当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
該当事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において、入手可能な情報に基づいて当社グループが判断したものです。
(1)経営成績の分析
① 当第2四半期連結累計期間の経営成績
(単位:百万円)
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平成29年3月期 第2四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
平成30年3月期 第2四半期連結累計期間 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
増減額 |
増減率 |
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売上高 |
11,990 |
13,162 |
1,171 |
9.8% |
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営業利益 |
2,311 |
2,146 |
△164 |
△7.1% |
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経常利益 |
2,930 |
2,690 |
△239 |
△8.2% |
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親会社株主に帰属する 四半期純利益 |
1,843 |
1,859 |
16 |
0.9% |
当社グループは「高齢社会に適した情報インフラを構築することで価値を創造し社会に貢献し続ける」をグループミッションに掲げています。事業領域を介護・医療・ヘルスケア・シニアライフと定義し、価値提供先である従事者・事業者・エンドユーザーを取り巻く情報の非対称性を解消し有機的に結びつけるサービスを日本及びアジア・オセアニアにおいて数多く展開しています。
当社グループの事業領域である高齢社会に関連する市場は年々拡大し、今後もさらに拡大が見込まれています。
日本においては、高齢者人口(65歳以上)が平成29年4月1日時点で約3,489万人、人口構成比27.5%に達し、世界で最も高い水準となっています。また、それに伴い介護費、医療費も急増し、それぞれ10兆円、40兆円に達しています。(注1)
アジア・オセアニア地域においては、人口増加や経済発展を背景に医療・ヘルスケア市場が急拡大しており、医療費は114兆円(注2)と日本の2倍以上の規模となっています。
このように高齢社会に関連する市場は年々拡大する一方、市場拡大とともに増加する多様な情報を収集・整理・伝達する仕組みが不十分であるため、情報発信者は伝えたい情報を十分に伝えられず、情報受信者は得たい情報を十分に得られないという弊害が発生しています。このため、適正な情報発信・受信に対するニーズはますます高まり、当社グループにとって膨大な事業機会が生まれるものと認識しています。
当社グループはそのような事業機会をいち早く捉え、様々な事業を展開しています。
人手不足が続く介護・医療分野のキャリア関連事業(人材紹介、求人情報サービス)では、早くから介護・医療に特化し市場を切り拓いてきました。今後も高齢者人口の拡大を背景に長期的且つ持続的な発展を実現していきます。
介護事業者向け経営支援サービス(カイポケ)では、保険請求サービスに加え、採用や営業支援、業務改善等の様々なサービスをオンラインにてワンストップで提供し、介護事業者の経営を総合的に支援しています。介護事業者に対し経営改善という新たな価値を提供することで、成長を加速させていきます。
さらに、2015年10月にアジア・オセアニア13の国と地域で医薬情報サービスを展開するMIMSグループを買収しました。1963年に創業し50年以上にわたる歴史をもつMIMSブランドは域内で圧倒的な知名度を誇り、医療従事者の会員数は約230万人にのぼります。とりわけ医師は多くの国で高い会員登録率を有しています。また、その強固な会員基盤を活かし、域内の製薬企業との間で幅広い取引関係を構築しています。MIMSグループをアジア・オセアニア地域での事業展開のプラットフォームとすることで、海外戦略を強力に推進し、さらなる成長を実現していきます。
当社グループは今後も拡大する市場から生まれる事業機会を捉え、国内外において新たなサービスを次々と数多く生み出していきます。そして、それらを有機的に結びつけることでさらに事業を拡大し、社会に貢献し続けていきたいと考えています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの経営成績は、以下のとおりです。
売上高は、キャリア関連事業の拡大及び「カイポケ」の会員拠点数増加等により、13,162百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
営業利益は、採用の強化等の投資により、2,146百万円(前年同期比7.1%減)となりました。
経常利益は2,690百万円(前年同期比8.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,859百万円(前年同期比0.9%増)となりました。
(注)1.高齢者人口・構成費:総務省統計 介護費:平成27年度、厚労省資料 医療費:平成27年度、厚労省統計
2.平成26年、WHO統計
② 分野別の概況
当社グループでは、キャリア・介護事業者・海外・事業開発の4分野を事業部門として開示しています。また、キャリア分野は介護キャリア・医療キャリアに細分化し開示しています。
<分野・事業別売上高>
(単位:百万円)
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事業部門 |
平成29年3月期 第2四半期連結累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年9月30日) |
平成30年3月期 第2四半期連結累計期間 (自 平成29年4月1日 至 平成29年9月30日) |
増減額 |
増減率 |
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キャリア分野 |
7,675 |
8,847 |
1,172 |
15.3% |
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介護キャリア |
2,084 |
2,771 |
686 |
32.9% |
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医療キャリア |
5,590 |
6,076 |
485 |
8.7% |
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介護事業者分野 |
1,339 |
1,593 |
253 |
18.9% |
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海外分野 |
2,219 |
2,011 |
△207 |
△9.4% |
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事業開発分野 |
755 |
711 |
△43 |
△5.8% |
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合計 |
11,990 |
13,162 |
1,171 |
9.8% |
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<キャリア分野>
介護キャリアにおいては、介護職向け人材紹介サービス「カイゴジョブエージェント」がキャリアパートナーを大幅に増員し大きく成長しています。また、理学療法士/作業療法士/言語聴覚士向け人材紹介サービス「PT/OT人材バンク」が順調に推移しました。
医療キャリアにおいては、看護師向け人材紹介サービス「ナース人材バンク」が順調に推移しました。
以上の結果、キャリア分野の当第2四半期連結累計期間の売上高は、8,847百万円(前年同期比15.3%増)となりました。
<介護事業者分野>
介護事業者分野においては、介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」の業績が会員拠点数の増加や、カイポケの有料オプションサービス及びファクタリングサービスの利用増加により順調に推移しました。
以上の結果、介護事業者分野の当第2四半期連結累計期間の売上高は、1,593百万円(前年同期比18.9%増)となりました。
<海外分野>
海外分野においては、前連結会計年度に実施した海外事業ポートフォリオ再編に伴い子会社のeChannelling等を売却したこと、MIMS Bookの提供タイミングの変更に伴い売上計上時期が変更となったこと等により、前年同期から売上高が減少しています。
以上の結果、海外分野の当第2四半期連結累計期間の売上高は、2,011百万円(前年同期比9.4%減)となりました。
(参考)当社グループにおける業績の季節偏重について
当社グループの業績は、第1四半期連結会計期間及び第4四半期連結会計期間に売上高が偏重する傾向があります。
人材紹介サービスにおいては、当社グループで紹介した求職者(看護師等)が求人事業者に入社した日付を基準として売上高を計上しています。そのため、配置転換、入退社等、一般的に人事異動が起こりやすい4月に売上高が偏重する傾向があります。
求人情報サービスにおいては、広告の掲載や広告への応募があった日付を基準として売上高を計上しています。求人事業者は一般的に人事異動が起こりやすい4月に先駆けて広告活動を積極化するため、売上高が第4四半期連結会計期間に偏重する傾向があります。看護学生向け就職情報誌においては、就職情報誌が発行される第4四半期連結会計期間に売上高が偏重する傾向があります。
MIMSグループの業績においては、顧客である製薬会社が年度末である12月に向かい広告宣伝費用の支出を増やす等の傾向があります。MIMSグループの業績は3ヵ月遅れにて連結しているため、当社の第4四半期連結会計期間を含む下期に売上高が偏重する傾向があります。
(2)財政状態の分析
① 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、45,157百万円(前連結会計年度末比1,926百万円増)となりました。これは主に、業容の拡大により現金及び預金が増加したこと、介護事業者向け経営支援サービス「カイポケ」におけるファクタリングサービスの利用事業者が増え未収入金が増加した一方、為替換算に伴い顧客関係資産及び商標権が減少したことによるものです。
負債は、23,526百万円(前連結会計年度末比1,877百万円増)となりました。これは主に、「カイポケ」におけるファクタリングサービスの利用事業者が増え未払金が増加したことによるものです。
純資産は、21,631百万円(前連結会計年度末比48百万円増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加した一方、為替換算により為替換算調整勘定及び非支配株主持分が減少したことによるものです。
② キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、9,071百万円(前連結会計年度末比1,930百万円増)となりました。各キャッシュ・フローの状況とその主な要因は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、3,820百万円の収入(前年同期は3,382百万円の収入)となりました。これは主に、業容の拡大により税金等調整前四半期純利益が2,662百万円となったこと、MIMSグループの顧客関係資産の償却等により減価償却費が523百万円、のれん償却額が321百万円となったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,461百万円の支出(前年同期は72百万円の支出)となりました。これは主に、メロリタ社等の買収により連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が784百万円になったこと、「カイポケ」等のシステム開発投資により無形固定資産の取得による支出が425百万円となったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、388百万円の支出(前年同期は272百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払による支出が477百万円となったことによるものです。
(3)経営方針・戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題についての重要な変更又は新たな発生はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(6)従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数は業容の拡大に伴い、前連結会計年度末より
172名増加し、1,953名となっております。