当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、設備投資等の一部指標に持ち直しの動きは見られるものの、新型コロナウイルス感染症の拡大によって緊急事態宣言が再発令される等、経済活動の下振れ懸念は払拭されず、依然として見通しの立たない厳しい状況にあります。
こうした先行きの見えない不透明な経済環境ではありますが、当社グループにとっては運営する事業の社会的意義を再認識する大きな契機となりました。事業の成長が社会課題の解決に直結しているからこそ、当社グループは社会から真に必要とされる「なくてはならない企業グループ」を体現できると信じ、一層、事業の運営に注力いたしました。
事業所内保育施設・認可保育園・学童クラブや有料老人ホーム等の施設運営においては、お預かりするお子様や利用者様の安心・安全を最優先に考え、行政機関・自治体との連携のもと、各種感染症対策を徹底的に実施する等、社会インフラである保育・介護事業の堅確な運営に努めました。また、あらためて、モバイル、製造・物流、コールセンター、保育・介護、建設業界を生活に必要不可欠な事業領域と認識し、労働力確保を必要とするクライアント企業様と求職者様の「働く」をマッチングしたことで、就業人口の増加に寄与し、生活になくてはならない業界を支え続けました。
このように、運営する事業それぞれが社会課題と密接に関連しているからこそ、当社はその提供価値の質を高め事業を拡大することが、社会課題の解決ひいては持続的社会の実現に寄与するものと確信しております。
今後もグループ理念である「…planning the Future~人を活かし、未来を創造する~」に基づき、ゆりかごからハッピーエンディングまで、人生のどの段階においても「なくてはならない企業グループ」を目指し、子育て支援サービス事業、総合人材サービス事業、介護関連サービス事業において、高いサービス品質で利用者様に選ばれ続ける保育・介護施設の運営と、多様な人々の「働く」を支援することによる就業人口の増加に注力し、不安定な環境においても社会に安心を提供できるよう、事業の拡大を通して、待機児童・女性活躍・人材不足・雇用創出・介護離職といった社会課題の解決に邁進してまいります。
なお、新型コロナウイルス感染症の拡大により、総合人材サービス事業において、ファッション業界(アパレル・化粧品)やインバウンド系の製造における売上の減少や、販促イベントの中止等はあったものの、社会になくてはならないことにこだわり事業を展開してきたことから、前第4四半期連結会計期間中に注力業界を変更できたため、業績への影響はございません。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高39,265,401千円(前年同期比4.8%増)、営業利益1,820,373千円(同38.4%増)、経常利益2,674,878千円(同84.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,431,037千円(同110.2%増)となりました。
なお、連結子会社であるライクキッズ株式会社株式に対する公開買付け等の実施の結果、2020年8月28日に全株式を取得し完全子会社となっております。
各セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(子育て支援サービス事業)
子育て支援サービス事業につきましては、緊急事態宣言下においても医療従事者・社会インフラを守る役割を担う方々のお子様をお預かりしており、子育て支援サービスそのものが社会インフラ化しております。
2020年4月1日時点の待機児童数は、調査開始以降最少となったものの、同年12月には、2021年度から24年度末までの4年間で約14万人分の保育の受け皿を整備する目標を掲げた「新子育て安心プラン」が発表されました。そのため、連結子会社であるライクキッズ株式会社及びライクアカデミー株式会社においても、引き続き新規開設に注力しております。2021年4月1日には、東京都・神奈川県で認可保育園8施設、児童館等5施設、病院内保育施設3施設、企業主導型保育施設1施設を新規開設し、新たに合計17施設の運営を開始いたしました。
また、保育士不足の状況下において、連結子会社であるライクスタッフィング株式会社と連携しての採用力強化はもちろん、現在ライクアカデミー株式会社の施設で働いている職員の定着こそが重要と考え、働きやすい環境整備に努めております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は18,360,475千円(前年同期比12.5%増)、営業利益675,337千円(同65.2%増)となりました。
(総合人材サービス事業)
総合人材サービス事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大により、連結子会社であるライクスタッフィング株式会社及びライクワークス株式会社の事業領域であるモバイル、製造・物流、コールセンター、保育・介護、建設業界が、社会インフラを支える業界であることが再認識されました。
モバイル業界においては、通信キャリア各社の価格競争が激化する中、店頭での販促活動やアフターフォロー対応のための人材需要は、引き続き高水準で推移しております。また、各社の新プラン発表と手続きのオンライン化に伴い、コールセンターの人材需要も増加いたしました。物流業界は、コロナ禍の巣ごもり需要から好影響を受け、引き続き売上が伸長いたしました。慢性的に人手不足となっている保育・介護業界に対しては、連結子会社であるライクキッズ株式会社、ライクアカデミー株式会社及びライクケア株式会社で施設運営を行っているノウハウを採用力に繋げ、引き続き人材の紹介を行っております。
また、次の成長軸となる新規事業として、前期以前より推進しております建設業界向けサービス、外国人材就労支援サービスの拡大についても、引き続き注力しております。
業界全体で高齢化が進んでいる、建設業界向けサービスについては、施工管理者や現場監督(補助)、現場事務、BIM・CADオペレーター等の人材を採用しております。業界での就業経験がなくても、社会人として働くことを学び、コミュニケーションが円滑に取れ、向上心のある若年層への需要が高まっております。その中で、当社グループの新卒社員のうち、自分が本当に就きたい仕事は何か、どのように成長していきたいのかを、当社グループで働くことで見つけ、ステップアップしていく「エキスパート職」が活躍しております。
外国人材就労支援サービスについては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響は受けているものの、グループで出身国は20ヶ国以上、140名以上の外国籍正社員が在籍する他、2019年4月に新設された在留資格「特定技能」においても、就業実績が1年を超え、さらに海外からの入国実績もできたことから、現在10名が就業し活躍しております。業界のリーディングカンパニーとしてのノウハウを活かし、入国が正常化した時に、より多くの企業様においてスムーズな受け入れをしていただけるよう、先立って日本での留学や就業経験のある方を中心に、人材需要が逼迫する介護や建設業界等における就業支援を推進しております。
1月にはコロナ禍で2回目となる緊急事態宣言が発令されたものの、製造・物流、コールセンター、建設業界向けサービスが底堅く推移した結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は15,214,455千円(前年同期比3.3%減)、営業利益1,412,680千円(同18.4%増)となりました。
(介護関連サービス事業)
介護関連サービス事業につきましては、連結子会社であるライクケア株式会社において、引き続き、神奈川県・東京都・埼玉県といった首都圏において医療連携を強みとした有料老人ホーム等を運営しております。24時間看護師が常駐し看取り介護を行っていることから、介護度が高く、ご自宅での介護が困難である方が多く入居されているため、コロナ禍においても入居率は高水準を保っております。
また、新施設であるサンライズ・ヴィラ横浜東寺尾の開設準備も順調に推移し、2021年3月1日に開設いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は5,452,302千円(前年同期比5.0%増)、営業利益281,210千円(同31.4%増)となりました。
(その他)
マルチメディアサービス事業におきましては、総合人材サービス事業におけるモバイル業界向けサービスのためのアンテナショップとして携帯電話ショップ1店舗を運営しており、当第3四半期連結累計期間における売上高は237,268千円(前年同期比1.7%減)、営業利益は28,754千円(同35.3%増)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末における総資産は34,968,586千円(前期末比4,856,419千円減)、純資産は10,079,621千円(同4,075,231千円減)、自己資本比率は28.8%(同3.5ポイント増)となりました。
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は13,580,007千円(前期末比6,037,957千円減)となりました。これは、短期借入金の返済等に伴う現金及び預金の減少4,416,277千円、受取手形及び売掛金の減少613,212千円等があったことによります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は21,388,578千円(前期末比1,181,537千円増)となりました。これは、子育て支援サービス事業における新規開園等に伴う有形固定資産の増加1,570,105千円、のれんの償却に伴う減少333,048千円等があったことによります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は11,030,803千円(前期末比5,396,664千円減)となりました。これは、短期借入金の減少5,650,000千円等があったことによります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は13,858,161千円(前期末比4,615,476千円増)となりました。これは、長期借入金の増加3,796,917千円、リース債務の増加822,698千円等があったことによります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は10,079,621千円(前期末比4,075,231千円減)となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上1,431,037千円、配当金の支払552,481千円、2020年8月28日に連結子会社であるライクキッズ株式会社の全株式を取得したことによる非支配株主持分の減少4,071,047千円、非支配株主との取引に係る親会社の持分変動に伴う資本剰余金の減少957,422千円等があったことによります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画していた重要な設備の新設について完了したものは次のとおりであります。
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
金額 (千円) |
完了年月 |
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子会社 (ライクアカデミー株式会社) |
認可保育園 (東京都2園) |
子育て支援サービス事業 |
保育設備 |
358,496 |
2020年6月 |
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子会社 (ライクアカデミー株式会社) |
認可保育園 (東京都2園) |
子育て支援サービス事業 |
保育設備 |
376,346 |
2020年10月 |
|
子会社 (ライクアカデミー株式会社) |
認可保育園 (東京都1園) |
子育て支援サービス事業 |
保育設備 |
361,428 |
2020年12月 |
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。