第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、ゆるやかな回復基調で推移したものの、英国のEU離脱問題、米国大統領選の結果などを受けて為替相場や株式市場が大きく変動するなど、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

国内の雇用情勢におきましては、厚生労働省が発表した平成28年12月の有効求人倍率(季節調整値)が、1.43倍と、前月を0.02ポイント上回り、また、総務省が発表した平成28年12月の完全失業率(季節調整値)についても、3.1%と、前月と同水準となり、全体として改善を続けております。

当社グループは、化学・バイオ分野を中心とした理学系研究職派遣、機械・電子分野を中心とした工学系技術職派遣からなる「人材サービス事業」、基礎研究における実験業務と臨床試験以降の開発業務の代行・支援を行う「CRO事業」、有機化学品の受託製造、二枚貝を中心とした海水生物の販売・受託試験、射出成型機器の製造・販売を行う「研究開発・製造事業」ならびに、当社グループの支援を行う「グループ戦略補助事業」からなり、当社及び子会社18社で構成されております。今年度より、「CRO事業」につきましては、海外の子会社を通じて本格的な海外進出を開始し、また新たな事業領域として、人材サービス事業で培ったマッチングのノウハウと、インターネットを組み合わせた「インタラクション事業」を立ち上げました。

当社グループの中核事業である「人材サービス事業」につきましては、WDB株式会社において、昨年度より全国に展開をしております研修所も順調に稼働しており、顧客のニーズにお応えしておりますとともに、平成28年10月に鹿児島オフィスを、同11月に松江オフィスを開設し、それぞれ営業を開始しております。また、新卒者の常用雇用派遣を行っておりますWDB工学株式会社、WDBエウレカ株式会社につきましては、全国の顧客にスタッフを派遣しており、来期の新卒社員の採用活動についても鋭意取り組んでおります。
雇用情勢の改善によるスタッフの確保は引き続き厳しい状況ではありますが、当社グループ独自の研修制度や、より地域に密着した営業活動の実施により、今後も顧客からの様々なニーズにお応えしてまいります。

「CRO事業」につきましては、国内ではWDBアイシーオー株式会社の業績が堅調に推移しておりますほか、平成28年4月に設立しました WDBケミカルラボラトリー株式会社 におきましては、同じく平成28年2月に設立しました WDB India Pvt,Ltd.(WDBインディア株式会社)とともに、主として創薬研究のための実験業務を代行することを目的としており、本格的な受注を目指して活動しております。

また、平成27年8月に米国フィラデルフィアに設立いたしました WDB Medical Data,Inc.(WDBメディカルデータ株式会社)につきましても、本格的な事業開始に向け活動を行っており、グループ内で連携を取りながらグローバルCRO体制の構築を目指しております。

以上のような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、24,100百万円(前年同期比9.4%増)となりました。
営業利益につきましては、2,480百万円と前年同期と比べ501百万円(前年同期比25.4%増)の増益となりました。また、経常利益につきましては、2,480百万円と前年同期と比べ500百万円(前年同期比25.3%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,428百万円と前年同期と比べ242百万円(前年同期比20.4%増)の増益となりました。
 

 

各セグメントの業績につきましては、下記の通りとなっております。

 

①人材サービス事業

理学系研究職派遣ならびに工学系技術職派遣が堅調に推移したため、当セグメントの売上高は、22,555百万円と前年同期と比べ1,964百万円(前年同期比9.5%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、2,612百万円と前年同期と比べ552百万円(前年同期比26.8%増)の増益となりました。

(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

②CRO事業

当セグメントにつきましては、WDBアイシーオー株式会社の受注が堅調に推移したことにより、売上高は975百万円と前年同期と比べ129百万円(前年同期比15.3%増)の増収となりましたが、昨年度より展開をしております海外CRO事業について、事業立ち上げコストの増加により、セグメント利益(営業利益)は、85百万円と前年同期と比べ57百万円(前年同期比40.3%減)の減益となりました。

(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

③その他

当セグメントの売上高は、569百万円と前年同期と比べ26百万円(前年同期比4.5%減)の減収、セグメント利益(営業利益)は37百万円と前年同期と比べ30百万円(前年同期比461.8%増)の増益となりました。

(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、主として現金及び預金の増加により、総資産は15,379百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,418百万円の増加となりました。負債につきましては、主として未払金等の増加により4,680百万円となり、前連結会計年度末と比較して181百万円の増加となりました。また、純資産は10,698百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,236百万円の増加となりました。

 

(3)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、0百万円であります。これは、株式会社WDB環境バイオ研究所に係るものであります。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変化はありません。