当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1) 経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、アベノミクスによる経済対策や金融の異次元緩和によって企業業績や雇用情勢は底堅く推移したものの、移民問題に揺れる欧州経済や中国をはじめとする新興国経済の変調、急激な為替変動などによる企業収益の下振れリスク等、景気の先行きは引き続き視界不良な状況が続いております。
当社グループの主要領域である広告・イベント業界におきましても、景気動向の不透明感に影響を受け、販促イベント開催や合同展示会への出展など、一定の底堅いニーズは継続しているものの、市場環境はほぼ横ばいの水準で推移しております。
このような環境の中、当社グループは、中期ビジョンである「Be a PARTNER of EXPERIENCE MARKETING」(経験価値提供型マーケティング・パートナーになる)の実現に向け、Experienceマーケティングサービス(人と人とが出会う“場”・“空間”とそこで生み出される体験に焦点を当て、感動価値・経験価値を最大化し、クライアントのブランド価値や商品価値向上をともに実現していくこと)の提供を通じて、クライアントのマーケティング・パートナーへと進化すべく、新たな市場・次世代型サービスの創出という挑戦に焦点を当て事業を推進してまいりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、39億77百万円(前年同四半期比6.7%増)となりました。一方で、拡大する業容に対応するためのオフィス環境整備費用や新領域開拓のためのチャレンジ投資等、先行投資費用を当第2四半期連結累計期間での営業収益では負担しきれなかったため、営業損失は2億45百万円(前年同四半期は営業利益35百万円)、経常損失は2億50百万円(前年同四半期は経常利益33百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億84百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益15百万円)となりました。
なお、当社の当第2四半期累計期間における売上高は、36億87百万円(前年同四半期比6.5%増)、営業損失は81百万円(前年同四半期は営業利益89百万円)、経常損失は86百万円(前年同四半期は経常利益86百万円)、四半期純損失は62百万円(前年同四半期は四半期純利益55百万円)となりました。
当第2四半期連結累計期間における報告セグメントの業績は、次のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。また、第1四半期連結会計期間に完全子会社化したスプラシアは「デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業」に含んでおります。詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
a.リアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業
リアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業におきましては、人と人とが直接出会う“場”・“空間”において、様々な体験価値を通じて提供される製品・サービスの宣伝・販売活動を「Experience マーケティング」と位置付け、“コミュニケーション”に関わるあらゆる「表現」「手段」「環境」を最適化し“デザイン”することで、サービスを展開しております。
イベント・展示会市場での競争環境は日ごとに厳しくなってきており、単なる価格面での競争に埋没することなく、デジタル技術を駆使した新たな体験価値の提供や、イベント出展効果の最大化・最適化を実現しクライアントの期待に応える新たな付加価値を創出することが求められております。
今までにない体験価値をリアルとデジタルの融合によって創出し、クライアントの売上拡大やブランド価値向上に繋げる手法や施策を提案・提供するとともに、大規模化する商談会やセミナーなどの事業領域においても、デジタル技術を活用したクライアントの課題解決に応えるサービスコンテンツの拡充に努めたこと等により、当第2四半期連結累計期間における売上高は36億87百万円(前年同四半期比6.5%増)と微増となりました。一方、利益面につきましては、多様化するクライアントの課題に対し、最適な企画実現のために必要な専門スキルを有する人材獲得費用、大規模・複雑化するプロジェクトのディレクション関係費用、拡大する業容に対応するためのオフィス環境整備費用などが増加したことにより、第2四半期連結累計期間におけるセグメント損失は1億19百万円(前年同四半期はセグメント利益89百万円)となりました。
b.デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業
デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業におきましては、インターネットを活用したビジネスモデルの策定から戦略的なWebサイト構築、オフショアを活用した高品質・高付加価値アプリケーション制作、B2C向けサービスコンテンツの制作・配信・管理プラットホームや次世代型デジタルサイネージの提供、最先端テクノロジーであるAI・コグニティブ&ロボティクスなどを集積し“デザイン”することでサービスを提供しています。
進化を続けるデジタルテクノロジーを駆使し、クライアントが抱える潜在的な課題解決を図ると共に、次世代型マーケティング&コミュニケーションを創出するためのサービスの開発や、グループ間連携の強化に向けた事業基盤整備、新たな事業領域への挑戦のための戦略的M&A投資など、中期的視点にたった先行投資を積極的に推進してきたことにより、当第2四半期連結累計期間における売上高は3億49百万円(前年同四半期比25.0%増)、セグメント損失は68百万円(前年同四半期はセグメント損失31百万円)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における財政状態は、資産合計49億70百万円(前連結会計年度末比11.5%増)、負債合計38億70百万円(前連結会計年度末比21.9%増)、純資産合計10億99百万円(前連結会計年度末比14.2%減)となりました。
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は34億62百万円(前連結会計年度末比1億49百万円減少)となりました。これは、売掛金の回収が進んだことにより受取手形及び売掛金が前連結会計年度末比4億88百万円減少したことが主な要因となっております。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は15億8百万円(前連結会計年度末比6億62百万円増加)となりました。これは、スプラシアを子会社化したこと等に伴い、無形固定資産が前連結会計年度末比5億92百万円増加したことが主な要因となっております。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は20億6百万円(前連結会計年度末比23百万円増加)となりました。これは、主に業容拡大しているリアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業における事業運転資金のための新規借入を行ったことにより、1年内返済予定の長期借入金が前連結会計年度末比3億39百万円増加したことが主な要因となっております。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は18億64百万円(前連結会計年度末比6億72百万円増加)となりました。これは、主にデジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業における戦略的M&A投資のための新規借入を行ったことにより、長期借入金が前連結会計年度末比6億1百万円増加したことが主な要因となっております。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は10億99百万円(前連結会計年度末比1億82百万円減少)となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失を計上したこと等により利益剰余金が前連結会計年度末比2億36百万円減少したことが主な要因となっております。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2億3百万円増加し、16億64百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は44百万円(前年同四半期は66百万円の使用)となりました。
これは主に、税金等調整前四半期純損失2億55百万円、仕入債務の減少額1億75百万円及び法人税等の支払額1億23百万円等が売上債権の減少額5億20百万円等を上回ったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5億56百万円(前年同四半期は40百万円の使用)となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出69百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出3億86百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は8億4百万円(前年同四半期は60百万円の獲得)となりました。
これは主に、長期借入れによる収入13億76百万円が、長期借入金の返済による支出4億99百万円等を上回ったこと等によるものです。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、15百万円であります。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の状況は、次のとおりです。
a.リアルエクスペリエンス&コミュニケーション事業
該当事項はありません。
b.デジタルエクスペリエンス&コミュニケーション事業
(a)Advanced Marketing Platform
「Experience Marketing」の本質的な価値提供へ向けて、オンラインとオフラインの行動や感情などの体験データを可視化し、マーケテイング施策の「実行」と「効果検証」までのPDCAサイクル構築を目的とした研究開発となっております。現在、計測出来ていない数値を取得・分析することで、顧客のマーケティング活動における新しい効果測定指標の開発を目指しております。
(b)人工知能・コグニティブソリューション・IBM Watson
エンタープライズ向けの人工知能・コグニティブソリューションとして普及過程に至った「IBM Watson」を主に利用してのサービス研究開発となっております。コミュニケーション分野では、ロボット、チャット、コールセンター向け、分析分野では、マーケティング、教育分野などのソリューションの研究開発を行い、ビジネスにいち早く組み込めるAIサービスの開発を目指しております。