当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済は、第1、第2四半期に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、ワクチン接種率の上昇や感染防止対策を取った上での事業活動が定着したことにより、当社グループが行っている事業への影響は軽微に留まっております。
国内の雇用情勢に目を向けますと、厚生労働省が発表した有効求人倍率(季節調整値)は、2021年10月~12月の平均値が1.15倍となり、2021年7月~9月の平均値(1.15倍)と同水準でありました。また、総務省が発表した完全失業率(季節調整値)は、2021年10月~12月の平均値が2.7%となり、2021年7月~9月の平均値(2.8%)と比べ、0.1ポイント改善いたしました。雇用情勢は、第2四半期と変わりなく、当社グループの主要顧客である、医薬・化学・食品などの製造業における研究所・品質管理部門及び、大学研究室・公的研究機関での、人材派遣サービスに対する需要も、第2四半期と同様でした。
人材サービス事業では、営業活動及び求職者の募集活動を積極的に行った結果、新規派遣依頼数及び受注数は、コロナ前の水準に回復しております。また、WDB株式会社においては、2021年4月にリリースした派遣サービス提供のためのプラットフォーム「doconico(ドコニコ)」の普及活動に努めており、顧客及び派遣スタッフの利用率は順調に高まっております。
CRO事業については、国内ではWDBココ株式会社の経営成績が堅調に推移し、全体の経営成績を牽引いたしました。また、海外においては、フィンランドの経営成績が堅調に推移いたしました。一方、インドにおける合成実験代行事業からは、撤退することを決定いたしました。
以上のような活動の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、35,295百万円(前年同期比7.3%増)となりました。営業利益は、4,923百万円(前年同期比25.2%増)、経常利益は、4,974百万円(前年同期比25.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、3,147百万円(前年同期比20.6%増)となりました。また、当社が重視している指標である売上高経常利益率は、14.1%(前年同期は12.0%)となりました。売上に比べ、利益が大きく伸びている主な要因は、正社員型派遣社員の稼働率が昨年度より改善したことと、業務の効率化及び営業活動のリモート化によって、販売管理費を抑制したことです。
セグメントごとの経営成績は、次の通りであります。
(注)セグメント利益は、セグメント間取引消去前の金額であります。
① 人材サービス事業
当セグメントの売上高は、30,356百万円(前年同期比4.0%増)となりました。また、セグメント利益は、4,326百万円(前年同期比13.0%増)となりました。増収の要因は、コロナの影響が弱まり、受注が回復したことと、会計基準の変更に伴い、顧客から受け取っている派遣スタッフの交通費を、売上として計上したためです。また、増益の要因は、正社員型派遣社員の稼働率が昨年度より改善したことと、業務の効率化及び営業活動のリモート化によって、販売管理費を抑制したことです。
② CRO事業
当セグメントの売上高は、4,664百万円(前年同期比33.8%増)となりました。また、セグメント利益は、872百万円(前年同期比125.5%増)となりました。これは主に、WDBココ及びフィンランドのメドファイルズ社において、経営成績が堅調に推移したことが要因であります。
③ その他
当セグメントの売上高は、275百万円(前年同期37.0%増)となりました。また、セグメント利益は、35百万円(前年同期は5百万円のセグメント損失)となりました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の財政状態について、総資産は32,102百万円(前連結会計年度末比1,482百万円増)となりました。負債は、7,324百万円(前連結会計年度末比992百万円減)となりました。また、純資産は、24,777百万円(前連結会計年度末比2,474百万円増)となりました。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に、重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要なものはありません。
なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定における新型コロナウイルス感染症の拡大による影響につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 追加情報」に記載しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。