第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

回次

第22期

第3四半期

連結累計期間

第23期

第3四半期

連結累計期間

第22期

会計期間

自2022年4月1日

至2022年12月31日

自2023年4月1日

至2023年12月31日

自2022年4月1日

至2023年3月31日

売上高

(千円)

760,172

816,543

1,029,209

経常損失(△)

(千円)

56,006

43,818

30,769

親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主に帰属する四半期(当期)純損失(△)

(千円)

58,943

260,834

44,039

四半期包括利益又は包括利益

(千円)

80,482

116,989

51,085

純資産額

(千円)

1,030,656

1,177,042

1,060,053

総資産額

(千円)

1,291,420

1,542,788

1,320,503

1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期(当期)純損失(△)

(円)

7.67

33.92

5.73

潜在株式調整後1株当たり四半期(当期)純利益

(円)

自己資本比率

(%)

79.7

76.2

80.2

 

回次

第22期

第3四半期

連結会計期間

第23期

第3四半期

連結会計期間

会計期間

自2022年10月1日

至2022年12月31日

自2023年10月1日

至2023年12月31日

1株当たり四半期純利益又は1株当たり四半期純損失(△)

(円)

1.98

4.99

(注)1.当社は四半期連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.第22期第3四半期連結累計期間に係る潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり四半期純損失であるため記載しておりません。

3.第23期第3四半期連結累計期間に係る潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第22期に係る潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

 

2【事業の内容】

当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)の事業の内容について、重要な変更はありません。

また、主要な関係会社の異動は次のとおりです。

情報セキュリティ事業において、第3四半期連結会計期間に、持分法適用関連会社であった株式会社セキュアイノベーションの保有する全株式を売却したため、同社を持分法適用の範囲から除外しています。

 

第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものです。

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の分析

 当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、引き続き供給制約緩和や円安進行が追い風になり、輸出産業や製造業で持ち直しの動きが見られ、また、経済活動正常化に伴うサービス需要やインバウンドの回復持続などにより緩やかな改善が続きました。他方、米欧での金融引き締めに伴う海外景気の減速、地政学リスクの顕在化、物価上昇や人件費の高まりを受けたコスト増加、人手不足の深刻化等による悪影響が懸念され、今後の動向には注視が必要な状況が続いております。

 当社グループの属する情報セキュリティ業界では、社会活動のネットワーク化に伴うシステムの脆弱性を狙った標的型攻撃やランサムウェア等のサイバー攻撃が後を絶たず、その影響は拡大、深刻化しており、情報セキュリティ対策がこれまで以上に重要となっております。

 このような状況下、当社グループでは、情報セキュリティ専門の企業グループとして、長年の実績・ノウハウを駆使し、お客様に最適なサービス提供に努めてまいりました。

 当第3四半期連結累計期間は、引き続き既存顧客との契約更新やアップセル・クロスセルによる販売拡大、新規パートナー企業の開拓に加え、医療業界向け新規サービスの企画開発やマーケティング・プロモーション活動の強化など、案件獲得に向けた取り組みに注力してきました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高816,543千円(前年同期比7.4%増)、営業損失39,348千円(前年同四半期は53,186千円の営業損失)となりました。経常損失は、43,818千円(前年同四半期は56,006千円の経常損失)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は保有する投資有価証券を売却し特別利益を計上したことにより260,834千円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失58,943千円)となりました。

 

 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

(a)情報セキュリティ事業

 情報セキュリティ事業につきましては、既存顧客とのストック型サービスの契約更新に加え、セキュリティソフトウェア「LogStare」シリーズの拡販に注力し、売上高は686,999千円(前年同期比8.5%増)となりました。セグメント利益につきましては、32,471千円(前年同期比29.5%増)となりました。

(b)人材サービス事業

 人材サービス事業につきましては、既存案件への増員が寄与し、売上高は129,544千円(前年同期比1.8%増)となり、セグメント利益につきましては、10,691千円(前年同期比140.7%増)となりました。

 

② 財政状態の分析

 (資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,447,038千円となり、前連結会計年度末に比べ456,032千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が393,694千円、前渡金が27,268千円、売掛金が13,798千円、その他流動資産が19,650千円増加したことによるものであります。

 固定資産は95,750千円となり、前連結会計年度末に比べ233,747千円減少いたしました。これは主に、投資有価証券が237,997千円減少したことによるものであります。

 この結果、資産合計は1,542,788千円となり、前連結会計年度末に比べ222,285千円増加いたしました。

 (負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は352,472千円となり、前連結会計年度末に比べ152,853千円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が112,694千円、買掛金が29,965千円増加したことによるものであります。

 固定負債は13,274千円となり、前連結会計年度末に比べ47,557千円減少いたしました。これは主に、繰延税金負債が45,689千円減少したことによるものであります。

 この結果、負債合計は365,746千円となり、前連結会計年度末に比べ105,296千円増加いたしました。

 

 (純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,177,042千円となり、前連結会計年度末に比べ116,989千円増加いたしました。これは主に、利益剰余金が260,834千円増加したことに対し、その他有価証券評価差額金が143,845千円減少したことによるものであります。

 この結果、自己資本比率は76.2%(前連結会計年度末は80.2%)となりました。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、32,728千円です。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。