第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基調にありますが、米中の通商問題、消費税率の引き上げ等が国内景気へ及ぼす影響については、依然として不透明な状況が続いております。国内の雇用情勢におきましては、厚生労働省が発表した2019年9月の有効求人倍率(季節調整値)が1.57倍となり、前月を0.02ポイント下回りました。また、総務省が発表した2019年9月の完全失業率(季節調整値)は2.4%となり、前月を0.2ポイント上回っておりますが、依然として人手不足の市場環境が続いております。

当社グループは、化学・バイオ分野を中心とした理学系研究職派遣、機械・電子・IT分野を中心とした工学系技術職派遣および事務職派遣を行う「人材サービス事業」、医薬品・医薬部外品等の基礎研究における実験業務と臨床試験以降の開発業務および市販後調査業務の代行・支援を行う「CRO事業」、ガスインジェクション装置等やバイオ関連機器などの開発・製造や、インターネットを利用した新たなビジネスモデルを創出する「その他事業」、当社グループの支援を行う「グループ戦略補助事業」からなり、当社及び子会社22社で構成されております。

当社グループは、2020年3月期を、中核事業である「人材サービス事業」の分野において、新たな営業拠点および技術研修拠点を多く設け、営業担当を大幅に増員することで、派遣依頼の件数ならびに派遣可能なスタッフ数を増加させ、競争力を高めるための投資を行う1年と位置づけております。そのために、WDB株式会社において、第1四半期に引き続き営業拠点の新規開設を行いました。2019年8月に富士支店、倉敷支店、水島受託支店、高砂支店、成田支店、多治見支店、赤穂支店、彦根支店、9月に小野支店、御殿場支店、守口支店を新設しております。また、スタッフ養成のための研修所についても、スタッフの利便性向上および研修メニューのさらなる充実を図るため、2019年7月にテクラボ広島、テクラボ川崎2、テクラボ京都、テクラボ新居浜、ジムラボ東京、テクラボエンジニア三田、8月にテクラボ岡山、テクラボエンジニア福山、9月にテクラボ立川、テクラボ堺、テクラボ豊橋を新設致しました。スタッフの確保は引き続き厳しい状況が予想されますが、地域に密着した営業活動の実施や、当社グループ独自の研修制度の充実により、今後も様々な顧客ニーズにお応えしてまいります。

「CRO事業」では、WDBココ株式会社(WDBアイシーオー株式会社より社名変更)を中心とした各社の業績が堅調に推移しております。日本、フィンランド、アメリカおよびインドの各拠点が連携し、今後の成長とグローバルCRO体制の構築を目指して営業活動を行っております。

「グループ戦略補助事業」では、経営効率を高めるため、2019年8月1日付で、WDB株式会社を存続会社として、グループ内のシステム開発・保守業務を行っているWDBシステムズ株式会社を吸収合併致しました。

以上のような活動の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、21,434百万円(前年同期比5.0%増)となりました。営業利益は、2,384百万円と前年同期と比べ97百万円(前年同期比3.9%減)の減益となりました。また、経常利益は、2,387百万円と前年同期と比べ113百万円(前年同期比4.6%減)の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,422百万円と前年同期と比べ114百万円(前年同期比7.5%減)の減益となりました。なお、当社が重視している指標である売上高経常利益率は11.1%となりました。
 

セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。


①人材サービス事業

当セグメントの売上高は、19,184百万円と前年同期と比べ929百万円(前年同期比5.1%増)の増収となりました。一方、営業拠点の新設、営業担当の大幅な増員、研修所の新設および研修メニューの追加により販管費が増大した結果、セグメント利益(営業利益)は2,391百万円と、前年同期と比べ129百万円(前年同期比5.1%減)の減益となりました。

(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
 
②CRO事業

WDBココ株式会社を中心とした各会社の受注が堅調に推移したことにより、売上高は2,066百万円と前年同期と比べ277百万円(前年同期比15.5%増)の増収、セグメント利益(営業利益)は、202百万円と前年同期と比べ96百万円(前年同期比90.4%増)の増益となりました。
 (注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。


③その他

2018年12月にWDB機能化学株式会社を解散し、株式会社WDB環境バイオ研究所の全株式を売却したため、売上高は183百万円と前年同期と比べ193百万円(前年同期比51.4%減)の減収、セグメント利益(営業利益)は0.8百万円と前年同期と比べ15百万円(前年同期比95.0%減)の減益となりました。
 (注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
 
(2) 財政状態の分析

当第2四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産は23,516百万円となり、前連結会計年度末と比較して53百万円の増加となりました。負債につきましては、6,121百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,068百万円の減少となりました。また、純資産は17,395百万円となり、前連結会計年度末と比較して1,121百万円の増加となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前第2四半期連結会計期間末と比較して2,058百万円増加し、13,273百万円となりました。また、当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下の通りであります。
 
(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益2,363百万円を計上しましたが、法人税等の支払額が977百万円となったことにより、699百万円の収入(前年同期は971百万円の収入)となりました。
 
(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、主として支店・研修所開設に伴う有形固定資産の取得による支出205百万円及び敷金の差入による支出227百万円により、391百万円の支出(前年同期は327百万円の支出)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、主として配当金支払による支出267百万円により273百万円の支出(前年同期は203百万円の支出)となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。