第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間(平成28年7月1日~平成28年9月30日)におけるわが国経済は、政府の経済政策や日銀による金融政策等を背景に雇用・所得環境の改善が続き、全体として景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、海外情勢においては、米国経済は緩やかに回復しておりますが、中国をはじめとする新興国及び資源国経済の低迷や英国のEU離脱問題等欧州情勢の不確実性の高まりにより、世界経済は先行き不透明な状況が続いております。

国内の雇用情勢については、失業率、有効求人倍率が示すように企業の人材需要は引き続き底堅く、労働市場は安定的に推移し、人材サービス業界に対する需要も増加傾向で推移しました。

こうした環境の中、当社グループは製造業からの人材サービスに対するニーズを捉え、前期に引き続いて積極的な人材採用と配属に努めました。また、平成28年8月に英国の人材派遣会社MTrec Limitedを子会社化し、当社の事業領域の拡大に取り組みました。

この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は10,274百万円(前年同期比46.9%増)、営業利益は498百万円(前年同期比36.2%増)、経常利益は474百万円(前年同期比31.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は212百万円(前年同期比18.2%増)となりました。

 

セグメント別の業績の概要は、次のとおりです。

なお当第1四半期連結会計期間より、MTrec Limitedの子会社化に伴う業容拡大と事業の重要度の変化を踏まえ、報告セグメントを従来の「技術系領域」、「製造系領域」の2区分に、「海外領域」を追加し、3区分へ変更しております。これに伴い、従来「技術系領域」に含めておりました香港虎斯科技有限公司を「海外領域」に変更しております。また、セグメント利益を従来の経常利益ベースの数値から、営業利益ベースの数値に変更しております。以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。

 

(技術系領域:株式会社トラスト・テック、株式会社フリーダム等)

当セグメントは、顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託の事業を領域としております。

当第1四半期連結累計期間においては、前連結会計年度に引続き、自動車メーカーを中心とする輸送用機器各社や、半導体製造装置メーカーなどの電気機器各社において技術者に対するニーズが強く、これらのニーズに対して積極的な採用による配属を進めた結果、当セグメントの技術社員数が増加いたしました。また、前連結会計年度に連結子会社化した株式会社フリーダム、株式会社トラィアルも引続き業績に寄与しました。

この結果、当セグメントの当第1四半期連結累計期間における売上高は6,037百万円(前年同期比23.1%増)、セグメント利益は601百万円(前年同期比90.6%増)となりました。

なお、平成28年9月末時点の当セグメントに従事する社員数は、前期末から24名増員の3,386名となりました。

 

(製造系領域:株式会社TTM)

当セグメントは、顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業を領域としております。

当第1四半期連結累計期間においては、輸送用機器及び電気機器各社からの受注が拡大し、地域密着型営業に注力して利益率の高い受注を獲得するなど、売上高の拡大と、利益体質の維持強化を推し進めました。

その結果、当セグメントの当第1四半期連結累計期間における売上高は2,064百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は66百万円(前年同期比60.8%増)となりました。

なお、平成28年9月末時点の当セグメントに従業する社員数は、前期末からは56名減員の2,094名となりました。

 

(海外領域:MTrec Limited等)

当セグメントは、日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業を領域としております。

当第1四半期連結累計期間においては、平成28年8月に英国の人材派遣会社MTrec Limitedの株式を取得し子会社化することにより、グループの中期成長戦略である地域軸での事業拡大・基盤の確立を推進しました。

当該子会社化に伴い、平成28年7月をみなし取得日としてMTrec Limitedの業績を取り込む一方で、M&Aに伴うアドバイザリー費用等の一時費用や、のれんの償却費用を計上しております。

その結果、当セグメントの当第1四半期連結累計期間における売上高は2,174百万円(前年同期は売上高44百万円)、セグメント損失は165百万円(前年同期はセグメント損失0.7百万円)となりました。

 

(その他)

報告セグメントに含まれない領域として、特例子会社(共生産業株式会社)における障がい者雇用を推進しており、主にグループ間でのフラワーアレンジメント制作物の納品や梱包軽作業などを行っております。

その結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は16百万円(前年同期比18.9%減)、セグメント損失は13百万円(前年同期はセグメント損失11百万円)となりました。

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて2,451百万円増加(20.6%増)し、14,365百万円となりました。主たる変動項目は、平成28年8月にMTrec Limitedを連結子会社化したことなどによるのれんの増加1,039百万円のほか、流動資産の増加によるものであります。

 

当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて2,553百万円増加(38.7%増)し、9,144百万円となりました。主たる変動項目は、社債の増加1,400百万円(うち、1年以内償還196百万円)と、短期借入金の増加900百万円であり、M&Aに伴う借入金の増加等によるものであります。

 

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて101百万円減少(1.9%減)し、5,220百万円となりました。主たる変動項目は、利益剰余金であり、親会社株主に帰属する四半期純利益金額の計上による増加212百万円、前期末配当の支払による減少483百万円であります。

 

(3)事業上および財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(5)従業員数

当第1四半期連結累計期間において、当社グループは、MTrec Limitedの株式取得など業容拡大に取り組んだ結果、従業員数は前期末の5,861名から2,750名増加し、8,611名となりました。このうち、技術系領域での増加が33名、海外領域での増加が2,761名となりました。