第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、事業等のリスクについて新たに発生した事項又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

(1)業績の状況

「業績の状況」において使用する名称の正式名称及びその説明は、下記のとおりであります。

使用名称

正式名称

説  明

DTI

株式会社ドリーム・トレイン・インターネット

当社連結子会社

トーンモバイル

トーンモバイル株式会社

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社との合弁会社で、当社持分法適用関連会社

フルスピード

株式会社フルスピード

当社連結子会社

フォーイット

株式会社フォーイット

当社連結子会社

フリービットEPARKヘルスケア

株式会社フリービットEPARKヘルスケア

当社連結子会社

ギガプライズ

株式会社ギガプライズ

当社連結子会社

フォーメンバーズ

株式会社フォーメンバーズ

当社連結子会社

Health Tech

Health Technology

“健康×IT”によりヘルスケア領域に変革を起こし、次世代の健康管理メソッドを創出していくもの

IoT

Internet of Things

モノに通信機能を持たせてモノ同士が相互通信することにより、ヒトが介在することなく自動認識や自動制御などが行える仕組み

不動産Tech

Real Estate Technology

“不動産×IT”により不動産業界に新しいサービスの潮流を起こし、ITを用いて不動産関連サービスを進化させていくもの

MVNO

Mobile Virtual Network Operator

仮想移動体通信事業者

MVNE

Mobile Virtual Network Enabler

MVNOの支援事業者

SIM

Subscriber Identity Module

モバイル端末でデータ通信や音声通話などを行うために必要なICチップカード

アドテクノロジー

Ad Technology

「テクノロジーを駆使した広告」の総称で主にインターネット広告における配信技術や広告流通の技術のこと

アドネットワーク

Ad Network

インターネットメディアへの広告配信を効率的に行うシステム

アフィリエイト

Affiliate Marketing

Webページ等の広告を経由して、広告主のサイトで会員登録や商品購入をした場合にリンク元の媒体運営者へ報酬が支払われる仕組み

ICT

Information and Communication

Technology

情報通信技術

SNS

Social Networking Service

インターネットを利用して社会的ネットワークを構築可能にするサービス

光コラボ

光コラボレーションモデル

NTT東西が提供するフレッツ光の卸サービス

クラウド

Cloud Computing

ソフトウェア等をネットワーク越しに利用者に提供する仕組みやそのデータが蓄積・運用されているデータセンター及びサーバー群の総称

パブリッククラウド

Public Cloud

クラウドのうち、インターネットから誰でも利用できるようなサービスやシステム

プライベートクラウド

Private Cloud

クラウドのうち、大企業などが自社ネットワーク上で利用するためのサービスやシステム

ハイブリッドクラウド

Hybrid Cloud

パブリッククラウドとプライベートクラウドを組み合わせたもの

IaaS

Infrastructure as a Service

サーバー機材や回線といったインフラを、インターネットを介して提供するサービス

 

当社グループは、中期事業方針『SiLK VISION 2020』を掲げ、2020年(平成32年)4月期に連結売上高500億円、連結営業利益50億円の達成を目指し、「成長領域に注力した新分野への進出と継続的発展」を図っていくとの戦略のもと、モバイル事業・アドテクノロジー事業の継続成長及び生活領域(“Health Tech”、“IoT”、“不動産Tech”)の中長期での事業拡大に努めており、当第1四半期連結累計期間においても同方針に則り推進し、継続成長事業の拡大と今後の発展に向けた生活領域の事業育成に注力しました。

継続成長事業の1つと位置付けているモバイル事業では、MVNO市場の拡大が続いていることを受け、当社がMVNEとして提供するMVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」の利用事業者向けSIM発行枚数が増加しました。そして、これに伴い、ネットワーク環境の整備も図りました。DTIでは、MVNOサービス「DTI SIM」の更なるユーザー数拡大を目的に、ユーザーニーズを機敏に捉えた新プラン投入等の施策を講じることで他社との差別化を図りました。トーンモバイルにおいては、ユーザー数拡大を企図したキャンペーン施策を講じたことに加え、次期スマートフォン端末である「TONE m17」の開発に尽力しました。

もう1つの継続成長事業と位置付けているアドテクノロジー事業では、フルスピードがスマートフォン向け動画アドネットワーク事業の拡大を目的に「株式会社カームボールド」を設立しました。また、フォーイットでは、アフィリエーターの利用満足度が極めて高いアフィリエイトサービス「afb」の提供やその利便性の向上に取り組んだことが奏功し、事業規模が拡大しました。

新分野である生活領域の各事業については、今後の当社グループ発展の一翼を担うものとするべくその育成に注力しており、“Health Tech”分野においてはフリービットEPARKヘルスケアが、また“IoT”分野においては当社が、そして“不動産Tech”分野においてはギガプライズがそれぞれ中心となり、当社グループの事業リソースを最大限に活かす形で推し進めています。当社グループでは、現段階においてユーザー獲得を最優先事項と位置付けており、それによって蓄積されるユーザーデータベースを競合他社との差別化に活かしていくことが、結果的には市場における絶対的優位性の確立に繋がると捉えています。そのためには、性急な収益化よりもユーザー獲得のための投資を継続していくことが肝要だと認識しています。

以上の結果、売上高は9,444,030千円(前年同四半期比2.6%増)となりました。なお、育成対象の一つである“Health Tech”分野で事業を行うフリービットEPARKヘルスケアが連結対象となったことなどにより、営業利益は244,680千円(前年同四半期比54.2%減)となりました。また、持分法による投資損失231,896千円等により、経常利益は11,574千円(前年同四半期比96.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純損益は306,529千円の損失(前年同四半期は104,573千円の利益)となりました。

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、サービスの多様化による事業実態の変化に合わせ、ブロードバンド事業及びアドテクノロジー事業と区分していた売上及び費用の一部をモバイル事業に、また、ブロードバンド事業と区分していた売上及び費用の一部をクラウド事業に区分変更しています。そのため、前年同四半期との比較については、当第1四半期連結累計期間の区分に基づき行っています。

① ブロードバンド事業

スマートフォンやタブレットといったICT端末の普及に伴って、宅内Wi-Fi環境を通じたネット動画視聴、ゲームをはじめとしたリッチコンテンツやSNSの利用の増加等により固定回線網の帯域費用は増加したものの、他のコスト減や集合住宅向けインターネットサービスが順調に拡大したことに加え、「光コラボ」関連サービスによるユーザー獲得数が堅調な動きとなりました。

以上の結果、売上高は2,799,198千円(前年同四半期比14.5%増)、セグメント利益は486,198千円(前年同四半期比17.1%増)となりました。

② モバイル事業

当社グループがMVNEとして提供するMVNO支援パッケージサービス「freebit MVNO Pack」の利用事業者による獲得エンドユーザー数が着実に推移しました。また、MVNOとして提供する「DTI SIM」においては、顧客ニーズに合わせた新プランの投入等を講じることで競合他社との差別化を図り、更なるユーザー獲得に努めました。

なお、前年同四半期にはトーンモバイルへの専用スマートフォン端末納入が一時要因として含まれていたため、売上高は2,103,693千円(前年同四半期比13.3%減)、セグメント損失は188,219千円(前年同四半期は7,116千円のセグメント利益)となりました。

③ アドテクノロジー事業

独自のアドテクノロジー関連サービスである広告運用統合プラットフォーム「ADMATRIX DSP」やスマートフォン向け動画アドネットワーク「PolymorphicAds」等の提供に注力し、また、インターネットマーケティング関連のサービスにおいても、既存サービスの拡大に加えてSNS等の運用広告サービスの提供を積極的に展開しました。また、アフィリエイトサービスにおいては、得意とする業界だけの伸長に止まらず、その他の業界での提供も順調に広がったことで、引き続き、事業規模並びに収益規模が拡大しました。

以上の結果、売上高は3,946,160千円(前年同四半期比0.4%増)、セグメント利益は358,365千円(前年同四半期比52.9%増)となりました。

④ クラウド事業

パブリッククラウドサービス及びプライベートクラウドサービス、そしてそれを組み合わせたハイブリッドクラウドサービスの拡販を継続するとともに、IaaS型パブリッククラウドサービス「ClearBox Cloud」、クラウド型スパコンサービス「freebit cloud HANABI」といった新たなプロダクトを投入する一方で、システムの整備・改善とレガシーサービスの淘汰を図りました。

以上の結果、売上高は450,842千円(前年同四半期比7.2%減)、セグメント損失は1,578千円(前年同四半期は53,775千円のセグメント利益)となりました。

⑤ ヘルステック事業

当社グループの有する技術力や事業リソースを活かした事業拡大が見込める薬局向けソリューションサービスの提供を目的に、前連結会計年度よりフリービットEPARKヘルスケアを連結子会社化した結果、売上高が181,603千円、セグメント損失が196,993千円となりました。

なお、フリービットEPARKヘルスケアの連結子会社化が前第2四半期連結会計期間末であったため、その実績比較は行っていません。

セグメント別売上高及びセグメント損益                         (単位:千円)

区分

売上高

セグメント利益

又は損失(△)

ブロードバンド事業

2,799,198

486,198

モバイル事業

2,103,693

△188,219

アドテクノロジー事業

3,946,160

358,365

クラウド事業

450,842

△1,578

ヘルステック事業

181,603

△196,993

その他

61,769

6,924

調整額

△99,236

△220,017

合計

9,444,030

244,680

 

連結財政状態

当第1四半期連結会計期間末の総資産は25,444,739千円となり、前連結会計年度末と比べて152,529千円減少しました。これは主として、受取手形及び売掛金が480,258千円、商品及び製品が234,738千円増加したものの、現金及び預金が752,628千円及びのれんが197,905千円減少したことによるものです。

負債は14,643,170千円となり、前連結会計年度末と比べて297,160千円増加しました。これは主として、未払金が690,703千円減少したものの、短期借入金が838,500千円増加したことによるものです。

純資産は、利益剰余金が減少したこと等により、前連結会計年度末と比べて449,690千円減少の10,801,568千円となり、この結果、自己資本比率は36.1%となりました。

(2)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動は1,867千円であります。なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。