文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成28年7月1日~平成29年3月31日)におけるわが国経済は、世界経済の先行きや政治情勢の不透明さが懸念されるものの、国内においては産業用機械・電子部品・デバイスなどの生産や、個人消費が堅調に推移するなど、全体として緩やかな景気回復基調で推移しました。
国内の雇用情勢については、有効求人倍率が四半世紀ぶりの高水準で推移するなど、前連結会計年度から引き続き企業の人材需要は底堅く、人材サービス業界に対する需要も増加傾向で推移しました。
こうした環境の中、当社グループは製造業からの人材サービスに対するニーズを捉え、積極的かつ継続的に人材の採用と配属に努めました。また、平成28年8月に英国の人材派遣会社MTrec Limitedを、平成29年3月にIT・ソフト領域で事業を展開する株式会社フュージョンアイを子会社化するなど、グループの中期成長戦略に基づく事業拡大・基盤の確立を推進しました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は31,162百万円(前年同期比39.7%増)、営業利益は2,167百万円(前年同期比20.2%増)、経常利益は2,138百万円(前年同期比19.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,277百万円(前年同期比18.0%増)となりました。
セグメント別の業績の概要は、次のとおりです。
なおMTrec Limitedの子会社化に伴う業容拡大と事業の重要度の変化を踏まえ、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントを、従来の「技術系領域」、「製造系領域」の2区分に「海外領域」を追加し、3区分へ変更しております。これに伴い、従来「技術系領域」に含めておりました香港虎斯科技有限公司を「海外領域」に変更しております。また、セグメント利益を従来の経常利益ベースの数値から、営業利益ベースの数値に変更しております。以下の前年同四半期比較については、変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
(技術系領域:株式会社トラスト・テック、株式会社フリーダム等)
当セグメントは、顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託の事業を領域としております。
当第3四半期連結累計期間においては、当セグメントで比重の高い輸送用機器、電気機器、機械などの業種に加え、注力分野であるIT領域で社員配属数が伸長しました。また、平成29年3月に子会社化した株式会社フュージョンアイは、当第3四半期連結累計期間では売上に寄与しておりませんが、子会社化に伴うM&A一時費用が発生しております。その結果、当セグメントの当第3四半期連結累計期間における売上高は19,158百万円(前年同期比19.5%増)、セグメント利益は1,987百万円(前年同期比23.0%増)となりました。
なお、平成29年3月末時点の当セグメントに従事する社員数(株式会社フュージョンアイは含まず。)は、前四半期末から156名増加、前期末からは通算で343名増加の3,705名となりました。
(製造系領域:株式会社TTM)
当セグメントは、顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業を領域としております。
当第3四半期連結累計期間においては、業種別では輸送用機器及び電気機器からの受注が拡大し、また案件毎の利益確保や地元密着型営業による人員効率の改善など、前期から注力していた利益体質の強化が進捗し、セグメント利益率は向上しました。その結果、当セグメントの当第3四半期連結累計期間における売上高は6,575百万円(前年同期比6.7%増)、セグメント利益は291百万円(前年同期比59.8%増)となりました。
なお、平成29年3月末時点の当セグメントに従事する社員数は、前四半期末から96名増加、前期末からは通算で168名増加の2,318名となりました。
(海外領域:MTrec Limited等)
当セグメントは、日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業を領域としております。
当第3四半期連結累計期間においては、平成28年8月に子会社化した英国の人材派遣会社MTrec Limitedの業績が順調に推移する一方、M&Aに伴うアドバイザリー費用等の一時費用や、のれんの償却費用を計上しております。その結果、当セグメントの当第3四半期連結累計期間における売上高は5,455百万円(前年同期は売上高95百万円)、セグメント損失は83百万円(前年同期はセグメント損失7百万円)となりました。なお、M&Aの一時費用を除いた場合、セグメント利益は118百万円となります。
(その他)
報告セグメントに含まれない領域として、障がい者雇用を推進しており、主にグループ間でのフラワーアレンジメント制作物の納品や梱包軽作業などを行っております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は43百万円(前年同期比61.9%増)、セグメント損失は58百万円(前年同期はセグメント損失50百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて4,024百万円増加(33.8%増)し、15,938百万円となりました。主たる変動項目は、平成28年8月にMTrec Limitedを、平成29年3月に株式会社フュージョンアイを連結子会社化したことなどによるのれんの増加1,811百万円のほか、流動資産の増加によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて3,271百万円増加(49.6%増)し、9,863百万円となりました。MTrec Limitedと株式会社フュージョンアイの連結子会社化に伴い借入金は増加し、社債発行により既存借入金の一部返済を行いました。これによる主たる変動項目は、借入金の増加1,239百万円(うち、1年以内返済39百万円)及び社債の増加1,302百万円(うち、1年以内償還196百万円)であり、他の変動項目では賞与引当金の増加778百万円などであります。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて752百万円増加(14.1%増)し、6,074百万円となりました。主たる変動項目は、利益剰余金であり、親会社株主に帰属する四半期純利益金額の計上による増加1,277百万円、配当の支払による減少775百万円であります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)従業員数
当第3四半期連結累計期間において、積極的な人材の採用やMTrec Limitedの子会社化など業容拡大に取り組んだ結果、従業員数は前期末の5,861名から3,255名増加し、9,116名となりました。このうち、技術系領域での増加が335名、海外領域での増加が2,672名となりました。なお、株式会社フュージョンアイの従業員数は含んでおりません。