第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)保育に関する国の方針

 平成12年に認可保育園の運営主体に株式会社も認められることになり、当社グループの保育関連サービス事業においても、認可保育園の運営を事業として行っております。今後、国の方針が変わり、株式会社による認可保育園の開設や既存の公立保育所の民営化が認められなくなった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、弱さも見られておりますが、企業収益や雇用情勢が改善し、緩やかな回復基調が続いております。その一方で、労働人口の減少に伴い、特に、保育、介護、サービス業における人手不足が深刻化しております。

 多くの企業の成長戦略において、いかに人材を活用するかが課題となっている中、保育や介護による離職の抑止に向け、保育・介護職の待遇改善、企業内保育所に対する助成金の拡大、外国人労働者の受入れ等が政策として検討されており、全国で総合人材サービスを営む「ジェイコム株式会社」、認可保育園や事業所内保育の受託等282ヶ所の保育施設の運営を行う「サクセスホールディングス株式会社」及び「株式会社サクセスアカデミー」、神奈川・東京・埼玉で19ヶ所の有料老人ホームを運営する「株式会社サンライズ・ヴィラ」をグループの主要事業会社とする当社の担う役割は一層大きなものとなっております。

 このような状況のもと、ジェイコム株式会社では、年齢や国籍、時短等の就業条件にかかわらず、より多くの求職者様にご就業いただくことに、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーでは、子育て中の方にご就業いただくために高品質な保育サービスを提供する保育施設をより多く新設することに、株式会社サンライズ・ヴィラでは、介護レベルを問わず、どのお客様にもご満足いただける介護サービスを提供することに注力いたしました。また、事業会社間での積極的な人事交流に伴う知識・ノウハウのグループ内共有が進んでおり、採用・マッチング・教育研修・スタッフフォローの機能が強化され、保育・介護職の人材確保力が高まっております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高21,749,192千円(前年同期比67.1%増)、営業利益775,286千円(同184.8%増)、経常利益935,713千円(同199.8%増)となりました。特別利益として関係会社株式の追加取得に伴って発生した段階取得に係る差益1,230,845千円、特別損失として連結子会社サクセスホールディングス株式会社において退任役員に対する役員退職慰労金209,000千円が発生したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,590,766千円(同596.0%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(総合人材サービス事業)

 総合人材サービス事業につきましては、ジェイコム株式会社において、ライフスタイルの多様化により求職者様の希望される勤務時間や雇用形態等の就業条件も多様化する中、社会経験や業務経験の有無、年齢や学歴・国籍を問わず、それぞれに必要な教育研修や顧客企業への説明を行うことで、就業者数の増加に注力いたしました。

 また、販売職、オペレーター、倉庫作業スタッフ、保育・介護職等あらゆる職種の案件を受注する中で、特に販売関連業務において、顧客企業の現場ニーズを把握、就業者に対する研修やオペレーションに即時に反映することで販売実績を向上させる付加価値の高いサービスモデルを構築し全国的にご評価いただけた結果、適正利益での受注が大幅に拡大いたしました。

 保育・介護業界向けサービスにおきましては、ジェイコム株式会社からサクセスホールディングス株式会社・株式会社サンライズ・ヴィラへの人材出向、サクセスホールディングス株式会社からの人材招聘、ジェイコム株式会社における両社の採用業務の代行により、事業会社で知識・ノウハウを同水準で共有し、効率的な採用と教育研修・アフターフォローが実現したことから、退職数が減少した一方で採用数が増加し、グループ内外を問わず、順調に拡大しております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は11,443,034千円(前年同期比25.8%増)、営業利益1,169,700千円(同50.6%増)となりました。

(保育関連サービス事業)

 保育関連サービス事業につきましては、平成27年7月に公開買付けにより連結子会社化したサクセスホールディングス株式会社及び同社の子会社である株式会社サクセスアカデミーにおいて、大学・病院・企業内保育を受託運営する受託保育サービスと、認可・認証保育園、学童クラブ等を運営する公的保育サービスの拡大に注力いたしました。待機児童問題が緊迫化する中、新規開園及び新規受注に不可欠な保育士の確保について、介護関連サービス同様、ジェイコム株式会社との連携強化により順調に進捗しております。また、受託保育サービスにおける人件費の増加による不採算案件の発生については顧客企業への交渉を実施するとともに、連結子会社化による本部体制のスリム化等経営体制の効率化を進めることで収益力の確保に努めております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は6,045,702千円(前年同期は-千円)、営業利益43,143千円(前年同期は-千円)となりました。

 なお、持分法適用関連会社であったサクセスホールディングス株式会社の株式を公開買付けにより取得し連結子会社化したことに伴い、平成27年7月から12月までの同社及びその子会社である株式会社サクセスアカデミーの連結業績を反映しております。

 

(介護関連サービス事業)

 介護関連サービス事業につきましては、株式会社サンライズ・ヴィラにおいて、ジェイコム株式会社からの採用部門責任者の出向、ジェイコム株式会社での求人業務の代行が奏功し、必要人員数が充足した結果、サービス品質と入居者の増加に専念することができた結果、売上、収益力ともに向上いたしました。

 以上の結果、前第1四半期連結累計期間におけるジャパンコントラクトフード株式会社の連結除外による売上・利益の減少も吸収し、当第3四半期連結累計期間における売上高は3,707,899千円(前年同期比9.7%増)、営業損失は58,647千円(前年同期は241,318千円の営業損失)となりました。

(その他)

 マルチメディアサービス事業につきましては、直営携帯電話ショップ2店舗において、引き続き販売強化に努めましたが、前年同期は法人顧客からのiPad導入案件の一時的な受注があったことから導入時のインセンティブが減少し、当第3四半期連結累計期間における売上高は539,953千円(前年同期比0.5%増)、営業利益は17,317千円(同54.6%減)となりました。

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、次のとおりであります。

保育関連サービス事業

 保育関連サービス事業において、公的保育事業、受託保育事業ともに、児童福祉法等の関係法令を遵守し、利用者様に安心してご利用いただくため、質の高い保育サービスを維持向上してまいります。また、待機児童数の多いエリアにおけるニーズの把握、受注活動を強化してまいります。

(3)研究開発活動

 該当事項はありません。

(4)従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループは、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーを連結子会社化したことに伴い、従業員数は1,798名(臨時従業員の人数を除く。)増加いたしました。

 なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

(5)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーの連結子会社化に伴い、建物及び構築物が3,465,482千円、その他が949,880千円増加しております。なお、その他は車両運搬具、工具器具及び備品、リース資産、建設仮勘定の合計額であります。