荒川朋美及び守田達也は、社外取締役であります。

2  監査役山口やよい、梅木敏行、長谷川浩之及び広瀬智之は、社外監査役であります。

3  取締役田中邦裕、川田正貴、伊勢幸一、前田章博、畑下裕雄、猪木俊宏、大坂祐希枝、荒川朋美及び守田達也の任期は、2025年3月期に係る定時株主総会終結の時から2026年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

4 監査役山口やよいの任期は、2025年3月期に係る定時株主総会終結の時から2029年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

5  監査役梅木敏行、長谷川浩之及び広瀬智之の任期は、2024年3月期に係る定時株主総会終結の時から2028年3月期に係る定時株主総会終結の時までであります。

6 代表取締役社長田中邦裕の所有株式数は、同役員の資産管理会社である株式会社田中邦裕事務所が保有する株式数を含めた実質所有株式数を記載しております。

 

 

(ご参考) 取締役・監査役のスキルマトリックス (2025年6月20日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として提案している「取締役9名選任の件」及び「監査役1名選任の件」が承認可決された場合)

 本マトリックス図は、各取締役・監査役が有する全てのスキル・経験を表すものではありません。

氏名

企業経営

 法務・
コンプライアンス

財務・会計

 エンジニアリング
・テクノロジー

 CS・
マーケティング

グローバル

田  中  邦  裕

 

 

 

 

川  田  正  貴

 

 

 

 

伊  勢  幸  一

 

 

 

 

 

前  田  章  博

 

 

 

 

畑  下  裕  雄

 

 

 

 

猪  木  俊  宏

 

 

 

 

大 坂 祐 希 枝

 

 

 

 

 

荒 川 朋 美

 

 

 

守 田 達 也

 

 

 

山 口 や よ い

 

 

 

梅  木  敏  行

 

 

 

 

長 谷 川 浩 之

 

 

 

広 瀬 智 之

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②  社外役員の状況

有価証券報告書提出日現在における社外取締役4名及び社外監査役4名との関係については以下のとおりであります。

畑下裕雄氏には、公認会計士及び税理士としての専門的な見地から、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外取締役として選任しております。同氏は、株式会社プロキューブジャパンの代表取締役社長、株式会社タジマの監査役及び株式会社コラボスの監査役を兼務しており、当社は、それらの会社との間で重要な取引関係等はございません。なお、同氏については、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

猪木俊宏氏には、弁護士としての専門的な知識・経験に加え、複数のベンチャー企業の監査役や取締役を務めるなどして得た多角的な視点から、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外取締役として選任しております。同氏は、特定非営利活動法人コモンスフィアの理事、サイバーボンド株式会社の代表取締役、猪木法律事務所の弁護士、株式会社ZEALSの社外監査役、株式会社FABRIC TOKYOの社外監査役及びZETA株式会社の社外監査役を兼務しており、当社は、それらの会社等との間で重要な取引関係等はございません。なお、同氏については、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

大坂祐希枝氏には、事業会社のマーケティング部門での実務経験及びマーケティングコンサルタントとしての活動から得た豊富な経験と知見を活かして、マーケティング戦略等を中心に当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外取締役として選任しております。同氏は、マーケティングコンサルタント、伊藤ハム米久ホールディングス株式会社の社外取締役及び一般社団法人カスタマーサクセス推進協会の代表理事を兼務しており、当社は、それらの会社等との間で重要な取引関係等はございません。なお、同氏については、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

荒川朋美氏には、IT業界における豊富な経験並びに日本アイ・ビー・エム株式会社及び双日株式会社におけるチーフ・デジタル・オフィサーとしての経験と知見を活かして、デジタルインフラのトップ企業を目指す当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外取締役として選任しております。同氏は、双日株式会社の取締役専務執行役員 チーフ・デジタル・オフィサー兼チーフ・インフォメーション・オフィサー兼デジタル推進担当本部長を兼務しており、同社は、当社のその他の関係会社であります。当社は、双日株式会社の企業グループと協力関係を保ちながら事業展開する方針でありますが、双日企業グループとは事業の棲み分けがなされているため、同氏の兼務の状況は、当社独自の経営判断を妨げるものではなく、一定の独立性が確保されていると認識しております。

山口やよい氏には、監査法人での勤務経験及び米国公認会計士としての活動から、会計に関する専門的な知識・経験を有していることに加え、IT関連企業でのマネジメント経験やIT関連団体での監事の経験を有し、IT業界にも精通していることから、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外監査役として選任しております。同氏は、山口会計事務所代表を兼務しており、当社は、同事務所との間で重要な取引関係等はございません。なお、同氏については、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

梅木敏行氏には、長年の会社経営により経営管理に関して得た豊富な経験と幅広い見識を活かして、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外監査役として選任しております。同氏は、オシリス株式会社の取締役及び明建工業株式会社の代表取締役を兼務しており、当社は、両社との間で重要な取引関係等はございません。

長谷川浩之氏には、公認会計士、税理士として専門的な知識・経験を有するほか、事業会社での経理業務にも従事するなどして得た経験と知見を活かして、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、当社の社外監査役として選任しております。同氏は、長谷川公認会計士事務所代表及びみのりパートナーズ株式会社の代表取締役を兼務しており、当社は、それらの会社等との間で重要な取引関係等はございません。なお、同氏については、東京証券取引所に対し、独立役員として届け出ております。

広瀬智之氏には、幅広い分野のビジネスの推進経験及び複数の海外現地法人の経営経験を有しているため、そのグローバルで多様な視点から、当社の経営を適切に監督いただくことを期待して、社外監査役として選任しております。同氏は、双日株式会社の生活産業・アグリビジネス本部長補佐を兼務しており、同社は、当社のその他の関係会社であります。当社は、双日株式会社の企業グループと協力関係を保ちながら事業展開する方針でありますが、双日企業グループとは事業の棲み分けがなされているため、同氏の兼務の状況は、当社独自の経営判断を妨げるものではなく、一定の独立性が確保されていると認識しております。

 

当社は、社外取締役の選任にあたり、以下の基準に該当する者は、独立性はないものと判断しております。

イ  当社を主要な取引先とする者又はその業務執行者

ロ  当社の主要な取引先又はその業務執行者

ハ  直近3年間のいずれかにおいて、法律、会計又は税務の専門家もしくはコンサルタントとして、1,000万円を超える額の支払いを当社から役員報酬以外に得た者(かかる額が法人又は組合等の団体(以下、「団体」という)に支払われる場合は、過去3事業年度のいずれかにおいて、当該団体の連結売上高の2%を超える額を当社から得た団体に所属する者)

ニ  次に掲げる者の配偶者、二親等内の親族又は同居の親族

 a  イからハのいずれかに該当する者

 b  当社の子会社の取締役又は業務執行者(重要な者に限る)

 c  直近3年間において、bもしくは当社の取締役又は業務執行者(重要な者に限る)に該当していた者

ホ  当社の主要株主又はその業務執行者

ヘ  直近3年間のいずれかにおいて、1,000万円を超える寄付を当社から受けた者又は寄付を受けた団体の理事その他の業務執行者(重要な者に限る)

ト  当社との間で、社外役員の相互就任関係にある団体の出身者

 (注) 1 イにおける主要な取引先とは、直近3年間のいずれかにおいて、当該団体の連結売上高の2%を
       超える額を当社に支払った団体をいいます。       

     2 ロにおける主要な取引先とは、直近3年間のいずれかにおいて、当社の連結売上高の2%を超え
       る額の支払いを当社から得た団体又は当社の連結総資産の2%以上の額を当社に融資した金融機
       関をいいます。

     3 業務執行者とは、会社法施行規則第2条第3項第6号に規定する者をいいます。

     4 重要な者とは、部長相当以上の上級管理職に就く者をいいます。

     5 主要株主とは、当社の議決権の10%以上を直接又は間接に保有する株主をいいます。

また、当社は社外監査役を選任するための独立性に関する基準及び方針は定めておりませんが、証券取引所の独立役員の独立性に関する判断基準等を参考にしております。選任にあたっては、豊富な知識、経験に基づき客  観的な視点から当社の経営等に対し、適切な意見を述べていただける方を選任しております。

 

③  社外取締役又は社外監査役による監督又は監査と内部監査、監査役監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係

社外監査役は、会計監査や四半期レビューの報告等を通じて会計監査人と意見交換を行い、監査を実施しております。また、社外監査役と内部監査室との相互連携については、合同ミーティングの開催及び内部監査室からの定期的な報告を通じて、情報共有を行っております。

社外取締役、監査役及び監査役会は、取締役会以外においても意見交換を行うなど連携を図っております。

 

(3) 【監査の状況】

①  監査役監査の状況
イ 組織・人員

監査役会は社外監査役4名(常勤監査役1名を含む)で構成されており、監査役は、うち2名が公認会計士・税理士または米国公認会計士として財務及び会計に関する相当程度の知見を有している他、海外経験を含む企業経営に関する高い見識や、会計・財務に関する豊富な経験もしくはIT業界における知見を有している者であります。

(2025年6月20日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として、「監査役1名選任の件」を提案しており、当該議案が可決されますと、監査役会は引き続き社外監査役4名(常勤監査役1名を含む)で構成されることになります。)

 

ロ 監査役、監査役会の活動状況

監査役は取締役会に出席し、経営の意思決定機関を監視するとともに、必要に応じて意見表明を行うほか、グループ会社の監査役との報告・情報共有を通じた連携や、内部監査部門との協働により、グループ会社における職務執行状況等について適切に報告を得ています。

当社の内部監査の結果や指摘事項については定期的に共有を受けており、会計監査人とは監査計画の聴取や監査結果に関する報告の受領を含む意見交換を定期的に行っています。これらを通じて、内部監査部門および会計監査人との相互補完的な関係を築き、監査の実効性向上に努めています。

監査役と代表取締役とは年2回の意見交換会を開催し、経営戦略や重点課題に関する意見の共有と建設的な対話を図っています。

常勤監査役は、監査役会の議長として会議体運営を担うとともに、業務分担に基づいて各種の重要会議に出席し、経営判断に対する適切な監査を実施しています。平時においては、稟議等の重要書類の閲覧や関係部門からの報告聴取などを通じて業務執行の状況を監査し、その内容を非常勤監査役と共有して連携を図っています。さらに、社内の情報を適時に把握するため、監査役と管理部門や執行役員との意見交換を日常的に主導し、情報共有とリスク認識の精度向上に努めています。

監査役会は原則として毎月1回開催され、必要に応じて随時開催しています。当事業年度では計13回開催され、1回あたりの平均所要時間は約1時間でした。各監査役の監査役会への出席状況は以下のとおりです。

氏名

開催回数

出席回数

山 口 や よ い

13

13

梅 木 敏 行

13

13

長 谷 川 浩 之

13

13

広 瀬 智 之

13

13

 

また、 監査役会における決議・報告事項は以下のとおりです 。
   決議    18件

  協議・同意  2件
   報告    59件
  

ハ 当事業年度特に重点とした活動

当事業年度においては、新たに提供を開始したGPUクラウドサービスおよび、ガバメントクラウドの正式認定に向けた取組状況、ならびに事業拡大に伴うリスクの検証を重点監査項目として定め、関係部門からの報告や稟議書類の確認等を通じて監査活動を実施しました。

また、これらの重点監査項目を踏まえ、監査役会における具体的な検討内容として、以下の事項について審議を行いました。

・グループガバナンス体制の整備

・管理部門体制の整備

・新システム導入に伴うリスクへの対応状況

 

② 内部監査の状況

内部監査については、内部監査室(専任2名)を設け、内部監査専任の部署として担当しております。2024年10月には、内部統制部門を内部監査室内に再編し、「内部統制グループ」として内部監査室長のもとに統合いたしました。これにより、内部統制と内部監査の連携体制を強化し、より一体的なモニタリング機能の運用を図っております。

会計監査についてはEY新日本有限責任監査法人に委嘱しており、内部監査担当者及び監査役と連携しつつ、独立した立場からの公正不偏な監査が実施されております。

監査役と会計監査人との相互連携については、定期的な合同ミーティングを開催して、相互の情報交換を行っております。また、監査役と内部監査室との相互連携については、合同ミーティングの開催及び内部監査室からの定期的な報告を通じて情報共有を行っております。

内部監査室と会計監査人との相互連携については、内部統制の整備及び運用に係る評価に関し、計画立案時及びテスト実施過程における意見交換を行っております。

なお、これらの監査の結果については、代表取締役のみではなく、監査役及び監査役会、取締役会に対しても直接報告が行われており、社外監査役に対しても、取締役会及び監査役会等において適宜報告及び意見交換がなされております。

 

③  会計監査の状況
a. 監査法人の名称

EY新日本有限責任監査法人

 

b. 継続監査期間

 22年間

 

c. 業務を執行した公認会計士

 仲  昌彦

 谷間  薫

 

d. 監査業務に係る補助者の構成

公認会計士

会計士試験合格者等

その他

 13名

 7名

 5名

 

 

e. 監査法人の選定方針と理由

当社がEY新日本有限責任監査法人を選定するにあたっては、監査法人の概要(品質管理体制、会社法上の欠格事由への該当の有無、独立性等を含む)、監査の実施体制(監査計画、監査チームの編成等)、監査報酬見積額等を総合的に判断して選定しております。

 

(会計監査人の解任又は不再任の決定の方針)

監査役会は、会計監査人の職務の執行に支障がある場合等、その必要があると判断した場合は、会計監査人の解任又は不再任に関する議案を決定し、取締役会は、当該決定に基づき、当該議案を株主総会に提出いたします。

監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に定める項目に該当すると認められる場合は、監査役全員の同意に基づき会計監査人を解任いたします。この場合、監査役会が選定した監査役は、解任後最初に招集される株主総会において、会計監査人を解任した旨およびその理由を報告します。

 

 

f. 監査役および監査役会による監査法人の評価

当社の監査役及び監査役会は、監査法人に対して評価を行っております。監査法人の品質管理、監査チームの独立性や専門性等、監査報酬等、監査役等とのコミュニケーション、経営者等との関係及び不正リスクについて評価し、すべてにおいて適切または問題ないと評価しております。

 

④ 監査報酬の内容等

a. 監査公認会計士等に対する報酬の内容

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

監査証明業務に
基づく報酬(千円)

非監査業務に
基づく報酬(千円)

提出会社

33,650

39,240

3,000

連結子会社

33,650

39,240

3,000

 

 

b.監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(a.を除く)

  該当事項はありません。

 

c. その他重要な報酬の内容
前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

d. 監査公認会計士等の提出会社に対する非監査業務の内容
前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

該当事項はありません。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

当社は、EY新日本有限責任監査法人に対して、公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務(非監査業務)として、コンフォートレター作成業務を委託し、対価として3,000千円を支払っております。

 

e. 監査報酬の決定方針

当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針としましては、事業の規模、監査日数及び前事業年度の監査報酬等を勘案したうえで決定しております。

 

f. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由

取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査役会は、会計監査人評価を行うなかで、その監査の品質等に加え、監査日数、前事業年度の監査報酬、同業同規模他社の監査報酬等を総合的に判断し、会社法第399条第1項の同意をしております。

 

 

(4) 【役員の報酬等】

①  役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項

当社は、取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を2025年5月22日開催の取締役会決議により変更しており、その概要は、以下のとおりです。

イ 金銭報酬

株主総会において決議された取締役の報酬限度額の範囲内で、各取締役の業務分掌の内容、業績への貢献度等を総合的に勘案して決定し、月例報酬として毎月一定の時期に一定の額の金銭報酬を支給する方針としております。なお、支給についての条件は特に定めておりません。

ロ 非金銭報酬及び業績連動報酬

社外取締役を除く取締役(以下「対象取締役」といいます。)が株価変動のメリットとリスクを株主の皆様とより一層共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めることを目的として、対象取締役に対し、譲渡制限付株式を支給しております。各対象取締役の業務分掌の内容、業績への貢献度等を総合的に勘案して決定し支給された金銭報酬債権を、現物出資財産として給付を受け、対象取締役に対し株式の割当を行う方針としております。業績連動報酬は支給しておりません。

ハ 金銭報酬・非金銭報酬の割合

金銭報酬と非金銭報酬の支給割合は、当社の持続的成長を支える仕組みとなるよう、当社の経営環境や同業他社の構成比を参考にして適切に設定します。なお、社外取締役については、その役割や独立性の確保の観点から、非金銭報酬は支給しない方針としております。

ニ 報酬水準

デジタル社会の基盤を支える企業として、先端技術への対応を含めた社会的責任が一層高まっている中、取締役に求められる役割・責務の拡大を踏まえ、優秀な人材を柔軟かつ機動的に登用できるよう、適切かつ競争力のある報酬水準とします。

ホ 報酬等の内容についての決定方法

指名報酬委員会が業務分掌の内容及び業績への貢献度などを総合的に勘案し、取締役会に提案のうえ、取締役会が決定するものとします。

 

各監査役の報酬額は、監査役の協議により決定しております。

 

取締役の報酬限度額は、年額150,000千円以内(うち社外取締役30,000千円以内)であり、2010年6月24日開催の第11回定時株主総会において年額150,000千円以内(うち社外取締役10,000千円以内)、その後、2018年6月26日開催の第19回定時株主総会において社外取締役分を30,000千円以内と決議いただいております。それぞれの定時株主総会終結時点の取締役の員数は6名(うち社外取締役1名)及び6名(うち社外取締役3名)です。また、これとは別枠で、2006年6月27日開催の第7回定時株主総会においてストックオプションに係る報酬として年額20,000千円以内の新株予約権の支給を可能とする旨を決議いただいております。当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は4名です。さらに、これらとは別枠で、2022年6月23日開催の第23回定時株主総会において社外取締役を除く取締役に対する譲渡制限付株式に関する報酬等として支給する金銭報酬債権の総額を、年額100,000千円以内と決議いただいております。当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は9名(うち社外取締役5名)です。

なお、当社は、2025年6月20日開催予定の第26回定時株主総会の議案(決議事項)として、「取締役9名選任の件」及び「取締役の報酬額改定の件」を提案しております。当該議案がそれぞれ承認可決されますと、取締役の報酬限度額は、年額300,000千円以内(うち社外取締役60,000千円以内)、また、社外取締役を除く取締役に対する譲渡制限付株式に関する報酬等として支給する金銭報酬債権の総額は、200,000千円以内となる予定であり、当該定時株主総会終結時点の取締役の員数は9名(うち社外取締役5名)となる予定です。

監査役の報酬限度額は、2000年10月2日開催の臨時株主総会において年額20,000千円以内と決議いただいております。当該臨時株主総会終結時点の監査役の員数は1名です。また、これとは別枠で、2006年6月27日開催の第7回定時株主総会においてストックオプションに係る報酬として年額10,000千円以内の新株予約権の支給を可能とする旨を決議いただいております。当該定時株主総会終結時点の監査役の員数は3名です。

 

各取締役の報酬額は、取締役会が、決定方針との整合性を含め審議を行い、決定しております。各取締役の報酬額の提案は、指名報酬委員会が業務分掌の内容及び業績への貢献度などを総合的に勘案して行っております。また、各監査役の報酬額は、監査役の協議により決定しております。

 

なお、当事業年度における取締役の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針の概要は、以下のとおりです。

イ 金銭報酬

株主総会において決議された取締役の報酬限度額の範囲内で、各取締役の業務分掌の内容、業績への貢献度等を総合的に勘案して決定し、月例報酬として毎月一定の時期に一定の額の金銭報酬を支給する方針としております。なお、支給についての条件は特に定めておりません。

ロ 非金銭報酬及び業績連動報酬

社外取締役を除く取締役(以下「対象取締役」という。)が株価変動のメリットとリスクを株主の皆様とより一層共有し、株価上昇及び企業価値向上への貢献意欲を従来以上に高めることを目的として、対象取締役に対し、譲渡制限付株式を支給しております。各対象取締役の業務分掌の内容、業績への貢献度等を総合的に勘案して決定し支給された金銭報酬債権を、現物出資財産として給付を受け、対象取締役に対し株式の割当を行う方針としております。業績連動報酬は支給しておりません。

 

取締役の個人別の報酬等の内容についての決定方法は、指名報酬委員会が、業務分掌の内容及び業績への貢献度などを総合的に勘案し、取締役会に提案のうえ、取締役会が決定するものとしております。

当事業年度にかかる各取締役の報酬額は、取締役会において、代表取締役社長兼最高経営責任者の提案を受け、上記決定方針との整合性を含め審議を行い、決定方針に沿うものであると判断しております。

各監査役の報酬額は、監査役の協議により決定しております。

 

各取締役の報酬額は、取締役会が、決定方針との整合性を含め審議を行い、決定しております。各取締役の報酬額の提案は、指名報酬委員会が業務分掌の内容及び業績への貢献度などを総合的に勘案して行っております。また、各監査役の報酬額は、監査役の協議により決定しております。

 

②  役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数

役員区分

報酬等の総額
(千円)

報酬等の種類別の総額(千円)

対象となる
役員の員数
(名)

固定報酬

業績連動報酬

退職慰労金

金銭報酬

非金銭報酬等

取締役
(社外取締役を除く)

150,048

109,991

40,056

4

監査役
(社外監査役を除く)

社外役員

42,570

42,570

6

 

 

③  役員ごとの連結報酬等の総額等

連結報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。

 

④  使用人兼務役員の使用人給与

該当事項はありません。

 

 

(5) 【株式の保有状況】

① 投資株式の区分の基準及び考え方

当社は、保有目的が純投資目的である投資株式と純投資目的以外の目的である投資株式の区分について、事業シナジーと財務リターンで判断しており、事業シナジーがなく、財務リターンを重視する投資を純投資目的である投資株式、それ以外を純投資目的以外の目的である投資株式と区分しております。

 

② 保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
a.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容

当社は、保有の意義・合理性が認められる場合を除き、原則として上場株式を政策保有株式として保有しません。保有の意義・合理性については 、発行会社との企業連携や事業シナジーが見込めるか、また保有に伴う便益やリスクが資本コストに見合っているかを毎年個別銘柄ごとに検証したうえで判断します。その結果、保有の意義・合理性が乏しいと判断される株式については、適宜株価や市場動向その他の事情を考慮しつつ売却します。また、上場株式の保有意義を踏まえ、当社と投資先企業双方の持続的成長と中長期的な企業価値の向上に適うか否かを基準に、議決権を行使することとしております。

個別銘柄の保有の適否については、当連結会計年度において保有していた非上場株式の新規上場に合わせての検討等を行い、定量的な売上貢献は限定的となったものの共同しての案件獲得等について検討し、引き続き良好な関係を保つため株式の保有を継続しております。

 

b.銘柄数及び貸借対照表計上額

 

銘柄数

(銘柄)

貸借対照表計上額の
合計額(千円)

非上場株式

14

150,081

非上場株式以外の株式

2

176,256

 

 

(当事業年度において株式数が増加した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の増加に係る取得価額の合計額(千円)

株式数の増加の理由

非上場株式

2

11,000

スタートアップファンドへの追加出資のため

非上場株式以外の株式

1

保有していた非上場株式が新規上場したため

 

(注)非上場株式以外の株式の増加銘柄数1は、保有していた株式が新規上場したことによる増加であり、取得価額の発生はありません。

 

(当事業年度において株式数が減少した銘柄)

 

銘柄数

(銘柄)

株式数の減少に係る売却価額の合計額(千円)

非上場株式

2

6,408

 

(注)非上場株式の減少銘柄数のうちの1銘柄は、保有していた株式が新規上場したことによる減少であり、売却価額の発生はありません。

 

 

c.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報

特定投資株式

銘柄

当事業年度

前事業年度

保有目的、業務提携等の概要、
定量的な保有効果
及び株式数が増加した理由

当社の株式の保有の有無

株式数(株)

株式数(株)

貸借対照表計上額
(千円)

貸借対照表計上額
(千円)

株式会社ABEJA

43,100

43,100

(保有目的)
同社はAI、機械学習における高い技術を有しており、今後の取引関係強化を目的として保有しております。
当連結会計年度においては、定量的な売上貢献は限定的となったものの共同しての案件獲得等について検討し、引き続き良好な関係を保つため株式の保有を継続しております。

 

94,776

173,908

ミライロ株式会社

120,000

(保有目的)
同社はユニバーサルデザインに関する高い専門性と社会的意義を有しており、当社としては同社との協業により社会課題の解決に資する取り組みが可能であると判断し、長期的視点から株式を保有しております。
当連結会計年度における新規上場に合わせて検討を行い、同社が推進するバリアバリューの理念に共感するとともに、定量的には、同社の障害者手帳アプリ「ミライロID」を提供するために用いている当社クラウドサービスの売上等について検討し、株式の保有を継続しております。
(株式が増加した理由)
新規上場に伴い増加しております。

81,480

 

 

③ 保有目的が純投資目的である投資株式

該当事項はありません。