文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や所得・雇用環境の改善に支えられ、緩やかな回復基調が続きましたが、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動などが懸念され、先行きは不透明な状況で推移しました。
国内の雇用情勢におきましては、厚生労働省が発表した平成30年12月の有効求人倍率(季節調整値)が、1.63倍と、前月と同じ水準でした。また、総務省が発表した平成30年12月の完全失業率(季節調整値)は、2.4%と、前月から0.1ポイント低下しました。雇用環境は全体として着実に改善を続けております。
当社グループの中核事業である「人材サービス事業」につきましては、WDB株式会社において、全国に展開しております支店が、地域に密着したきめ細かなサービスを提供しておりますとともに、スタッフ養成のための研修所が順調に稼働し、より一層の収益向上に貢献しております。新卒者の常用雇用派遣を行っておりますWDB工学株式会社につきましても、全国的にスタッフを派遣しており、それぞれの分野において順調に業容を拡大しております。雇用情勢の改善によるスタッフの確保は、引き続き厳しい状況が予想されますが、より地域に密着した営業活動の実施や、当社グループ独自の研修制度の充実により、今後も様々な顧客ニーズにお応えしてまいります。
「CRO事業」につきましては、WDBアイシーオー株式会社及び電助システムズ株式会社の業績が堅調に推移しておりますほか、平成29年3月と同6月に子会社化しましたOy Medfiles Ltd.(メドファイルズ社)と株式会社コーブリッジがそれぞれの強みを活かした業務を行っており、当社グループの連結経営成績に貢献しております。この他にもアメリカやインドの各拠点が連携して営業活動を行っており、当社グループの「CRO事業」における更なる成長と収益の向上に取り組んでおります。
以上のような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、31,228百万円(前年同期比10.1%増)となりました。
営業利益につきましては、3,992百万円と前年同期と比べ683百万円(前年同期比20.7%増)の増益となりました。また、経常利益につきましては、4,018百万円と前年同期と比べ674百万円(前年同期比20.2%増)の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年第1四半期に固定資産売却益945百万円があった影響により、2,469百万円と前年同期と比べ266百万円(前年同期比9.8%減)の減益となりました。
各セグメントの業績につきましては、下記の通りとなっております。
① 人材サービス事業
理学系研究職派遣ならびに工学系技術職派遣が堅調に推移したため、当セグメントの売上高は、27,990百万円と前年同期と比べ2,352百万円(前年同期比9.2%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、4,026百万円と前年同期と比べ702百万円(前年同期比21.1%増)の増益となりました。
② CRO事業
当セグメントにつきましては、WDBアイシーオー株式会社および電助システムズ株式会社の受注が堅調に推移したことにより、売上高は2,638百万円と前年同期と比べ631百万円(前年同期比31.5%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、147百万円と前年同期と比べ43百万円(前年同期比22.8%減)の減益となりました。
③ その他
当セグメントの売上高は、599百万円と前年同期と比べ117百万円(前年同期比16.4%減)の減収、セグメント利益(営業利益)は58百万円と前年同期と比べ26百万円(前年同期比30.7%減)の減益となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、主として現金及び預金の増加により、総資産は21,812百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,160百万円の増加となりました。負債につきましては、主として未払法人税等の減少により5,954百万円となり、前連結会計年度末と比較して899百万円の減少となりました。また、純資産は15,858百万円となり、前連結会計年度末と比較して2,060百万円の増加となりました。
(3)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、0百万円であります。これは、株式会社WDB環境バイオ研究所に係るものであります。なお、当第3四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変化はありません。