第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」、「四半期純損失」を「親会社株主に帰属する四半期純損失」としております。

 

(1)業績の状況

当社が属するインターネットビジネス業界は、引き続き著しいスピードで変化を遂げております。平成27年版情報通信白書にあるように、平成26年末のインターネットの人口普及率は8割に及んでおります。そのうちスマートフォンを使用してインターネットを利用する人の割合が全体の47.1%を占め、スマートフォンはパソコンと並ぶインターネットデバイスとなっております。その急速な普及スピードと機材の性能向上とが相俟って、ソーシャルメディアを中心としたスマートフォン向け新サービスが次々と創出され、市場の拡大と、それにともなう競争の激化が続いています。

こうした環境の下、当社グループは、スマートフォン向けサービスを軸に、既存サービスの拡充および新規サービスの開発に注力しております。主力事業のソーシャルゲーム事業では、他社配信アニメ版権ゲームや、自社オリジナルゲームなどの既存ゲームの運用に注力するとともに、第2四半期から取り組んでいる他社版権ゲームへの傾注を一層進め、新規ゲームの開発に取り組んでおります。ソーシャルラーニング事業では、「えいぽんたん!」の運用に注力するとともに、「えいぽんたん!」のノウハウを活かした新サービス「きこえ~ご」の市場への浸透に向けた施策を展開し、事業拡大と収益性の向上に取り組みました。広告メディア事業では、「poncan」を刷新した動画リワード広告「DreeVee」が順調に立ち上がり、新規顧客の開拓に向けた営業力強化するなど、スマートフォン向けサービスの需要拡大への対応力の向上に努めました。

業績面では、他社配信アニメ版権ゲームが引き続き安定的に推移しました。オリジナルゲームでは、「フルボッコヒーローズ」が前四半期に引き続き他社コンテンツをゲーム内のキャラクターやモチーフとして用いるコラボレーション・キャンペーンを中心としたプロモーション施策を実施したほか、「ちょこっとファーム」や「陰陽師」が引き続き安定的に売上寄与しました。また、広告メディア事業では、前四半期にリニューアルされた動画リワード広告「DreeVee」が順調な立ち上がりをみせ、事業拡張が進展しました。

しかしながら、「崖っぷちバスターズ」については、規模を縮小した運営に移行し運用に伴う赤字幅は縮小したものの、今後も収益性の改善が難しいとの判断から、第3四半期における減損処理を決定しました。また、第2四半期から進めている他社版権ゲームを軸とする戦略への転換にともなうアプリポートフォリオの見直しの結果、開発を進めていたオリジナルゲーム2本の将来の収益性を保守的に再評価し、併せて第3四半期で減損処理することとしました。その結果、合計359,176千円の減損損失を特別損失として計上することとなりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は4,888,881千円(前年同期比13.2%減)となりました。利益面につきましては、営業損失319,155千円(前年同期は営業利益324,820千円)、経常損失322,003千円(前年同期は経常利益307,684千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失689,692千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純利益127,873千円)となりました。

 

①コンテンツサービス

主力のソーシャルゲーム事業では、他社配信アニメ版権ゲームが引き続きユーザーの支持を獲得し、業績へ安定的に寄与しました。オリジナルゲームでは、「フルボッコヒーローズ」が前四半期に引き続き、他社コンテンツをゲーム内のキャラクターやモチーフとして用いるコラボレーション・キャンペーンを中心としたプロモーションを展開したほか、中核ユーザーに焦点をあてた運用・サポートに注力した「ちょこっとファーム」と「陰陽師」が、売上水準を維持しました。「崖っぷちバスターズ」は、規模を縮小しての運用に移行し、運用にともなう赤字が減少しました。なお、前述の他社配信のアニメ版権ゲーム2本の売上は、配信会社から一定比率の売上分配を得るかたちとなっているため、売上への影響は相対的に小さいものの、支払手数料が無く、利益に与える影響が大きくなります。

ソーシャルラーニング事業では、既存サービスの英語学習アプリ「えいぽんたん」の運用の他、第2四半期にリリースした新たな英語学習アプリ「きこえ~ご」では、市場での認知度の向上に注力するとともに、学習効果の高さを活かしたサービスの提供など、アプリの成長に向けた取り組みを進め、事業拡張および採算性向上に傾注しました。

以上のことからセグメントでの売上高は4,358,715千円(前年同期比11.9%減)、セグメント利益は98,557千円(前年同期比84.4%減)となりました。

 

②広告メディアサービス

広告メディアサービスのうち、広告領域ではリワード広告HeatAppRewardの他、第2四半期に旧来の動画リワード広告「poncan」を刷新した、「DreeVee」を主力サービスとして事業展開いたしました。動画掲載方法の多様化により、より多くの業種へサービスの提供が可能といった「DreeVee」の特徴を活かし、新たな業種の顧客開拓に注力しました。メディア領域では、無料ミュージックアプリ「DropMusic」の運用のほか、新たなサービス開発にも取り組み、複数のサービスで、サービスクオリティの向上、サービス設計の改善などリリースに向けた試行が進みました。

しかしながら、両事業ともに引き続き事業開発段階にあることから、セグメント売上高は678,590千円(前年同期比2.8%減)、セグメント損失は384,606千円(前年同期はセグメント損失296,737千円)となりました。なお、当セグメント損失には上記の試作段階のサービスに係る営業損失71,338千円を含めております。

 

今後につきましては、引き続きスマートフォンの普及が拡大し、スマートフォン向けコンテンツ市場における競争の激化が予想されます。そうした環境下、当社グループは市場の急速な変化に対応し、多様化するユーザニーズを捉えたアプリおよびサービスの開発に努めるとともに、既存サービスの運用、新規事業開発の両面において、事業部間での連携を促進し、各事業部の有する強みを融合させることでシナジーを高め、事業の拡大に引き続き注力してまいります。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 当社は、コンテンツサービス及び広告メディアサービスにおいて、スマートフォンアプリへの需要に対応するため、主にアプリケーションの研究開発を行っております。当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は175,192千円であります。