文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や所得・雇用環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調が続きましたが、米国の政策動向や世界的に高まる地政学的リスク、金融市場の動向などが懸念され、先行きは不透明な状況で推移しました。
国内の雇用情勢におきましては、厚生労働省が発表した平成29年12月の有効求人倍率(季節調整値)が、1.59倍と、前月を0.03ポイント上回り、総務省が発表した平成29年12月の完全失業率(季節調整値)は、2.8%と、前月から0.1ポイント小幅上昇しましたが、全体としては着実に改善を続けております。
当社グループの中核事業である「人材サービス事業」につきましては、WDB株式会社において、全国に展開しております支店が、地域に密着したきめ細かなサービスを提供しておりますとともに、スタッフ養成のための研修所が順調に稼働し、より一層の収益向上に貢献しております。新卒者の常用雇用派遣を行っておりますWDB工学株式会社、WDBエウレカ株式会社につきましても、全国的にスタッフを派遣しており、それぞれの分野において順調に業容を拡大しております。雇用情勢の改善によるスタッフの確保は、引き続き厳しい状況が予想されますが、より地域に密着した営業活動の実施や、当社グループ独自の研修制度の充実により、今後も様々な顧客ニーズにお応えしてまいります。
「CRO事業」につきましては、WDBアイシーオー株式会社の業績が堅調に推移しておりますほか、平成29年3月と同6月に子会社化しましたOy Medfiles Ltd.(メドファイルズ社)と株式会社コーブリッジがそれぞれの強みを活かした業務を行っており、第2四半期連結会計期間より当社グループの連結経営成績に貢献しております。この他にもアメリカやインドの各拠点が連携して営業活動を行っており、当社グループの「CRO事業」における更なる成長と収益の向上に取り組んでおります。
以上のような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、28,361百万円(前年同期比17.7%増)となりました。
営業利益につきましては、3,308百万円と前年同期と比べ828百万円(前年同期比33.4%増)の増益となりました。また、経常利益につきましては、3,343百万円と前年同期と比べ863百万円(前年同期比34.8%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2,736百万円と前年同期と比べ1,307百万円(前年同期比91.5%増)の増益となりました。
各セグメントの業績につきましては、下記の通りとなっております。
① 人材サービス事業
理学系研究職派遣ならびに工学系技術職派遣が堅調に推移したため、当セグメントの売上高は、25,638百万円と前年同期と比べ3,082百万円(前年同期比13.7%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、3,324百万円と前年同期と比べ711百万円(前年同期比27.2%増)の増益となりました。
(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
② CRO事業
当セグメントにつきましては、WDBアイシーオー株式会社の受注が堅調に推移したことにより、売上高は2,006百万円と前年同期と比べ1,030百万円(前年同期比105.7%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、190百万円と前年同期と比べ105百万円(前年同期比122.8%増)の増益となりました。
(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
③ その他
当セグメントの売上高は、716百万円と前年同期と比べ147百万円(前年同期比25.8%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は85百万円と前年同期と比べ47百万円(前年同期比127.1%増)の増益となりました。
(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、主として現金及び預金の増加により、総資産は19,373百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,863百万円の増加となりました。負債につきましては、主として未払金の増加により5,801百万円となり、前連結会計年度末と比較して680百万円の増加となりました。また、純資産は13,571百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,182百万円の増加となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、0百万円であります。これは、株式会社WDB環境バイオ研究所に係るものであります。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変化はありません。