第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクは次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1)保育に関する国の方針

 平成12年に認可保育園の運営主体に株式会社も認められることになり、当社グループの保育関連サービス事業においても、認可保育園の運営を事業として行っております。今後、国の方針が変わり、株式会社による認可保育園の開設や既存の公立保育所の民営化が認められなくなった場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

2【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果もあり、企業収益や雇用情勢が改善し、緩やかな回復基調が続いております。その一方で、少子高齢化により生産年齢人口が減少する中、景気回復により有効求人倍率が23年ぶりの高水準となる等人手不足が顕在化しております。

 継続的な経済成長に向け、この課題を解決すべく、誰もが活躍できる「一億総活躍社会」の実現を目指し、名目GDP600兆円を目指す働き方改革・外国人材の活用等を含む「希望を生み出す強い経済」、希望出生率1.8を目指す待機児童解消・女性の活躍の環境整備等を含む「夢をつむぐ子育て支援」、介護離職ゼロを目指す介護人材の育成・確保・待遇改善等を含む「安心につながる社会保障」を掲げる政策が重点的に取り組まれております。

 このような状況のもと、当社グループでは、「…planning the Future~人を活かし、未来を創造する~」というグループ理念に基づき、人生のどの段階においても必要とされるサービスを幅広く提供すべく、総合人材サービス事業を営む「ジェイコム株式会社」では、年齢や国籍、時短等の就業条件にかかわらず求職者様に就業先でご活躍いただくことに、認可・認証保育園や学童クラブ、大学・病院・企業内保育を運営する「サクセスホールディングス株式会社」及び「株式会社サクセスアカデミー」では、子育てする方が働きやすい環境づくりに、有料老人ホームを運営する「株式会社サンライズ・ヴィラ」では、第二の我が家として気兼ねなく最期まで暮らせる場所をコンセプトとしお客様ニーズに合わせたサービスの提供に注力いたしました。また、各事業会社の連携強化により、ジェイコム株式会社の持つ求人・採用・研修ノウハウ、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーの持つ保育施設運営・保育士育成ノウハウ、株式会社サンライズ・ヴィラの持つ介護施設運営・介護士育成ノウハウをグループ内で共有しております。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高13,330,112千円(前年同期比54.8%増)、営業利益523,512千円(同135.9%増)、経常利益528,332千円(同116.8%増)となりました。特別利益として関係会社株式の追加取得に伴って発生した段階取得に係る差益1,282,768千円、特別損失として連結子会社サクセスホールディングス株式会社において退任役員に対する役員退職慰労金209,000千円が発生したこと等により、親会社株主に帰属する四半期純利益1,479,498千円(同569.4%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(総合人材サービス事業)

 総合人材サービス事業につきましては、連結子会社であるジェイコム株式会社において、ライフスタイルの多様化により求職者様の希望される勤務時間や雇用形態等の就業条件も多様化する中、社会経験や業務経験の有無、年齢や学歴、業界・職種を問わず、それぞれに必要な教育研修を行うことでマッチング力を高め、就業者数の増加に注力いたしました。

 販売職、イベントスタッフ、オペレーター、倉庫作業スタッフ、保育士・介護士等あらゆる職種の案件を受注しておりますが、特に販売関連業務において、商品の説明力や販売実績が重視され人材不足が深刻化する中、顧客企業の現場ニーズを把握し、就業者への研修やオペレーションに即時に反映する付加価値の高いサービスモデルを構築し、全国的に整備したため、適正利益での受注が大幅に拡大いたしました。

 保育・介護業界向けサービスにおきましては、ジェイコム株式会社からサクセスホールディングス株式会社・株式会社サンライズ・ヴィラへの人材出向、サクセスホールディングス株式会社からの人材招聘、ジェイコム株式会社での両社の採用業務の代行により、それぞれのノウハウを各事業会社が同水準で共有し、効率的な採用と教育研修、アフターフォローが可能となったことから、グループ内外を問わず、順調に拡大しております。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は7,541,391千円(前年同期比26.2%増)、営業利益796,163千円(同44.9%増)となりました。

(保育関連サービス事業)

 保育関連サービス事業につきましては、連結子会社であるサクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーにおいて、大学・病院・企業内保育を受託運営する受託保育サービスと、認可・認証保育園、学童クラブ等を運営する公的保育サービスの拡大に注力いたしました。新規開園及び新規受注に不可欠な保育士の確保については、介護関連サービス同様、ジェイコム株式会社との連携強化により順調に進捗し、事業拡大スピードが向上しております。また、連結子会社化による本部体制のスリム化等経営体制の効率化も進んでおります。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,978,665千円(前年同期は-百万円)、営業利益11,140千円(前年同期は-百万円)となりました。

 なお、持分法適用関連会社であったサクセスホールディングス株式会社の株式を公開買付けにより取得し連結子会社化したことに伴い、平成27年7月から9月までの同社及びその子会社である株式会社サクセスアカデミーの連結業績を反映しております。

(介護関連サービス事業)

 介護関連サービス事業につきましては、株式会社サンライズ・ヴィラにおいて、ジェイコム株式会社からの採用部門責任者の出向、ジェイコム株式会社での求人業務の代行が奏功し、必要人員数が充足した結果、サービス品質の向上と入居者の確保に専念できたため、入居者数及び入居率が計画を上回るペースで推移いたしました。

 以上の結果、前第1四半期連結累計期間におけるジャパンコントラクトフード株式会社の連結除外による売上・利益の減少も吸収し、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,441,569千円(前年同期比7.2%増)、営業損失は46,149千円(前年同期は147,315千円の営業損失)となりました。

(その他)

 マルチメディアサービス事業につきましては、直営携帯電話ショップ2店舗において、引き続き販売強化に努めましたが、前年同期は法人顧客からのiPad導入案件の一時的な受注があったことから総販売台数が減少し、当第2四半期連結累計期間における売上高は355,885千円(前年同期比2.0%減)、営業利益は18,154千円(同31.2%減)となりました。

(2)キャッシュ・フローの状況

  当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、税金等調整前四半期純利益の計上、短期借入金の純増、長期借入れによる収入といったプラス要因が、段階取得に係る差益の計上、法人税等の支払額、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出、有形固定資産の取得による支出、長期借入金の返済による支出といったマイナス要因を上回り、前期末に比べ2,939,936千円増加し、5,273,493千円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

  営業活動の結果得られた資金は24,538千円(前年同期比94.9%減)となりました。この主な内容は、税金等調整前四半期純利益の計上1,613,725千円、段階取得に係る差益の計上1,282,768千円、売上高の増加に伴う売上債権の増加による資金の減少145,782千円、未払消費税等の減少による資金の減少178,814千円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

  投資活動の結果使用した資金は961,100千円(前年同期比336.3%増)となりました。この主な内容は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出649,291千円、有形固定資産の取得による支出354,350千円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果得られた資金は3,876,498千円(前年同期は146,142千円の使用)となりました。この主な内容は、短期借入金の純増1,000,000千円、長期借入れによる収入3,450,018千円、長期借入金の返済による支出358,471千円であります。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業上及び財務上の対処すべき課題は、次のとおりであります。

保育関連サービス事業

 保育関連サービス事業において、公的保育事業、受託保育事業ともに、児童福祉法等の関係法令を遵守し、利用者様に安心してご利用いただくため、質の高い保育サービスを維持向上してまいります。また、待機児童数の多いエリアにおけるニーズの把握、受注活動を強化してまいります。

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

(5)従業員数

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループは、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーを連結子会社化したことに伴い、従業員数は1,764名(臨時従業員の人数を除く。)増加いたしました。

 なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

(6)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、サクセスホールディングス株式会社及び株式会社サクセスアカデミーの連結子会社化に伴い、建物及び構築物が3,410,103千円、その他が1,028,061千円増加しております。なお、その他は車両運搬具、工具器具及び備品、リース資産、建設仮勘定の合計額であります。