当第1四半期連結会計期間において、当社は、2017年4月4日開催の取締役会において、企業のウェブやアプリケーション等のデザインを作成するデジタル・デザインのサービスを提供しているThis Place Limitedの持分を100%取得し、子会社化すること、また、本件買収対価の一部とするために、自己株式の処分を行うことについて決議し、2017年4月4日に株式譲渡契約を締結いたしました。なお、当社グループは2017年4月20日付で同社を子会社化しております。
詳細は、第4 経理の状況 1.要約四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合)に記載のとおりであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間(以下、「当第1四半期」)における連結業績は以下の通りです。
|
区分 |
前第1四半期 |
当第1四半期 |
前年同期比 |
|
売上収益 |
359,766千円 |
759,730千円 |
111.2%増 |
|
営業利益 |
22,004千円 |
161,369千円 |
633.4%増 |
|
税引前四半期利益 |
21,802千円 |
150,530千円 |
590.4%増 |
|
親会社の所有者に帰属する四半期利益 |
12,256千円 |
74,392千円 |
507.0%増 |
売上収益は759,730千円(前年同期比111.2%増)、営業利益は161,369千円(前年同期比633.4%増)、税引前四半期利益は150,530千円(前年同期比590.4%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は74,392千円(前年同期比507.0%増)となりました。なお、当第1四半期中(2017年4月20日)に、英国This Place Limitedを買収したことにより、売上区分「サービス売上」内の「デザインサービス」が新たに追加となり、この売上高が「サービス売上」のみならず、全体の売上高も大きく増加させる結果となりました。
製品/サービス別の売上状況は以下の通りです。
|
製品 |
売上 |
内容 |
|
ASTERIA |
347,218千円 (前年同期比:118.0%) |
ASTERIAの売上としては、主としてライセンス売上とサポート売上(ライセンス料の15%(年額))によって構成されています。また、2014年度から開始したASTERIA WARPの「サブスクリプション」売上(売上区分では「サービス」に計上)も包含します。 |
|
Handbook |
64,983千円 (前年同期比:112.7%) |
Handbookの売上としては、Handbookサービスの月額利用料(年間契約も12ヶ月に配賦計上)が主となっています。ただし、過去に販売したライセンス版(オンプレミス)に対するサポート売上が若干存在します。 |
|
その他 |
347,528千円 (前年同期:7,893千円) |
その他の製品/サービスとして、Platio,Gravio,SnapCal,lino, ExtenXLS,デザインサービスなどが存在します。 Platioは、IoT対応モバイルアプリ開発プラットフォームで、2017年2月より出荷を開始しています。Gravioは、IoT対応エッジコンピューティング用ミドルウェアで、2017年6月より出荷を開始しています。SnapCal,linoは世界市場調査を兼ねた製品で、ほとんどは無料版での提供ですが、ユーザーの7割以上が海外です。ExtenXLSは2011年に買収した米国企業の製品で、新規ユーザーへの販売は行っていないものの、買収当時のユーザーからの継続的なライセンス売上が存在します。 デザインサービスは、2017年4月から開始したサービスで、顧客企業のブランディング戦略のコンサルティング、ウェブやモバイルアプリのデザインに関するコンサルティング、開発支援を提供するサービスです。今回、「その他」の売上を大きく増加させた要因となっています。 |
売上区分別の経営成績の分析は以下の通りです。
|
ライセンス |
売上収益 |
前年実績 |
前年同期比 |
|
133,508千円 |
109,299千円 |
122.1% |
|
|
定性的情報 |
|||
|
ライセンス売上は、当社ソフトウェアの半永久的使用権の対価です。そのため、季節変動や、企業のIT投資の状況の影響を受け易く売上が安定しないという特徴があります。 当第1四半期においては、「ASTERIA」と接続性向上のための「アダプター開発プログラム」として新たに日本最大の企業データベース「LBC」を搭載したデータ統合ツール「uSonar(ユーソナー)」との連携機能を担う専用アダプターや自治体や地方銀行で1,200件以上の導入実績を持つ「POWER EGG」の専用アダプターがパートナー企業によって開発され対象となる連携先を拡大しております。 また、「ASTERIA」の導入事例として、ナブコドア様、三協立山様、プロトコーポレーション様の事例を新規公開するなど導入企業数は順調に増加しており、2017年6月末における累計導入社数は6,291社となり、国内市場における11年連続シェアNo.1を獲得いたしました。(シェア出典:テクノ・システム・リサーチ社「2017年ソフトウェアマーケティング総覧EAI/ESB市場編」) このような活動の結果、ライセンス売上収益は、前年同期比で122.1%となりました。 |
|||
|
サポート |
売上収益 |
前年実績 |
前年同期比 |
|
203,913千円 |
182,919千円 |
111.5% |
|
|
定性的情報 |
|||
|
サポート売上は、既存のお客様から製品のサポート(技術支援、製品の更新など)を行う対価をいただく売上です。そのため、季節変動を受けにくいという特徴がありますが、保守契約更新料など一部一時的な売上も存在します。 当社では、サポート売上の着実な伸張のために、「保守割」サービスを引き続き提供するなど、サポート契約をいただいているお客様の満足度向上を図っています。また、前年度に実施した問い合わせ管理システムと顧客管理システムの一新によって、契約状況の把握や分析が迅速化・効率化したことも、売上増に寄与しました。 このような活動の結果、サポート売上収益は前年同期比で111.5%となりました。 |
|||
|
サービス |
売上収益 |
前年実績 |
前年同期比 |
|
422,308千円 |
67,548千円 |
625.2% |
|
|
定性的情報 |
|||
|
サービス売上は、「ネットサービス」、「サブスクリプションサービス」、「デザインサービス」、「教育サービス」の4つのサービスで構成されています。 「ネットサービス」は、スマートデバイス向け情報配信・共有サービス「Handbook」を中心とするインターネットを介してソフトウェアを提供するサービスです。 「Handbook」は、スマートデバイス向けの情報配信・共有サービスで、主に企業や教育機関で活用されています。 「Handbook」の販売にあたっては、当第1四半期は直接販売だけでなく通信キャリアパートナーの販売が好調に推移し、スマートデバイスの導入に積極的な流通業や建設業などを中心に新規契約83件を獲得しております。また新たな事例として日本たばこ産業様の導入事例を公開するなど新規契約獲得が進み累計1,276件と着実に伸張しております。 「サブスクリプションサービス」は「ASTERIA WARP」をクラウド使用に対応させた月額使用料型で提供するサービスです。売上は月額課金で、まだ売上は僅少ですが、昨年11月に中小企業や部門利用に最適な「ASTERIA WARP Core/Core+」をラインナップに加えたことにより、中長期的に売上の安定化を図る大きな柱に成長させるよう努力しております。 「デザインサービス」は、This Place社の買収の結果、2017年4月から提供を開始したサービスで、顧客企業のブランディング戦略のコンサルティング、ウェブやモバイルアプリのデザインに関するコンサルティング、開発支援を提供するサービスです。当第1四半期においては、欧州大手のスーパーマーケットチェーン企業や、米国大手携帯キャリア企業へサービスを提供いたしました。 「教育サービス」は、当社が当社製品の研修を提供するものです。 このような活動の結果、サービス売上収益は、前年同期比625.2%と伸張しました。 |
|||
|
合 計 |
売上高 |
前年実績 |
前年同期比 |
|
759,730千円 |
359,766千円 |
211.2% |
|
※用語解説
・クラウド=〔Cloud〕企業がハードウェアやソフトウェアの資産を自前で持たずにインターネット上に存在するハードウェアやソフトウェアを必要に応じて利用する形態。
・IoT=〔Internet of Things〕あらゆる「モノ」がインターネットに接続される仕組み。
・SaaS=〔Software As A Service〕ソフトウェアを顧客に渡さず、ソフトウェアベンダーが管理するインターネット上のサーバーに設置してサービスとして提供する形態。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末より1,795,003千円増加し、3,535,178千円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、獲得した資金は554,468千円(前年同期214,616千円の獲得)となりました。主に税引前四半期利益150,530千円、営業債権及びその他の債権121,891千円、その他232,006千円の増加によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は9,847千円(前年同期154,462千円の使用)となりました。主に定期預金の払戻し600,000千円の増加に対し、子会社株式の取得による640,940千円の減少によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、取得した資金は1,227,670千円(前年同期62,712千円の使用)となりました。主に新株の発行(新株予約権の行使)1,500,000千円によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、28,447千円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。