第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 ①経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、通商問題を巡る緊張、中国経済の先行き、英国のEU離脱、中東地域を巡る情勢等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響が懸念され、先行きの不透明感は増しております。

このような状況のもと当社グループ(当社と連結子会社19社)は、中期経営計画「ビジョン2020」(2019年3月期~2021年3月期)において、「音響」「映像」「音楽」「ライブ」の分野でナンバーワン、オンリーワンの企業が集まり、連携する仕組みをつくる「ハニカム型経営」に取り組んでおります。

この方針に基づき、第1四半期には、ホールやスタジオの建築音響、商業施設や事業施設の防音対策及び鉄道や道路の騒音に対する防音対策に強みを持つ日本環境アメニティ株式会社(旧 日本板硝子環境アメニテイ株式会社)を連結子会社化いたしました。また、当第3四半期には、連結子会社であったスチューダー・ジャパン-ブロードキャスト株式会社を経営資源の集中と効率化の観点から吸収合併した一方で、グローバル展開を加速するため、欧州地域の統括会社として、オランダ王国にHibino Europe B.V.を設立いたしました。

当第3四半期連結累計期間は、日本環境アメニティ株式会社の新規連結に加え、Sama Soundグループ、株式会社テクノハウス及びTLS PRODUCTIONS, INC.の通期連結による寄与がありました。また、東京オリンピック・パラリンピック関連や東京都内・地方主要都市の再開発需要、コンサート・イベント需要の拡大を追い風に各事業で大型案件を獲得したことから、売上高は第3四半期連結累計期間として過去最高を更新し、前年同四半期と比べ増収増益となりました。

これらの結果、売上高30,328百万円(前年同四半期比31.4%増)、営業利益1,397百万円(同56.2%増)、経常利益1,523百万円(同43.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益825百万円(同32.8%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分方法及び名称を変更しております。また、報告セグメントの利益又は損失の算定方法の変更を行っております。業績における前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後の区分方法、名称及び算定方法に組み替えて比較しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

[電気音響・販売施工事業]

電気音響・販売施工事業は、Sama Soundグループ及び株式会社テクノハウスの通期連結により、売上高は前年同四半期を上回りました。一方、大型案件の受注状況については、放送局、ホール、シネマ案件等を手掛けるも、前年同四半期と比べ案件数が減少しました。利益面においては、施工を伴う大型案件の多くを第4四半期に見込んでいることから、当第3四半期連結累計期間においては営業損失となりました。

これらの結果、売上高11,407百万円(前年同四半期比25.2%増)、セグメント損失83百万円(前年同四半期はセグメント利益18百万円)となりました。

 

[建築音響・施工事業]

建築音響・施工事業は、日本環境アメニティ株式会社の新規連結等により、売上高は前年同四半期を上回りました。東京都内・地方主要都市の再開発や放送局の建て替えなど、旺盛な建設需要を背景に好調に推移いたしました。また、利益率の高い大型案件の完成があったことなどから、利益が大幅に増加いたしました。

これらの結果、売上高6,461百万円(前年同四半期比110.2%増)、セグメント利益556百万円(同941.2%増)となりました。

 

[映像製品の開発・製造・販売事業]

映像製品の開発・製造・販売事業は、東京オリンピック・パラリンピック関連施設や公営競技場、アパレル店舗、東京・豊島区の「池袋西口公園野外劇場」案件等を手掛け、堅調に推移いたしました。前年同四半期に大型案件があったことから、売上高は前年同四半期を下回りましたが、収益性の高い大型案件の増加により、利益は前年同四半期と比べ増加いたしました。

これらの結果、売上高1,111百万円(前年同四半期比18.5%減)、セグメント利益110百万円(同46.0%増)となりました。

 

[コンサート・イベントサービス事業]

コンサート・イベントサービス事業は、大型のコンサートツアーが例年以上に多く、案件数、案件単価ともに向上いたしました。さらに「ラグビーワールドカップ2019日本大会」や「東京モーターショー」などの特需案件を獲得し、当社グループの収益を牽引いたしました。

これらの結果、売上高10,916百万円(前年同四半期比18.5%増)、セグメント利益1,775百万円(同11.5%増)となりました。

 

[その他の事業]

その他の事業は、業務用照明機器の販売、システム設計・施工・メンテナンスを行っております。

売上高430百万円(前年同四半期比34.5%増)、セグメント利益45百万円(前年同四半期はセグメント損失10百万円)となりました。

 

 ②財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は32,801百万円となり、前連結会計年度末と比べて378百万円増加しました。これはのれんが増加したことが主な要因であります。

 負債合計は22,333百万円となり、前連結会計年度末と比べて82百万円減少しました。これは短期借入金が減少したことが主な要因であります。

 純資産合計は10,467百万円となり、前連結会計年度末と比べて460百万円増加しました。これは利益剰余金が増加したことが主な要因であります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の金額は、324百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。