第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 業績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益ならびに雇用情勢の改善により、ゆるやかな景気の持ち直しが期待される反面、円高・株安の進行に加え、日銀のマイナス金利導入、英国の欧州連合(EU)離脱の決定などから、全体として景気の下振れリスクもあり、先行き不透明な状況で推移しております。

 国内の雇用情勢におきましては、厚生労働省が発表した平成28年6月の有効求人倍率(季節調整値)が、1.37倍と、前月を0.01ポイント上回り、また、総務省が発表した平成28年6月の完全失業率(季節調整値)についても、3.1%と、前月を0.1%下回るなど、全体として改善を続けております。

 当社グループは、従来、化学・バイオ分野を中心とした理学系研究職派遣、機械・電子分野を中心とした工学系技術職派遣からなる「人材サービス事業」、医薬品開発の支援を行う「CRO事業」、有機化学品の受託製造、二枚貝を中心とした海水生物の販売・受託試験、射出成形機器の製造・販売を行う「研究開発・製造事業」ならびに、当社グループの支援を行う「グループ戦略補助事業」で構成されておりましたが、今年度より、「CRO事業」につきましては、本格的な海外進出を開始し、また新たな事業領域としまして、人材サービス事業で培ったマッチングのノウハウと、インターネットの技術を組み合わせた「インタラクション事業」を設け、現在当社及び子会社19社で構成されております。

 当社グループの中核事業である「人材サービス事業」につきましては、理学系研究職派遣において、人材養成の為の研修所の新設を昨年度より進めており、現在全国に17拠点を展開しております。雇用情勢の改善によるスタッフの確保は厳しさを増しておりますが、自社で教育訓練を行うことにより、付加価値の高い人材を輩出出来る体制を整え、顧客からのニーズにお応えしております。また、工学系技術職派遣につきましても、WDB工学株式会社において、新たに新入社員を迎え、全国で稼働をしております。

 CRO事業につきましては、従来の国内展開だけではなく、海外展開を昨年度より開始し、グローバルCRO体制の構築を目指しております。今年度につきましては、平成28年4月に『WDBケミカルラボラトリー株式会社』を設立し、事業を開始いたしました。主として製薬会社が従来行っております創薬研究のための実験業務を代行して行うことを目的としており、実際の実験につきましては平成28年2月に設立しましたWDB India Pvt,Ltd.で実施をしていきます。また、平成27年8月に米国フィラデルフィアに設立いたしましたWDB Medical Data,Inc.につきましても、本格的な事業開始に向け、活動を行っております。

 以上のような活動の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、7,906百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
 営業利益につきましては、798百万円と前年同期と比べ133百万円(前年同期比20.1%増)の増益となりました。また、経常利益につきましては、800百万円と前年同期と比べ132百万円(前年同期比19.8%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、440百万円と前年同期と比べ81百万円(前年同期比22.6%増)の増益となりました。

 

 

 セグメントの業績につきましては、下記の通りとなっております。

 

①人材サービス事業

 理学系研究職派遣ならびに工学系技術職派遣が堅調に推移したため、当セグメントの売上高は、7,391百万円と前年同期と比べ640百万円(前年同期比9.5%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、839百万円と前年同期と比べ152百万円(前年同期比22.1%増)の増益となりました。

 (注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

②CRO事業

 当セグメントにつきましては、WDBアイシーオー株式会社の受注が堅調に推移したことにより、売上高は322百万円と前年同期と比べ57百万円(前年同期比21.6%増)の増収となりましたが、昨年度より展開をしております海外CRO事業について、事業立ち上げのコストの増加により、セグメント利益(営業利益)は、26百万円と前年同期と比べ18百万円(前年同期比41.4%減)の減益となりました。

 (注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

③その他

 当セグメントの売上高は、193百万円と前年同期と比べ20百万円(前年同期比9.7%減)の減収、セグメント利益(営業利益)は11百万円と前年同期と比べ0百万円(前年同期比3.9%減)の減益となりました。

 (注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

(2) 財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末の財政状態は、主として受取手形及び売掛金の増加により、総資産は14,385百万円となり、前連結会計年度末と比較して424百万円の増加となりました。負債につきましては、主として支払手形及び買掛金の増加により4,649百万円となり、前連結会計年度末と比較して149百万円の増加となりました。また、純資産は9,736百万円となり、前連結会計年度末と比較して274百万円の増加となりました。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、0百万円であります。これは、株式会社WDB環境バイオ研究所に係るものであります。なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変化はありません。