第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

 

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

  [表1]前年同期比                                         (単位:百万円)

 

前第1四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 
  至 平成29年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自 平成30年4月1日 
  至 平成30年6月30日)

前年同期比

 商品取扱高

59,574

(100.0%)

70,406

(100.0%)

18.2%

 売上高

21,451

(36.0%)

26,552

(37.7%)

23.8%

 差引売上総利益

19,844

(33.3%)

24,251

(34.4%)

22.2%

 営業利益

7,981

(13.4%)

5,874

(8.3%)

△26.4%

 経常利益

7,999

(13.4%)

5,859

(8.3%)

△26.7%

 親会社株主に帰属する四半期純利益

5,532

(9.3%)

4,163

(5.9%)

△24.7%

 

 ( )内は商品取扱高に対する割合です。

当社グループは、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」という企業理念のもと、日本最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」、プライベートブランド「ZOZO」の販売及びファッションメディア「WEAR」の運営を中心に事業活動を行っております。

当第1四半期連結累計期間における当社グループは、「ZOZOTOWN」においてはユニークユーザー数拡大及びコンバージョンレート(ユニークユーザーの購買率)向上のために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに注力してまいりました。具体的には、引き続きユーザーの多様なニーズに対応できるよう積極的に幅広いジャンルの新規ブランドの出店を進めたことや、5月中旬にはセールイベント「ZOZOWEEK」の実施をいたしました。また、採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」を従来のセンサー方式からマーカー方式に変更し、平成30年4月27日より「ZOZOSUIT」の大量配布を開始いたしました。プライベートブランド「ZOZO」については、UネックTシャツ、テーパードデニムを販売しておりましたが、平成30年6月よりメンズ向けのカジュアルシャツの販売を開始いたしました。

これらの結果、当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は70,406百万円(前年同期比18.2%増)、売上高は26,552百万円(同23.8%増)、差引売上総利益は24,251百万円(同22.2%増)となりました。差引売上総利益率(対商品取扱高)はその他売上高(運賃収入、決済手数料収入等)の増加により、34.4%(前年同期比 1.1ポイント上昇)となっております。

販売費及び一般管理費は18,376百万円(前年同期比54.9%増)、商品取扱高に対する割合は26.1%と前年同期と比較して6.2ポイント上昇しております。上昇の要因は、「ZOZOSUIT」の無料配布に伴う広告宣伝費の増加、荷造運搬費が増加したことによるものであります。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の営業利益は5,874百万円(前年同期比26.4%減)、営業利益率(対商品取扱高対比)は8.3%と前年同期と比較して5.1ポイント低下しております。また、経常利益は5,859百万円(前年同期比26.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,163百万円(同24.7%減)となりました。

 

当社グループはEC事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、単一セグメント内の各事業区分の業績を以下のとおり示しております。

 

 

各事業別の業績は、以下のとおりです。

[表2]事業別前年同期比

事業別

前第1四半期連結累計期間
(自 平成29年4月1日 
   至 平成29年6月30日)

当第1四半期連結累計期間
(自 平成30年4月1日 
   至 平成30年6月30日)

取扱高
前年同期比
(%)

売上高
前年同期比
(%)

取扱高
(百万円)

構成比
(%)

売上高
(百万円)

取扱高
(百万円)

構成比
(%)

売上高
(百万円)

ZOZOTOWN事業

 

 

 

 

 

 

 

 

(受託ショップ)

54,548

91.6

15,716

64,263

91.2

18,976

17.8

20.7

(買取ショップ)

48

0.1

48

44

0.1

44

△8.2

△8.2

(ZOZOUSED)

3,301

5.5

3,301

4,005

5.7

3,968

21.3

20.2

 小計

57,897

97.2

19,066

68,313

97.0

22,990

18.0

20.6

PB事業

113

0.2

113

BtoB事業

1,590

2.7

330

1,980

2.8

460

24.5

39.2

フリマ事業

86

0.1

△100.0

△100.0

その他

2,054

2,988

45.4

合計

59,574

100.0

21,451

70,406

100.0

26,552

18.2

23.8

 

 

① ZOZOTOWN事業

 

ZOZOTOWN事業は、「受託ショップ」「買取ショップ」「ZOZOUSED」の3つの事業形態で構成されております。「受託ショップ」では、各ブランドの商品を受託在庫として預かり、受託販売を行っております。「買取ショップ」では、各ブランドからファッション商材を仕入れ、自社在庫を持ちながら販売しております。「ZOZOUSED」では、主に個人ユーザー等から中古ファッション商材を買取り、販売を行っております。

当社では、ZOZOTOWN事業を持続的に成長させていくためには「購入者数の拡大」及び「ファッション消費におけるZOZOTOWN利用率上昇」が重要なファクターであると認識しております。そのために、ユーザーとブランド双方にとって魅力的なサイト作りに取り組んでおります。

 

なお、ZOZOTOWN事業に係る主なKPIの推移は以下のとおりです。

 

(ショップ数等)

[表3]ショップ数、ブランド数の推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

ZOZOTOWN出店ショップ数(注)1

987

1,016

1,094

1,111

1,139

 ―

内)買取ショップ

8

7

6

6

5

  受託ショップ

979

1,009

1,088

1,105

1,134

ブランド数(注)1、2

5,859

6,032

6,346

6,443

6,820

 

(注) 1 四半期会計期間末日時点の数値を使用しております。

     2 プライベートブランド「ZOZO」は含んでおりません。

 

当第1四半期連結累計期間に新規出店したショップは、39ショップ(純増28ショップ)となりました。主な新規出店ショップはジュニアブランドの「JENNI」、グローバルブランドの「BANANA REPUBLIC」、「PEARLY GATES」、「new balance golf」等のゴルフブランドのセレクトショップ「the HOUSE」等となっております。平成30年6月末現在の総ショップ数は1,139ショップ(平成30年3月末1,111ショップ)となっております。また、取扱ブランド数は6,820ブランドとなっております。

 

 

(年間購入者数)

[表4]年間購入者数の推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

年間購入者数

6,734,740

6,963,986

7,205,777

7,223,227

7,392,126

 (前年同期比)

1,902,182

1,711,445

1,422,396

899,194

657,386

 (前四半期比)

410,707

229,246

241,791

17,450

168,899

アクティブ会員数

4,181,873

4,591,017

4,957,861

5,112,861

5,458,643

 (前年同期比)

1,337,702

1,531,026

1,536,421

1,219,705

1,276,770

 (前四半期比)

288,717

409,144

366,844

155,000

345,782

ゲスト会員数

2,552,867

2,372,969

2,247,916

2,110,366

1,933,483

 (前年同期比)

564,480

180,419

△114,025

△320,511

△619,384

 (前四半期比)

121,990

△179,898

△125,053

△137,550

△176,883

 

(注) 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。

 

当第1四半期連結累計期間において、アクティブ会員数は平成30年5月に実施した「ZOZOWEEK」が好調であったこと等により、前四半期比で増加いたしました。また、ゲスト会員数は引き続き減少基調となっております。これは会員登録したユーザーのみが利用可能なブランドクーポン等により、ゲスト会員がアクティブ会員にシフトしていることが要因となります。

 

(年間購入金額及び年間購入点数)

[表5]年間購入金額、年間購入点数の推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

年間購入金額(全体)
(注)1、2、3

47,119

46,818

46,707

47,661

46,870

 (前年同期比)

△3.1%

△3.6%

△3.2%

2.7%

△0.5%

 (前四半期比)

1.5%

△0.6%

△0.2%

2.0%

△1.7%

年間購入点数(注)1、2

10.7

10.9

11.0

11.4

11.3

 (前年同期比)

8.2%

4.5%

4.9%

10.8%

5.8%

 (前四半期比)

4.1%

1.7%

0.9%

3.7%

△0.5%

年間購入金額(既存会員)
(注)1、2、3

63,004

64,290

62,761

61,098

59,569

 (前年同期比)

6.9%

7.0%

3.0%

△1.1%

△5.5%

 (前四半期比)

2.0%

2.0%

△2.4%

△2.7%

△2.5%

年間購入点数(注)1、2

14.1

14.6

14.5

14.4

14.2

 (前年同期比)

19.2%

15.7%

10.5%

6.1%

0.6%

 (前四半期比)

4.0%

3.2%

△0.7%

△0.4%

△1.4%

 

(注) 1 集計期間は会計期間末日以前の直近1年間としております。

     2 アクティブ会員1人当たりの指標となっております。

     3 円単位となっております。

 

 当第1四半期連結累計期間において、全体の年間購入金額が前年同期比及び前四半期比で減少している要因は、ライトユーザーの増加によるものとなります。また、既存会員の年間購入金額が前年同期比及び前四半期比で減少している要因は、会員歴の浅い既存アクティブ会員の人数割合が増加した(会員歴が長ければ長いほど年間購入金額が高くなる)ことによるものとなります。

 

 

(平均商品単価等)

[表6]平均商品単価、平均出荷単価、出荷件数の推移

 

前連結会計年度

当連結会計年度

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

平均商品単価(注)1、2

4,099

3,664

4,858

4,203

3,953

 (前年同期比)

△8.3%

△5.0%

△7.2%

△6.1%

△3.6%

平均出荷単価(注)1、2

8,530

8,186

9,043

8,611

8,122

 (前年同期比)

△1.7%

3.1%

△10.9%

△3.8%

△4.8%

1注文あたり購入点数(注)1

2.08

2.23

1.86

2.05

2.05

 (前年同期比)

7.1%

8.5%

△3.9%

2.4%

△1.3%

出荷件数(注)1

6,787,599

7,148,647

8,303,595

8,293,761

8,425,033

 (前年同期比)

45.9%

32.6%

41.1%

19.7%

24.1%

 

(注) 1 四半期会計期間の数値を使用しております。

     2 円単位となっております。

 

平均商品単価は、引き続き低単価ショップの商品取扱高構成比が上昇したことにより、下落しております。平均出荷単価は、1注文あたりの購入点数が減少したことにより、下落しております。

 

受託ショップ、買取ショップ及びZOZOUSEDの実績は以下のとおりです。

 

a.受託ショップ

当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は64,263百万円(前年同期比17.8%増)、商品取扱高に占める割合は91.2%(前年同期実績91.6%)となりました。売上高(受託販売手数料)は18,976百万円(前年同期比20.7%増)となりました。平成30年6月末現在、受託ショップは1,134ショップ(平成30年3月末1,105ショップ)を運営しております。

 

b.買取ショップ

当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は44百万円(前年同期比8.2%減)、商品取扱高に占める割合は0.1%(前年同期実績0.1%)となりました。売上高は商品取扱高と同額の44百万円(前年同期比8.2%減)となりました。平成30年6月末現在、買取ショップでは5ショップ(平成30年3月末6ショップ)を運営しております。

 

c.ZOZOUSED

当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は4,005百万円(前年同期比21.3%増)、商品取扱高に占める割合は5.7%(前年同期実績5.5%)となりました。売上高は3,968百万円(前年同期比20.2%増)となりました。

 

 

 

②PB事業

PB事業では、ユーザー個人の体型に合わせた当社の自社企画アパレル商品を販売する事業を行っております。当事業は、当社が開発した採寸用ボディースーツ「ZOZOSUIT」を希望ユーザーに配布し提供頂く計測結果情報を基にすることで、最適なサイズの商品提供を可能としております。「ZOZOSUIT」については平成30年4月27日より大量配布を開始しており、プライベートブランド「ZOZO」の販売を本格化しております。当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は113百万円、商品取扱高に占める割合は0.2%となりました。売上高は商品取扱高と同額の113百万円となりました。

 

③BtoB事業

BtoB事業では、ブランドの自社ECサイトの構築及び運営を受託しております。当第1四半期連結累計期間の商品取扱高は1,980百万円(前年同期比24.5%増)、商品取扱高に占める割合は2.8%(前年同期実績2.7%)となりました。売上高(受託販売手数料)は460百万円(前年同期比39.2%増)となりました。平成30年6月末現在、受託サイト数は9サイト(平成30年3月末8サイト)となっております。

 

④その他

その他には、ZOZOTOWN事業に付随した事業の売上(送料収入、決済手数料収入等)、当第1四半期連結累計期間から開始した広告事業、連結子会社のその他売上高が計上されております。当第1四半期連結累計期間のその他売上高は2,988百万円(前年同期比45.4%増)となりました。

また、ファッション市場全体の活性化を狙ったファッションメディア「WEAR」については、引き続きユーザーの拡大及びコンテンツの拡充を行うとともに、広告による収益化を図っております。平成30年6月末時点のアプリダウンロード数は1,100万ダウンロードを超えており、月間利用者数ともに堅調に推移しております。

 

(2) 財政状態の分析

  (単位:百万円)

 

前連結会計年度末

当第1四半期連結会計期間

増減率

総資産

70,712

66,931

△5.3%

負債

29,902

52,021

74.0%

純資産

40,810

14,909

△63.5%

 

(総資産)

総資産については、前連結会計年度末に比べ3,781百万円減少(前連結会計年度末比5.3%減)し、66,931百万円となりました。流動資産は、前連結会計年度末に比べ3,357百万円減少(同6.3%減)し、50,216百万円となりました。主な減少要因としては、現金及び預金の減少6,780百万円などによるものであります。固定資産は、前連結会計年度末に比べ424百万円減少(同2.5%減)し、16,714百万円となりました。主な増減要因としては、投資その他の資産の減少561百万円などによるものであります。

「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示しております。なお、前連結会計年度についても当該会計基準等を遡って適用しております。

(負債)

負債については、前連結会計年度末に比べ22,118百万円増加(前連結会計年度末比74.0%増)し、52,021百万円となりました。流動負債は、前連結会計年度末に比べ22,039百万円増加(同80.9%増)し、49,283百万円となりました。主な増減要因としては、短期借入金の増加24,000百万円によるものであります。固定負債は、前連結会計年度末に比べ79百万円増加(同3.0%増)し、2,738百万円となりました。主な増減要因としては、退職給付に係る負債の増加77百万円などによるものであります。

(純資産)

純資産については、前連結会計年度末に比べ25,900百万円減少(前連結会計年度末比63.5%減)し、14,909百万円となりました。主な増減要因としては、自己株式の取得24,412百万円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

(5) 従業員数

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの従業員数の著しい増減はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 

 (1) 多額な資金の借入

当社は、平成30年5月16日開催の取締役会において、運転資金等のために必要な資金の借入について決議を行い、平成30年5月21日付及び28日付で資金の借入を実行しております。

 

 (2) 株式報酬型ストックオプション

当社は、平成30年6月26日開催の株主総会において、当社業務執行取締役に対して株式報酬型ストックオプションとして新株予約権を発行することを決議し、平成30年7月13日に発行いたしました。

詳細は、「第4 経理の状況 1四半期連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」をご参照ください。