第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)保育に関する国の方針

 平成12年に認可保育園の運営主体に株式会社も認められることになり、当社グループの保育関連サービス事業においても、認可保育園の運営を事業として行っております。今後、国の方針が変わり、株式会社による認可保育園の開設や既存の公立保育所の民営化が認められなくなった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向と各種政策の効果が相まって、緩やかな回復基調が続いております。雇用情勢についても、有効求人倍率が上昇し就業者数が増加する等改善傾向にあり、今後についても継続することが期待されております。

 少子高齢化とライフスタイルの多様化が進むにつれ、人材の確保を経営課題に掲げる企業も、ますます増えております。平成27年9月11日には、派遣労働者のより一層の雇用の安定、キャリアアップを図ることを目的とした、派遣期間の制限を業務ごとから人ごとへ変更することを含む労働者派遣法改正法が成立し、当社グループの総合人材サービス事業が担う役割もますます大きくなっております。

 このような状況のもと、当社グループでは、人生のどの段階においても、人々がワークライフバランスを実現するために必要なサービスを幅広く提供すべく、総合人材サービス事業を営む連結子会社であるジェイコム株式会社、有料老人ホームを運営する株式会社サンライズ・ヴィラ、金融商品取引法に基づく公開買付けを実施した結果平成27年7月3日付で持分法適用関連会社から連結子会社となった保育関連サービス事業を営むサクセスホールディングス株式会社の事業拡大に注力いたしました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高5,165,318千円(前年同期比18.3%増)、営業利益285,143千円(同186.1%増)、経常利益341,837千円(同189.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,459,300千円(同550.1%増)となりました。

 また、サクセスホールディングス株式会社及びその連結子会社である株式会社サクセスアカデミーを連結の範囲に含めたことにより、当第1四半期連結累計期間より新たに「保育関連サービス事業」を報告セグメントとして追加しております。
 なお、サクセスホールディングス株式会社のみなし取得日を平成27年6月30日としているため、当第1四半期連結累計期間は四半期貸借対照表のみ連結しております。

 各セグメント別の業績は、次のとおりであります。

(総合人材サービス事業)

 総合人材サービス事業につきましては、働くことに対する人々の考え方が多様化する中、ジェイコム株式会社において、職種や業界での就業経験や業務知識を問わず全ての求職者様にご就業いただけるよう、それぞれの就業先において必要な教育研修の実施、就業先についての詳細な情報の提供や顧客に対する求職者様が希望する就業条件の提案等を実施し、マッチング力の強化に注力いたしました。

 携帯電話業界、アパレル業界、保育・介護業界、コールセンター、物流等様々な業界・職種に対し、幅広くサービスを提供しておりますが、特に、多数にわたるサービスとのセット販売によりタブレット端末やスマートフォン等の新規契約の獲得を図る携帯電話業界向けサービスにおいて、商品の説明力や新規契約の獲得力の高い人材に対する需要が高まっております。販売関連業務に携わる人材の不足が深刻化する中、日々変わりゆく現場のニーズを就業者に対する研修やオペレーションに反映する付加価値の高いサービスモデルの確立が実現したため、適正利益での受注が大幅に拡大いたしました。また、アパレル業界向けサービスにつきましては、拠点の全国展開による顧客企業からの利便性の高さにより、大手企業や有名ブランド等順調に取引を拡大しております。

 保育・介護業界向けサービスにつきましては、サクセスホールディングス株式会社からジェイコム株式会社への人材招聘と、ジェイコム株式会社から株式会社サンライズ・ヴィラへの人材出向に加え、サクセスホールディングス株式会社の採用部門責任者としてジェイコム株式会社から出向、取締役2名をジェイコムホールディングス株式会社から新たに派遣することで、各事業会社で、保育・介護業界についての業界知識・ノウハウを同じレベルで共有することが可能になりマッチング力が向上した結果、ジェイコム株式会社の持つ求人ボリュームと採用ノウハウを効率よく活用でき、グループ内外を問わず、就業者数が増加し順調に業績を伸ばしております。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は3,814,933千円(前年同期比27.3%増)、営業利益422,312千円(同54.9%増)となりました。

(介護関連サービス事業)

 介護関連サービス事業におきましては、株式会社サンライズ・ヴィラにおいて、ジェイコム株式会社から採用部門責任者を出向させたことが奏功し必要な人員数が充足、サービス品質の向上と入居者獲得のための営業活動に専念できた結果、介護報酬の引き下げの影響は受けたものの、入居者数及び入居率が計画を上回るペースで向上した結果、前第1四半期連結累計期間におけるジャパンコントラクトフード株式会社の連結除外による売上・利益の減少も吸収し、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,204,549千円(前年同期比1.0%減)、営業損失20,034千円(前年同期は84,107千円の営業損失)となりました。

(その他)

 マルチメディアサービス事業におきましては、直営携帯電話ショップ2店舗において、引き続き販売強化に努めましたが、新商品発売前の買い控えもあったことから総販売数が減少し、当第1四半期連結累計期間における売上高は163,055千円(前年同期比3.2%減)、営業利益5,510千円(同46.7%減)となりました。

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、次のとおりであります。

保育関連サービス事業

 保育関連サービス事業において、公的保育事業、受託保育事業ともに、児童福祉法等の関係法令を遵守し、利用者様に安心してご利用いただくため、質の高い保育サービスを維持向上してまいります。また、待機児童数の多いエリアにおけるニーズの把握、受注活動を強化してまいります。

(3)研究開発活動

 該当事項はありません。

(4)従業員数

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループは、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーを連結子会社化したことに伴い、従業員数は1,746名(臨時従業員の人数を除く。)増加いたしました。

 なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

(5)主要な設備

 当第1四半期連結累計期間において、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーの連結子会社化に伴い、建物及び構築物が3,352,207千円、その他が824,181千円増加しております。なお、その他は車両運搬具、工具器具及び備品、リース資産、建設仮勘定の合計額であります。