(セグメント情報等)

【セグメント情報】

1 報告セグメントの概要

(1)報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは持株会社制度を採用し、当社がグループ全体の経営戦略策定等の機能を担うとともに各事業会社の経営管理を行い、各事業会社は取り扱う製品・サービスについて機動的に事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは、これら事業会社を基礎とした、製品・サービス別のセグメントから構成されており、「デジタルマーケティング関連事業」、「ITインフラ関連事業」、「CVC関連事業」の3つを報告セグメントとしております。

 

(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「デジタルマーケティング関連事業」は、統合型デジタルマーケティングサービスであるCloud CIRCUSというデジタルマーケティング領域のSaaSを提供しています。主に中小企業市場を対象として、顧客を増やす5つの課題領域「情報発信」 「集客」 「顧客体験価値向上」 「見込顧客育成と顧客化」 「解約防止・リピート増」を実現するクラウドツール群で、初めてデジタルマーケティングにお取り組みされる方でも、誰でも簡単にすぐ使い始められる製品を開発・提供しています。

「ITインフラ関連事業」は、顧客企業のニーズと成長に合わせた総合的なネットワークインテグレーション及びクラウドをはじめとしたシステムインテグレーションを提供し、ネットワーク機器やサービスを組み合わせたトータル的なソリューションを提供しております。また、ビジネスホン、MFP及びカウンターサービスを主力とした販売を行っており、当社グループが長年にわたり情報通信機器やISP回線手配などの販売を行ってきたノウハウを活かし、LANなどの通信環境を意識したオフィスレイアウトの提案も行っております。また、電話回線手配などの回線加入受付代行による通信事業者からのインセンティブ収入事業を行っております。

「CVC関連事業」は、斬新なアイデアや革新的なテクノロジーによって新しいビジネスの開拓に挑むITベンチャー企業に出資をすると同時に、当社グループの顧客基盤やITソリューション力といった経営資源を活用することで、投資先企業の成長をサポートする事業を行っております。同時に、そうした投資先との資本を通した連携により当社グループ内にイノベーションを誘発し、新たな企業価値を生み出すことを目指しております。

 

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理の方法と概ね同一であります。

報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。

 

 

3 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報及び収益の分解情報

 (1)報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報

 前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

デジタル

マーケティング
関連事業

ITインフラ
関連事業

CVC関連事業

売上高

 

 

 

 

 

一時点で移転される財

900,175

8,957,483

9,857,658

一定の期間にわたり移転される財

2,295,653

7,850,464

10,146,118

顧客との契約から生じる収益

3,195,829

16,807,948

20,003,777

  外部顧客への売上高

3,195,829

16,807,948

20,003,777

  セグメント間の
内部売上高又は振替高

11,257

47,479

58,736

3,207,086

16,855,427

20,062,513

セグメント利益又は損失(△)

157,757

1,835,622

1,000

1,676,864

5,095

セグメント資産

1,740,857

6,013,670

118,760

7,873,287

4,817

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

335,064

91,236

426,301

のれんの償却額

59,135

59,135

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

493,178

59,256

552,434

 

 

 

合計

調整額

(注)2、
4、5、6

連結財務諸表

計上額

(注)3

売上高

 

 

 

一時点で移転される財

9,857,658

630

9,858,288

一定の期間にわたり移転される財

10,146,118

10,146,118

顧客との契約から生じる収益

20,003,777

630

20,004,407

外部顧客への売上高

20,003,777

630

20,004,407

セグメント間の
内部売上高又は振替高

58,736

58,736

20,062,513

58,106

20,004,407

セグメント利益又は損失(△)

1,671,768

52,332

1,724,100

セグメント資産

7,878,105

5,034,774

12,912,879

その他の項目

 

 

 

  減価償却費

426,301

48,493

474,794

のれんの償却額

59,135

59,135

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

552,434

80,473

632,907

 

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

2 セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額は、セグメント間取引消去であります。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、報告セグメントに含まれない全社損益、セグメント間取引消去額等が含まれております。

3 セグメント利益又は損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

4 セグメント資産のうち、調整額の項目に含めた全社資産の金額は、5,034,774千円であり、その主なものは、報告セグメントに帰属しない現金及び預金並びに各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

5 減価償却費の調整額48,493千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。

6 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額80,473千円は、主に全社資産への投資であります。

 

 当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

(注)1

デジタル

マーケティング
関連事業

ITインフラ
関連事業

CVC関連事業

売上高

 

 

 

 

 

一時点で移転される財

889,643

9,190,131

3,107

10,082,882

一定の期間にわたり移転される財

2,620,900

6,867,304

9,488,205

顧客との契約から生じる収益

3,510,543

16,057,436

3,107

19,571,087

  外部顧客への売上高

3,510,543

16,057,436

3,107

19,571,087

  セグメント間の
内部売上高又は振替高

11,850

70,525

82,376

3,522,394

16,127,962

3,107

19,653,463

セグメント利益又は損失(△)

292,143

1,891,081

2,107

2,185,332

3,600

セグメント資産

1,656,851

5,474,777

143,662

7,275,291

5,821

その他の項目

 

 

 

 

 

  減価償却費

249,554

74,242

323,797

のれんの償却額

66,071

66,071

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

280,843

133,903

414,746

 

 

 

合計

調整額

(注)2、
4、5、6

連結財務諸表

計上額

(注)3

売上高

 

 

 

一時点で移転される財

10,082,882

419

10,083,301

一定の期間にわたり移転される財

9,488,205

9,488,205

顧客との契約から生じる収益

19,571,087

419

19,571,506

外部顧客への売上高

19,571,087

419

19,571,506

セグメント間の
内部売上高又は振替高

82,376

82,376

19,653,463

81,957

19,571,506

セグメント利益又は損失(△)

2,181,731

101,010

2,282,741

セグメント資産

7,281,113

7,408,390

14,689,503

その他の項目

 

 

 

  減価償却費

323,797

39,438

363,235

のれんの償却額

66,071

66,071

  有形固定資産及び

  無形固定資産の増加額

414,746

140,799

555,546

 

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであります。

2 セグメント間の内部売上高又は振替高の調整額は、セグメント間取引消去であります。セグメント利益又は損失(△)の調整額には、報告セグメントに含まれない全社損益、セグメント間取引消去額等が含まれております。

3 セグメント利益又は損失(△)の合計額は、連結損益計算書の営業利益と一致しております。

4 セグメント資産のうち、調整額の項目に含めた全社資産の金額は、7,408,390千円であり、その主なものは、報告セグメントに帰属しない現金及び預金並びに各報告セグメントに配分していない全社資産であります。

5 減価償却費の調整額39,438千円は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。

6 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額140,799千円は、主に全社資産への投資であります。

 

【関連情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.製品及びサービスごとの情報

セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

2.地域ごとの情報

(1) 売上高

本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

(2) 有形固定資産

本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、記載を省略しております。

 

3.主要な顧客ごとの情報

外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載はありません。

 

 

【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

連結
財務諸表
計上額

デジタル

マーケティング
 関連事業

ITインフラ

関連事業

CVC関連事業

減損損失

350,604

350,604

350,604

 

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

連結
財務諸表
計上額

デジタル

マーケティング
 関連事業

ITインフラ

関連事業

CVC関連事業

減損損失

11,124

11,124

11,124

 

 

【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】

前連結会計年度(自  2022年4月1日  至  2023年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

連結
財務諸表
計上額

デジタルマーケティング
関連事業

ITインフラ
関連事業

CVC関連事業

当期末残高

391,569

391,569

391,569

 

(注)  のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

当連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

(単位:千円)

 

報告セグメント

その他

全社

消去

連結
財務諸表
計上額

デジタルマーケティング
関連事業

ITインフラ
関連事業

CVC関連事業

当期末残高

463,594

463,594

463,594

 

(注)  のれん償却額に関しては、セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。

 

【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】

 該当事項はありません。

 

 

【関連当事者情報】

 関連当事者との取引

(1) 連結財務諸表提出会社と関連当事者との取引
   該当事項はありません。

 

(2) 連結財務諸表提出会社の連結子会社と関連当事者との取引

   前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

    該当事項はありません。

 

   当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

    該当事項はありません。

 

(3) 連結財務諸表提出会社の役員及び主要株主(個人の場合に限る。)等

   前連結会計年度(自 2022年4月1日 至 2023年3月31日

   該当事項はありません。

 

   当連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

   該当事項はありません。

 

 

(1株当たり情報)

 

前連結会計年度

(自  2022年4月1日
  至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日
  至  2024年3月31日)

1株当たり純資産額

609円63銭

724円31銭

1株当たり当期純利益

135円11銭

165円32銭

 

(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。当連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

項目

前連結会計年度

(自  2022年4月1日

  至  2023年3月31日)

当連結会計年度

(自  2023年4月1日

  至  2024年3月31日)

1株当たり当期純利益

 

 

親会社株主に帰属する当期純利益(千円)

1,212,456

1,546,277

普通株主に帰属しない金額(千円)

普通株式に係る親会社株主に帰属する

当期純利益(千円)

1,212,456

1,546,277

普通株式の期中平均株式数(株)

8,973,673

9,353,205

希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1株当たり

当期純利益の算定に含めなかった潜在株式の概要

 

3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度
2023年3月31日

当連結会計年度
2024年3月31日

純資産の部の合計額(千円)

5,691,952

6,818,488

純資産の部の合計額から控除する金額(千円)

31,980

(うち非支配株主持分(千円))

(31,980)

普通株式に係る期末の純資産額(千円)

5,691,952

6,786,508

1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
普通株式の数(株)

9,336,734

9,369,630

 

4.株主資本において自己株式として計上されている信託に残存する自社の株式は、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めており、また、1株当たり純資産額の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式数に含めております。

  1株当たり当期純利益の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は前連結会計年度325,823株、当連結会計年度530,979株であります。1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度325,600株、当連結会計年度692,660株であります。