第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社グループは、「We create the prime time for you.」(私達はお客様にとって最高のひとときを創造します)を経営理念に掲げ、「食」を通じて顧客満足向上策を提案し、人々のより豊かな心と生活の形成に貢献すべく、当社の定義するレストラン等飲食店業態の3要素(味・雰囲気・サービス)の品質をバランスよく高めることをめざして日々経営に取り組んでおります。業態開発にあたっては、既に業界内において成熟したマーケット(業態)に着目し、当社独自の付加価値を積み重ねることを基本としており、他社他店にはない品質・サービスを生み出すことによってオンリーワン企業をめざし、企業グループとしての存在意義の追求を長期的なテーマとしてまいります。

(2)中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、2006年3月1日付、最終的な持株会社体制へ移行し、主力業態別の事業部門を分社化することにより、当該部門における責任と権限をより明確化した指揮命令系統を確立するとともに、全事業部門に共通するインフラ的機能である管理機能、店舗開発機能、業態・商品開発機能、教育機能等については、持株会社である当社へ集約いたしました。これにより各業態の管理強化及び経営効率の追求を図っております。

 当社グループにおいて業態開発及び業態改革は重要なテーマでありますが、いかに高品質かつリーズナブルな価格で顧客にサービスを提供することができるかという点を重要視して経営にあたっております。業態開発については、持株会社である当社にその機能を有し、実験業態検証後、高収益モデルが構築でき、事業化する段階において他の当社事業子会社同様に当社から会社分割によって分社化していく方針であります。このように将来にわたって多くの複数事業子会社を持つ企業グループを形成し、有機的な持株会社体制の機能を発揮することで、安定した経営成績の基盤を確立しつつ、中期的にグループ経常利益100億円達成を目標とし、経営成績の拡充を図るとともに企業価値の増大に努めていく所存であります。

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 次期の見通しにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大によるマイナス影響が甚大であり、政府の緊急事態宣言以降、当社グループの大半の店舗は休業状態にあり、現時点では収束の見通しが困難な状況にあります。したがって業績予想につきましては、今後の状況を見極めながら、適正かつ合理的な算定が可能となった時点で速やかに開示いたします。

 このような中、当社グループといたしましては、事態の長期化リスクにも鑑み、経営の安定化を図るため銀行借入による当面の資金確保に努めるとともに、今後の収束状況に応じた休業店舗の再開に段階的に取り組むこととし、一方で可能なコスト圧縮や新規出店、改装等の設備投資を見直すなどビジネスモデルの再構築に努め、この国難ともいえる危機的状況を乗り越えるべく全社一丸となって取り組んでまいる所存であります。

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)事業子会社における事業等のリスクを包括的に抱えることのリスク

 当社は、当社の完全子会社である事業子会社における事業等のリスクを完全親会社として包括的に抱えることになりますので、各事業子会社での事業等のリスクは、グループの持株会社である当社のリスクでもあるものと判断します。具体的には、以下のようなものがあります。

①新業態の開発・事業化について

 当社グループは、多業態飲食チェーンとして、「ベーカリーレストラン・サンマルク」及び「ベーカリーレストラン・バケット」の西洋風レストランの他、コーヒーショップ「サンマルクカフェ」、回転ずし店「すし処函館市場」、スパゲティ専門店「生麺工房鎌倉パスタ」、ドリア専門店「神戸元町ドリア」及びフルサービス喫茶「倉式珈琲店」の計7本の本格展開業態を有し、各会社別に業容の拡大を図っておりますが、これらに続く新業態の開発については重要な経営課題として位置づけております。業態開発についての機能は、基本的に持株会社である当社が保有しておりますが、各事業子会社で既に保有している実験業態のブラッシュアップや本格展開業態の派生業態の開発などにより、グループ一体となって顧客ニーズの把握、店舗運営パッケージの構築、立地面の検証等に注力していく予定であります。

  当社グループは、今後も複数の新業態実験を継続的に実施していくこととし、運営ノウハウの蓄積に努めるとともにこれらの中から事業の柱となる業態を着実に育て、本格的な事業化につなげていく方針であります。そのため、これら新業態の開発・事業化の進展如何によって、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。

展開業態・実験業態店舗数

 

業  態  名

2020年3月31日現在

展開業態

ベーカリーレストラン・サンマルク

63

ベーカリーレストラン・バケット 他

98

生麺工房鎌倉パスタ 他

216

すし処函館市場 他

16

神戸元町ドリア 他

37

サンマルクカフェ

405

倉式珈琲店

65

実験業態

奥出雲玄米食堂井上/ザ・シーズン/天清/石焼炒飯店 他

32

 

②特定の取引先への依存度について

 株式会社タカキフードサービスパートナーズとの取引関係

 当社グループは、株式会社タカキフードサービスパートナーズから当社グループチェーン店舗で使用するパン生地を仕入れており、当社グループの当連結会計年度における同社との取引は、当社連結仕入高に対し11.2%(16億87百万円)となっております。

 株式会社タカキフードサービスパートナーズは、株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所をホールディングカンパニーとするパン生地等業務用製品の卸売事業等を担う同社グループ企業であります。当社グループは、1991年5月、同社グループとの取引を開始して以来、パン製造技術の指導を受けており、またパン商品の共同開発を行うなど、同社グループとの良好な関係を保っております。

 今後、当社グループチェーンの拡大に伴い、同社からの仕入取引金額が増加する可能性があります。

 上記株式会社タカキフードサービスパートナーズと当社グループとの取引は契約に基づいており、今後とも安定的に継続するものと思われますが、仮に何らかの理由で現在の取引関係に変化が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

③主要食材の調達について

 当社グループチェーンでは、レストラン等で使用する主要食材の食肉牛について、高い品質管理及び検査体制レベルから鑑みて、BSE(牛海綿状脳症)非汚染国とされるニュージーランド及びオーストラリアからの海外調達により仕入れております。当社グループでは、食材全般の調達リスクを低減させるため、食材加工協力工場のさらなる品質管理向上に努めるとともに、国内外における食材の調達先の分散化や新たなルート確保を随時進めておりますが、食肉牛について、万一、現調達先の非汚染国においてBSEが発生するなどにより、調達に支障を来すこととなった場合、一部、メニュー変更等を余儀なくされるケースも想定でき、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

④差し入れ敷金・保証金及び建設協力金について

 当社グループの直営店出店のための賃貸借物件に係る差し入れ敷金・保証金等の残高は、連結ベースで2020年3月31日現在、敷金・保証金総額95億71百万円(934件)、建設協力金総額3億95百万円(31件)がありますが、賃貸人に対し賃貸借物件の需給関係、力関係から同業他社と同様にこれら差し入れ敷金・保証金等の返還請求権に対する抵当権設定等保全は完全なものではありません。

 このような状況を踏まえ、今後当社グループにおいて直営店の出店増に伴う差し入れ敷金・保証金等残高が増大することが予想され、個別物件を含む相手先の信用情報等に基づく社内審査を強化しております。今後、万一差し入れ敷金・保証金等の相手先の倒産等により、一部回収不能の状況が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤顧客情報の管理について

 当社グループチェーンは、来店顧客のアンケート情報や入会会員情報をデータベース化し、レストランの特別メニューをご案内するなどダイレクトメールによる販売促進に活用しております。

 当該顧客情報につきましては、個人情報取扱に関して公的認定基準を満たした信頼性の高い外部委託先を指定して管理することとしており、社内においても個人情報保護法遵守の観点から、顧客情報については特に留意した取扱いを徹底するなど万全を期しておりますが、万一、不正等の発生により、何らかの理由で顧客情報が漏洩した場合は、損害賠償問題の発生や信用の低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑥法的規制等について

 当社グループチェーンの店舗は、飲食に起因する衛生上の危害の発生防止及び公衆衛生の向上並びに増進に寄与することを目的とした食品衛生法の規制を受けております。当社グループチェーンは、定期的に第三者の衛生検査機関による細菌検査を実施するなど衛生面には万全を期しておりますが、万一、食中毒事故を引き起こしたり、重大な衛生問題が発生した場合は、食品等の廃棄処分、営業許可の取消し、営業の禁止、一定期間の営業停止等を命じられることがあり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑦人材の確保等について

 当社グループチェーンは、多店舗展開により多数のパート・アルバイト社員を雇用しており、また、毎期継続的な新規出店を行っていることから、必要な人材の確保・育成が計画通りに進まない場合や今後の人口態様の変化により適正な労働力を確保できない場合には、事業の遂行や展開に支障をきたす恐れがあり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、各種労働法令の改正や社会保険等従業員の処遇に関連した法改正が行われた場合、対応コストや人件費等が増加する可能性があり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑧自然災害等に関するリスク

 当社グループチェーンは日本国内において多くの店舗を展開しており、地震、台風、洪水等の不可避な自然災害の発生により、店舗においてお客様、従業員が被災する可能性及び店舗設備が損壊する可能性があります。この場合、被害にあったお客様、従業員の医療費等が多額に発生した場合または損害を被った店舗設備等の修繕が多額に発生した場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、物流網が寸断される場合、仕入先が被災し原材料の調達に影響を及ぼす場合、停電等により営業時間の制約を受ける場合などにおいては、当社グループの仕入及び販売が遅延、混乱、停止する可能性があります。このように当社グループの店舗が直接被災しない場合においても間接的な影響を受けることで、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、店舗の営業時間の短縮、店舗の休業等が長期化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(2)持株会社としてのリスク

 当社グループは、2006年3月1日付、会社分割により業態別に分社化するとともに、全事業に共通するインフラ的機能を持株会社である当社に集約いたしました。当社は、ベーカリーレストラン事業、カフェ事業、回転ずし事業等の業態別子会社を有し、経営統括管理を行う持株会社であります。

 当社は、当該グループ経営を軌道に乗せて円滑な運営に万全を期する予定でありますが、不測の内的または外的要因等によって、グループ内の体制が完全に整わなかったり、各業態別子会社の立ち上げが順調に進まなかったりした場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の状況の概要

(1)経営成績等

 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により、緩やかな回復基調が続いたものの、世界的な貿易摩擦の激化や海外経済の減速などに加え、新型コロナウイルスの感染拡大が社会不安を増大し、先行きの不透明感が一層高まってきております。

 外食業界におきましては、慢性的な人手不足に起因する人件費の高止まりと原材料価格や物流費の上昇が続き、台風や大雨等の甚大な自然災害の発生や消費税増税による消費マインドの低迷が深刻化しております。さらに新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や店舗休業または営業時間短縮などを余儀なくされ、未曾有の厳しい経営環境となっております。

 このような中、当社グループにおきましては、外食業としての店舗力を高めるための接客や衛生管理の向上に努めるべく、中期的課題と位置づける人員体制の整備と従業員への教育に注力してまいりました。

 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高689億8百万円(前期比1.7%減)、経常利益43億円(同34.5%減)となりました。また、特別損益では、海外の非連結子会社に対する貸付金に係る貸倒引当金繰入額9億52百万円の計上もあり、親会社株主に帰属する当期純利益は14億86百万円(同48.9%減)となりました。

 なお、期中に当社グループ全業態で合計35店舗を出店し、当連結会計年度末の店舗数は、直営店900店舗、フランチャイズ店32店舗、合計932店舗体制となりました。

 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 なお、当連結会計年度からセグメント区分の変更を行っており、前期比較については、変更後の区分方法に組み替えたものによっております。詳細につきましては、後記「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報 1.報告セグメントの概要(報告セグメントの変更等に関する事項)」をご参照ください。

 レストラン事業におきましては、ベーカリーレストランにつき、店舗オペレーションの効率化及び接客力強化のための教育に注力してまいりました。店舗数につきましては、当連結会計年度中に「ベーカリーレストラン・サンマルク」直営店2店舗出店し、直営店46店舗、フランチャイズ店17店舗、計63店舗となりました。また、「ベーカリーレストラン・バケット」は、直営店98店舗となりました。

 スパゲティ専門店「生麺工房鎌倉パスタ」につきましては、値頃感のあるセットメニューの開発を進めるとともに、スタンバイ食材の見直しなど作業効率の改善に努めてまいりました。当連結会計年度中に直営店11店舗出店し、これにより直営店216店舗となりました。

 回転ずし「すし処函館市場」につきましては、ランチメニューの充実をはじめとした品質向上による既存店売上の向上を収めてまいりました。当連結会計年度中に直営店1店舗出店し、直営店11店舗、フランチャイズ店5店舗、計16店舗となりました。

 ドリア専門店「神戸元町ドリア」につきましては、既存業態のブラッシュアップを図りつつ、派生業態の開発に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店1店舗出店し、これにより直営店37店舗となりました。

 この結果、レストラン事業売上高は357億70百万円(前期比2.2%減)、営業利益は31億56百万円(同26.0%減)となりました。

 喫茶事業におきましては、コーヒーショップ「サンマルクカフェ」につき、「おいしいカフェ」をコンセプトとした鮮度重視のフードメニューの充実に努める一方、人員体制を整備するための採用強化、研修充実を図ってまいりました。出店につきましては、当連結会計年度中に「サンマルクカフェ」直営店8店舗出店し、これにより直営店396店舗、フランチャイズ店9店舗、計405店舗となりました。

 フルサービス喫茶の「倉式珈琲店」につきましては、和風ドリンクなどメニューの定期的な拡充に取り組み、店舗管理力を高めるための人材育成に注力してまいりました。当連結会計年度中に直営店11店舗出店し、直営店64店舗、フランチャイズ店1店舗、計65店舗となりました。

 この結果、喫茶事業売上高は311億25百万円(前期比0.9%減)、営業利益は23億78百万円(同33.6%減)となりました。

 当社の実験業態に係る事業であるその他事業におきましては、「奥出雲玄米食堂井上」「ザ・シーズン」「天清」「石焼炒飯店等」のビジネスモデルの構築及び再構築に取り組んでまいりました。当連結会計年度中に直営店1店舗出店し、直営店32店舗となりました。

 この結果、その他事業売上高は20億12百万円(前期比4.8%減)、営業損失は1億26百万円(前連結会計年度1億8百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フロー

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純利益25億20百万円の確保がありましたが、事業拡充に伴う新規出店及び改装の有形固定資産取得27億48百万円の支出、配当金の支払13億20百万円等により、前連結会計年度に比べ14億41百万円増加(10.6%増)し、150億14百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において営業活動の結果得られた資金は65億33百万円となり、前連結会計年度に比べ12億59百万円の減少(16.2%減)となりました。

 これは主に、税金等調整前当期純利益が25億20百万円となったこと及び減価償却費が33億51百万円となったことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において投資活動の結果使用した資金は34億9百万円となり、前連結会計年度に比べ2億31百万円の減少(6.3%減)となりました。

 これは主に、新規出店及び改装に伴う有形固定資産の取得による支出が27億48百万円となったことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において財務活動の結果使用した資金は16億81百万円となり、前連結会計年度に比べ23億79百万円の減少(58.6%減)となりました。

 これは主に、配当金の支払額13億20百万円によるものであります。

 

店舗数・仕入・販売等の実績

(1)地域別店舗数の実績

2020年3月31日現在

 

 

地域別

北海道・
東北地区

関東地区

中部地区

関西地区

中国・四国地区

九州地区

合  計

区 分

セグメント

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

期末店舗数

(店)

前期末比較

(店)

直営店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストラン

22

176

+1

52

+2

90

+1

41

△1

27

△1

408

+2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶

20

+2

226

+6

51

+3

84

46

+1

33

460

+12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その他

1

10

△2

4

+1

12

△1

5

32

△2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

43

+2

412

+5

107

+6

186

92

60

△1

900

+12

フランチャイズ店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レストラン

3

3

△1

14

1

1

22

△1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶

4

△1

5

1

10

△1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7

3

△2

19

2

1

32

△2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

43

+2

419

+5

110

+4

205

94

61

△1

932

+10

(注)1.レストラン事業は、ベーカリーレストラン・サンマルク、すし処函館市場等、ベーカリーレストラン・バケット等、生麺工房鎌倉パスタ等及び神戸元町ドリア等から構成されております。

2.喫茶事業は、サンマルクカフェ及び倉式珈琲店から構成されております。

3.その他事業は、奥出雲玄米食堂井上、ザ・シーズン、天清、石焼炒飯店等から構成されております。

(2)仕入実績

当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

 

セグメント

金額

前年同期比(%)

レストラン

8,445,383

97.7

 

喫茶

6,097,503

100.8

 

その他

523,749

95.1

 

合計

15,066,636

98.8

 

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

(3)販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

 

セグメント

金額

前年同期比(%)

レストラン

35,770,399

97.8

 

喫茶

31,125,507

99.1

 

その他

2,012,730

95.2

 

合計

68,908,637

98.3

 

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

(4)種類別販売実績

当連結会計年度の種類別販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 (単位:千円)

 

種類

直営店売上

ロイヤリティ収入

FC関連等売上

合計

金額

前年同期比(%)

金額

前年同期比(%)

金額

前年同期比(%)

金額

前年同期比(%)

 レストラン

34,821,910

97.9

132,012

85.2

816,477

95.7

35,770,399

97.8

 喫茶

30,637,081

99.2

45,528

89.9

442,896

97.2

31,125,507

99.1

 その他

1,988,024

95.2

24,706

95.2

2,012,730

95.2

合計

67,447,015

98.4

177,540

86.4

1,284,080

96.2

68,908,637

98.3

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。

   2.主要な販売先については、相手先別の販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満であるため、記載を省略しております。

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)重要な会計方針及び見積り

 連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、決算日における資産及び負債の報告金額、偶発資産及び負債の開示、報告期間における収益及び費用の報告金額に影響を与える様な見積りを行う必要があります。見積りは、過去の経験やその時点の状況として妥当と考えられる様々な要素に基づき行っており、他の情報源からは得られない資産及び負債の帳簿価額について当社及び連結子会社の判断の基礎となっています。ただし、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、見積りと将来の実績が異なることもあります。

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成のための重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

(2)財政状態の分析

①総資産

 当連結会計年度末の総資産につきましては、営業活動による利益の確保等により574億34百万円で前連結会計年度末と比べ16億円減少いたしました。

②流動資産

 流動資産につきましては、187億41百万円で前連結会計年度末に比べ1億95百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が14億41百万円増加した一方で、売掛金が18億34百万円減少したこと等によるものであります。

③固定資産

 固定資産につきましては、386億92百万円で前連結会計年度末に比べ14億4百万円減少いたしました。これは主に減価償却等により建物及び構築物が6億41百万円減少した一方で、非連結子会社に対する長期貸付金に係る貸倒引当金が9億49百万円増加したこと等によるものであります。

④流動負債

 流動負債につきましては、67億12百万円で前連結会計年度末に比べ14億56百万円減少いたしました。これは主に買掛金が7億32百万円、未払金が4億55百万円、未払法人税等が5億71百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

⑤固定負債

 固定負債につきましては、38億51百万円で前連結会計年度末に比べ3億5百万円減少いたしました。これは主に長期未払金が3億39百万円減少したこと等によるものであります。

⑥純資産

 当連結会計年度末の純資産合計は、利益剰余金の増加等により468億69百万円で前連結会計年度末と比べ1億61百万円増加いたしました。

(3)経営成績の分析

①売上高
 売上高は689億8百万円で前期比マイナス1.7%となりました。売上高は、当連結会計年度における新型コロナウイルス感染拡大によるマイナス影響により減少いたしました。セグメント別では、レストラン事業が357億70百万円、前期比マイナス2.2%、喫茶事業が311億25百万円、前期比マイナス0.9%、その他事業が20億12百万円、前期比マイナス4.8%となりました。
②売上原価
 売上原価は150億55百万円であり、売上原価率が21.8%で前連結会計年度の21.8%と比較し同率となりました。
③販売費及び一般管理費
 販売費及び一般管理費は496億91百万円であり、売上販管比率が72.1%で前連結会計年度の69.1%と比較し、3.0ポイントの悪化となりました。この主な要因は、最低賃金の増加や教育研修の継続、正社員の補充などの人員体制の整備・充実に伴う人件費の増加等によるものであります。
④営業利益
 上記の結果、営業利益は41億61百万円で前期比マイナス35.1%となりました。セグメント別では、レストラン事業31億56百万円で前期比マイナス26.0%、喫茶事業23億78百万円で前期比マイナス33.6%、その他事業△1億26百万円(前連結会計年度△1億8百万円)となりました。

⑤営業外収益・営業外費用
 営業外収益は3億36百万円で前期比22百万円減少いたしました。これは主に債務勘定整理益が20百万円減少したこと等によるものであります。
 営業外費用は1億97百万円で前期比0百万円と同程度の金額となりました。
⑥経常利益
 以上の結果、経常利益は43億円で前期比マイナス34.5%となりました。
⑦特別損失

 特別損失は17億91百万円で前期比2億24百万円減少いたしました。これは主に前連結会計年度で関係会社株式評価損7億49百万円計上に対し、当連結会計年度で海外の非連結子会社に対する貸付金に係る貸倒引当金繰入額2億53百万円、固定資産除却損1億87百万円、減損損失1億51百万円それぞれ増加したこと等によるものであります。
⑧親会社株主に帰属する当期純利益
 法人税、住民税及び事業税は12億9百万円で前期比9億50百万円減少いたしました。
 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は14億86百万円で前期比マイナス48.9%となりました。

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループは、設備投資資金は内部留保資金及び営業活動によるキャッシュ・フローを充当し、土地取得を伴う出店やM&A等、特別に多額な資金需要が発生した場合には金融機関からの借入金及びエクイティファイナンス等による調達手段を検討し対応することを基本としております。

 当連結会計年度におきましては、営業活動によるキャッシュ・フロー65億33百万円の確保、投資活動によるキャッシュ・フロー34億9百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー16億81百万円の支出等により当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は150億14百万円となり、前連結会計年度に比べ14億41百万円増加いたしました。

(5)経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況

 当社グループは、企業価値を持続的に高めていくことが経営上の重要課題であると認識しています。

 当連結会計年度における、計画の達成状況は以下のとおりになります。

 

指標

2020年3月期

2020年3月期

実績

計画

売上高(百万円)

68,908

71,872

経常利益(百万円)

4,300

6,300

経常利益率(%)

6.2

8.8

 

4【経営上の重要な契約等】

1.物流に関する基本協定

 当社は、当社グループチェーン店舗の食材等の調達に係る物流体制の合理化及び製造元等と当社グループ及び当社グループチェーンフランチャイジーとの仕入決済業務の簡素化を目的に1998年5月6日、伊藤忠商事株式会社とレストラン事業等に係る物流等に関する基本協定を締結しております。なお、本基本協定は2006年2月16日付覚書にて旧株式会社サンマルクより当社へ承継したものであります。

内容

仕入業務

当社の開発及び指定する食材等に関し、当社グループチェーン店舗が食材等を発注する指定仕入先として伊藤忠商事株式会社を認定する。

供給体制

伊藤忠商事株式会社は当社の指定する期日、納品状態等を厳守し、当社グループチェーン店舗に食材等を供給する。

代金決済

当社グループチェーン店舗に対し、伊藤忠商事株式会社が納品する食材等については、全て同社と当該発注店舗との間で決済する。

商品開発

商品の開発、食材等の製造元等の選定並びに業務指導及び当該製造元等から伊藤忠商事株式会社への納品価格交渉については当社が行い、当社グループチェーン店舗への納品価格は当社及び伊藤忠商事株式会社との協議により決定する。

情報管理

伊藤忠商事株式会社は当社グループチェーン店舗との受発注及び在庫状況を管理するため、当社情報管理システムを使用する。

ソフトウエアの使用料等

 

伊藤忠商事株式会社は当社情報管理システムの使用及び当社の行う商品開発、製造元等への業務指導の対価として、予め取り決める条件に従い所定額を当社に支払う。

協定期限

1998年5月6日より1年間、ただし、自動更新条項がある。

 

2.子会社において締結の経営上の重要な契約等

(1)株式会社サンマルク

 フランチャイズ契約

 株式会社サンマルクはレストラン展開を図るため、フランチャイジーと下記内容の「サンマルクレストランシステムフランチャイズ契約」を締結しております。

内容

株式会社サンマルクは、フランチャイジーに対し、一定の場所で株式会社サンマルクが開発したサンマルクレストランチェーンシステムの運営、商品の調理加工、その他の経営管理ノウハウ、商標、サービスマーク、その他の標章を使用して、株式会社サンマルクが指定する商品を顧客に提供し販売する権利を与えると共に、店舗の基本設計、商品供給、店舗運営等店舗の営業につき、指導援助を行う。

契約期間

契約締結の日又は契約効力発生の日より8年間。但し、延長条項がある。

契約条件

加盟金

1店舗につき10,000千円

但し、2店舗目以降は1店舗につき5,000千円

 

ロイヤリティー

売上高に対する5%相当額

 

(2)株式会社函館市場

 フランチャイズ契約

 株式会社函館市場は回転ずしの展開を図るため、フランチャイジーと下記内容の「すし処函館市場チェーンシステムフランチャイズ契約」を締結しております。

内容

株式会社函館市場は、フランチャイジーに対し、一定の場所で株式会社函館市場が開発したすし処函館市場チェーンシステムの運営、商品の調理加工、その他の経営管理ノウハウ、商標、サービスマーク、その他の標章を使用して、株式会社函館市場が指定する商品を顧客に提供し販売する権利を与えると共に、店舗の基本設計、商品供給、店舗運営等店舗の営業につき、指導援助を行う。

契約期間

契約締結の日より8年間。但し、延長条項がある。

契約条件

加盟金

1店舗につき10,000千円

但し、2店舗目以降は1店舗につき5,000千円

 

ロイヤリティー

売上総利益に対する8%相当額(但し、売上高の4.5%を下限とする)

 

(3)株式会社サンマルクカフェ

 フランチャイズ契約

  コーヒーショップ「サンマルクカフェ」

 株式会社サンマルクカフェはコーヒーショップの展開を図るため、フランチャイジー候補者と下記内容の「サンマルクカフェフランチャイズ出店権利契約」及びフランチャイジーと下記内容の「サンマルクカフェフランチャイズ契約」を締結しております。

① フランチャイズ出店権利契約

ライセンス

1契約につき1店舗の出店権利契約。

但し、締結後1年以内に店舗建築工事を着工しないときには出店の権利を喪失する。

出店権利金

1店舗につき1,000千円

② フランチャイズ契約(本契約)

ライセンス

株式会社サンマルクカフェの指定する商品を販売するために、当社の所有する商標等を使用する権利を与える。

契約期間

契約締結の日より8年間。但し、延長条項がある。

加盟金

1店舗につき4,000千円

ロイヤリティー

売上高に対する5%相当額

 

3.連結子会社の吸収合併

 当社は、2020年1月17日開催の取締役会において、当社100%出資の連結子会社である株式会社サンマルクチャイナを吸収合併することを決議し、2020年3月1日に吸収合併いたしました。

 なお、本件合併の詳細については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表(1)連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

5【研究開発活動】

該当事項はありません。