文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や業況感の改善による設備投資の拡大に加え、海外経済の着実な成長を背景とする輸出の増加等により、緩やかな拡大基調となりました。また、雇用や所得環境の改善による個人消費の増加等により、今後も景気は穏やかな拡大を続けるものとみられておりますが、米国の通商政策と海外経済に及ぼす影響等、先行きに対する不透明感は拭えない状況です。
葬儀業界におきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、葬儀単価におきましては、核家族化や葬祭規模の縮小等により減少傾向が続いております。また、直近の業界環境といたしましても、前年同期と比較し葬儀件数は増加する一方、葬儀単価は低下しております。
かかる環境下、当社は顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、中長期目標200店舗体制の実現を目指すべく「オンリーワンブランド“ティア”」のスローガンのもと、ローリング方式により中期経営計画を策定し、4項目のテーマを設け7つの戦略を推進してまいりました。新規出店の状況につきましては、直営は名古屋市内に「ティア下之一色」、愛知県下に「ティア津島東」の2店舗を開設したのに加え、東京都内向けの出店モデルであります葬儀相談サロンとして「ティア北千住」「ティア青砥駅前店」を開店いたしました。これにより直営55店舗、フランチャイズ43店舗の合計98店舗となりました。既存会館におきましては、葬儀ニーズの多様化へ対応するために「ティア山王」の改修工事を実施いたしました。売上原価におきましては、取扱商品の見直しや葬儀付帯業務の内製化を推進したものの労務費が増加し、経費面では中長期の出店を見据えた人材の確保や、積極的な販売促進の実施に伴う広告宣伝費等が増加いたしました。
この結果、売上高は92億45百万円(前年同期比6.2%増)となり、売上原価率は前年同期と比べ0.4ポイント低下し、販管費は前年同期比10.6%増となりました。これにより、営業利益は11億65百万円(同0.6%増)、経常利益では11億54百万円(同0.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億85百万円(同3.2%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(a)葬祭事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等を積極的に取り組んでまいりました。また、提携企業で特典や割引が受けられる等の会員向け優待サービス「ティアプラス」の充実にも努めてまいりました。葬儀件数におきましては、既存店の件数が増加したのに加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比9.8%増の7,723件となりました。葬儀単価におきましては、新商品の投入や既存セットプランの見直し等を実施したものの、祭壇単価等が低下したことにより、前年同期比2.9%減となりました。この結果、売上高は89億56百万円(同5.9%増)、営業利益は17億41百万円(同0.4%増)となりました。
(b)フランチャイズ事業
当第3四半期連結累計期間におきましては、フランチャイズの会館が前年同期と比べ2店舗増加し、これによりロイヤリティ収入が増加したのに加え、フランチャイズ会館向け物品販売も増加いたしました。また、ダイレクトメールやウェブ広告を活用した新規クライアントの開発も積極的に実施し、この結果、売上高は2億89百万円(同17.5%増)、営業利益は68百万円(同11.8%増)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。