第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、内外経済をさらに下振れさせるリスクがあるため、金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があり、厳しい状況が続くと見込まれております。

このような状況のもと、当社グループでは、医療従事者・生活インフラを守る役割を担う方々のお子様もお預かりする病院・企業・大学等が設置される事業所内保育施設・認可保育園・学童クラブ、高齢者の健康と安全を守る介護施設の運営、テレワークやEC販売を実現するためのネットワークインフラを支える通信業界におけるカスタマーサポートや端末販売、生活必需品の円滑な流通を支える販売・物流業界への人材供給のため、働きやすい環境の整備と雇用の創出に最注力いたしました。

総合生活支援サービス企業として、より一層、ゆりかごからハッピーエンディングまで、人生のどの段階においてもなくてはならない企業グループを目指し、引き続き、子育て支援サービス事業、総合人材サービス事業、介護関連サービス事業において、多様な人々の「働く」を支援することによる就業人口の増加と、高いサービス品質で利用者様から選ばれ続ける保育・介護施設の運営に注力することで、待機児童、人材不足、介護離職といった社会課題の解決に取り組むとともに、事業の拡大に邁進いたします。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高37,483,962千円(前年同期比6.5%増)、営業利益1,314,984千円(同10.8%減)、経常利益1,452,546千円(同16.3%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益680,781千円(同4.5%増)となりました。

営業利益及び経常利益の減益の要因は、主に、子育て支援サービス事業において、認可保育園における売上に計上する運営補助金の加算額が前年同期より約90,000千円減少したこと、2019年4月に新規開設した認可保育園の賃借料の補助金で第4四半期連結会計期間以降に入金予定のものがあること、2020年4月の認可保育園の新規開設が21ヶ所とライクアカデミー株式会社設立以来最大数となることに対し新規開設に向けた人材の確保が好調で人件費が増加していることとなりますが、計画に織り込んでいるものであり、子育て支援サービス事業全体では計画を上回って進捗しております。

一方で、通期業績予想に対する進捗につきましては、総合人材サービス事業において、第3四半期連結累計期間より増収増益に転じたものの、2020年2月頃から、新型コロナウイルス感染症の影響によりライクスタッフィング株式会社及びライクワークス株式会社における観光客の激減による土産物・中国からの材料の供給量の減少による化粧品の生産量の低下に伴う製造スタッフの派遣需要の消失、家電量販店やショッピングセンター等の営業時間の短縮や休業によるモバイル・アパレル販売スタッフの就業時間の減少及び販売促進イベントの中止、物流センターを持つ家電量販店等における販売員の就業先の振り替えによる物流スタッフの需要減により、計画を大幅に下回る結果となりました。

引き続き、第4四半期連結累計期間においても、総合人材サービス事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響が続くものと見込んでおりますが、現時点では不確定要素が多いため、適正かつ合理的な算出が可能になり、業績修正の必要が生じた場合には、速やかに開示いたします。

 

 各セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

(総合人材サービス事業)

 総合人材サービス事業につきましては、全ての業界・業種・職種において人材の確保が深刻な課題となる中、連結子会社であるライクスタッフィング株式会社においては販売員が不足するモバイル等のサービス業界、インターネット販売の普及等に伴い需要が拡大するコールセンター、人材不足が社会問題化する保育・介護業界を、ライクワークス株式会社においては販売チャネルの変遷に伴い需要が逼迫する製造・物流業界を中心に事業の拡大に努めました。引き続き、業界に特化し蓄積してきた知識やノウハウ等の現場力を活かし、業務経験や社会経験の浅い方や、週5日フルタイム以外の勤務を希望される方であってもご活躍いただけるよう、マッチング・就業フォロー・研修体制や顧客企業に対する多様な働き方のご提案等を強化し、就業人口の増加に注力いたしました。

 また、次の成長軸となる新規事業の開拓も進めており、2018年12月に開始した建設業界向けサービスの拡大、2019年4月に開始した障がいを持たれる方の就労移行支援事業所「ライクチャレンジサポート」の安定した運営に注力しております。

 さらに、2019年4月に改正入国管理法が施行され、新たな在留資格である「特定技能」が新設されたことから、グループで120名以上の外国籍正社員が活躍している実績を活かし、ライクスタッフィング株式会社が外国人材の就労支援を行う「登録支援機関」として出入国在留管理庁長官の登録を受けております(登録番号:19登-001950)。また、2019年12月にはライク株式会社に「国際事業部」を、ライクスタッフィング株式会社に「紹介事業部」を新設し、介護・建設・製造業界を中心に外国人材の活躍を推進すべく、国内外問わず外国人材の採用と顧客企業への人材紹介を強化するとともに、生活のサポートを含む働きやすい環境の整備を進めており、ライクケア株式会社との連携により介護分野における特定技能1号の在留資格の取得及び就業も続々と実現しております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は15,728,976千円(前年同期比1.2%増)、営業利益1,193,207千円(同4.2%増)となりました。

 

(子育て支援サービス事業)

 子育て支援サービス事業につきましては、待機児童問題と保育士不足がますます深刻化し、幼児教育・保育の無償化等の様々な施策が推進される中、連結子会社であるライクキッズ株式会社及びライクアカデミー株式会社において、引き続き、認可保育園や学童クラブ等の運営と、病院・企業・大学等が設置する企業主導型保育等の事業所内保育の受託運営を行うとともに、保護者様・お子様に選ばれ続ける高品質の保育とご利用いただきやすい立地や設備を備えた新規施設の開設と、人材確保に悩む事業者様に対する事業所内保育のご提案に注力いたしました。また、ライクスタッフィング株式会社との連携により採用機能を強化するとともに、保育士が働きやすい環境を作ることで定着率の向上を図った結果、人材の確保も順調に進み、2020年4月に21ヶ所の認可保育園の開設をいたしました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は16,317,691千円(前年同期比10.4%増)、営業利益408,919千円(同50.1%減)となりました。

 減益の要因は、主に、子育て支援サービス事業において、認可保育園における売上に計上する運営補助金の加算額が前年同期より約90,000千円減少したこと、2019年4月に新規開設した認可保育園の賃借料の補助金で第4四半期連結会計期間以降に入金予定のものがあること、2020年4月の認可保育園の新規開設が21ヶ所とライクアカデミー株式会社設立以来最大数となることに対し新規開設に向けた人材の確保が好調で人件費が増加していることとなりますが、計画に織り込んでいるものであり、子育て支援サービス事業全体では計画を上回って進捗しております。

 

(介護関連サービス事業)

 介護関連サービス事業につきましては、連結子会社であるライクケア株式会社において、引き続き、神奈川県・東京都・埼玉県といった首都圏において24時間看護師が常駐し看取り介護を行う有料老人ホーム等を運営し、ご利用者様・ご家族様に選ばれ続ける高品質のサービスを提供することに注力いたしました。2018年5月に開設したサンライズ・ヴィラ西葛西は満床、7月に新規開設したフェリエ ドゥ磯子、10月に新規開設したサンライズ・ヴィラ藤沢六会も順調に入居率を伸ばしております。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,195,114千円(前年同期比13.7%増)、営業利益214,044千円(前年同期は10,105千円の営業損失)となりました。

(その他)

 マルチメディアサービス事業におきましては、総合人材サービス事業におけるモバイル業界向けサービスのためのアンテナショップとして携帯電話ショップ1店舗を運営しており、当第3四半期連結累計期間における売上高は241,280千円(前年同期比17.6%減)、営業利益は21,249千円(同21.8%減)となりました。

(2)財政状態の状況

当第3四半期連結会計期間末における総資産は30,086,475千円(前期末比222,343千円減)、純資産は12,351,051千円(同310,418千円増)、自己資本比率は29.9%(同0.6ポイント増)となりました。

(流動資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は11,596,884千円(前期末比1,492,038千円減)となりました。これは、1年内返済予定の長期借入金及び長期借入金の返済等に伴う現金及び預金の減少1,068,701千円、受取手形及び売掛金の減少58,603千円等があったことによります。

(固定資産)

当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は18,489,590千円(前期末比1,269,695千円増)となりました。これは、子育て支援サービス事業における新規開園等に伴う有形固定資産の増加1,522,817千円、のれんの償却に伴う減少338,048千円等があったことによります。

 

(流動負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は10,848,575千円(前期末比473,538千円増)となりました。これは、短期借入金の増加850,000千円、未払法人税等の減少455,160千円等があったことによります。

(固定負債)

当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は6,886,848千円(前期末比1,006,300千円減)となりました。これは、長期借入金の減少1,020,981千円等があったことによります。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は12,351,051千円(前期末比310,418千円増)となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上680,781千円、配当金の支払531,359千円、非支配株主持分の増加190,305千円等があったことによります。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

(5)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画していた重要な設備の新設について完了したものは次のとおりであります。

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

金額

(千円)

完了年月

子会社

(ライクアカデミー株式会社)

認可保育園

(東京都1園)

子育て支援サービス事業

保育設備

120,530

2019年6月

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。