なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
(単位:百万円)
| 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 前年同期比 | ||
商品取扱高 | 56,073 | (100.0%) | 67,414 | (100.0%) | +20.2% |
売上高 | 17,620 | (31.4%) | 22,417 | (33.3%) | +27.2% |
差引売上総利益 | 16,796 | (30.0%) | 20,907 | (31.0%) | +24.5% |
営業利益 | 6,043 | (10.8%) | 7,009 | (10.4%) | +16.0% |
経常利益 | 6,082 | (10.8%) | 7,126 | (10.6%) | +17.2% |
親会社株主に帰属する四半期純利益 | 3,913 | (7.0%) | 4,789 | (7.1%) | +22.4% |
( )内は商品取扱高に対する割合です。
当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」及びファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っております。当第2四半期連結累計期間における日本国内の衣料品・アクセサリー市場は、企業収益の回復、雇用・所得環境の改善等を背景に緩やかな回復基調を持続させており、経済産業省発表の商業動態統計においても小売業販売額の基調判断は「一部に弱さがみられるものの横ばい圏」とされております。しかしながら、中国経済の減速が懸念されるなど、先行きには不透明感が漂っている感もあります。その結果、消費者心理は先行きに対する慎重な姿勢を崩しておらず、選別消費と節約消費という両極に位置する消費行動が続いている状況にあります。当社グループが軸足を置くファッションEC市場においては、百貨店及びブランドによるオムニチャネル戦略の本格化、マイクロBtoC、CtoC、キュレーション系サービス等に参入する企業の増加を背景に、拡大基調を持続させております。
このような環境下、当第2四半期連結累計期間における当社グループは、「ZOZOTOWN」のユニークユーザー数拡大及びコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)の上昇に注力してまいりました。具体的には、「WEAR」との連携によるコーディネートレビューの充実、効率的なポイントプロモーションの実施、ターゲット顧客層の多様化するニーズに対応した新規ショップの出店加速、検索ユーザーインターフェースの改良等を実施いたしました。
また、ファッションEC市場全体を拡大させる取り組みとして、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」の展開にも引き続き尽力しております。当第2四半期連結累計期間においても収益化を急ぐことなく、「WEAR」の認知度向上に努めました。具体的には、認定ファッショニスタ「WEARISTA」とのスポンサーシップ契約締結、ファッションスクールでのファッショニスタコンテストの開催、ファッションフェスタ「東京ガールズコレクション2015AUTUMN/WINTER」との連動企画等を行いました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は67,414百万円(前年同期比20.2%増)、売上高は22,417百万円(同27.2%増)、差引売上総利益は20,907百万円(同24.5%増)となりました。差引売上総利益率(対商品取扱高)が31.0%と前年同期比1.0ポイント上昇した要因としては、ZOZOUSED事業の構成割合が上昇したこと、㈱ヤッパ及び㈱アラタナの連結子会社化等が挙げられます。
販売費及び一般管理費は13,898百万円(前年同期比29.2%増)となりました。増収効果により固定費負担割合は低下したものの、戦略的プロモーション活動の本格化、ユーザー満足度向上を狙った配送クオリティの引き上げに伴うコスト増により、販管費率(対商品取扱高)が前年同期比1.4ポイント上昇の20.6%となりました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の営業利益は7,009百万円(前年同期比16.0%増)、営業利益率(対商品取扱高)は前年同期比0.4ポイント低下の10.4%となりました。
当第2四半期連結会計期間(平成27年7月~9月)での前年同期比は、商品取扱高18.4%増、売上高25.4%増、営業利益3.7%増となっております。ビジネスモデル変更の端境期にあるBtoB事業が前年同期比マイナスに転じたこともあり、商品取扱高及び売上高の伸び率(前年同期比)が第1四半期連結会計期間と比較して鈍化しておりますが、主力事業であるZOZOTOWN事業の成長モメンタムは堅調に推移しております。
なお、当第2四半期連結会計期間はポイントを使ったプロモーション等を積極的に展開したこともあり、販管費率(対商品取扱高)が21.8%(前第2四半期連結会計期間19.4%、第1四半期連結会計期間19.4%)に上昇いたしました。その結果、営業利益率(対商品取扱高)が第1四半期連結会計期間と比較して1.6ポイント下落の9.6%となっております。
また、当第2四半期連結会計期間においては、タイにてファッションECプラットフォーム「WearYouWant.com」を運営するWearYouWant Holdings Pte., Ltd.(本社:シンガポール)に対して出資を行いました。当社が運営するファッションコーディネートアプリ「WEAR」を活用したマーケティング支援やファッションEC事業のノウハウの提供を通じ、両社のサービス価値向上を図ってまいります。
なお、当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セグメント内の各事業区分の業績を示しております。また、第1四半期連結会計期間より事業区分と社内体制を合わせることを目的に以下のように事業区分の変更を行っております。

各事業別の業績は、以下のとおりです。
事業別 | 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 取扱高 | 売上高 | ||||
取扱高 | 構成比 | 売上高 | 取扱高 | 構成比 | 売上高 | |||
ZOZOTOWN事業 |
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(受託ショップ) | 46,569 | 83.0 | 13,045 | 56,691 | 84.2 | 16,158 | +21.7 | +23.9 |
(買取ショップ) | 371 | 0.7 | 371 | 368 | 0.5 | 368 | -0.9 | -0.9 |
(ZOZOUSED) | 1,418 | 2.5 | 1,418 | 2,724 | 4.0 | 2,724 | +92.0 | +92.0 |
小計 | 48,360 | 86.2 | 14,836 | 59,785 | 88.7 | 19,252 | +23.6 | +29.8 |
BtoB事業 | 7,712 | 13.8 | 1,997 | 7,629 | 11.3 | 1,907 | -1.1 | -4.5 |
その他 | - | - | 785 | - | - | 1,257 | - | +59.9 |
合計 | 56,073 | 100.0 | 17,620 | 67,414 | 100.0 | 22,417 | +20.2 | +27.2 |
① ZOZOTOWN事業
ZOZOTOWN事業は、「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業形態で構成されております。「受託ショップ」は各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。「買取ショップ」は各ブランドからファッション商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら販売を行っております。「ZOZOUSED」は個人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。
当社では、ファッションECサイトの運営においては「取扱いブランドの拡大と既存ブランドとの関係強化」及び「購入者数の拡大」を両輪として成長させていくことが重要と考えております。
「取扱いブランドの拡大と既存ブランドとの関係強化」に関する施策としては、当第2四半期連結会計期間においても、ターゲット顧客や中心価格帯の異なる様々なカテゴリーに属するショップの新規出店を加速させてまいりました。具体的には、「COMME CA ISM」「F.O.Online Store」「NARUMIYA ONLINE」「AMO'S STYLE & Triumph」「ASICS Tiger」等65ショップを新規に出店することができました。平成27年9月末現在の総ショップ数は720ショップとなっております。
一方、「購入者数の拡大」に関する施策としては、新着商品を着用したコーディネート画像の拡充及び着用レビューの充実、ブランドとの連携も含めた様々なポイント施策の実施、検索ユーザーインターフェースの改善、商品リコメンド機能の改善等を行いました。
その結果、平成27年9月末時点の年間購入者数(平成26年10月~平成27年9月)は3,698,254人(前年同期比175,679人増)となりました。平成26年7月にガールズファッションECサイト「LA BOO」を統合した影響から、純増ペースは緩やかなものに映っておりますが、「ZOZOTOWN」単独で見た年間購入者数の純増ペースは堅調に推移しております。
年間購入者のうちアクティブ会員1人あたりの年間購入金額は46,135円(前年同期比7.4%増)、同年間購入点数は8.6点(同14.7%増)となりました。ポイントプロモーションの実施が奏功し、両指標ともに増加しております。
商品の出荷に関する指標においては、当第2四半期連結累計期間の出荷件数が6,338,300件、(前年同期比22.9%増)、同平均出荷単価が9,432円(同0.5%増)、同平均商品単価が4,759円(同5.9%減)となりました。消費行動の二極化を背景にした商品単価の下落が続いているものの、商品配送料ルールを平成26年10月に変更したことに加え、検索機能及び商品リコメンド機能等の改良が奏功し、出荷単価の下落基調を止めることができました。
デバイス別出荷比率においては、当第2四半期連結会計期間のスマートフォン経由の商品取扱高が62.3%(前年同期比6.8ポイント増)まで上昇いたしました。「ZOZOTOWN」のコアユーザーである20~40歳におけるスマートフォンの保有比率が高まっていることに加え、デバイスの性能向上によりECとの親和性が高まっていることが背景にあります。
| 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||||||
第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | 第1四半期 | 第2四半期 | 第3四半期 | 第4四半期 | |
ZOZOTOWN出店ショップ数(注)1 | 645 | 659 | 685 | 686 | 685 | 720 | - | - |
内)買取ショップ | 18 | 17 | 23 | 30 | 27 | 26 | - | - |
受託ショップ | 627 | 642 | 662 | 656 | 658 | 694 | - | - |
年間購入者数(注)2 | 3,406,119 | 3,522,575 | 3,571,252 | 3,557,244 | 3,603,196 | 3,698,254 | - | - |
内)アクティブ会員数 | 2,127,592 | 2,217,050 | 2,287,233 | 2,331,739 | 2,401,421 | 2,401,317 | - | - |
ゲスト購入者数 | 1,278,527 | 1,305,525 | 1,284,019 | 1,225,505 | 1,201,775 | 1,296,937 | - | - |
年間購入金額(注)2、4、5 | 43,405 | 42,972 | 43,214 | 43,529 | 44,279 | 46,135 | - | - |
年間購入点数(注)2、4 | 7.4 | 7.5 | 7.6 | 7.7 | 8.0 | 8.6 | - | - |
出荷件数(注)3 | 2,372,373 | 2,782,854 | 2,557,804 | 2,994,432 | 3,007,626 | 3,330,674 | - | - |
平均商品単価(注)3、5 | 5,444 | 4,742 | 6,790 | 5,538 | 5,041 | 4,522 | - | - |
平均出荷単価(注)3、5 | 9,791 | 9,031 | 12,126 | 10,680 | 9,605 | 9,277 | - | - |
デバイス別出荷比率(注)3 |
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PC | 43.5% | 42.8% | 40.8% | 39.7% | 38.7% | 36.9% | - | - |
スマートフォン | 54.6% | 55.5% | 57.9% | 59.1% | 60.4% | 62.3% | - | - |
モバイル | 1.9% | 1.7% | 1.4% | 1.1% | 0.9% | 0.7% | - | - |
(注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。
2 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。
3 四半期会計期間の数値を使用しております。
4 アクティブ会員1人あたりの指標となっております。
5 円単位となっております。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間のZOZOTOWN事業の商品取扱高は59,785百万円(前年同期比23.6%増)、売上高は19,252百万円(同29.8%増)となりました。
受託ショップ、買取ショップ及びZOZOUSEDの実績は以下のとおりです。
a. 受託ショップ
当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は56,691百万円(前年同期比21.7%増)、商品取扱高に占める割合は84.2%となりました。売上高(受託販売手数料)は16,158百万円(同23.9%増)となりました。平成27年9月末現在、受託ショップ事業では694ショップ(平成27年3月末656ショップ)を運営しております。
b. 買取ショップ
当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は368百万円(前年同期比0.9%減)、商品取扱高に占める割合は0.5%となりました。売上高は商品取扱高と同額の368百万円(同0.9%減)となりました。平成27年9月末現在、買取ショップ事業では26ショップ(平成27年3月末30ショップ)を運営しております。在庫リスク極小化を目的とした受託ショップへの切り替え促進が概ね一巡してきた結果、減収幅が縮小いたしました。
c. ZOZOUSED
当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は2,724百万円(前年同期比92.0%増)、商品取扱高に占める割合は4.0%となりました。売上高は商品取扱高と同額の2,724百万円(同92.0%増)となりました。リユースバックを活用した買取り強化等が奏功し、商品取扱高拡大につながりました。
② BtoB事業
BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託しております。当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は7,629百万円(前年同期比1.1%減)、商品取扱高に占める割合は11.3%となりました。売上高(受託販売手数料)は1,907百万円(同4.5%減)となりました。平成27年9月末現在、BtoB事業では32サイト(STORES.jp PRO事業による運営サイトを含む)の構築及び運営を受託しております(平成27年3月末33サイト)。
③ その他
その他にはZOZOTOWN事業及びBtoB事業に付随した事業の売上(送料収入、代引手数料収入、テナント出店の際の初期出店料など)や、連結子会社(㈱クラウンジュエル、㈱ブラケット、㈱ヤッパ、㈱アラタナ)のその他売上が計上されております。当第2四半期連結累計期間のその他売上高は1,257百万円(前年同期比59.9%増)となりました。商品配送料のルール変更(平成26年10月)による送料収入の増加、㈱ヤッパ及び㈱アラタナの連結子会社化が増収の主要因となっております。
(単位:百万円)
| 前連結会計年度 | 当第2四半期連結会計期間 | 増減率 |
総資産 | 41,351 | 45,423 | +9.8% |
負債 | 15,106 | 13,573 | -10.2% |
純資産 | 26,244 | 31,850 | +21.4% |
(総資産)
総資産については、前連結会計年度末に比べ4,072百万円増加(前連結会計年度末比9.8%増)し、45,423百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,184百万円増加(前連結会計年度末比3.4%増)し、36,481百万円となりました。主な増減要因としては、現金及び預金の増加1,576百万円、商品の増加340百万円、売掛金の減少982百万円によるものであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ2,887百万円増加(前連結会計年度末比47.7%増)し、8,942百万円となりました。主な増減要因としては、のれんの増加2,025百万円によるものであります。
(負債)
負債については、前連結会計年度末に比べ1,533百万円減少(前連結会計年度末比10.2%減)し、13,573百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,622百万円減少(前連結会計年度末比11.8%減)し、12,121百万円となりました。主な増減要因としては、受託販売預り金の減少489百万円、未払法人税等の減少713百万円によるものであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ89百万円増加(前連結会計年度末比6.5%増)し、1,451百万円となりました。主な増減要因としては、退職給付に係る負債の増加62百万円によるものであります。
(純資産)
純資産については、前連結会計年度末に比べ5,605百万円増加(前連結会計年度末比21.4%増)し、31,850百万円となりました。主な増減要因としては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加4,789百万円、自己株
式の処分による増加3,134百万円、剰余金の配当による減少2,151百万円などによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末から1,576百万円増加し、26,289百万円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりです。
(単位:百万円)
| 前第2四半期連結累計期間 | 当第2四半期連結累計期間 | 増減率 |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 3,001 | 3,925 | +30.8% |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △412 | △435 | +5.6% |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △1,607 | △2,165 | +34.7% |
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は3,925百万円となりました。これは税金等調整前四半期純利益7,322百万円の計上に加え、売上債権の減少額1,023百万円等の増加要因があったこと、一方、主な減少要因としては受託販売預り金の減少額489百万円、法人税等の支払額3,395百万円があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は435百万円となりました。これは有形固定資産の取得による支出354百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は2,165百万円となりました。これは配当の支払い等があったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はありません。