第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルスの感染症拡大に伴い、当社グループが営む事業について売上高が減少するなど、足元の業績に影響が生じております。今後、新型コロナウイルス感染症拡大による影響が長期化した場合、さらに売上の減少等の影響を及ぼす可能性があります。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による鉱工業生産や輸出の減少、雇用・所得環境の変化、また、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための外出自粛や、各自治体からの営業自粛要請等による個人消費の低迷等、内需・外需共に大きく落ち込み、厳しい状況となりました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の帰趨や、内外経済に与える影響の大きさ及び期間について不確実性が高く、先行きに対する不透明感は拭えない状況です。

葬儀業界におきましては、葬儀に関する潜在的需要は人口動態を背景に年々増加するものと推計されておりますが、葬儀単価におきましては、核家族化や葬祭規模の縮小等により減少傾向が続いております。また、直近の業界環境といたしましては、葬儀件数は前年同期を下回る水準で推移し、葬儀単価は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う葬祭規模の縮小及び法要料理の販売減により、大きく低下しております。

かかる環境下、当社グループは顧客満足度の向上を図るべく「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「徹底した人財教育によるサービスの向上」「ドミナント出店による利便性の向上」を戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しております。

当第3四半期連結累計期間におきましては、中長期目標200店舗体制の実現とその後の持続的な成長を目指すべく「オンリーワンブランド“ティア”」のスローガンのもと、ローリング方式により中期経営計画を策定し、4項目のテーマを設け7つの戦略を推進してまいりました。新規出店の状況につきましては、直営は名古屋市内に「ティア幸心」、愛知県下に「ティア岡崎上地」「ティア清須古城」を開設し、葬儀相談サロンとして東京都内に「ティア押上」を開設いたしました。フランチャイズでは、愛知県下に「ティア安城桜井」「ティア三郷」、大阪府下に「ティア堺伏尾」を開設し、これにより直営72店舗、フランチャイズ51店舗の合計123店舗となりました。既存会館におきましては、葬儀ニーズの多様化へ対応するために「ティア相生山」の改修工事を実施いたしました。

売上原価におきましては、葬儀付帯業務の内製化を推進したものの労務費等が増加し、経費面では中長期の出店を見据えた人材の確保や、コンサルタント業務に係る支払手数料等が増加いたしました。

この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は91億45百万円(前年同期比5.8%減)となり、売上原価率は前年同期と比べ1.7ポイント上昇し、販売費及び一般管理費は前年同期比4.7%増となりました。これにより、営業利益は6億30百万円(同45.1%減)、経常利益では6億27百万円(同45.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3億77百万円(同51.5%減)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

(a)葬祭事業

当第3四半期連結累計期間におきましては、上半期に「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等を積極的に取り組んだものの、第3四半期以降は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、全ての営業活動の自粛を余儀なくされることとなりました。葬儀件数におきましては、既存店の件数が減少したものの、新たに開設した会館の稼働により、前年同期比1.9%増の8,460件となりました。葬儀単価におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により葬祭規模が縮小したのに加え、法要料理の販売が減少し、前年同期比6.8%減となりました。この結果、売上高は88億51百万円(同5.9%減)、営業利益は13億44百万円(同26.2%減)となりました。

(b)フランチャイズ事業

当第3四半期連結累計期間におきましては、新たに開設したFC会館の加盟料売上を計上する一方、FC会館のロイヤリティ及び物品売上が減少いたしました。この結果、売上高は2億94百万円(同5.2%減)、営業利益は61百万円(同17.0%増)となりました。

②財政状態

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における流動資産は39億24百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億94百万円増加いたしました。これは主に現金及び預金が3億63百万円増加したことによるものであります。固定資産は97億4百万円となり、前連結会計年度末に比べ32百万円増加いたしました。これは主に投資その他の資産が62百万円減少したものの、有形固定資産が1億28百万円増加したことによるものであります。

この結果、総資産は、136億28百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億27百万円増加いたしました。

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における流動負債は27億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ6億7百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が10億74百万円増加したものの、未払法人税等が1億77百万円、1年内返済予定の長期借入金が1億49百万円減少したことによるものであります。固定負債は19億53百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億円減少いたしました。これは主に長期借入金が3億18百万円減少したことによるものであります。

この結果、負債合計は、46億68百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億7百万円増加いたしました。

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は89億60百万円となり、前連結会計年度末に比べ19百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益3億77百万円及び剰余金の配当3億58百万円があったことによるものであります。

(2)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。なお、当社グループは、今般の新型コロナウイルス感染症拡大による事業への影響を鑑み、グループ経営の安定化を図るべく手元流動性を厚く保持することを目的に短期借入を実施いたしました。その結果、十分な手元資金を確保していると判断しております。

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(5)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは、次のとおりであります。

①重要な設備の新設

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了

予定年月

完成後の増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

当社

ティア

弥富東

(注)2

愛知県

弥富市

葬祭事業

葬祭ホール

152

87

増資資金

2020年

5月

2020年

9月

葬儀施行

件数の増加

当社

ティア

柴田

(注)2

名古屋市

南区

葬祭事業

葬祭ホール

76

44

増資資金

2020年

6月

2020年

9月

葬儀施行

件数の増加

当社

葬祭ホール

2店舗

(注)3

愛知県内

葬祭事業

葬祭ホール

140

増資資金

2020年

9月

2021年

3月

葬儀施行

件数の増加

(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。

2.事業所名、投資予定金額の総額、着手及び完了予定年月を変更しております。

3.投資予定金額の総額、着手及び完了予定年月を変更しております。

なお事業所名については、前連結会計年度末において「当社 葬祭ホール5店舗」としておりましたが、当第3四半期連結累計期間において「ティア岡崎上地」を開設したこと及び「ティア弥富東」「ティア柴田」を別掲したことにより2店舗としております。

②重要な設備計画の中止

前連結会計年度末において計画しておりました「大阪府内 葬祭ホール」「東京都内 葬儀相談サロン2店舗」の新設及び「ティア四軒家」の改修は計画見直しにより中止することとなりました。

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。