2015年度及び2014年度の当グループの主な事業部門別の売上高及び税引前利益は以下のとおりである。
(監査済)
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2014年度 |
2015年度 |
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売上高 |
百万マレーシア・リンギット(百万円) |
百万マレーシア・リンギット(百万円) |
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建設部門 |
103.0 (2,991) |
0.53% |
85.0 (2,468) |
0.51% |
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情報技術及び電子商取引関連部門 |
5.3 (154) |
0.03% |
6.2 (180) |
0.04% |
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ホテル経営部門 |
701.3 (20,366) |
3.64% |
760.2 (22,076) |
4.54% |
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セメント製造及び販売部門 |
2,647.6 (76,886) |
13.74% |
2,857.2 (82,973) |
17.05% |
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運用サービス部門及びその他 |
465.6 (13,521) |
2.42% |
460.0 (13,358) |
2.74% |
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不動産投資開発部門 |
1,040.2 (30,207) |
5.40% |
903.5 (26,238) |
5.39% |
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公共事業部門 |
14,306.2 (415,452) |
74.24% |
11,682.6 (339,263) |
69.73% |
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合計 |
19,269.2 (559,578) |
100.00% |
16,754.7 (486,556) |
100.00% |
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税引前利益 |
百万マレーシア・リンギット(百万円) |
百万マレーシア・リンギット(百万円) |
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建設部門 |
-20.7 (-601) |
-0.74% |
1.8 (52) |
0.07% |
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情報技術及び電子商取引関連部門 |
2.2 (64) |
0.08% |
3.0 (87) |
0.13% |
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ホテル経営部門 |
4.3 (125) |
0.15% |
19.7 (572) |
0.85% |
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セメント製造及び販売部門 |
664.0 (19,283) |
23.62% |
604.0 (17,540) |
26.00% |
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運用サービス部門及びその他 |
-141.3 (-4,103) |
-5.02% |
6.0 (174) |
0.26% |
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不動産投資開発部門 |
888.8 (25,811) |
31.61% |
468.6 (13,608) |
20.17% |
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公共事業部門 |
1,414.3 (41,071) |
50.30% |
1,220.2 (35,435) |
52.52% |
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合計 |
2,811.6 (81,649) |
100.00% |
2,323.3 (67,469) |
100.00% |
当事業年度における当グループの業績は、当グループの活動の地理的な幅が、様々な部門に影響を与え続けた継続的な変動性から当グループの運営を守るために貢献しているその中核事業の多様性及び健全性と相まって、厳しい運営状況にもかかわらず、引き続き堅調であった。
マレーシア経済は、より堅調なペースで成長し、主に内需に牽引され、外国貿易の業績回復に支えられ、2013年の4.7%に比べて、2014年は6.0%の国内総生産(GDP)成長率を記録した。マレーシア経済は、2015年4月1日付の新商品サービス税(GST)レジームの実施に先立ち、2015年の第1四半期には5.6%の安定した成長により引き続き堅調であったが、第2四半期には4.9%に減少した。一方、当グループの主要拠点が置かれているその他の主要経済圏については、英国で2014年には約2.6%の成長を記録し、2015年の第1四半期及び第2四半期は、それぞれ0.3%及び0.7%の成長が見られた。シンガポール経済は、2014年には2.9%の成長を記録し、2015年の第1四半期には約2.8%の成長、第2四半期には推定1.7%の成長を記録した(出典:マレーシア財務省、マレーシア国立銀行、シンガポール通商産業省、英国国家統計局最新情報及び報告書)。
公共事業部門
公益事業部門は、シンガポールの電力市場に新たな競争が生まれることによる影響を引き続き目の当たりにすることとなったが、英国における当グループの上下水道事業の好調な業績により、かかる影響は抑えられた。
マレーシアの契約発電事業では、同部門の電力売買契約が2015年9月に成功裏に完了し、当グループは、マレーシア・エネルギー委員会が募る短期発電量の入札に基づき、その既存のパカ発電所から電力を供給することを議論している。条件については現在も議論中であり、完了すれば、新しい電力売買契約が2016年3月から2018年12月の期間で締結される見込みである。
2015年8月、当グループは、インドネシアのジャワ島における2×660メガワットの石炭火力発電プロジェクト、タンジュン・ジャティAの開発を手がける独立系発電事業者であるPTタンジュン・ジャティ・パワー・カンパニーの持分の80%を取得した。同プロジェクトは、インドネシアのエネルギー需要の高まりに応えるべく、今後5年間で最大35,000メガワットの発電容量を有する新しい発電所を建設するためのインドネシア政府の活動の一環である。
セメント製造部門
当グループのセメント事業は、厳しい市況にもかかわらず、当年度は一貫して良好な業績を記録した。当年度において、シンガポールのジュロン港の工業拠点に位置する、同部門の新しいセメントターミナルで商業運転が開始された。新施設は、シンガポール最大のセメントターミナルであり、多様な混合セメント製品を製造することが可能な混合工場に加え、様々なセメント製品に対し、年間3.0百万メートルトンの処理能力を提供している。
建設部門
国内建設部門は、2013年の10.9%の成長に対し、2014年には11.6%に増加した。しかし、2015年上半期における建設活動は、住宅建設、非住宅建設及び土木業のサブセクターの緩やかな拡大を受けて、9.7%に漸減し、第2四半期には5.6%に減少した(出典:財務省最新情報及び報告書)。
当事業年度中、建設部門は、スントゥル・イーストのザ・ケイパーズを含む、当グループの住宅不動産開発のいくつかの工期を完了し、新たに着工したスントゥル・イーストのザ・フェンネルや当グループのペナンのニッチな高所得者向けの新規開発である、ショアフロントなどについては、順調に進捗している。
運営管理活動
当グループは、運営管理活動部門において、石油、ガス、水道、化学工業及びその他の事業等の外部顧客に加えて、当グループの発電所、セメント工場並びにKLIAエクスプレス及びトランジットのサービスを運営するエクスプレス・レール・リンク(「ERL」)に対しても状態監視サービスを提供している。
KLセントラル、クアラルンプール国際空港(「KLIA」)及び低コストキャリアの新ターミナルであるKLIA2間を運行するKLIAエクスプレス及びトランジット線は、当年度において利用者総数が44%増加し10.7百万人となり、良好な業績を記録した。全体の成長は、2014年5月にオープンしたKLIA2へのサービスの拡大に寄与し、ERLは新ターミナルでのサービス開始後1年で、KLIA2交通の市場シェアの13%を獲得した。速度及び信頼性は、引き続き重要な成功要因となっており、定時運行は当年度を通じて一貫して99.7%に保たれていた。
不動産開発及び投資
国内住宅不動産市場における過激な投機的活動を抑制するために2013年に導入された加熱抑制措置は、市場活動に対する抑制効果を2年間維持し続け、2014年末まで及び2015年上半期の市場活動はわずかな増加にとどまった(出典:財務省経済報告、並びにマレーシア国立銀行四半期報告書及び年次報告書)。
当年度において、ペナンの海に面したジョージタウン沿いに位置する当グループ最新の開発であるショアフロントは無事に販売開始され、完売した。スントゥルでは、スントゥル・イーストのザ・ケイパーズが2014年12月に完成し、当グループは、進行中の開発であるザ・フェンネルに引き続き重点的に取り組んだ。海外では、シンガポールの名高いオーチャード地区における当グループの高級住宅プロジェクト、3オーチャード・バイ・ザ・パークが、予定通りに進捗した。
一方、当グループが37.09%の持分を保有する、シンガポールのスターヒル•グローバルREITは、マイヤー・センター・アデレードの取得により、そのリテール資産のポートフォリオに、オーストラリアにおける3つ目の資産を加えた。かかる取得は、トラストの資産評価を3.1百万シンガポール・ドルまで増加させ、そのポートフォリオは現在シンガポール、日本、中国及びオーストラリアにわたる13の不動産を構成する。
ホテル開発・運営部門
2015年9月、当グループは、英国のUNESCO世界遺産都市バースにあるゲインズボロ・バス・スパを正式にオープンした。当グループはまた、当年度中に日本の北海道にカサラ・ニセコビレッジ・タウンハウスを新たにオープンし、エキゾチックな立地に位置する独特かつ高級なホテル、リゾート及びレジデンスのカサラ・コレクションに加わることとなった。当グループの目的を達成するための上場投資信託であるYTLホスピタリティREIT(「YTL REIT」)は、マレーシア、オーストラリア及び日本にわたって、重要な観光地や出張先にそのホテル資産の一部を保有するが、当年度は堅調な業績を収めた。
マレーシアの観光産業では、2014年の観光客数が6.7%増加して27.4百万人となり、さらに、当年度上半期は、年間を通して29.4百万人の観光客を誘致し、890億マレーシア・リンギットの観光収入を実現することを目標に、今年1月に発表された「マレーシア・イヤー・オブ・フェスティバルズ2015」プログラムに支えられた(出典:財務省、マレーシア国立銀行及びマレーシア政府観光局最新情報)。
一方、日本経済は2014年に約1.6%の確実な成長を記録し、消費税引き上げが依然として経済に長期にわたる影響を及ぼす中、引き続き緩やかな回復傾向にあるが、2014年の海外からの観光客数は、円安に後押しされ29.4%増加して13.41百万人となった。オーストラリアでは、観光産業が海外からの観光客数の約8%の増加及び国内観光水準の回復を記録したことを受け、2014年は2.5%のGDP成長率を記録した(出典:日本銀行、日本財務省、日本政府観光局、オーストラリア準備銀行、オーストラリア統計局及びツーリズム・リサーチ・オーストラリア最新情報)。
情報技術イニシアチブ
国内の情報及び通信のサブセクターは、モバイル・インターネット・サービスに対する強い需要、特により高速なデータの要求を筆頭に、2015年第1四半期には9.6%、同年第2四半期には9.3%と引き続き堅調な成長を遂げた(出典:財務省経済報告)。
当グループの運営部門は、主にWiMAX(ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス)帯域及びデジタル・メディア・アプリケーション事業から成るが、当年度も安定した業績を記録した。
財務成績
2015年6月30日に終了した事業年度について、当グループは、2014年6月30日に終了した前事業年度の19,269.2百万マレーシア・リンギットに比べ、16,754.7百万マレーシア・リンギットの収益を計上した。当事業年度の利益は、前年度の2,604.9百万マレーシア・リンギットに比べ、1,721.0百万マレーシア・リンギットとなり、親会社の所有者に帰属する純利益は、前年度の1,555.0百万マレーシア・リンギットから1,017.6百万マレーシア・リンギットに減少した。
収入及び利益の減少は、主にマルチ・ユーティリティ部門における燃料石油価格の低下による電力の販売単位数の減少及び電力価格の低下並びに受託発電部門における電力販売量の減少及び減価償却費の増加に起因した。
セメント部門では、収益の増加にはコンクリート及び採石事業並びに当年度中に買収した子会社の収益の連結が貢献した一方、利益の減少は、業界内の激しい競争及び生産コストの増加に起因した。一方、当グループのホテル部門は、海外のホテルからの未実現外国為替取引評価益の増加の結果、当年度は良好な業績を記録したが、不動産開発事業は、完成した不動産の販売が行われなかったこと及び投資不動産に係る公正価値評価純利益の減少により、収益及び利益の減少を記録した。
当グループの国外事業は、引き続き当グループの収益に最も大きく貢献している。2015年度において国外事業は、当グループの収益の約68.7%及び非流動資産の81.5%(前年度はそれぞれ71.9%及び78.8%)を占めた。
配当
当社は、当年度中、2015年6月30日に終了した事業年度について、中間配当を発表し、その額は、1株10センの普通株式につき9.5センすなわち95%であった。これにより、当社の取締役会は、当事業年度について、最終配当を提案しなかった。
当社は1985年にブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッドのメイン・マーケットに上場して以来、31年連続で株主に配当を宣言している。
主要な事業展開の概況
・既報の通り、2013年6月14日に、当グループの子会社兼YTL REITの管理会社であるピンタール・プロジェック・センドリアン・バーハッドは、800百万マレーシア・リンギットを上限とする総収入を得るべく、新規受益証券を募集する提案に加え、現在承認されているYTL REITのファンド規模を13.24億口から最大21.25億口まで増やす提案、並びに借入制限を総資産価額の60%まで引き上げる提案(総称して「本提案」という。)を発表した。2013年12月30日に、マレーシア証券委員会(「SC」)は、ブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッド(「ブルサ・セキュリティーズ」)のメイン・マーケットへの設定ユニットの上場及び見積り並びにファンド規模の増加の提案について、承認した。
これに続いて、2014年1月10日に、ブルサ・セキュリティーズは、提案された設定に従い、発行が予定されている最大800.61百万設定ユニットの上場及び見積りを承認した。トラストは、2014年2月11日に開催されたユニット保有者の会議において、本提案及び同トラストの既存の主要ユニット保有者である当社による、最大310百万マレーシア・リンギットの新ユニットの引受提案について、承認を得た。
トラストは、設定提案及びファンド規模の増加提案を実行するための2015年12月29日までの6ヶ月間の期間延長の承認を、2015年5月21日にSCから、2015年5月27日にブルサ・セキュリティーズからそれぞれ得たが、かかる企業活動は現在遂行中である。
・2015年7月15日に、当社グループのブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケット上場子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(「YTLパワー」)は、その完全子会社であるワイ・ティー・エル・ジャワ・エネルギー・ビーヴィ(「ジャワ・エネルギー」)がPTタンジュン・ジャティ・パワー・カンパニー(「TJPC」)の80%の持分を現金総額2.0百万米ドルで買収するための株式譲渡契約(「株式譲渡契約」)を締結したことを発表した。TJPCは、インドネシアのジャワ島における2×660メガワットの石炭火力発電プロジェクト、タンジュン・ジャティAの開発を手がける独立系発電事業者である。
TJPCは、2×660メガワット・タンジュン・ジャティA発電プロジェクトの開発を手がけるために1997年にインドネシアで設立され、同プロジェクトにより生成された電力の購入のために、1997年4月2日にPT PLN (ペセロ)(「PLN」)との間で電力売買契約(「電力売買契約」)を締結した。2014年12月18日に、TJPCとPLNは、同プロジェクトを再開し、当初の電力売買契約について両当事者が再交渉するためのプロセスを確立することを目的として契約(TJPCがプロジェクトのための新たな出資者を特定するための要件を含む。)を締結した。
売主との協議を経て、ジャワ・エネルギーは、TJPCの80%の持分(PTバクリエ・パワーから取得した750,000株及びTJAパワー・コーポレーション(アジア)リミテッドから取得した1,250,000株を構成)を取得するために株式売買契約を締結した。同売買は、2015年8月20日に完了した。
企業の社会的責任及び持続可能性に関するイニシアチブ
当グループの持続可能性に関する記録を、株主や利害関係者がより詳しく評価できるようにするため、当社は9年連続で「持続可能性に関する報告書:2015年度」を独立した報告書として作成した。
将来の見通し
マレーシア経済の見通しについて、2015年のGDP成長率は平均して4.5%から5.5%になると予想されており、最近のマレーシア・リンギットの下落や不安定な石油価格などの外的な不確実性及びその他の要因の長期にわたる影響は依然として見受けられるものの、主に国内需要及び堅調な輸出部門に支えられ、比較的安定した状態が続くことが予想される。石油価格の低下、ユーロ圏のより中立的な金融政策並びに信頼及び労働市況の改善に支えられた先進経済国を筆頭に、世界経済は、2015年いっぱいは緩やかなペースで拡大すると予測される。これに対し、新興市場及び発展途上経済国の成長は、商品価格の低下、対外金融制約、中国における再均衡化及び地政学的な緊縛状態により減速することが予想される(出典:財務省、マレーシア国立銀行最新情報)。
当社は、当グループの発展及び回復力を今日まで支えてきた、堅調な技術的専門知識の基盤並びに投資管理及び運営効率の改善に関する確立された実績に裏付けされたコア能力に引き続き注力する。英国、シンガポール、オーストラリア、インドネシア及び日本をはじめとする国々における広範な海外事業及び投資並びにマレーシアにおける国内事業に構築された当グループの強固な基盤は、その将来の成長及び発展を支え続ける。当グループは、そのコア能力を補完する、実行可能な新たな投資に引き続き注意して目を配る。
当グループの当年度の売上高は、前年度の19,269.2百万マレーシア・リンギットに対して、2,514.5百万マレーシア・リンギット、すなわち13.0%減少し、16,754.7百万マレーシア・リンギットとなった。収益の減少は主にマルチ・ユーティリティ事業部門における燃料油価格の低下による電力販売量の減少と小売契約における電力価格の低下によるものである。
当グループの税引前利益は、前年度の2,811.64百万マレーシア・リンギットから2,323.3百万マレーシア・リンギットに減少した。これは17.4%の減少に相当し、主にセメント製造及び販売部門、不動産投資開発部門及び公共事業部門の利益の減少によるものであった。
当年度の法人税は、前年度の206.7百万マレーシア・リンギットに対して602.3百万マレーシア・リンギットとなった。法人税の増加は、前年度の一度限りの税額控除と前年度海外子会社に適用された繰延税額控除によるものであった。
少数株主持分損益は、前年度の1,050百万マレーシア・リンギットから当年度の703.4百万マレーシア・リンギットヘと33.0%減少した。これは主にワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド・グループ、スターヒル・グローバル・リアル・エステート・インベストメント・トラスト(「SGREIT」)及びワイ・ティー・エル・ホスピタリティREITグループ(「YTLREIT」)の税引き後利益の減少によるものである。
上記の結果、当グループの税引後利益及び少数株主持分損益は、前年度の1,555.0百万マレーシア・リンギットから1,017.6百万マレーシア・リンギットヘと537.4百万マレーシア・リンギット、すなわち34.6%減少した。純利益の減少は、セメント製造及び販売部門における厳しい競争と製造コストの増加、不動産開発部門におけるSGREIT及びYTLREITの投資不動産の純評価益の減少、発電部門における償却費の増加及び電力販売の減少、マルチ・ユーティリティ事業部門における小売契約の価格減少などによるものである。
第3 1「業績等の概要」を参照のこと。
第3 1「業績等の概要」を参照のこと。
当年度中、当社及びその子会社(総称して「当グループ」)は、ブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケット上場規則(「上場規則」)及び2012年のコーポレート・ガバナンスに関するマレーシアン・コード(「本規範」)の方針及び勧告を遵守するために、当グループの内部統制とリスク管理のシステムの改善を引き続き行った。
取締役会は、取締役会が株主の投資及び当グループの資産の保護を目的とした安定したリスク管理及び内部統制システムの維持につき全責任を有していること、並びにかかる統制が重大な過失、詐欺又は損失が発生するリスクに対して合理的ではあるが完全ではない保証を提供するに止まるものであることを認識している。
取締役会の責任
取締役会は、株主の投資及び当グループの資産を保護するための適切な統制環境の枠組みの確立を含む、安定したリスク管理及び内部統制のシステムの維持、並びに当該システムの適切性と完全性の審査につき最終的な責任を負っている。内部統制のシステムは財務の管理だけでなく、業務及び法令遵守の管理並びにリスク管理などをカバーしている。しかしながら、取締役会は、当グループのリスク管理及び内部統制のシステムの審査が共同で行われる継続的なプロセスであり、事業目的の達成に失敗するリスクを排除するものではなく、むしろかかるリスクを管理し、詐欺行為及びエラーの可能性を最小限にするためのシステムであると考えている。したがって、当グループのリスク管理及び内部統制のシステムは、重大な誤表示、詐欺及び損失に対する、合理的ではあるものの、絶対的ではない保証を提供するに止まる。
取締役会は、当年度について、当グループのリスク管理及び内部統制(財務その他も含めて)が当グループの効率的かつ効果的な事業活動、財務情報の信頼性及び透明性、並びに法令及び規則の遵守を合理的に保証するものであると考えている。
当グループの内部統制の主な特徴
取締役会は、継続的な監視及び統制活動の効率性の審査の手続を含む、安定した内部統制構造の維持、並びに当グループ及びその従業員の行動の統治に専心している。当グループの内部統制システムの主な内容の概略は、以下のとおりである。
・承認手続
当グループは、承認手続を明確に定義し、説明責任を明確に定め、取締役会及び上席経営陣内で承認、許可及び管理に関する厳格な手続を有している。承認レベル、職務分掌及びその他の統制手続などの責任のレベルは、株主の最善の利益に鑑みた効率的かつ独立した管理を促すために当グループ内に通知されている。
・権限レベル
当グループは大規模な入札、設備投資プロジェクト、買収及び事業の処分並びにその他の大規模な取引に関して、常勤取締役に対して権限レベルを委任している。一定の限度額を超える資本及び収益に関する承認は、取締役会がこれを決定する。その他の投資に関する判断は、権限の範囲に従って承認される。総合的な評価及び監視手続は、すべての大規模な投資に関する決定に適用される。
企業への融資及び投資資金の拠出の要件、外貨及び金利リスク管理、投資、保険並びに署名権者の指名等を含む主な財務に関する事項の決定については、取締役の承認が必要である。
・財務成績
中間財務成績は、ブルサ・セキュリティーズに開示する前に、監査委員会が審査し、監査委員会の提言に基づき取締役会が承認する。年次財務成績及び当グループの事業の状況の分析は、外部の監査人による審査と監査を受けた後に株主に開示される。
・内部の法令遵守
当グループは、主な従業員が年間目標の達成を評価するべく内部で審査する経営陣のレビュー及び報告を通じて内部の財務管理の遵守を監視している。内部の方針や手続の更新は、リスクの変化、又は経営上の欠陥部分の是正、並びに当グループに関連する法令及び規則の遵守要件の変化を反映するために行われる。内部監査は、手続の遵守の監視及び精査を行い、提供された財務情報の整合性を評価するため、特定の期間について体系的に取り決められる。
当グループの内部統制の主な手続
内部統制のシステムの適切性と整合性を審査するために取締役会が定めた主な手続は、以下のとおりである。
・内部監査機能
当グループの内部監査機能は、その内部監査部門(「YTLIA」)により提供される。YTLIAは、経営陣が導入した内部統制システムの効率性及び有効性につき保証を提供し、監査委員会に直接報告を行う。内部監査機能の活動に関する詳細は、当社ウェブサイト(www.ytl.com)の「ガバナンス」の項にある監査委員会報告に記載されている。
YTLIAは、監査対象とする活動から独立して運営されており、内部統制システムの有効性と重大なリスクに重点を置いて実施された監査の結果につき、監査委員会に対して定期的に報告を行う。監査委員会は、YTLIAが提起した重大な課題及び事項につき審査及び評価を行い、経営陣によって適切かつ迅速な是正策が講じられることを保証する。
当年度中のいずれの脆弱性又は問題も、当社の年次報告書で開示を要求される、該当する方針若しくは手続、上場規則又は推奨される業界の慣行に対する違反には当たらなかった。
英国に拠点を置くウェセックス・ウォーター・リミテッド・グループ(「ウェセックス・ウォーター」)の会社は、上記の内部監査の対象には含まれていない。ウェセックス・ウォーターの事業は、同社の規制当局であり、政府機関である水道事業管理庁(Ofwatとして知られる)の厳格な財務及び業務管理の対象となっており、その規制ライセンスによっても管理されている。ウェセックス・ウォーター・サービシズ・リミテッド(「WWSL」)は、独自の内部監査部門を有している。内部監査部門はWWSLの監査委員会に報告し、内部監査委員会は優良な財務慣行の維持とこれらの慣行の整合性を保つための管理を監督する責任を有している。同部門は、年次財務諸表を審査し、取締役会と外部の監査人とのコミュニケーション・ラインを提供する。同部門には、その権限及び義務に関する正式な調査範囲があり、調査結果はウェセックス・ウォーター・カンパニーの親会社であり、当社の登録された子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(「YTLパワー」)の監査委員会に報告される。
同様に、YTLパワーの子会社であり、シンガポールに拠点を置くYTLパワーセラヤ・プライベート・リミテッド・グループ(「YTLパワーセラヤ」)のグループ会社はYTLIAの対象に含まれていない。YTLパワーセラヤの事業は、同社の規制当局であり、シンガポールの通商産業大臣の法定機関であるエネルギー市場監督庁(EMA)の厳格な財務及び業務管理の対象となっている。YTLパワーセラヤは内部監査を著名な専門会社に委託し、当該専門会社は社内の監査委員会に報告しており、その調査結果はワイ・ティー・エル・パワーの監査委員会にも報告される。YTLパワーセラヤは、内部統制及びシステムを、財務諸表の整合性と信頼性を合理的に保証できる内容に維持する義務がある。
内部統制のシステムは、事業環境の変化に伴い、今後も審査、改善又は更新されていく。取締役会はYTLIAによる評価により、内部統制システムの継続性と効果を定期的に確認する。取締役会は、現在の内部統制システムが当グループの利益を守るために有効なシステムであると考えている。
・上席経営陣会議
当グループは、常勤取締役と部門長から構成される上席経営陣会議を毎週開催している。この会議の目的は、緊急を要する事由について審議し、決定することである。ここでの決定事項は、すべての関係する従業員レベルに直ちに効率的に伝えることができる。これらの会議を通じて、経営陣は関係する事業部門における業務上又は財務上の重大なリスクを特定することができる。
・財務会議
当グループの経営陣会議は、財務及び資金に関する重要な問題を審査、特定、議論及び解決し、当グループの財務状況を監視するために招集される。これらの会議は、財務に関する新たな状況又は懸念点が早い時点で明確化され、これらに迅速に対処することができるようにするため、週に一度開催される。この会議のメンバーは、少なくとも当グループの取締役社長、常勤取締役及び上席経営陣から構成される。
・現場の視察
常勤取締役は、生産現場や事業部門の現場へ赴き、様々なレベルの従業員と対話し、協議し、実行された戦略の有効性を直接評価する。現場の視察は、効率的な運営のために、透明性が高く、開かれたコミュニケーション経路が経営陣及び常勤取締役によって維持されることを保証する目的で行われている。
当グループのリスク管理体制の主な特徴及び手続
当グループの安定した財務プロファイルは、事業活動の中で発生するリスクを軽減するための内部統制及びリスク管理のシステムの結果である。これは当グループの規制資産取得及びノンリコース・ベースでの融資獲得の戦略に象徴されている。これらには、ワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッドの完全子会社、ワイ・ティー・エル・パワー・ジェネレーション・センドリアン・バーハッド、ウェセックス・ウォーター及びYTLパワーセラヤ、エレクトラネット・プロプライエタリー・リミテッドに対する持分及びPTジャワ・パワーに対する持分が含まれる。これらの資産は事業コストと収益の流れが非常に予測しやすい、という共通点があり、これにより安定した、予測可能なキャッシュ・フロー及び利益が生み出され、それぞれの市場における安定した規制環境によりさらに強化されている。
当グループの事業活動のすべての分野は何らかのリスクを伴うことを取締役会は認識している。当グループは、経営陣が定義されたパラメーター及び基準に従ってリスク管理を行うための有効なリスク管理システムの維持を保証するよう努めており、株主価値の向上のために当グループの事業の収益性を促進している。
取締役会はワイ・ティー・エルのリスク管理体制について全責任を負っている。当グループが直面する重大なリスクの特定、分析及び管理は上席経営陣が各事業レベルで行い、これらの調査結果を評価分析し、取締役会に報告する場合には監査委員会がこれを行うなど、あらゆるレベルで行われる継続的なプロセスである。同時に、YTLIAはYTLIAの中間監査において、当グループが直面する重大なリスクの特定及び分析を行い、その結果を監査委員会に報告する。当会計年度中、取締役会のリスク管理体制における機能は、内部統制システムの適切性と全体性を保証するために経営会議に常勤取締役が参加することにより実行された。当グループの事業に影響を与える重大なリスクの特定及び分析のプロセスの検討と更新、並びにこれらのリスクを管理するための方針及び手続に重点が置かれている。
当グループの事業活動は、市場リスク(為替リスク、金利リスク及び価格リスク)、信用リスク、流動性リスク及びキャピタル・リスクなど、様々な金融リスクを伴う。当グループ全体の金融リスクの管理の目的は、当グループが株主価値を創造することを保証することである。当グループは金融市場の予測不可能性に焦点を合わせ、財務業績に与える悪影響の可能性を最小限に抑えることを目標としている。金融リスク管理は定期的なリスク評価、内部統制システム及び当グループの金融リスク管理方針に従って実施されている。取締役会はこれらのリスクを定期的に評価し、適切な管理環境体制について承認を行う。当グループの金融リスク管理の詳細については、第6 1(5)「財務書類に対する注記」の注記40に記載する。
経営陣は、当グループ内でのリスク意識を高め、各自の担当事業に該当する重大なリスクの特定及び分析を行い、適切な内部統制手続の設定と運営の義務がある。これらのリスクは、継続的に評価され、リスク管理の不備、情報システムの故障、競争、自然災害及び規制など社内外のリスクに関するものが含まれる。重大なリスクに影響を与える事業の重大な変化及び外部の環境については、リスクを抑制するためのアクション・プランの策定の中で取締役会に対して経営陣が報告する。
システム改善の必要性がある場合には、取締役会は監査委員会及び内部監査人の推奨する内容を検討する。
取締役会は今後も各事業分野において直面する事業、営業及び財務リスクの特定、評価及び管理を行い、また定期的に戦略を見直して、リスクが軽減され、管理されているかを確認し、当局が発行するガイドラインを遵守する。これは、当グループが株主持分及び株主価値を保護し、向上させるために常に変化し続ける事業環境に効率的に反応できることを確実にするためである。
該当なし。
公共事業
当グループの公共事業部門は、当事業年度において良好な業績を収めた。当グループは、マレーシア、シンガポール、英国、インドネシア及びオーストラリアにおける確立したマルチ・ユーティリティ事業をその上場子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(「YTLパワー」)を通じて展開している。
発電、商業向けマルチ・ユーティリティ及び送電事業
当グループの発電事業、商業向けマルチ・ユーティリティ事業及び送電事業は、マレーシア及びシンガポールにおける完全子会社並びにインドネシア及びオーストラリアにおける関連会社を通じて行われている。
マレーシアにおける事業展開
YTLパワーの完全子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・ジェネレーション・センドリアン・バーハッド(「YTLPG」)は、当グループの2基のコンバインド・サイクル式ガス火力発電所であるトレンガヌ州のパカ発電所とジョホール州のパシール・グダン発電所を所有しており、両火力発電所の総発電量は、1,212メガワットである(パカ発電所:808メガワット、パシール・グダン発電所:404メガワット)。当グループは、テナガ・ナショナル・バーハッドとの間で、21年間の電力売買契約を締結していたが、その間、パカ及びパシール・グダン発電所の運営管理は、当グループの完全子会社であるワイ・ティー・エル・パワー・サービシズ・センドリアン・バーハッドによって行われていた。
当年度中の当グループ全体の発電所の稼働率は、パカ発電所で97.07%及びパシール・グダン発電所で94.82%となり、引き続き良好であった。
YTLPGの電力売買契約は、2015年9月30日に成功裏に完了した。YTLPGは、マレーシア・エネルギー委員会が募る短期発電容量の入札に基づき、パカ発電所から電力供給を行う落札者に選ばれた。条件については、現在議論中であり、完了すれば、新しい電力売買契約が2016年3月1日から2018年12月31日までの期間で締結される見込みである。
シンガポールにおける事業展開
YTLパワーは、スチーム・タービン式発電設備、コンバインド・サイクル式発電設備及び熱併給コンバインド・サイクル式発電設備により、3,100メガワットの発電容量を有するシンガポールのワイ・ティー・エル・パワーセラヤ・プライベート・リミテッド(「YTLパワーセラヤ」)の持分を100%保有している。
当事業年度において、YTLパワーセラヤは、8,457ギガワット時の電力を販売し、総発電量の市場占有率は、前年の20.5%に比べ、18.0%となった。かかる減少は、主に、シンガポールの発電市場における新設備の商業運転から生じた激しい競争に起因した。
当年度中に取得された再認定には、ISO9001、ISO14001、OHSAS18001及びISO27001が含まれ、これらはすべて品質、環境及び安全衛生並びにサイバーセキュリティーの各管理体制のそれぞれにおいて維持される高水準を彩る。
競争が可能な小売電力部門では、部門の市場占有率は前年度の24.3%に比べ、当年度は20.5%に減少し、その主因は、シンガポール市場における競争の激化である。これに応じて、2015年6月30日に終了した年度の売上高は6,330ギガワット時に達した。
困難に直面しながらも、同部門は堅調な業績を達成し、15,000以上の新たな適格会社に働きかけることに成功し、中小企業顧客のポートフォリオを当年度は50%以上増加させた。同時に、多数の新規顧客の切れ目のない参加体験を確保するために、顧客との接点のプロセスは一層強化された。小売電力部門は、引き続き厳しいことが予想されるため、同部門は、顧客により多くの価値を創造することに引き続き注力する。YTLパワーセラヤは、ガス販売ライセンスも取得し、これは天然ガスをその事業に使用する顧客に働きかける新しい機会を提供する。
当グループの取引及び燃料管理部門は、多様な船舶や石油タンカーに対応するために改修された突堤設備及び顧客にリースするための燃料石油貯蔵タンクの新設・増設を含む資産開発計画を予定通り、2015年1月に完成した。石油ターミナルの商業運転及び石油貯蔵事業は、燃料石油及び関連サービスのダイナミックな環境における同部門の成長維持の要となる。
インドネシアにおける事業展開
YTLパワーは、ジャワ島のパイトン発電コンプレックスにある1,220メガワット規模の石炭火力発電所を所有しているインドネシアのPTジャワ・パワー(「ジャワ・パワー」)に対する実効持分を20%保有している。当該発電所は、30年間の電力売買契約に基づき、インドネシアの国有公共事業会社であるPT PLN(ペセロ)(「PLN」)に対して電力を供給している。YTLパワーの完全子会社であるPT ワイ・ティー・エル・ジャワ・ティムールは、30年契約でジャワ・パワーの運営管理を行っている。
2014年12月31日に終了した事業年度について、ジャワ・パワーは、90.67%の平均稼働率を達成し、2015年6月30日に終了した6ヶ月間について、同発電所の稼働率は93.59%であった。同発電所はその唯一のオフテイカーであるPLNに対して、前年度の8,062ギガワット時に対し、当年度中に8,434ギガワット時の発電を実施した。
オーストラリアにおける事業展開
YTLパワーは、オーストラリアのナショナル・エレクトリシティ・マーケット(「NEM」)における規制送電ネットワーク・サービス・プロバイダーであるエレクトラネット・プロプライエタリー・リミテッド(「エレクトラネット」)の33.5%の持分を保有している。エレクトラネットは南オーストラリア地域において高電圧送電網を有しており、オーストラリア全土で発電所からエンドユーザーに向けた送電が行われている。
同社は、オーストラリア・エネルギー当局による規制の対象となる。オーストラリア・エネルギー当局は、5年間の規制期間について資本支出予想に基づき収益制限を設定する。現在の収益制限は、2013年7月1日に発効し、2018年6月30日までの5年間にわたり有効である。
エレクトラネットの送電網は、南オーストラリアの約200,000平方キロメートルの範囲において、一周5,700キロメートル超の送電線と88の高圧変電所を通じて電力を供給している。エレクトラネットは2基の規制インターコネクター(うち1基はエレクトラネットの所有)を通じて南オーストラリアからNEMへの重要なネットワーク接続を提供している。
上下水道事業
当グループの上下水道事業は、英国におけるYTLパワーの完全子会社であるウェセックス・ウォーター・リミテッド及びその子会社(「ウェセックス・ウォーター」)により行われている。ウェセックス・ウォーターは、一日あたり1.3百万人の顧客に上水を供給し、毎日2.7百万人の顧客の下水を処理し、英国南西部の10,000平方キロメートルに及ぶ地域で営業している。
2015年3月31日に終了したウェセックス・ウォーターの規制年度は、2010年4月1日に開始した5年間の規制管理期間の最終年度であった。ウェセックス・ウォーターの規制当局は、英国及びウェールズの水道部門の経済規制当局である水道事業規制局(通称:Ofwat)である。ウェセックス・ウォーターは、経済情勢及び物理気候変動の影響の増大を契機に、わずか25年あまり前に民営化されたため、かかる5年間の規制期間は最も困難なものであった。
綿密な計画、革新的なアプローチ及び社内資源の一層の活用を通じて、ウェセックス・ウォーターは、漏水及び下水の氾濫を減らすための主要顧客向けのプログラムを含め、過去最大規模の投資プログラムを実現させ、すべての規制上のアウトプットを満たした。投資プログラム全体は予算内で実行され、かかる効率化による貯蓄は、顧客及び投資家の間で分配された。
ウェセックス・ウォーターは、一体型の上水供給網の建設を半分以上終え、これにより顧客に対する供給物の回復力が改善され、水質環境の改善が実現される。かかるプロジェクトの一環として、将来の運営費を最小限に抑えるため、地域にわたって水の供給を最適化するための革新的なシステムが開発された。一体型の上水供給網プロジェクトは、2018年の完成に向けて順調に進んでいる。
かかる投資プログラムにとって技術革新は重要な要素であり、同部門は、地下資源を置き換える業界トップの非採掘技術を使用し、これによって顧客及びコミュニティへの影響を最小限に抑えている。新しいアイディアの多くは、ウェセックス・ウォーターの社員から生まれ、新技術の試験及び同社が水の研究及び技術革新センターを開発したバース大学との共同研究プログラムで補完される。
規制年度において、飲料水の遵守率は99.97%、下水処理の遵守率は99.70%であった。天気パターンの変動は、問題を引き起こしたが、ウェセックス・ウォーターは、汚染事故の総件数の減少を達成し、重大事故の件数を半減させた。
同部門は、顧客のニーズの変化を理解し、国全体で晒されている景気後退の影響の結果、皆が受けている圧力に応えることに注力した。最後の規制年度において、料金の平均価格は実質的に据え置かれ、2015年4月1日から5%引き下げられた。ウェセックス・ウォーターはまた、料金の支払いが困難な顧客のために個別仕様のアシスタンス・プログラムを提供し、現在18,000人以上の顧客がかかる社会福祉料金や再始動プログラムの恩恵を受けている。
もっとも、サービス基準は依然として高く、ウェセックス・ウォーター供給地域において水の使用が最後に制限されてから38年が経過した。同部門は、環境及び品質の遵守について最高水準を維持し、気候変動に対する最大の回復力を作ることに引き続き投資し、運営地域にわたって経済成長を支えてきた。ウェセックス・ウォーターは、非常に高い水準の顧客満足度を伴う、一級の顧客サービスを提供し続け、7年連続で業界内の上下水道企業の顧客サービスランキングの首位を収めた。
通信事業
当グループのマレーシアにおける通信事業は、マレーシア通信マルチメディア委員会によるマレーシアにおける2.3ギガヘルツのワイヤレス・ブロードバンド・ネットワークの運営に関する承認を得ている、YTLパワーの60%子会社である、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズ・センドリアン・バーハッド(「YTL Comms」)によって行われている。中核となる堅固な4Gネットワーク及びサバ州を含む国家全域における人口85%の普及率で、YTL CommsのYesネットワークは、モバイル4Gの世界を先導するランナーであり、モバイル・インターネットと音声を一体の純粋統合化させたものを提供している。YTL Commsは、4G帯域のうち80メガヘルツ(MHz)を与えられ、これによって、YTL Commsは近い将来、そのネットワークにLTEサービスを追加することができるようになる。
YTL Commsは、市場で最も金額に見合った価値のある4Gインターネットプランを引き続き提供し、かかるプランは、一般のユーザーを念頭に設計され、低額の月額利用料で高いデータ割当を提供している。当年度中に開始されたプランには、Acer Iconia One 7 スーパー・ポストペイド・バンドル・プランやXiaomi Note 4G、Redmi 2及びMi 4i、Samsung Note 4、Galaxy S6及びS6 Edgeなどのスマートフォン並びにHuawei Honorタブレットとセットになったプランが含まれた。
マレーシアの学生が世界の知識経済で成功するために彼らを強化し、生涯学習の文化及び技術ノウ・ハウを身に付けさせるために、インターネット技術の使用を擁護する動きに駆られ、YTL Commsは、マレーシア全域で国の教育展望をデジタル転換するために引き続き様々なパートナーと協働した。
マレーシア教育省とYTLパワーの子会社であるフロッグアジア・センドリアン・バーハッドとの共同イニシアチブにおいて、YTL Commsは「教育・学習プラットフォームとしてFrog VLE(フロッグ・バーチャル学習環境)を使用するGuru Muda 1 マレーシア・プログラム」と呼ばれるイニシアチブを共同で立ち上げた。Frog VLEは、1BestariNetプロジェクトに基づき教育省によりマレーシア全域のすべての公立学校に提供されるデジタル学習プラットフォームである。Guru Muda 1 マレーシア・プログラムは、Frog VLEへの理解を深め、教育・学習体験を高めるべく、プラットフォームの使用法の理解を高めるために、全国2,500校の約5,000人の教師を支援した。
さらに、YTL Commsは、セランゴール州のプラウ・ケタムに位置するSJK (C) Keng Chee及び複数の戦略パートナーと共同して「1 Murid、1 Chromebook」プログラムを立ち上げた。かかるプログラムは、小さな田舎の学校の学生及び教師にそれぞれ軽量のSamsung 4G Chromebookを与え、研究・学習目的のためのFrog VLEプラットフォームへのアクセスを容易にし、より整った共同学習・教育環境の恩恵を受けられるようにするための初めての試みとなった。またYTL Commsは、マレーシア全域の様々な学校の英語学習教育を改善しようと努めるアメリカン・フルブライト・イングリッシュ・ティーチング・アシスタンツ100人を技術面で鍛えるために、100台のSamusung 4G Chromebook及びYesインターネットを寄贈した。
YTL Commsは、最近では、業務における貢献及びイノベーションの文化を創造したことを評価され、マレーシア・ベスト・エンプロイヤー・ブランド・アワード2015を受賞した。同社は、第15回ナショナル・カスタマー・エクスピリエンス・インダストリー・アワード2014で5つの賞を受賞した。
セメント製造事業
当グループのセメント製造部門では、業績は国内市場における継続的な競争及び生産コストの増加の影響を受けたものの、当年度中に取得し、シンガポールで営業する新子会社の連結に加え、コンクリート及び採石業によって、困難な市況にもかかわらず、当事業年度において収益の増加が見られた。
当グループは、広範囲に及ぶ住宅、商業、インフラ及び専門的なプロジェクトを供給し、引き続きその市場シェアを維持した。かかるプロジェクトには、クアラルンプールにおけるライトレールトランジット(LRT)の拡張プロジェクト及びクランバレー高速輸送(MRT)プロジェクトなどの重要かつ大規模なインフラ開発に加え、その他多くの商業開発や全国各地の高層ビルが含まれる。
マレーシアにおける当グループ最新の一体型のセメントの製造施設は、2016 年初めに運転開始予定である。同製造施設は、一日あたり5,000トンのセメント容量を有し、低窒素酸化物の排出量に関するヨーロッパの基準を満たし、よりエネルギー効率の良い運用を行うための最新技術を含む最新の環境基準に合わせて製造されている。
シンガポールでは、ジュロン港の工業拠点に位置する、同部門の新しいセメントターミナルが当年度中に運転を開始した。かかる最先端の設備は、多様な混合セメント製品を製造することが可能な混合プラントに加え、様々なセメント製品について、3.0百万メートルトンの年間処理能力を有し、シンガポール最大のセメントターミナルとして新しいランドマークの象徴となっている。このターミナルは、顧客により良いサービスを提供するために、競争で優位となる最大規模の船舶を処理できる設計が施され、この新ターミナルでは、製品群に対する堅固でかつ継続している需要により、当グループがその存在感及び市場シェアを確立させることを可能にしたシンガポールにおける同部門の大規模の既存事業を更に拡大させた。
一方、当グループの中国工場は、杭州市場において主要な製造工場の一つとしての地位を引き続き維持している。同部門は、省当局及び中国政府の環境目標に沿って、排出削減プログラムや工場の効率及び代替燃料源の使用を改善するためのイニシアチブに引き続き投資した。
研究開発活動の分野では、同部門は、最高の品質及び高い性能を有し、かつ生態学的に優しい製品を引き続き導入及び開発し、アジアの中でも有数の生物学的に優しいかつ革新的なセメント製造会社としての地位を強調することとなった。当グループの製品は、シンガポール環境審議会のグリーンラベルスキームやSirim Malaysiaのエコ・ラベルスキームなどの確立された業界基準の認定を取得し、同部門は、その製品が国際的な品質及び基準について、国際水準を満たすことを保証するため、認定プロセスに積極的に参加し続けている。
建設部門
建設部門は、いくつかの住宅不動産開発の工期を予定通り完了させ、建設中の既存のプロジェクトについても順調に進捗させ、当事業年度において良好な業績を記録した。
当事業年度において、ペナンに位置する当グループ最新の住宅開発であるショアフロントの建設が開始された。同開発は、5階建ての3つのビルに収容される115棟で構成され、2017年後半に完成予定である。
当グループのスントゥル開発では、各36階建ての2つのタワーを構成し、かかるタワーのポディウム階に各5階建ての2つの低層ビルを有するスントゥル・イーストのザ・ケイパーズは当年度中に完成した。
一方、2016年後半から2017年にかけて徐々に完成予定のスントゥル・イーストのザ・フェンネルの工事は、順調に進捗している。ザ・ケイパーズと同様に、ザ・フェンネルは、浮遊プールやトロピカル・ベランダなど、クアラルンプールの街並みを一変させるような、他にはないデザインと建築要素を取り入れている。
当グループによるスンガイ・ブシのレイク・フィールズプロジェクトでは、3階建てのテラスハウス及び戸建住宅285棟で構成されるリード工期の建設工事が2015年5月に完成し、同様にスンガイ・ブシに位置するミッド・フィールズの混在開発では、高層のコンドミニアム・ビルを構成するミッド・フィールズ2の工事が予定通り進捗している。
マレーシアにおける当グループ最新の一体型のセメント製造施設の土木工事は進行中である。新しい施設は、一日あたり5,000トンのセメント容量を有し、当年度内に完成する予定である。また同部門は、パハン州のブキット・サグにおける当グループのセメント製造施設について、2016年初めに完成予定の新しい工学事務所及び関連設備の工事を開始した。
海外においては、3オーチャード・バイ・ザ・パークと呼ばれるシンガポールにおける当グループの高級住宅開発が進行している。同プロジェクトは、オーチャード大通りの25階建ての77戸の高級住宅を構成している。同プロジェクトは、その建物が独特の設計要素並びに工学及び建設面での環境に優しいイニシアチブを特徴としているとして、シンガポールの建築・建設局のグリーン・マーク・ゴールド・プラス・アワードで評価された。
不動産開発及び投資部門
当グループの不動産開発及び投資活動には、マレーシアにおける住宅及び商業不動産開発、シンガポールにおける住宅開発並びにスターヒル・グローバル・リアル・エステート・インベストメント・トラスト(「スターヒル・グローバルREIT」)が管轄するシンガポールにおける商業、小売店舗及びオフィス不動産が含まれる。
住宅及び商業不動産開発
当年度中、当グループは、ペナンでショアフロントを販売開始した。2015年2月の1回目の販売は、圧倒的な成功を収め、これに続く2015年5月の最後の販売では、販売開始から2時間で全戸が完売した。ショアフロントは、ジョージタウンに位置し、ペナンで海に面する最後の開発の一つである。同不動産は、ニッチで、高所得層向けの、低層・低密度開発であり、歴史あるE&Oホテルに隣接する自由保有地に合計でわずか115戸の3棟を構成する。中には、スカイ・テラスやプライベート庭園を特徴とする住戸もあり、プライベートなエレベーター・ロビーは、更なる高級感及びプライバシーを与える。
スントゥル・イーストのザ・ケイパーズは無事に完成し、即時入居可能な住戸は、2014年12月に所有者に明け渡された。ザ・ケイパーズは、2つのタワーに489戸を抱え、かかるタワーのポディウム階に5階建ての低層ビルを有している。スントゥルの工業及び工学を中心とする歴史の影響を表現し、調和しながら、現地の文化とニュアンス、建築手法及び建築の細部を融合するために行き届いた配慮がなされ、これらは新しいスントゥルの顕著な特徴となった。
当グループが新しく設計したYTLスントゥル・セールズ・ギャラリーは、かかるコンセプトを具体化したものである。同ギャラリーは、古い鉄道建物内に建てられ、新しい内装建築要素及び現代の使用のための最新でかつ上品なデザインを備えるために既存の構造が採用された。かかるギャラリーは、毎年恒例の、建築の功績に対するマレーシア建築家協会の受賞式であるパートゥブハン・アーキテック・マレーシア(PAM)アワード 2014において、インテリア・デザイン部門で銀賞を受賞し、アダプティブ・リ・ユースに対する表彰を受けた。
一方、スントゥル・イーストのザ・フェンネルでは、引き続き開発が行われている。同開発は、4棟の高層タワーの916戸から構成されているが、これまでに3棟が販売開始されており、それらすべてが優れた申込率を達成している。ザ・フェンネルは、2つの浮遊塩水スイミング・プールや多くの「トロピカル・ベランダ」など、多数の機能とユニークなデザイン要素を提供している。ザ・フェンネルは、最後の棟の住戸については、デュアル・キー・コンセプトを組み込み、多世代の生活又は拡大若しくは賃貸の機会に関する適応性及び新たな可能性を創造する構造になっている。
当グループのスントゥルに対するビジョンに沿って、当グループの上場子会社であるYTLランド・アンド・デベロップメント・バーハッドとブリティッシュ・カウンシルは、2015年7月、スントゥル・ウェストでインターナショナル・スクールを新設するための開発計画に関する覚書を締結した。同スクールは、多言語・多文化学習に重点を置きながら、極めて高い質の教育をマレーシアの学生に提供することになる。
予定されている当グループの高級自由保有開発である3オーチャード・バイ・ザ・パークは、シンガポールで最も高級な住宅地の一つである、オーチャード大通り沿いに位置する。同開発は、象徴的なショッピング街及びUNESCO世界遺産の肩書きを授与したアジア初の庭園跡地である有名なシンガポール植物園に近接している。
同コンドミニアムは、25階に広がる2寝室構造の住居や5寝室構造のペントハウスで構成される77戸の高級住宅を特徴とし、中にはプライベートプールや天空庭園付きのものも含まれる。居住者は、景観のすばらしいプールを囲む緑豊かな庭園、屋外のプール・ラウンジ、ジム設備及び図書室のラウンジを享受することができる。3オーチャード・バイ・ザ・パークは、持続可能かつ環境に優しい、高水準のデザイン及び建築を実現したことを評価され、シンガポールの建築・建設局のBCAグリーン・マーク・ゴールド・プラス・アワード2014を受賞した。同開発は、現在建設中であり、2016年に完成予定である。
一方、スンガイ・ブシにおける当グループのレイク・フィールズの開発については、リードの建設作業は2015年5月に完成し、同様にスンガイ・ブシに位置し、最近売り出されたミッド・フィールズのミッド・フィールズ2のコンドミニアム開発の作業は、順調に進捗している。
スターヒル・グローバルREIT
当グループは、シンガポール証券取引所に上場し、シンガポール、マレーシア、オーストラリア、日本及び中国で小売店舗やオフィス不動産を所有しているスターヒル•グローバルREITの株式を37.09%保有している。同REITの運用会社であるワイ・ティー・エル・スターヒル・グローバルREITマネジメント・リミテッドは、当グループの完全子会社である。
スターヒル・グローバルREITは、当年度において引き続き良好な業績を収めた。2015年5月、トラストはオーストラリアで3つ目の不動産となるマイヤー・センター・アデレードを購入価格288.0百万豪ドルで取得した。マイヤー・センター・アデレードは、アデレードのセントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)の小売店舗の並ぶ都市唯一の歩行者専用の大通りに位置する最大のシティ・モール(ランドル・モール)である。同シティ・モールは、本社の集まる区域、定評のある大学及び同市のコンベンション・センター、フェスティバル・シアター及びスポーツ・スタジアムが位置する人気のあるリバーバンク・エンターテインメント・プリーシンクトに近接することから恩恵を受けている。
スターヒル・グローバルREITの不動産ポートフォリオには、現在、シンガポールの有名なオーチャード大通り沿いの二大ショッピング・コンプレックスであるウィスマ・アトリア及びニー・アン・シティの株式、日本では、東京の高級繁華街のブティック5軒、中国の成都にある主要なショッピング・センター1軒、オーストラリアのパースに位置するデービット・ジョーンズ・ビルディング及びプラザ・アーケード並びにマイヤー・センター・アデレード、並びにクアラルンプールのゴールデントライアングルに位置するスターヒル・ギャラリー及びロット10ショッピング・センター内の区画を所有している。
ホテル開発及び経営部門
当グループのホテルの開発及び管理活動は、直接並びにマレーシア及びその他海外のホテル及びホスピタリティ関連の利回り発生型優良資産に特化しているマレーシアの上場不動産投資信託であるYTLホスピタリティREIT(「YTL REIT」又は「トラスト」)を通じて行われている。
ニセコビレッジ
昨年12月に、日本の北海道におけるカサラ・ニセコビレッジ・タウンハウス及びビレッジがオープンした。ビレッジのオープンは、リゾート及びレジデンシャル・コミュニティが一体化した商業拠点を創設するためのニセコの開発における次の段階に至ったことを示すものである。ニセコビレッジは、ヴェール・リゾーツと、アジア初の唯一のパートナーシップに乗り出した。ヴェール・エピック・シーズン・パスの保有者は、ニセコユナイテッドの総面積2,191エーカーのスキーコースにアクセスできるスキーリフト搭乗特典を5日連続で享受することができ、ニセコユナイテッド・オール・マウンテン・シーズン・パスの保有者は、ヴェール・リゾーツであればどこでも同じ特典を享受することができる。これらは、既に受賞歴のあるニセコビレッジをアジアで最も人気の山岳リゾートに開発するための当グループの長期計画の第一段階にすぎない。
ニセコビレッジは、2年連続で、ワールド・スキー・アワードの「日本ベスト・スキーリゾート」を受賞し、ヒルトン・ニセコビレッジもまた、2年連続で、ワールド・スキー・アワードの「日本ベスト・スキーリゾートホテル」に選出された。カサラ・ニセコビレッジ・タウンハウスは、プロパティ・レポートのアジアのベスト・リゾートレジデンスに名前が挙がった。
パンコール・ラウト・リゾート
当グループのプレミア・リゾートであるパンコール・ラウトは、その業績水準を維持した。滞在客の好意的なアンケート結果は、サービス及び滞在客へのおもてなしに対する羨望に値する評判を維持するための同リゾートの努力を裏付けるものである。同リゾートは、トリップ・アドバイザーのトラベラーズ・チョイス・アワードのロマンス・ホテル及びラグジュアリー・ホテル トップ25、ハーパーズバザー誌のスパアワードのベスト・ボディ・アンド・ソール・エスケイプ並びにスマート・トラベル・アジアのアジアのスパリゾート/ホテル トップ25に名前が挙がった。同リゾートを訪れた著名人には、モナコのアルバート王子及びサッカーのスター選手であるエリック・カントナが含まれる。
タンジョン・ジャラ・リゾート
タンジョン・ジャラ・リゾートは、良好な業績を収め、その競合内の首位に立った。同リゾートは、羨望されるトリップ・アドバイザーの受賞で殿堂入りしたが、これはトリップ・アドバイザーのエクセレンス認証を5年連続で受賞しなければ果たせないものである。同リゾートのスパ・ビレッジは、カップルズ・スパについて、ハーパーズバザー誌のスパアワードのモースト・アイディリック・カップルズ・リチュアルを受賞した。
キャメロン・ハイランズ・リゾート
キャメロン・ハイランズ・リゾートは、引き続きハイランズで人気のリゾートとなっている。その人気は、1年を通じて達成されている一貫した稼働率に反映されている。昨年の受賞歴には、トリップ・アドバイザーの殿堂入り、ハーパーズバザー誌のスパアワード2015のモースト・ラグジュリアス・スパ・トリートメント-セマイ、ベスト・エスケイプ・フロム・ザ・シティ-フレッシュ・ストロベリー・エスケイプ、ベスト・トラディショナル・スパ・エクスピリエンス・フォー・メン-トク・バティン・ミスティカル・トラディション・フォー・ヒム、バレンタイン・スパ・デスティネーション トップ5入りが含まれる。
ザ・リッツ・カールトン、クアラルンプール
当グループは、ザ•リッツ・カールトンのブランドとのパートナーシップを拡大し、クアラルンプールに位置する同ホテルについて、管理契約を25年間延長して締結した。ホテル、客室、スイート及び公共エリアの全面改装が進められており、今年の12月に完成予定である。ホテル及びスイートの両翼の地上階及び1階全体が、ニューヨーク市に本部を置く世界的に有名なシャンパリマウド・デザインのデザイン・コンセプトに基づき改装されている。完成すれば、これらの滞在客用の新施設は豪華なロビーを備え、隣接するスターヒル・ギャラリーに通じる新しいレストラン、図書館及びティー・ラウンジが途切れなく組み入れられることとなる。
当年度の受賞歴には、トリップ・アドバイザーのトラベラーズ・チョイス・アワード2014におけるマレーシアのラグジュアリー・ホテル トップ25入りが含まれる。麗苑は、デイリー・メールUKに世界ベスト・ホテルレストラン トップ101及びマレーシアン・タトラー・ナショナル・アンド・リージョナル・ガイドにベスト中華料理レストランに選ばれた。同ホテルはまた、ボリーウッドのオスカーとみなされている名誉あるIIFA(国際インド映画アカデミー)賞のパートナー・ホテルに選ばれた。当年度、同ホテルを訪れた著名人には、歌手マライア・キャリーやマイケル・ブーブレ、俳優ジョン・キューザックやエイドリアン・ブロディが含まれる。
JWマリオット・ホテル、クアラルンプール
JWマリオット・クアラルンプールは、クアラルンプールの一流ホテル及びミーティングを開催するための適所としての地位を引き続き確固たるものにした。調査によって、JWマリオットの競合トップの地位及びその財務実績が、その市場における地位を反映していることが確認された。JWマリオットの施設の再開発並びに全客室及びスイートの改装の計画は、2016年第3四半期に予定されている。同ホテルは、ワールド・トラベル・アワードのマレーシア有数のビジネスホテルを2015年3月に受賞し、トリップ・アドバイザーのトラベラーズ・チョイス・アワード2014におけるマレーシアのラグジュアリー・ホテル トップ25に選ばれた。
ヴィスタナ・グループ・オブ・ホテルズ
改良及び改装されたヴィスタナ・ホテルズは、2014年2月のオープン後、競合相手に対する市場における歴史ある強固な地位を取り戻している。稼働率及び平均相場は、全体的に改善した。ビジネス部門は滞在客のプロファイルの大部分を占め、企業会議の需要が高まっている。独立した旅行調査によって、ヴィスタナ・ブランドはその部類において商品のリーダーであることが確認された。
ミューズ・サントロペ
ミューズ・ホテルは、魅惑的かつ流行のフランス南部有数の夏期の滞在先として市場の地位を維持している。マスコミ報道は、絶賛される同ホテル及びその受賞歴のある庭園の評価を特集している。同リゾートを訪れた著名人には、ブラッド・ピットやワールドカップのスターであるディディエ・デシャンが含まれる。受賞には、スミス・ホテル・アワードの最もセクシーな寝室 トップ10入り、ブッキング・ドット・コムのベスト・ブティックホテル優秀賞受賞並びにトリップ・アドバイザーのエクセレンス認証2014及び2015の受賞が含まれる。
スウォッチ・アート・ピース・ホテル上海
2014年11月1日、スウォッチ・アート・ピース・ホテルは、同ホテルの3周年並びにアテリア及びランドマークホテルとしての独自の役割を称えて、フェイセズ・アンド・トレイシズ・エグゼビション及びストリート・アート・フェスティバル・オン・ザ・バンドを主催した。この3年の間、スウォッチ・アート・ピース・ホテルは、34の国籍出身の139人のアーティストをもてなした。同エグゼビションでは、初めて、招聘された芸術家が制作したアートが取り上げられた。
当グループは、同ホテルの高級をテーマにした7つのスイート及び客室を管理し、繁盛しているシュック!レストラン及びルーフトップ・テラスを経営している。同ホテルは、マリ・クレール誌のホット・スポットに選ばれ、トラベル+スタイル・エディターズ・ピックに掲載され、世界有数のアート・ホテルとしてヤフー・トラベルに特集を組まれた。シュック!上海は、トリップ・アドバイザーのエクセレンス認証を受賞し、代表的な世界規模のレストランガイドであるダイニングシティが企画する上海レストラン・ウィークのベストダイニングレストラン第二位を獲得した。
ガヤ・アイランド・リゾート
ガヤ・アイランド・リゾートは、当年度はその営業成績を改善し、引き続きサバ州有数の高級リゾートとなっている。同リゾートは、特にトゥンク・アブドゥル・ラーマン・マリンパークの独特な所在地から、自然地域及び野生生物の保護の担い手として認識されるという目標を無事に達成した。同リゾートは、マロホム湾及びキナバル山の見事な眺めを一望できる2階建ての日本食レストラン、オマカセを最近オープンした。日本語で「あなたに任せる」という意味のオマカセは、シェフがその日一番の新鮮な食材を使用して調理するデギスタシオンスタイルのメニューを指す。同リゾートは、ハーパーズバザー誌のスパアワードのベスト・ハネムーン・ハイドアウト及びモースト・エキゾチック・スパ・リトリート並びにマレーシア・ウーマンズ・ウィークリーのモースト・ラグジュリアス・ヘッド・トゥ・トー・トリートメント及びベスト・ヘッド・トゥ・トー・パンパリング・フォー・カップルズを受賞した。
ザ・スリン・プーケット
ザ・スリンは引き続き良好な業績を収め、顧客サービスについて、高い評価を得た。同ホテルは、トリップ・アドバイザーの殿堂入りを果たし、ブッキング・ドット・コムの優秀賞を受賞した。
スパ・ビレッジ・リゾート・テンボック、バリ
この31の客室を擁するリゾートは、ライフ・スタイルやフィットネス「グル」とのニッチ市場での販売提携を開発するためのイニシアチブを追求しており、これは、1年を通じて、彼らのプログラムの開催場所としてスパ・ビレッジ・リゾート・テンボックを取り上げるためである。同リゾートは、トリップ・アドバイザーの殿堂入り、ウェディング・ノートブックのアジア必見のハネムーン・リゾート トップ25、ハーパーズバザー誌のスパアワードのベスト・ハネムーン・ハイドアウト及びモースト・オーセンティック・バリニーズ・リチュアルを受賞した。
ザ・マジェスティック・マラッカ
ザ・マジェスティック・マラッカは、現在もなおマラッカの一流ホテルであり、当年度中に10のホテルの開業及び2,700の客室の増加に起因する相当な競争圧力にかかわらず、稼働率を維持した。同ホテルは、トリップ・アドバイザーの殿堂入りを果たし、マレーシア・ウーマンズ・ウィークリーのベスト・ネイチャー・インスパイヤード・スパ・トリートメント及びベスト・トラディショナル・スパ・エクスピリエンス・フォー・メン並びにハーパーズバザー誌のスパアワードのベスト・エスケイプ・フロム・ザ・シティ及びモースト・ロマンチック・ウィークエンド・ゲットアウェイを受賞した。
ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプール
ザ・マジェスティック・ホテル・クアラルンプールは予想を上回る業績を達成した。同ホテルは、引き続きバンケットの競合ホテルを牽引している。ホテルの客室稼働率はミーティングやカンファレンス事業と同様に、予算目標の達成に向けて安定して来ている。同ホテルは、2014年FIFAワールドカップのブラジル・ポスト・カンファレンス及び第48回ASEAN外相会議/拡大外相会議など複数の国際イベントの開催場所であった。もてなされた署名人は、デヴィッド・ベッカム、エリック・カントナ及びデヴィッド・フォスターである。
当年度中の受賞には、ブランドローリエットのラグジュアリー・ホテルのホスピタリティ・ブランド優秀賞-ワールド・スペシャル・エディション・アワード2015、ブランドローリエット・アワード2015のホスピタリティ・アイコニック・ベスト・ブランド・アワード、エクスパトリエイト・ライフスタイル誌のベスト・オブ・マレーシア賞のベスト・ブティックホテル、ホスピタリティ・アジア・プラチナム・アワード2013-2015の年間最優秀HAPAホテル賞、ライフスタイルアジアのマレーシアズ・ホット・トップ・テン及びトリップ・アドバイザーのトラベラーズ・チョイス・アワード2015のラグジュアリーホテル トップ25が含まれる。同ホテルは、東南アジアの6つのベスト・コロニアル・ホテルのうちの一つとしてザ・ガーディアンUKに掲載された。
ゲインズボロ・バス・スパ
ゲインズボロ・バス・スパは、7月1日の創業後、直ちに成功を収めた。フォーブス誌は、同ホテルを「英国で最もホットな新ホテル」と称した。オープン後、ザ・ゲインズボロは、優れた評判を得た。同ホテルのレストラン、ヨハン・ラファー・アット・ザ・ゲインズボロは、オーストリア生まれでミシュランの星を獲得したシェフのヨハン・ラファーのレシピを特徴とし、彼のドイツ以外では初めてのレストランとなる。ラファーシェフの独創性のある「国境なき食事」哲学は、マレーシアの調理の英雄でYTLのエグゼクティブ・シェフであるワイシェフとの共同によって生まれた多様なインスピレーションと組み合わさった、新鮮で地元産の材料で創作された様々な料理によって実証されている。
ゲインズボロ・バス・スパは、名誉あるザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールドのメンバーであり、スパ・ビレッジ・バースでバースの名高い天然温泉の利用及び体験の機会を訪問客に提供する最初で唯一のホテルである。同ホテルは、UNESCOの世界遺産都市バースの中心で、市のショッピング街及びレストラン街、シアター・ロワイヤル及び歴史あるローマン・バースから数分の距離、サーマ・バース・スパの真向かいという理想的な立地に位置する。
イースタン&オリエンタル・エクスプレス
イースタン&オリエンタル・エクスプレスは、タイの旅行産業が歴史的な水準にまで回復する中、運営を合理化することを目標としている。同エクスプレスの目標は、需要動向を十分に活用するために、その商品の評判及び卓越性に注力しながら、すべての事業を統合することである。オーストラリアのトラベラー誌は、同エクスプレスを「東南アジアで最も高級な鉄道の旅」と称した。
YTL REIT
2015年6月30日に終了したYTL REITの業績は引き続き安定していた。トラストのマレーシア、オーストラリア及び日本をまたぐ主要な観光地及びビジネス滞在先の確立した不動産は、その資産の戦略的な収益構造と相まって、ホスピタリティ産業のより周期的な要因に対し安定をもたらす緩衝作用を提供し続けた。
YTL REITの投資ポートフォリオは、2014年6月30日現在の過去の評価額の3,233.2百万マレーシア・リンギットから増加し、2015年6月30日現在の94.9百万マレーシア・リンギットと査定された。かかる増加は、主に、トラストのオーストラリア資産、とりわけシドニー・ハーバー・マリオット及びメルボルン・マリオットによって牽引された。
・マレーシア・ポートフォリオ
マレーシアにおけるトラストのポートフォリオは、高級リゾートや5つ星物件から半島各地の主要都市の中心に位置するビジネスホテルに至る、多様な9つの資産を構成している。YTL REITは、かかる収益構造によりもたらされた安定した収入による不動産及び利益を対象とする固定リース契約を維持している。
当事業年度について、YTL REITは、マレーシアの資産ポートフォリオから安定した収入を得た。かかる資産は、クアラルンプールの一流商業地区を形成するゴールデントライアングルに位置し、スターヒル・ギャラリー、フィースト・ビレッジ 高級ダイニング・パビリオン、カールトン・カンファレンス・センター及びスパ・ビレッジ・クアラルンプールなどの最高級のリテール先の程近くで運営されている、JWマリオット・ホテル・クアラルンプール、ザ•リッツ・カールトン・クアラルンプール及びザ•リッツ・カールトン・クアラルンプールのレジデンスを構成する。
同トラストのリゾート・ポートフォリオは、半島の西海岸のパンコール・ラウト・リゾート、東海岸のタンジョン・ジャラ・リゾート及びキャメロン・ハイランズ・リゾートにおいても、同様の高品質の提供を構成する。同不動産において提供される高品質のサービス及び体験は、アジア太平洋地域、欧州及び米国からの富裕層顧客を引き続き惹きつけている。
YTL REITの国内ポートフォリオの3つ目の要素は、クアラルンプール、クアンタン及びペナンにおけるマレーシアの主要ビジネス街で運営しているヴィスタナのビジネスホテル・チェーンであり、これらのホテルでは、同ホテルの賃借人が前事業年度中に請け負った大規模の改修が、良好な業績及び稼働率水準をもたらした。
・インターナショナル・ポートフォリオ
YTL REITのインターナショナル・ポートフォリオは、日本の北海道に位置するヒルトン・ニセコビレッジ並びにオーストラリアのシドニー・ハーバー、ブリスベン及びメルボルンのマリオット・ホテルにより構成されている。
北海道に位置するヒルトン・ニセコビレッジは、固定リース契約の下で運営されているが、これによりトラストの安定した収益レベルが保証されている。同ホテルは、アジアで最もバランスのとれた冬期及び夏期のリゾート地の一つであり、ニセコ・アンヌプリ山の麓に位置し、ランドマークとなっている休火山である羊蹄山の眺望を誇る主要な滞在先であるニセコビレッジの基盤となっている。ヒルトン・ニセコビレッジは、ニセコ地域で国際的なブランド名を有する唯一のホテルであり、当年度中、特に冬期のピークにおいて、引き続き堅調な宿泊需要を記録した。
オーストラリアでは、シドニー・ハーバー・マリオットが、確立した地位及び提供するサービスの質並びにシドニー地域における限られた数のホテル客室供給及びその需要増加によって、当年度は引き続き良好な業績を収めた。シドニー・ハーバー・マリオットの稼働率は前年同様87.2%であった。客室数を増加し、食品・飲料及びカンファレンスエリアを再構成するための改装計画も進行中であり、年内に完成予定である。シドニー・ハーバー・マリオットは、ハーバーブリッジ及びシドニーオペラハウスを含む象徴的なランドマークを見下ろすサーキュラーキーの中心部に位置し、563室の客室を擁する5つ星ホテルである。
186室の客室を擁するメルボルン・マリオットは、当年度において、2014年の事業年度の88.2%をわずかに上回る88.8%の稼働率を達成した。過去数年にわたるメルボルンのビクトリア地区のホテル客室数の増加にかかわらず、同ホテルは過度な影響を受けることなく、安定した稼働率を維持し続けている。メルボルン・マリオットは、市内の劇場地区に程近い、バーク通りやコリンズ通りのショッピング街、チャイナタウン、メルボルン博物館及び王立展示館ビルから数分の距離に位置している。
ブリスベン・マリオットは、ブリスベン市場が最近の低迷から回復し始めるに従い、前年の75.0%に比べ、76.46%と稼働率の増加を達成した。さらに、同ホテルは、より広範な顧客層を引き付けるための様々な市場戦略を引き続き推進しており、周辺地域の新たな商業・オフィス開発も同ホテルにとって良い前兆となっている。ブリスベン・マリオットは、263の客室と4つのスイートを擁し、ブリスベンのCBDとフォーティテュード・ヴァリーの中間に位置しており、ショッピング街や川沿い飲食街と市内の企業や文化施設に近接している。
情報技術及び電子商取引イニシアチブ
同部門は、主に2.3ギガヘルツ(GHz)のWiMAX周波数帯域並びにコンテンツ及びデジタル・メディア部門のデジタル・メディア広告の売上高に支えられ、当事業年度において安定した業績を収めた。かかる帯域は、当グループの子会社であり、「Yes」のブランド名を運営するワイ・ティー・エル・コミュニケーション・センドリアン・バーハッド(「YTL Comms」)によって利用されている。
コンテンツ及びデジタル・メディア部門について、当グループの子会社であるワイ・ティー・エル・インフォ・スクリーン・センドリアン・バーハッド(「YTLIS」)は、GSTの導入の直前及び直後の厳しい広告市場にもかかわらず、当事業年度において良好な業績を収め、多数の名高いブランド名を引き付けた。
YTLISは、徹底したアウト・オブ・ホーム(OOH)デジタル・メディア・ソリューション・プロバイダー並びにOOHデジタル・ネットワークの所有者及びオペレーターである。同社は、クアラルンプールのビンタン・ウォーク・エリアでのデジタル・ナローキャスト・メディアネットワーク、ロット10ショッピング・センターの向かいに位置する、象徴的なデジタル「キューブ」及び同センターの正面出入口に隣接する大型LEDスクリーン、スターヒル・ギャラリーやセランゴール州のマインズ地区に位置するセランゴール・ターフ・クラブ近くなど、その他のショッピング及び商業地域におけるデジタル・ネットワークや、クアラルンプール国際空港(KLIA)とKLIA2の低コストキャリア・ターミナルの間を運行するサービスを含むクアラルンプール・エクスプレス・レール・リンク(KLIAエクスプレス及びトランジット)の車内などでコンテンツ作成や広告配信を行っている。
当年度において、YTLISは、新しいKLIA2ターミナルのオープン後、以前より著しく増加したKLIAの往復にKLIAエクスプレスサービスを利用する乗客数をさらに活性化するために、KLIA及びKLセントラルに位置する駅のプラットフォーム上に縦型のデジタル・ポスター・ボードを12枚設置し終えた。YTLISの生産活動及びコンテンツの営業活動も、GSTの実施後の低迷した経済状況にもかかわらず、引き続き拡大した。