当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについては、重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間における企業倒産件数は前年同期比18.6%増加の4,990件(帝国データバンク調べ)となりました。物価高、人手不足、コロナ支援策の縮小などを受け、企業倒産件数は2022年5月以降、29ヵ月連続で前年同月比増加となっており、金利上昇や金融機関の融資姿勢の慎重化等により、今後も中小企業を取り巻く経営環境は厳しく、企業倒産件数は増加基調が続く見通しとなっております。
このような環境下、信用リスク保証サービスは引き続き堅調に推移いたしました。市場競争力を向上させるべく、販売提携先の拡充や営業人員の増加などにより、営業資源の拡大を図ることで新規顧客の取り込みを強化してまいりました。
[財政状態]
当中間連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて0.2%減少し、30,044,497千円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて11.7%減少し、15,774,759千円となりました。これは、有価証券が800,000千円減少したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて16.6%増加し、14,269,738千円となりました。これは、投資有価証券が1,973,723千円増加したことなどによります。
負債合計は、前連結会計年度末に比べて4.2%減少し、5,729,873千円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて4.3%減少し、5,614,590千円となりました。これは、前受金が248,845千円減少したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末と同額の115,282千円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて0.8%増加し、24,314,624千円となりました。これは、非支配株主持分が130,461千円増加したことなどによります。
[経営成績]
当中間連結会計期間末における保証債務は791,737,200千円(前年同期比8.2%増加)となりました。倒産数増加を背景とした保証履行増加等の影響で原価率が悪化しましたが、新規契約の増加と保証債務の堅調な増加を背景として売上は拡大し、売上高は4,878,995千円(前年同期比8.4%増加)、売上総利益は3,761,858千円(前年同期比2.0%増加)となりました。なお、リスクポートフォリオ見直しの効果により、下期以降の原価率は改善見込みであります。また、営業利益2,380,055千円(前年同期比1.3%増加)、経常利益2,438,787千円(前年同期比3.3%増加)、親会社株主に帰属する中間純利益1,636,498千円(前年同期比5.2%増加)となりました。
当中間連結会計期間における経常利益及び親会社株主に帰属する中間純利益の2025年3月期連結業績予想に対する進捗率はそれぞれ46.9%、47.4%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,517,117千円減少し、6,726,757千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動の結果増加した資金は755,909千円(前年同期は403,765千円の増加)となりました。主な増加要因は、税金等調整前中間純利益2,438,787千円等であります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動の結果減少した資金は686,089千円(前年同期は472,236千円の増加)となりました。主な減少要因は、投資有価証券の取得による支出1,972,840千円等であります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動の結果減少した資金は1,586,937千円(前年同期は1,300,219千円の減少)となりました。主な減少要因は、配当金の支払額1,666,334千円等であります。
(3) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上および財務上の課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。