(6)四半期財務書類に対する注記

マレーシアの財務報告基準第134号の開示要件

要約連結四半期財務書類は、当グループの2022年6月30日に終了した事業年度の監査済財務書類と併せて読まれるべきである。

 

A1 会計方針及び算定方法

当四半期財務書類は未監査であり、マレーシアの財務報告基準(以下「MFRS」という)第134号「期中財務報告」及びブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッド(以下「ブルサ・セキュリティーズ」という)のメイン・マーケットの上場規程第9条パートK第9.22項に準拠して作成されている。

本書に含まれる注記は、2022年6月30日に終了した事業年度以降の当グループの財政状態及び経営成績の変化を理解する上で重要な事象及び取引に係る説明を提供する。

当四半期財務書類において当グループが採用している会計方針及び算定方法は、2022年6月30日に終了した事業年度の監査済年次財務書類において採用されたものと一致している。

2022年7月1日以降に開始する事業年度に有効なMFRSの修正は、当グループに重要な財務的影響を与えるものではない。

 

A2 事業における季節もしくは周期による変動要因

当グループの事業は、季節もしくは周期的な要因によって重要な影響を受けることはない。

 

A3 収益の内訳

 

 

2022年9月30日

に終了した

当四半期

会計期間

 

2021年9月30日

に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2022年9月30日

に終了した

3ヶ月間(累計)

 

2021年9月30日

に終了した

3ヶ月間(累計)

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

公益事業

 

 

 

 

 

 

 

電力販売

3,373,920

 

1,972,227

 

3,373,920

 

1,972,227

水道水販売及び下水処理

1,049,545

 

1,040,745

 

1,049,545

 

1,040,745

スチーム販売

63,868

 

53,823

 

63,868

 

53,823

ブロードバンド通信事業

108,476

 

269,899

 

108,476

 

269,899

その他

25,608

 

91,376

 

25,608

 

91,376

 

4,621,417

 

3,428,070

 

4,621,417

 

3,428,070

セメント及び建材業界

 

 

 

 

 

 

 

セメント及び関連製品の販売

1,109,522

 

703,863

 

1,109,522

 

703,863

その他

10,935

 

2,303

 

10,935

 

2,303

 

1,120,457

 

706,166

 

1,120,457

 

706,166

建設

 

 

 

 

 

 

 

建設契約収入

274,789

 

240,903

 

274,789

 

240,903

ホテルの運営

 

 

 

 

 

 

 

ホテルルーム並びに食品及び飲料

275,627

 

138,008

 

275,627

 

138,008

その他

4,099

 

9,811

 

4,099

 

9,811

 

279,726

 

147,819

 

279,726

 

147,819

不動産

 

 

 

 

 

 

 

開発物件の販売

5,359

 

 

5,359

 

完成物件の販売

53,620

 

29,133

 

53,620

 

29,133

土地の販売

 

402,291

 

 

402,291

その他

4,463

 

3,706

 

4,463

 

3,706

 

63,442

 

435,130

 

63,442

 

435,130

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マネージメント・サービス及びその他

 

 

 

運営及び保守サービス

22,214

 

24,688

 

22,214

 

24,688

ライセンス料

5,097

 

 

5,097

 

不動産管理報酬

17,784

 

16,844

 

17,784

 

16,844

食品及び飲料事業

3,612

 

810

 

3,612

 

810

メディア及び広告サービス

1,233

 

796

 

1,233

 

796

その他

9,778

 

11,638

 

9,778

 

11,638

 

59,718

 

54,776

 

59,718

 

54,776

その他のソース

 

 

 

 

 

 

 

賃貸料収入

24,027

 

23,327

 

24,027

 

23,327

受取利息

44,168

 

27,411

 

44,168

 

27,411

受取配当金

915

 

995

 

915

 

995

 

69,110

 

51,733

 

69,110

 

51,733

収益合計

6,488,659

 

5,064,597

 

6,488,659

 

5,064,597

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A4 例外的又は非経常的な項目

当四半期会計期間において、当グループの資産、負債、資本、当期利益又はキャッシュ・フローに影響を及ぼす例外的又は非経常的な性質を有する項目はなかった。

 

A5 報告額の見積りの変更

過去の期中報告期間又は過年度における報告額の見積りに対する重要な変更はなかった。

 

A6 負債証券及び株式における変動

当四半期会計期間/累計期間において、負債証券及び株式の発行、消却、買戻し、再売却及び償還はなかった。

2022年9月30日現在、保有する自己株式数は普通株式58,675,950株であった。

 

A7 配当金支払額

当四半期会計期間において支払われた配当金はなかった。

 

A8 セグメント情報

当グループには、以下の6つの報告セグメントがある。

(a)建設

(b)セメント及び建材業界

(c)不動産投資及び開発

(d)マネージメント・サービス及びその他

(e)ホテルの運営

(f)公益事業

 

経営陣は、資源配分に関する意思決定及び業績評価の実施を目的として、事業セグメントの営業損益を別個に監視している。

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2022年9月30日に終了した会計期間におけるセグメント業績は以下のとおりである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

274,789

1,120,478

82,335

101,236

288,404

4,621,417

6,488,659

セグメント

間収益

38,305

11,694

44,332

62,624

2,218

4,611

(163,784)

収益合計

313,094

1,132,172

126,667

163,860

290,622

4,626,028

(163,784)

6,488,659

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益/(損失)

6,657

81,815

(6,218)

57,149

35,730

396,743

571,876

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(495,152)

 

 

 

 

 

 

 

 

76,724

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

127,264

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

203,988

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

495,152

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

465,483

EBITDA*

 

 

 

 

 

 

 

1,164,623

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* 6.8百万マレーシア・リンギットの公正価値評価損及び25.2百万マレーシア・リンギットの減損損失引当金が含まれる。

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2021年9月30日に終了した会計期間におけるセグメント業績は以下の通りである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

240,903

706,166

467,260

74,344

147,854

3,428,070

5,064,597

セグメント

間収益

25,744

2,892

43,344

48,170

1,831

4,568

(126,549)

収益合計

266,647

709,058

510,604

122,514

149,685

3,432,638

(126,549)

5,064,597

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益/(損失)

24,717

18,376

317,886

(3,125)

(4,835)

234,147

587,166

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(379,310)

 

 

 

 

 

 

 

 

207,856

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

117,568

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

325,424

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

379,310

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

489,695

EBITDA*

 

 

 

 

 

 

 

1,194,429

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* 12.7百万マレーシア・リンギットの公正価値評価損及び30.7百万マレーシア・リンギットの減損損失引当金が含まれる。

 

A9 当グループの組織変更

2022年9月30日に終了した当会計期間において、企業結合、子会社及び長期投資の取得又は処分、事業再編及び非継続事業を含め、当グループの重要な組織変更はなかった。

 

A10 偶発債務又は偶発資産における変動

2022年6月30日に終了した直近事業年度以降、当グループの偶発債務に重要な変動はなかった。

 

A11 後発事象

当四半期末から当報告日までの期間において、重要な、あるいは非経常的な性質の項目、取引又は事象はなかった。

 

A12 公正価値測定

当グループは、測定に使用されるインプットの重要性を反映する以下の公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値を測定する。

(a) レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格

(b) レベル2:資産又は負債に関して、直接的(すなわち価格)もしくは間接的(すなわち価格から算出される金額)に観測可能な、レベル1に含まれる相場価格以外のインプット

(c) レベル3:観測可能な市場データに基づかない、資産又は負債のインプット(観測不能なインプット)

 

以下の表は、公正価値で測定される当グループの資産及び負債を示している。

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

2022年9月30日現在

 

 

 

 

 

 

 

資産

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 -売買目的デリバティブ

 

818

 

 

818

 -インカム/エクイティ

  ファンド

 

1,472,754

 

 

1,472,754

 -株式投資

14,544

 

111,086

 

 

125,630

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

4,556

 

120,689

 

 

125,245

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

15,299

 

51

 

190,865

 

206,215

34,399

 

1,705,398

 

190,865

 

1,930,662

負債

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 -売買目的デリバティブ

 

672

 

 

672

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

6,304

 

183,137

 

 

189,441

6,304

 

183,809

 

 

190,113

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケットの上場規程付録9BパートAによる開示要件

 

B1 経営成績

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

2022年

9月30日

に終了した

当四半期

会計期間

2021年

9月30日

に終了した

当四半期

会計期間

増減率

(%)

+/-

2022年

9月30日

に終了した

3ヶ月間

(累計)

2021年

9月30日

に終了した

3ヶ月間

(累計)

増減率

(%)

+/-

収益

 

 

 

 

 

 

建設

274,789

240,903

14%

274,789

240,903

14%

セメント及び建材業界

1,120,478

706,166

59%

1,120,478

706,166

59%

不動産投資及び開発

82,335

467,260

-82%

82,335

467,260

-82%

マネージメント・サービス及び
その他

101,236

74,344

36%

101,236

74,344

36%

ホテル

288,404

147,854

95%

288,404

147,854

95%

公益事業

4,621,417

3,428,070

35%

4,621,417

3,428,070

35%

 

6,488,659

5,064,597

 

6,488,659

5,064,597

 

税引前利益/(損失)

 

 

 

 

 

 

建設

3,648

23,952

-85%

3,648

23,952

-85%

セメント及び建材業界

38,194

(18,869)

302%

38,194

(18,869)

302%

不動産投資及び開発

(13,534)

306,183

-104%

(13,534)

306,183

-104%

マネージメント・サービス及び
その他

(86,649)

(140,010)

38%

(86,649)

(140,010)

38%

ホテル

29,681

(12,857)

331%

29,681

(12,857)

331%

公益事業

232,648

167,025

39%

232,648

167,025

39%

 

203,988

325,424

 

203,988

325,424

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間/累計期間において、当グループの収益は前年同四半期会計期間に計上された5,064.6百万マレーシア・リンギットと比較して6,488.7百万マレーシア・リンギットであった。当四半期会計期間/累計期間における当グループの税引前利益は204.0百万マレーシア・リンギットであった。これは前年同四半期会計期間に計上された19.4百万マレーシア・リンギットの利益(土地の処分益306.0百万マレーシア・リンギットに対する調整後)と比較して184.6百万マレーシア・リンギット、すなわち951.5%の増加であった。

前年同四半期会計期間/累計期間と比較した、2022年9月30日に終了した当四半期会計期間/累計期間の各事業セグメントの業績は、以下の分析に含まれている。

 

建設

当四半期会計期間/累計期間において、収益の増加は、主に建設事業の進捗によるものである。収益の増加にもかかわらず税引前利益が減少したのは、主に発生した工事原価及び財務費用の増加によるものであった。

 

セメント及び建材業界

当四半期会計期間/累計期間において、収益及び税引前利益の増加は、マレーシアにおいてCOVID-19がエンデミック期に移行するにつれ、経済活動が正常化していることを反映している。

 

不動産投資及び開発

当四半期会計期間/累計期間において、前年同四半期会計期間と比較して収益は増加した(前年同四半期会計期間に計上された土地の売却益約402.3百万マレーシア・リンギットに対する調整後)。これは主に、クアラルンプール及びイポーで進行中のプロジェクトにより計上された売上とワイ・ティー・エル・プロパティー・ホールディングス・(UK)・リミテッドが実施した開発プロジェクトの下で計上された売上によるものであった。ただし、税引前損失は、主に未実現為替差損と上記の土地の売却益がなかったことによるものであった。

 

マネージメント・サービス及びその他

当四半期会計期間/累計期間において、収益の増加及び税引前損失の減少は、主にワイ・ティー・エル・パワーが計上した受取利息と為替差益の増加によるものであった。

 

ホテル

当四半期会計期間/累計期間において、収益の増加と税引前損失の減少は、主に国境の開放を含むパンデミックの制限の緩和と経済活動の再開に伴い、ホテルとリゾートの業績が改善したことによるものであった。

 

公益事業

当四半期会計期間/累計期間において、公益事業セグメント内の部門の業績は以下の通りである。

・電力発電部門については、収益の増加は主にプール価格及び小売価格の上昇によるものであった。一方、主に小売価格の上昇により、税引前利益は増加した。

・水道及び下水部門の税引前利益の減少は、主に基本コスト(特にエネルギー)と指数連動債の利息の両方に対するインフレ圧力の影響(現金以外の影響)によるものであった。基本コストの上昇は、今後の料金収入で補填される予定である。英国のインフレ率の上昇は、規制資産ベース(以下「RAB」という)の上昇にもつながり、その結果、連動して追加の余裕が生じ、配当支払能力が強化される。一方、収益は前年同四半期会計期間と近似していた。

・電気通信部門の収益の減少と税引前損失の増加は、主にプロジェクト収益の減少によるものであった。

 

B2 直前の四半期会計期間との比較

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2022年9月30日

に終了した

当四半期会計期間

 

2022年6月30日

に終了した

前四半期会計期間

 

増減率

(%)

+/-

収益

 

6,488,659

 

6,154,583

 

5%

税引前利益

 

203,988

 

163,994

 

24%

税引後利益

 

123,630

 

109,983

 

12%

 

 

 

 

 

 

 

前四半期会計期間と比較して税引前利益が増加したのは、建設セグメント並びにセメント及び建材業界セグメントを除くすべての事業セグメントの業績が好調であったことが主な要因であった。

 

B3 2022年6月30日に終了した前事業年度の監査報告書

2022年6月30日に終了した事業年度の財務書類についての監査報告書には、いかなる限定も付されていない。

 

B4 業績の見込み

2023年6月30日に終了する事業年度における当グループの各事業セグメントの見通しは以下の通りである。

 

建設

このセグメントは、すべての進行中の建設工事が順調に進み、予定通りに完了するよう引き続き尽力している。このセグメントは、現在受注中の契約に基づき業績に貢献すると予想される。

 

セメント及び建材業界

経済は、国内の経済活動の堅調な推移に支えられ、引き続き強化されることが予想される。

 

不動産投資及び開発

持ち家キャンペーン・プログラム(Home Ownership Campaign Programme)など不動産市場の回復を促すために発表された施策の後押しもあり、大半の経済セクターが回復するにつれ、消費意欲が戻るのに合わせて、不動産セクターでは緩やかな回復が見込まれている。それにもかかわらず、当グループは引き続き販売・マーケティング戦略を見直し、当グループの認知度を高め、販売の機運を高めると共に、プロジェクトの立ち上げを行っていく。

 

マネージメント・サービス及びその他/ホテル

当グループが事業を行っている管轄区域では国境が開かれ、ホスピタリティ業界は、インフレ率の上昇、金利の急騰及びその他の経済的要因といったリスクがある中、比較的堅調に推移すると予想される。

当グループは、当グループの長期的な事業見通しを安定させるために、事業を積極的に管理し、必要な措置を継続的に講じている。短期的な課題はあるものの、当グループはホスピタリティ・セクターの長期的な見通しに自信を持っている。

 

公益事業

・電力発電

2021年10月、ワイ・ティー・エル・パワーセラヤ・プライベート・リミテッドは、シンガポールのエネルギー市場監督庁(以下「EMA」という)が2021年3月に発行した提案依頼書により、既存のインターコネクタを介してマレーシアから100MWの電力を輸入する2年間の試験期間における電力輸入業者に任命された。任命された電力輸入業者として、ワイ・ティー・エル・パワーセラヤはEMAと協力し、2年間の試験期間中に、シンガポールの電力輸入フレームワークに基づくすべての技術設定と規制の取決めを改善していき、両国から必要な承認が得られたら輸入開始となる。

ロシア・ウクライナ戦争によって悪化した世界的な化石燃料不足は、原油とスポット・ガスの価格上昇を招き、電気料金の上昇につながっている。電力顧客の大半が固定価格での電力契約を締結しているため、ガス価格はコストの安定性を確保するためにヘッジされている。

2022年11月、ワイ・ティー・エル・パワーセラヤはそのコンソーシアム・パートナーと共に、陸上交通庁(以下「LTA」という)からシンガポールの中部及び東部地域の住宅開発公社(以下「HDB」という)の駐車場における1,200台の電気自動車(以下「EV」という)充電スタンドの建設を落札した。

発電は不可欠なサービスであるため、電力需要は安定的に推移することが予想される。このセグメントは、顧客サービス及び中核事業の範囲を超えて複数の公益事業の総合的な供給への多様化を引き続き重視する予定である。

当グループは、2022年1月にジョホール州のクライ・ヤング・エステートの取得を完了し、土地の大部分を最大500MWの発電能力を有する大規模な太陽光発電施設として開発する予定である。これは、今後、より持続可能で再生可能なエネルギー・ソリューションへの投資を推進する当グループのシフトに沿ったものである。

 

・水道及び下水部門

ウェセックス・ウォーターの指定事業は、料金改定(以下「PR19」という)の3年目を迎え、規制当局と合意した投資コミットメントの実現に向けての取り組みを継続している。コスト圧力と指数連動債に対するインフレの影響にもかかわらず、収益とRABの価値の両方が、持ち家住宅費インフレ指数を含む英国の消費者物価指数に連動しているため、高いインフレは引き続きウェセックス・ウォーターにより良い見通しを与えている。インフレにより、翌年度の収益は約257.1百万マレーシア・リンギット(50.0百万英ポンド)、RABの価値は約1,388.6百万マレーシア・リンギット(270.0百万英ポンド)上昇すると予測されている。2025年3月31日の料金改定の終了時までに、ウェセックス・ウォーターは67億マレーシア・リンギット(13億英ポンド)の設備投資を行い、その結果、RABの価値は211億マレーシア・リンギット(41億英ポンド)を超過する。また、ウェセックス・ウォーターは、より広い英国グループ内でのオーガニック・グロースのための低リスクの機会を探求し続けている。

 

・電気通信事業

2021年12月、デジタル・ナショナル・バーハッド(以下「DNB」という)がマレーシアの5Gホールセール・サービスをクラン・バレーで試験的に開始したことに合わせて、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは5Gサービスを開始し、マレーシアで最初に顧客に5Gアクセスを提供する電話会社となった。無制限5Gと4Gデータを現在提供している当グループのYES #FirstTo5G及びInfiniteデータプラン、並びにInfiniteプラス・デバイス・プランにより、ユーザーは第5世代のワイヤレス・モバイル・テクノロジーを体験することができ、より高速なデータ速度、超低遅延、より信頼性の高いカバレッジ、大規模なネットワーク容量、より均一なユーザー・エクスペリエンスを提供する。ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは、DNBの5Gネットワークの展開と並行して、5Gサービスを国内の他の地域に拡大する予定である。DNBは、5Gが2022年の末までに人口の40パーセントをカバーし、2024年までに80パーセントをカバーすることを計画している。

5Gの展開は、政府とマレーシア通信マルチメディア委員会によって立案されたマレーシアのデジタル通信インフラのアップグレード計画「Jalinan Digital Negara(以下「JENDELA」という)」に沿ったものであり、同計画は2020年8月に始動している。計画の初期段階では、4Gモバイル・ブロードバンド・カバレッジの拡大及びブロードバンド速度の向上に重点が置かれており、2021年の末までに3Gをシャットダウンした。そのため、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズのピュア4G YESネットワーク及びFirst-to-5Gアクセスは、引き続き加入者を惹きつけ、マレーシアのデジタル・インフラ・ニーズを満たす上で安定した位置についている。ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは最近、公共の携帯電話サービスに関連したネットワーク・サービス機器及びサービスの設計、供給、設置、テスト、試運転及び運用に関して、JENDELAフェーズ1(パート2)プロジェクトの一部を受託した。

COVID-19パンデミックへの対応として、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズ及びフロッグアジアは、主にワイ・ティー・エル・グループが資金提供する慈善財団であるワイ・ティー・エル・ファンデーションと協力し、学生が自宅で学習することができるように、2020年3月にラーン・フロム・ホーム・イニシアティブを立ち上げた。このイニシアティブでは、ワイ・ティー・エル・ファンデーションは特に、公立学校や提携高等教育機関の学生に対して、40GBのデータを搭載したYES SIMカードを無料で提供した。このイニシアティブの下で提供されたデータプランは、学校がハイブリッドな教育モデルを採用したことによるフィジカル・クラスへの移行を容易にするために、2022年8月31日まで延長された。また、このイニシアティブは、2021年/2022年の大学及び工科大学の学生の受入に対応するためにも拡張された。

ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは、再びワイ・ティー・エル・ファンデーションと協力し、ジャリンガン・プリハティ・プログラムの下、無料のスマートフォンと12ヶ月間のデータプランを世帯及び個人に提供している。このプログラムは、2021年5月5日にマレーシア政府が立ち上げたもので、参加サービス・プロバイダーが提供するデバイス及びデータプランに対して、低所得者層(B40)の世帯に300マレーシア・リンギット、低所得者層(B40)の個人に180マレーシア・リンギットの補助金が提供されている。プログラムの登録は2021年9月30日に終了したが、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは、このプログラムに基づくデータプランの提供を2022年9月まで継続する予定である。

このセグメントは、手頃な価格のデータプラン及び革新的な5Gサービスを提供することにより、パートナーシップとコラボレーションによって強化された加入者基盤の拡大を目指している。

 

・投資持株会社の活動

また、当グループは、ワイ・ティー・エル・グリーン・データ・センター・パークをクライ・ヤング・エステート内に開発中である。これは、オンサイトの再生可能太陽エネルギーを動力源に併用するマレーシア初のデータセンター・キャンパスとなる。この世界水準のグリーン施設の初期フェーズを支え、共同で開発するため、当グループは現在までに、シー・リミテッドを共同ロケーターとして、また、中国のデータセンター開発業者で、世界最大のデータセンター企業の一つであるGDSホールディングス・リミテッドと提携してきた。キャンパスは、高いエネルギー効率を達成するために、設計及び運用に革新的かつ持続可能なソリューションを取り込む予定であり、同地域におけるハイパースケーラー及びコロケーションサービスの顧客からの、環境に優しく費用効率の高いデータセンター・ソリューションに対する需要の高まりに応えることが期待されている。

当グループはシー・リミテッドとコンソーシアムを組み、2022年4月にバンク・ネガラ・マレーシアからデジタル銀行の認可を取得した。この新たなベンチャーは、当グループとシー・リミテッドとの複数の相乗効果を活用することになり、マレーシアのデジタル変革の普及にさらに貢献するとともに、マレーシアにおける零細企業や中小企業(MSME)に加え、特に十分なサービスを受けていない国民や及び銀行口座を持たない国民に、金融サービスへのアクセスを拡大することが可能になる。

 

当グループは、これらのセグメントの事業が本質的に不可欠なものであるため、当グループの事業セグメントの業績が堅調に推移していくものと予想している。当グループは、関連するリスクとすべての事業セグメントに係る影響を引き続き注視していく。

 

B5 利益予測

当グループは、当四半期会計期間において、利益予測又は利益保証を公表していない。

 

B6 当期利益

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2022年9月30日に終了した

当四半期会計期間

 

2022年9月30日までの

当四半期累計期間

当期利益に影響する費用/(収益):

 

 

 

 

投資不動産の公正価値の調整額

 

(112)

 

(112)

関連会社の減損に対する引当金

 

269

 

269

棚卸資産の減損に対する引当金

 

325

 

325

投資有価証券の減損に対する引当金

 

910

 

910

債権の減損に対する引当金-戻入後

 

23,666

 

23,666

契約コストの償却

 

231

 

231

繰延収益の償却

 

(4,527)

 

(4,527)

交付金及び拠出金の償却

 

(1,357)

 

(1,357)

無形資産の償却

 

17,380

 

17,380

有形固定資産の減価償却費

 

406,453

 

406,453

使用権資産の減価償却費

 

47,303

 

47,303

受取配当金

 

(922)

 

(922)

金融資産の公正価値の変動

 

6,914

 

6,914

支払利息

 

495,152

 

495,152

受取利息

 

(20,073)

 

(20,073)

為替差益

 

(33,555)

 

(33,555)

有形固定資産処分益純額

 

(2,601)

 

(2,601)

関連会社処分損純額

 

1,687

 

1,687

有形固定資産評価損

 

1,496

 

1,496

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間及び累計期間において、上記項目以外には、投資収益、債権の償却、不動産の処分損益、資産の減損並びに特別項目はなかった。

 

B7 法人税等

法人税等の内訳は、以下の通りである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2022年9月30日に終了した

当四半期会計期間

 

2022年9月30日までの

当四半期累計期間

当期に関する

 

 

 

 

 -法人所得税

 

86,445

 

86,445

 -繰延税金

 

(6,087)

 

(6,087)

 

 

80,358

 

80,358

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間において、当グループの実効税率は、マレーシアの法定所得税率を上回っており、これは主に税務上損金算入できない特定の費用によるもので、異なる税務管轄の対象となる所得により一部相殺された。

 

B8 当グループにおける計画

公表されているが完了していない計画

本報告書日現在、当社が公表しているが完了していない計画はなかった。

 

B9 当グループの借入金及び負債証券

2022年9月30日現在、当グループの借入金及び負債証券は以下の通りである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

担保付

 

無担保

 

合計

流動

 

 

 

 

 

 

銀行引受手形及びトレード・ファシリティ

 

 

62,935

 

62,935

当座借越

 

 

131,200

 

131,200

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

2,161

 

 

2,161

リボルビング信用枠

 

 

3,147,923

 

3,147,923

ターム・ローン

 

 

1,085,764

 

1,085,764

社債

 

 

3,490,000

 

3,490,000

 

 

2,161

 

7,917,822

 

7,919,983

非流動

 

 

 

 

 

 

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

5,752

 

 

5,752

リボルビング信用枠

 

195,430

 

1,997,778

 

2,193,208

ターム・ローン

 

1,951,375

 

13,622,714

 

15,574,089

社債

 

-

 

16,648,942

 

16,648,942

 

 

2,152,557

 

32,269,434

 

34,421,991

 

 

 

 

 

 

 

借入金合計

 

2,154,718

 

40,187,256

 

42,341,974

 

 

 

 

 

 

 

 

上記に含まれている外貨建借入金は以下の通りである。

 

 

 

外貨

 

マレーシア・リンギット

換算額

 

 

(単位:千)

 

(単位:千)

米ドル

 

544,187

 

2,525,572

シンガポール・ドル

 

2,126,418

 

6,882,152

英ポンド

 

2,699,016

 

13,880,769

日本円

 

23,784,023

 

762,611

タイ・バーツ

 

1,978,267

 

241,720

オーストラリア・ドル

 

491,576

 

1,479,398

ユーロ

 

381

 

1,733

 

 

 

 

25,773,955

 

 

 

 

 

 

当社によって保証されている子会社による借入金596.2百万マレーシア・リンギット、220.0百万米ドル、84.4百万英ポンド、80億円及び1.0百万ユーロを除いて、その他の子会社の借入金はすべて当社に対する償還請求権はない。

 

B10 デリバティブ金融商品、金融負債の公正価値の変動

(a)デリバティブ金融商品

2022年9月30日現在、当グループにおける未決済のデリバティブは以下の通りである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

デリバティブの種類

 

契約上の名目元本

 

公正価値

燃料油スワップ

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,717,241

 

(133,789)

 -1年から3年

 

158,905

 

(16,358)

 -3年超

 

 

為替先渡取引

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,830,591

 

76,063

 -1年から3年

 

414,699

 

11,782

 -3年超

 

 

電力先物取引

 

 

 

 

 -1年未満

 

10,400

 

(1,748)

 -1年から3年

 

 

 -3年超

 

 

 

 

 

 

 

 

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い燃料の購入予定取引をヘッジする目的で燃料油スワップを締結した。燃料油スワップは、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

当グループは、将来発生することが予想される、蓋然性の高い外貨建予定取引をヘッジする目的で為替先渡取引を締結した。為替先渡取引は、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い電力の販売予定取引をヘッジする目的で電力先物取引を締結した。電力先物取引は、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

すべてのデリバティブ金融商品は、当グループの信用リスクのエクスポージャーを制限する目的で信用力のある相手先との間で実行される。

 

(b)金融負債の公正価値の変動

2022年9月30日に終了した会計期間における金融負債の公正価値の変動による利得は以下の通りである。

(単位:千マレーシア・リンギット)

金融負債の種類

公正価値測定の

基準

利得の理由

公正価値による利得

2022年9月30日

に終了した

当四半期会計期間

2022年9月30日までの当四半期累計期間

為替先渡取引

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差が当グループに対し有利に変動した。

15

15

 

 

合計

15

15

 

 

 

 

 

 

B11 重要な訴訟

直近の財政状態計算書の日付現在、係争中の重要な訴訟はなかった。

 

B12 配当金

当四半期会計期間において、宣言された配当金はない。

 

B13 1株当たり利益

(i) 基本的1株当たり利益

当グル-プの基本的1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する四半期会計期間/累計期間純利益を四半期会計期間/累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 



 

2022年9月30日に終了した

当四半期

会計期間

 

2021年9月30日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2022年9月30日に終了した

3ヶ月間

(累計)

 

2021年9月30日に終了した

3ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

36,621

 

105,222

 

36,621

 

105,222

加重平均普通株式数(千株)

10,964,086

 

10,964,088

 

10,964,086

 

10,964,088

基本的1株当たり利益(セン)

0.33

 

0.96

 

0.33

 

0.96

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ⅱ) 希薄化後1株当たり利益

当グル-プの希薄化後1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する四半期会計期間/累計期間純利益を四半期会計期間/累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 

 

2022年9月30日に終了した

当四半期

会計期間

 

2021年9月30日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2022年9月30日に終了した

3ヶ月間

(累計)

 

2021年9月30日に終了した

3ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

36,621

 

105,222

 

36,621

 

105,222

調整後加重平均普通株式数
-希薄化後(千株)

 

 

 

 

 

 

 

加重平均普通株式数-基本的

10,964,086

 

10,964,088

 

10,964,086

 

10,964,088

未行使の従業員株式オプション制度の影響

852

 

 

852

 

 

10,964,938

 

10,964,088

 

10,964,938

 

10,964,088

希薄化後1株当たり利益(セン)

0.33

 

0.96

 

0.33

 

0.96

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未行使のESOS(従業員株式オプション制度)のオプションがすべて行使された場合に受け取る見込みの現金合計は、159.9百万マレ-シア・リンギットである。よって、プロフォ-マ・ベ-スの純資産は159.9百万マレ-シア・リンギット増加し、1株当たり純資産は0.01マレ-シア・リンギットの減少となる。希薄化後1株当たり利益、純資産及び1株当たり純資産の計算において、現金受取額に関して計上された利益はない。

 

 

取締役会の命により

ホ-・セイ・ケン

秘書役

 

クアラルンプ-ル

日付:2022年11月24日