当第3四半期連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の拡大による事業への影響については、今後も注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
2018年8月31日に行われた当社の連結子会社Gap Personnel Holdings LimitedとQuattro Group Holdings Limitedの企業結合について、前連結会計年度末において企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年同四半期連結累計期間との比較・分析に当たっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。
当第3四半期連結累計期間は、当社グループを取り巻く事業環境の変化が大きい期間となりました。国内においては2019年の夏頃から自動車に掛かる人材ニーズが変化し、残業時間の減少や短期的な予算調整が生じはじめました。一方、米中の貿易問題等を起因として停滞していた半導体に掛かる人材ニーズは回復フェーズに徐々に移行したことや、ITソフトウェアのエンジニアニーズが高く推移し、これらの分野の採用と教育の強化により社員数を伸ばしてまいりました。しかしながら、COVID-19(新型コロナウイルス)の発生により、企業活動のみならず社会活動への影響が世界的に顕在化しつつあり、当社グループにおいては中国をはじめ、国内の事業へと徐々に影響がみられる期間となりました。このような環境下、社員数の増加により売上高は前年同期比微増ながらも、稼働率が前年同期比では低減して推移したこと等により、各利益の額においては前年同期比を下回る結果となりました。また、英国事業において、ブレグジットに加え新型コロナウイルスの影響が加わるため、のれんの減損損失を特別損失に計上いたしました。売上高は62,605百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益は4,183百万円(前年同期比5.6%減)、経常利益は4,142百万円(前年同期比5.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,057百万円(前年同期比63.5%減)となりました。
セグメント別の業績の概要は、次のとおりです。なお、セグメント別の売上高は外部顧客への売上高を適用しております。
[技術系領域](顧客企業の研究開発、設計、生産技術などの技術分野に対する派遣・請負・委託事業)
当第3四半期連結累計期間においては、注力分野であるIT系領域にて採用数・稼働数が継続的に伸びていることに加え、IT派遣を行う株式会社アクシス・クリエイト他2社の子会社化により、技術社員数と売上高は伸長しました。2020年3月末時点の当セグメントの社員数は前期末から675名増加して6,948名となり、売上高は32,855百万円(前年同期比9.9%増)となりました。
IT領域を主とした取引先と受注の拡大を社員の稼働に結び付け、社員の稼働率は期初の94.9%から96.4%へと向上しているものの、残業時間の減少や教育期間の確保などが生じており、また販売費及び一般管理費に株式会社アクシス・クリエイトほか2社の子会社化に係る買収費用75百万円を計上していることから、セグメント利益は3,859百万円(前年同期比1.2%減)となりました。
[製造系領域](顧客企業の製造工程等における請負・受託・派遣の事業)
当第3四半期連結累計期間においては、採用及び就業管理等の効率化を図るため重点戦略地域に注力して営業を行い、応募者とのマッチング数を増やす施策を推し進めました。しかしながら、国内の製造系の生産調整局面を上回る稼働を得るには至らず、2020年3月末時点の当セグメントの社員数は、前期末からは72名減少の2,301名となり、売上高は7,016百万円(前年同期比5.9%減)となりました。
セグメント利益は、派遣の時間単価の低下や請負現場での利益率低下が生じ、255百万円(前年同期比29.4%減)となりました。
[海外領域](日本国外における技術・製造分野に対する派遣・請負や、有料職業紹介などの人材サービス事業)
当第3四半期連結累計期間においては、英国子会社で食料品やロジスティクスなど内需型の業種における派遣事業が堅調で、売上高はポンドベースでは前年同期と同水準であるものの、ポンド下落の影響が大きかったため円ベースでは減収となり、売上高は22,732百万円(前年同期比5.6%減)となりました。また、前年度の英国における株式取得に係る一時費用の剥落とコスト管理の強化の結果、セグメント利益は255百万円(前年同期比11.5%増)となりました。
[その他]
報告セグメントに含まれない領域として、特例子会社(株式会社ビーネックスウィズ)における障がい者雇用を推進しており、主にグループ間でのフラワーアレンジメント制作物の納品や梱包軽作業などを行っております。グループの社員数の増加に応じて雇用を強化し、業務の拡大に努めております。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は内部取引を含めて142百万円(前年同期比76.4%増)、セグメント損失は143百万円(前年同期はセグメント損失121百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産・負債・純資産
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて351百万円減少(1.1%減)し、30,855百万円となりました。主たる変動項目は、配当及び未払費用の支払いなどによる現金及び預金の減少2,409百万円、のれんの減少482百万円、受取手形及び売掛金の増加1,024百万円、流動資産その他の増加847百万円、有形固定資産の増加427百万円、投資その他資産の増加270百万円であります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて221百万円減少(1.4%減)し、15,183百万円となりました。主たる変動項目は、未払費用の減少2,058百万円、未払法人税等の減少576百万円、社債の減少196百万円、賞与引当金の増加1,009百万円、短期借入金の増加633百万円、その他流動負債の増加559百万円、未払消費税等の増加218百万円、その他固定負債の増加174百万円であります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて130百万円減少(0.8%減)し、15,672百万円となりました。主たる変動項目は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,057百万円の計上、配当金の支払1,489百万円による利益剰余金の減少432百万円、為替換算調整勘定の減少100百万円、株式発行による資本金の増加144百万円並びに資本剰余金の増加144百万円、非支配株主持分の増加115百万円であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。