第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 

(1) 賃貸借契約の締結

当社は、平成29年10月30日開催の取締役会において、固定資産(物流センター)の賃借に関する契約を締結することについて決議しております。

なお、定期建物賃貸借契約の締結は平成29年11月15日を予定しております。

 

  (定期建物賃貸借契約)

契約会社名

相手方の名称

契約年月日

契約の内容

㈱スタートトゥデイ(当社)

筑波特定目的会社

平成29年11月15日(予定)

物流センターの定期建物賃貸借契約

 

 

(2) 取得による企業結合

当社は、平成29年10月19日開催の取締役会決議に基づき、平成29年10月31日付で㈱VASILYの株式を取得し、子会社としております。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表」の(重要な後発事象)をご参照ください。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

  [表1]前年同期比                                         (単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日
  至 平成28年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日
  至 平成29年9月30日)

前年同期比

 商品取扱高

86,495

(100.0%)

119,656

(100.0%)

38.3%

 売上高

31,566

(36.5%)

42,694

(35.7%)

35.3%

 差引売上総利益

28,604

(33.1%)

39,378

(32.9%)

37.7%

 営業利益

10,588

(12.2%)

13,831

(11.6%)

30.6%

 経常利益

10,630

(12.3%)

13,837

(11.6%)

30.2%

 親会社株主に帰属する四半期純利益

8,059

(9.3%)

9,551

(8.0%)

18.5%

 

 ( )内は商品取扱高に対する割合です。

 

当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」及びファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っております。

当第2四半期連結累計期間における日本国内の衣料品・アクセサリー市場は、例年に比べ気温の低下が早まったことから、晩夏・秋冬物の衣料品が堅調に推移しておりますが、引き続き国内消費の停滞感の影響により売上が前年並み程度に留まっております。しかしながら、当社グループが軸足を置くファッションEC市場においては、既存の販売チャネルが伸び悩む中、百貨店、ファッションデベロッパー並びに各ブランドがオムニチャネル戦略に対して積極的に取り組み始めていること、CtoCサービスやソーシャルコマース等の拡大を受け、堅実に成長しております。

このような環境下、当第2四半期連結累計期間における当社グループは、「ZOZOTOWN」のユニークユーザー数拡大及びコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上のために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに、より一層注力してまいりました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は119,656百万円(前年同期比38.3%増)、売上高は42,694百万円(同35.3%増)、差引売上総利益は39,378百万円(同37.7%増)となりました。差引売上総利益率(対商品取扱高)は、その他売上高のうち、運賃収入の増加があった一方で有料会員向けサービスの終了に伴う減少もあったことから、商品取扱高に対する割合は32.9%、前年同期と比較して0.2ポイント低下となっております。

販売費及び一般管理費は25,547百万円(前年同期比41.8%増)となりました。代金回収手数料(対商品取扱高)が0.8ポイント上昇、業務委託費(対商品取扱高)が0.9ポイント上昇、及び人件費(対商品取扱高)が0.6ポイント低下、のれん償却額(対商品取扱高)が0.4ポイント低下したことにより、商品取扱高に対する販売費及び一般管理費の割合は21.4%と前年同期と比較して0.6ポイント上昇いたしました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の営業利益は13,831百万円(前年同期比30.6%増)、営業利益率(対商品取扱高)は11.6%と前年同期と比較して0.6ポイント低下しております。また、経常利益は13,837百万円(同30.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は9,551百万円(同18.5%増)となりました。

当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セグメント内の各事業区分の業績を以下のとおり示しております。

 

各事業別の業績は、以下のとおりです。

[表2]事業別前年同期比

事業別

前第2四半期連結累計期間
(自 平成28年4月1日 
   至 平成28年9月30日)

当第2四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 
   至 平成29年9月30日)

取扱高
前年同期比
(%)

売上高
前年同期比
(%)

取扱高
(百万円)

構成比
(%)

売上高
(百万円)

取扱高
(百万円)

構成比
(%)

売上高
(百万円)

ZOZOTOWN事業

 

 

 

 

 

 

 

 

(受託ショップ)

77,929

90.0

22,454

109,766

91.7

31,549

40.9

40.5

(買取ショップ)

106

0.1

106

91

0.1

91

△13.5

△13.5

(ZOZOUSED)

5,155

6.0

5,155

6,558

5.5

6,558

27.2

27.2

 小計

83,191

96.1

27,716

116,417

97.3

38,199

39.9

37.8

BtoB事業

2,899

3.4

662

3,152

2.6

667

8.7

0.7

フリマ事業

404

0.5

0

86

0.1

△78.7

△100.0

その他

3,187

3,827

20.1

合計

86,495

100.0

31,566

119,656

100.0

42,694

38.3

35.3

 

 

①  ZOZOTOWN事業

ZOZOTOWN事業は、「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業形態で構成されております。「受託ショップ」は各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。「買取ショップ」は各ブランドからファッション商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら販売を行っております。「ZOZOUSED」は個人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。
 当社では、ZOZOTOWN事業を持続的に成長させていくためには「購入者数の拡大」及び「ファッション消費におけるZOZOTOWN利用率上昇」が重要なファクターであると認識しております。そのために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに取り組んでおります。

当第2四半期連結累計期間のZOZOTOWN事業の商品取扱高は116,417百万円(前年同期比39.9%増)、売上高は38,199百万円(同37.8%増)となりました。商品取扱高の拡大の要因としては、積極的に幅広いジャンルの新規ブランドを出店したこと、決済手段を充実させたこと、ブランドクーポン等のプロモーションを効率的かつ効果が最大になるよう実施したこととなります。

 

 

なお、ZOZOTOWN事業に係る主なKPIの推移は以下のとおりです。

 [表3]KPI推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

ZOZOTOWN出店ショップ数(注)1

842

872

934

954

987

1,016

内)買取ショップ

10

7

7

7

8

7

  受託ショップ

832

865

927

947

979

1,009

ブランド数(注)1

5,148

5,333

5,655

5,683

5,859

6,032

年間購入者数(注)2

4,832,558

5,252,541

5,783,381

6,324,033

6,734,740

6,963,986

内)アクティブ会員数

2,844,171

3,059,991

3,421,440

3,893,156

4,181,873

4,591,017

  ゲスト購入者数

1,988,387

2,192,550

2,361,941

2,430,877

2,552,867

2,372,969

年間購入金額(注)2、4、5

48,644

48,556

48,275

46,417

47,119

46,818

年間購入点数(注)2、4

9.9

10.4

10.5

10.3

10.7

10.9

出荷件数(注)3

4,652,101

5,391,093

5,886,580

6,931,318

6,787,599

7,148,647

平均商品単価(注)3、5

4,468

3,855

5,236

4,474

4,099

3,664

平均出荷単価(注)3、5

8,680

7,941

10,143

8,955

8,530

8,186

デバイス別出荷比率(注)3

 

 

 

 

 

 

 

 

 PC

29.7%

28.1%

24.6%

22.3%

20.5%

19.5%

 スマートフォン

69.9%

71.6%

75.2%

77.5%

79.4%

80.4%

 モバイル

0.4%

0.3%

0.2%

0.2%

0.1%

0.1%

 

(注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。

2 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。

3 四半期会計期間の数値を使用しております。

4 アクティブ会員1人あたりの指標となっております。

5 円単位となっております。

 

当第2四半期連結会計期間に新規出店したショップは、44ショップとなりました。主な新規出店のショップとしては、数年来、出店誘致をしていたドメスティックのストリートブランド「N.HOOLYWOOD」、「BEDWIN & THE HEARTBREAKERS」、「ATTACHMENT」や、アウトドア商品を扱う「NATAL DESIGN」、「Haglofs」となります。平成29年9月末現在の総ショップ数は1,016ショップ(平成29年6月末987ショップ)と1,000ショップを超える規模になっております。

直近12ヶ月(平成28年10月~平成29年9月)における年間購入者数は、6,963,986人(前四半期比229,246人増)、アクティブ会員1人当たりの年間購入金額は46,818円(同0.6%減)、年間購入点数は10.9点(同1.7%増)となっております。アクティブ会員1人当たりの年間購入金額が減少した理由としては、新規アクティブ会員の増加に伴うものとなります。

当第2四半期連結会計期間の平均商品単価は、3,664円(前年同期比5.0%減)、平均出荷単価は8,186円(同3.1%増)となっております。平均商品単価の下落は、低価格帯のショップの商品取扱高が拡大したことが要因となります。一方、平均出荷単価は平成28年3月第3四半期連結会計期間以降下落しておりましたが、当第2四半期連結会計期間において上昇に転じております。これは取扱ブランドの拡充やユーザーインターフェースの改善等を継続した結果、1注文あたりの購入点数が増加していることが要因となります。

 

 

受託ショップ、買取ショップ及びZOZOUSEDの実績は以下のとおりです。

 

a. 受託ショップ

当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は109,766百万円(前年同期比40.9%増)、商品取扱高に占める割合は91.7%(前年同期実績90.0%)となりました。売上高(受託販売手数料)は31,549百万円(前年同期比40.5%増)となりました。平成29年9月末現在、受託ショップは1,009ショップ(平成29年3月末947ショップ)を運営しております。

b. 買取ショップ

当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は91百万円(前年同期比13.5%減)、商品取扱高に占める割合は0.1%(前年同期実績0.1%)となりました。売上高は商品取扱高と同額の91百万円(前年同期比13.5%減)となりました。平成29年9月末現在、買取ショップ事業では7ショップ(平成29年3月末7ショップ)を運営しております。

c. ZOZOUSED

当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は6,558百万円(前年同期比27.2%増)、商品取扱高に占める割合は5.5%(前年同期実績6.0%)となりました。売上高は商品取扱高と同額の6,558百万円(前年同期比27.2%増)となりました。

 

② BtoB事業

BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託しております。当第2四半期連結累計期間の商品取扱高は3,152百万円(前年同期比8.7%増)、商品取扱高に占める割合は2.6%(前年同期実績3.4%)となりました。売上高(受託販売手数料)は667百万円(前年同期比0.7%増)となりました。

 

③その他

その他には、ZOZOTOWN事業に付随した事業の売上(有料会員収入、送料収入、代引手数料収入など)や、連結子会社のその他売上高が計上されております。当第2四半期連結累計期間のその他売上高は3,827百万円(前年同期比20.1%増)となりました。

なお、有料会員サービスは、平成29年7月末をもって終了しております。

また、ファッション市場全体の活性化を狙ったファッションメディア「WEAR」については、引き続きユーザーの拡大及びコンテンツの拡充を目指した事業運営を行っております。平成29年9月末時点のアプリダウンロード数は約1,000万ダウンロードとなっており、堅調に推移しております。

 

 

(2) 財政状態の分析

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

当第2四半期連結会計期間

増減率

総資産

55,720

57,967

4.0%

負債

25,851

23,873

△7.7%

純資産

29,868

34,094

14.1%

 

(総資産)

総資産については、前連結会計年度末に比べ2,247百万円増加(前連結会計年度末比4.0%増)し、57,967百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ719百万円増加(同1.6%増)し、46,361百万円となりました。主な増減要因としては、売掛金の増加463百万円、前払費用の増加320百万円などによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,527百万円増加(同15.2%増)し、11,606百万円となりました。主な増減要因としては、敷金の増加387百万円などによるものであります。

(負債)

負債については、前連結会計年度末に比べ1,978百万円減少(前連結会計年度末比7.7%減)し、23,873百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ2,064百万円減少(同8.6%減)し、21,842百万円となりました。主な増減要因としては、受託販売預り金の増加162百万円、未払法人税等の減少1,218百万円などによるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ85百万円増加(同4.4%増)し、2,031百万円となりました。主な増減要因としては、退職給付に係る負債の増加83百万円などによるものであります。

(純資産)

純資産については、前連結会計年度末に比べ4,225百万円増加(前連結会計年度末比14.1%増)し、34,094百万円となりました。主な増減要因としては、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加9,551百万円、剰余金の配当による減少4,986百万円などによるものであります。なお、平成29年6月30日に自己株式の消却を実施したことにより、利益剰余金及び自己株式が11,758百万円それぞれ減少しておりますが、純資産の残高に与える影響はありません。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末から887百万円減少し、21,263百万円となりました。

各キャッシュ・フローの状況とその要因は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

増減率

営業活動によるキャッシュ・フロー

7,336

6,548

△10.7%

投資活動によるキャッシュ・フロー

△278

△1,989

614.5%

財務活動によるキャッシュ・フロー

△2,915

△5,428

86.2%

 

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により得られた資金は6,548百万円となりました。主な増加要因としては、税金等調整前四半期純利益13,780百万円の計上に加え、非資金項目の減価償却費408百万円の計上など、一方、主な減少要因としては売上債権の増加額463百万円、法人税等の支払額5,432百万円があったことなどによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は1,989百万円となりました。これは有形固定資産の取得による支出1,030百万円の計上に加え、敷金の差入による支出394百万円があったことなどによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は5,428百万円となりました。これは配当金の支払額4,984百万円があったことなどによるものであります。

 

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6) 従業員数

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はありません。