第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

回次

第24期

中間連結会計期間

第25期

中間連結会計期間

第24期

会計期間

自 2024年4月1日

至 2024年9月30日

自 2025年4月1日

至 2025年9月30日

自 2024年4月1日

至 2025年3月31日

売上高

(千円)

1,600,074

1,894,385

3,620,794

経常利益

(千円)

105,220

188,203

250,401

親会社株主に帰属する中間(当期)純利益

(千円)

84,083

156,268

204,883

中間包括利益又は包括利益

(千円)

84,083

156,268

204,883

純資産額

(千円)

2,066,819

2,314,912

2,172,752

総資産額

(千円)

3,405,677

3,796,307

3,536,496

1株当たり中間(当期)純利益

(円)

27.48

50.54

66.61

潜在株式調整後1株当たり中間(当期)純利益

(円)

50.44

66.54

自己資本比率

(%)

60.6

60.9

61.4

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

741,778

458,650

852,293

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

151,315

150,647

265,298

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

125,969

113,755

39,209

現金及び現金同等物の中間期末(期末)残高

(千円)

1,726,529

2,004,069

1,809,821

(注)1.当社は、中間連結財務諸表を作成しておりますので、提出会社の主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.第24期中間連結会計期間の潜在株式調整後1株当たり中間純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

2【事業の内容】

 当社及び子会社(以下「当社グループ」という。)の事業は、音声を中心とする通信技術に関するソリューションやサービスの提供を行う単一セグメントとなっています。

 当社グループは、日本の公衆電話網にインターネット技術を導入し、通信インフラのIP化(PSTNマイグレーション)を黎明期からリードしてきた企業です。大手通信事業者に求められる「キャリアグレード」の品質・信頼性(稼働率99.999%、いわゆるファイブ・ナインズ)と、グローバル・スタンダードの先進的なインターネット技術の双方に精通していることを強みとしています。この独自のポジションを活かし、通信事業者向けに培った技術をエンタープライズ(一般企業・官公庁)向けにも展開し、お客様の音声コミュニケーション・通信インフラのDXや高度化を支援しています。

 当社グループが提供する製品・サービスは、創業時からの顧客である大手通信事業者へは直接取引、官公庁や一般企業向けにはエクシオグループ株式会社、サクサ株式会社、NECネッツエスアイ株式会社、都築電気株式会社など当社の資本業務提携先の通信系SIパートナーを通じて、販売展開しています。

 また昨今の社会的課題である環境問題に対処し、省資源、リサイクルを推進する観点から廃棄情報機器のリサイクルに着目、古物営業法に基づく古物商の許可を取得し、コストパフォーマンスに優れた再生情報機器の販売を開始しました。

 このような当社グループの事業内容は、今期より「ボイスコミュニケーション事業」と「クラウドDX事業」(旧コミュニケーションDX事業から多くを引き継ぎ、一部の事業エリアを整理、拡大)の2つに区分しています。

 なお、当中間連結会計期間において、当社グループが営む主な事業内容及び主要な関係会社の異動はありません。

 

[ボイスコミュニケーション事業]

 当社グループのボイスコミュニケーション事業は、あらゆる業種の企業・自治体で利用される電話、音声コミュニケーションをIP(インターネット・プロトコル)技術でシンプルかつローコストにする事業です。当社グループが提供するシステムは、ソフトウェアライセンスによる提供(ワンタイム型)、クラウドサービスによる提供(サブスク型)の2つの形態があり、通信事業者や多様な販売パートナーを通じてお客様へ提供しています。

 以下の2つを主軸としています。

・一般企業の電話接続交換システムのリニューアルに対応し、クラウドサービスへの移行を支援

多くの企業や自治体で利用されているPBXが製造中止となるため、その更新需要やビジネスホンのリプレイス需要に応えるとともに、クラウドサービスを軸とした次世代の音声コミュニケーションシステムへ移行を進めます。

 

・コンタクトセンターの高度化支援

多くの企業の顧客対応窓口となっているコールセンターに対し、円滑な顧客対応を実現するための相互接続ソリューションや、AIと連携可能な通話録音ソリューションなどを提供し、業務の高度化を支援します。

 

[クラウドDX事業]

 当社グループのクラウドDX事業は、通信事業者向けのキャリアコアビジネスと、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するビジネスです。単なるシステムのクラウド移行に留まらず、業務プロセス全体を見直し、段階的なDXアプローチであるクラウド・リフト※1と、クラウド・シフト※2によって、最適化を行います。

 以下の2つを主軸としています。

・クラウドDXビジネス

「顧客伴走型ビジネス」

IT設計に加え、業務設計の上流コンサルティングから参画し、お客様と共に業務フローのシステム化から運用までを一貫して支援します。

「プラットフォームサービスビジネス」

多くの企業で共通して必要となる請求管理業務などを、共通のサービス基盤として提供します。

 

・キャリアコアビジネス(通信事業者向け)

通話録音ソリューションやMVNO※3 IMS※4ソリューションなどを中心に展開・拡大していきます。

 

※1.クラウド・リフト:お客様が現在利用しているオンプレミス型システムを、機能はそのままにクラウドへ移行します。

※2.クラウド・シフト:クラウドへ移行したサービスを骨組みから新たに見直し、クラウドに最適化させて作り変えることで、機能面も向上させ、クラウドの価値を最大限に引き出します。

※3.MVNO:Mobile Virtual Network Operatorの略。いわゆる「格安スマホ事業者」のことで、自社では無線ネットワーク(基地局)を持たず、既存キャリアのネットワークを借りて通信サービスを提供する事業者を指します。

※4.IMS:IP Multimedia Subsystemの略。IP(インターネットプロトコル)を使って電話・ビデオ通話・メッセージなどを制御・提供する通信基盤です。