(6)四半期財務書類に対する注記

マレーシアの財務報告基準第134号の開示要件

要約連結四半期財務書類は、当グループの2022年6月30日に終了した事業年度の監査済財務書類と併せて読まれるべきである。

 

A1 会計方針及び算定方法

当四半期財務書類は未監査であり、マレーシアの財務報告基準(以下「MFRS」という)第134号「期中財務報告」及びブルサ・マレーシア・セキュリティーズ・バーハッド(以下「ブルサ・セキュリティーズ」という)のメイン・マーケットの上場規程第9条パートK第9.22項に準拠して作成されている。

本書に含まれる注記は、2022年6月30日に終了した事業年度以降の当グループの財政状態及び経営成績の変化を理解する上で重要な事象及び取引に係る説明を提供する。

当四半期財務書類において当グループが採用している会計方針及び算定方法は、2022年6月30日に終了した事業年度の監査済年次財務書類において採用されたものと一致している。

2022年7月1日以降に開始する事業年度に有効なMFRSの修正は、当グループに重要な財務的影響を与えるものではない。

 

A2 事業における季節もしくは周期による変動要因

当グループの事業は、季節もしくは周期的な要因によって重要な影響を受けることはない。

 

A3 収益の内訳

 

 

2023年3月31日

に終了した

当四半期

会計期間

 

2022年3月31日

に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2023年3月31日

に終了した

9ヶ月間(累計)

 

2022年3月31日

に終了した

9ヶ月間(累計)

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

 

千マレーシア・

リンギット

公益事業

 

 

 

 

 

 

 

電力販売

4,026,742

 

3,321,041

 

10,699,794

 

9,056,733

水道水販売及び下水処理

995,540

 

1,010,553

 

3,084,516

 

3,078,290

スチーム販売

58,501

 

59,453

 

176,659

 

169,960

通信事業

105,478

 

109,852

 

349,233

 

536,376

その他

34,706

 

72,613

 

93,542

 

207,379

 

5,220,967

 

4,573,512

 

14,403,744

 

13,048,738

セメント及び建材業界

 

 

 

 

 

 

 

セメント及び関連製品の販売

1,239,696

 

1,030,246

 

3,518,305

 

2,802,860

その他

5,466

 

16,485

 

18,184

 

28,484

 

1,245,162

 

1,046,731

 

3,536,489

 

2,831,344

建設

 

 

 

 

 

 

 

建設契約収入

278,598

 

228,538

 

870,714

 

874,505

ホテルの運営

 

 

 

 

 

 

 

ホテルルーム並びに食品及び飲料

372,121

 

154,553

 

970,881

 

455,835

その他

4,308

 

3,091

 

13,307

 

9,575

 

376,429

 

157,644

 

984,188

 

465,410

不動産

 

 

 

 

 

 

 

開発物件の販売

1

 

2,392

 

9,530

 

2,392

完成物件の販売

17,156

 

11,531

 

104,002

 

71,345

土地の販売

 

 

 

402,291

その他

4,916

 

4,264

 

14,209

 

11,850

 

22,073

 

18,187

 

127,741

 

487,878

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マネージメント・サービス及びその他

 

 

 

 

 

 

運営及び保守サービス

29,968

 

28,188

 

77,160

 

79,213

ライセンス料

5,898

 

13,992

 

16,688

 

13,992

不動産管理報酬

17,755

 

18,110

 

53,658

 

51,540

食品及び飲料事業

4,649

 

2,467

 

13,051

 

4,805

メディア及び広告サービス

610

 

698

 

3,574

 

2,563

その他

16,105

 

10,273

 

45,763

 

29,953

 

74,985

 

73,728

 

209,894

 

182,066

その他のソース

 

 

 

 

 

 

 

賃貸料収入

28,402

 

51,412

 

79,381

 

123,602

受取利息

81,646

 

20,151

 

195,621

 

70,858

受取配当金

759

 

747

 

2,458

 

2,519

 

110,807

 

72,310

 

277,460

 

196,979

収益合計

7,329,021

 

6,170,650

 

20,410,230

 

18,086,920

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A4 例外的又は非経常的な項目

当四半期会計期間において、当グループの資産、負債、資本、当期利益又はキャッシュ・フローに影響を及ぼす例外的又は非経常的な性質を有する項目はなかった。

 

A5 報告額の見積りの変更

過去の期中報告期間又は過年度における報告額の見積りに対する重要な変更はなかった。

 

A6 負債証券及び株式における変動

当四半期会計期間/累計期間において、負債証券及び株式の発行、消却、買戻し、再売却及び償還はなかった。

2023年3月31日現在、保有する自己株式数は普通株式58,675,950株であった。

 

A7 配当金支払額

2023年3月31日に終了した会計期間において、以下の配当金が支払われた。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

2022年6月30日に終了した事業年度に関して:

 

 

2022年11月29日に支払われた普通株式1株につき3.0センの中間配当

 

328,923

 

 

 

 

A8 セグメント情報

当グループには、以下の6つの報告セグメントがある。

(a)建設

(b)セメント及び建材業界

(c)不動産投資及び開発

(d)マネージメント・サービス及びその他

(e)ホテルの運営

(f)公益事業

 

経営陣は、資源配分に関する意思決定及び業績評価の実施を目的として、事業セグメントの営業損益を別個に監視している。

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2023年3月31日に終了した会計期間におけるセグメント業績は以下のとおりである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

870,714

3,536,611

197,195

396,483

1,005,483

14,403,744

20,410,230

セグメント

間収益

120,883

44,830

133,140

178,744

7,174

12,173

(496,944)

収益合計

991,597

3,581,441

330,335

575,227

1,012,657

14,415,917

(496,944)

20,410,230

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益

13,560

355,644

655

371,916

144,529

1,750,494

2,636,798

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,676,174)

 

 

 

 

 

 

 

 

960,624

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

345,695

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

1,306,319

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,676,174

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

1,320,199

EBITDA*

 

 

 

 

 

 

 

4,302,692

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* 7.5百万マレーシア・リンギットの公正価値評価益及び68.1百万マレーシア・リンギットの減損損失引当金が含まれる。

 

セグメント間価格は、交渉に基づいて決定される。

当グループの2022年3月31日に終了した会計期間におけるセグメント業績は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

建設

セメント

及び建材

業界

不動産

投資及び

開発

マネージメ

ント・サー

ビス及び

その他

ホテル

公益事業

消去

合計

外部収益

874,505

2,831,344

575,474

282,005

474,854

13,048,738

18,086,920

セグメント

間収益

39,302

8,354

129,501

119,293

6,329

14,835

(317,614)

収益合計

913,807

2,839,698

704,975

401,298

481,183

13,063,573

(317,614)

18,086,920

セグメント

業績

 

 

 

 

 

 

 

 

営業利益/(損失)

54,548

274,589

276,789

1,029,320

(41,452)

645,989

2,239,783

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

(1,162,134)

 

 

 

 

 

 

 

 

1,077,649

関連会社及び共同支配企業に対する持分利益

 

 

 

 

 

 

 

307,294

税引前利益

 

 

 

 

 

 

 

1,384,943

財務費用

 

 

 

 

 

 

 

1,162,134

減価償却費及び償却費

 

 

 

 

 

 

 

1,361,999

EBITDA*

 

 

 

 

 

 

 

3,909,076

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

* 79.2百万マレーシア・リンギットの公正価値評価損、167.3百万マレーシア・リンギットの減損損失引当金及び124.2百万マレーシア・リンギットのプロジェクト開発費評価損が含まれる。

 

A9 当グループの組織変更

2023年3月31日に終了した当会計期間において、企業結合、子会社及び長期投資の取得又は処分、事業再編及び非継続事業を含め、当グループの重要な組織変更はなかった。

 

A10 偶発債務又は偶発資産における変動

2022年6月30日に終了した直近事業年度以降、当グループの偶発債務に重要な変動はなかった。

 

A11 後発事象

当四半期末から当報告日までの期間において、重要な、あるいは非経常的な性質の項目、取引又は事象はなかった。

 

A12 公正価値測定

当グループは、測定に使用されるインプットの重要性を反映する以下の公正価値ヒエラルキーを使用して公正価値を測定する。

(a) レベル1:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格

(b) レベル2:資産又は負債に関して、直接的(すなわち価格)もしくは間接的(すなわち価格から算出される金額)に観察可能な、レベル1に含まれる相場価格以外のインプット

(c) レベル3:観察可能な市場データに基づかない、資産又は負債のインプット(すなわち観察不能なインプット)

 

以下の表は、公正価値で測定される当グループの資産及び負債を示している。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

レベル1

 

レベル2

 

レベル3

 

合計

2023年3月31日現在

 

 

 

 

 

 

 

資産

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

 

 

 

 -売買目的デリバティブ

 

315

 

 

315

 -インカム/エクイティ

  ファンド

 

1,411,793

 

 

1,411,793

 -株式投資

13,319

 

105,730

 

 

119,049

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

10,574

 

 

10,574

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

19,981

 

48

 

184,404

 

204,433

33,300

 

1,528,460

 

184,404

 

1,746,164

負債

 

 

 

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 -売買目的デリバティブ

 

246

 

 

246

ヘッジ目的で使用されるデリバティブ

 

143,601

 

 

143,601

 

143,847

 

 

143,847

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルサ・セキュリティーズのメイン・マーケットの上場規程付録9BパートAによる開示要件

 

B1 経営成績

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

2023年

3月31日に

終了した

当四半期

会計期間

2022年

3月31日に

終了した

前年同四半期会計期間

増減率

(%)

+/-

2023年

3月31日

に終了した9ヶ月間

(累計)

2022年

3月31日

に終了した

9ヶ月間

(累計)

増減率

(%)

+/-

収益

 

 

 

 

 

 

建設

278,598

228,538

22%

870,714

874,505

0%

セメント及び建材業界

1,245,220

1,046,731

19%

3,536,611

2,831,344

25%

不動産投資及び開発

52,228

51,680

1%

197,195

575,474

-66%

マネージメント・サービス及び
その他

152,952

109,345

40%

396,483

282,005

41%

ホテル

379,056

160,844

136%

1,005,483

474,854

112%

公益事業

5,220,967

4,573,512

14%

14,403,744

13,048,738

10%

 

7,329,021

6,170,650

 

20,410,230

18,086,920

 

税引前利益/(損失)

 

 

 

 

 

 

建設

6,929

8,013

-14

13,560

51,956

-74%

セメント及び建材業界

120,881

52,561

130

211,215

148,140

43%

不動産投資及び開発

(14,099)

(39,010)

64

(40,410)

247,480

-116%

マネージメント・サービス及び
その他

(13,793)

844,888

-102

(119,713)

625,286

-119%

ホテル

57,568

(32,359)

278

136,341

(77,090)

277%

公益事業

658,267

83,526

688

1,105,326

389,171

184%

 

815,753

917,619

 

1,306,319

1,384,943

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間において、当グループの収益は前年同四半期会計期間に計上された6,170.7百万マレーシア・リンギットと比較して7,329.0百万マレーシア・リンギットであった。当四半期会計期間における当グループの税引前利益は815.8百万マレーシア・リンギットであった。当該税引前利益は、前年同四半期会計期間に計上された99.7百万マレーシア・リンギットの損失(エレクトラネットの投資有価証券売却益により生じた1,017.4百万マレーシア・リンギットの一度限りの利得を、プロジェクト開発費評価損、無形資産の減損に対する引当金及び企業の社会的責任プログラムへの拠出額で一部相殺し、調整している)と比較して915.5百万マレーシア・リンギット、すなわち918.3%の増加となっている。

当四半期累計期間において、当グループの収益は前年同四半期累計期間に計上された18,086.9百万マレーシア・リンギットと比較して20,410.2百万マレーシア・リンギットであった。当四半期累計期間における当グループの税引前利益は1,306.3百万マレーシア・リンギットであった。これは前年同四半期累計期間に計上された461.0百万マレーシア・リンギットの利益(上述した923.9百万マレーシア・リンギットの一度限りの利得調整後)と比較して845.3百万マレーシア・リンギット、すなわち183.4%の増加であった。

前年同四半期会計期間/累計期間と比較した、2023年3月31日に終了した当四半期会計期間/累計期間の各事業セグメントの業績は、以下の分析に含まれている。

 

建設

当四半期会計期間において、収益の増加は、主に建設工事の増加によるものであった。税引前利益が減少したのは、主に営業費用の増加によるものであった。

当四半期累計期間において、収益は前年同四半期累計期間の収益に近似していたが、税引前利益は、上述のとおり営業費用の増加による影響を受けた。

 

セメント及び建材業界

当四半期会計期間/累計期間において、収益及び税引前利益は、主にすべての部門で需要が増加したこと及び販売価格が上昇したことにより、大幅に増加した。

 

不動産投資及び開発

当四半期会計期間において、収益は前年同四半期会計期間の収益に近似していた。一方、税引前損失の減少は、主に、賃貸延期プログラム(2022年6月30日に終了)がなかったこと、及びワイ・ティー・エル・ホスピタリティREITにおいて外貨建借入金に係る未実現為替差損の計上がなかったことによるためであった。

当四半期累計期間において、収益が173.2百万マレーシア・リンギットから197.2百万マレーシア・リンギットに増加(前年同四半期累計期間に計上された土地の売却益約402.3百万マレーシア・リンギットに対する調整後)したのは主に、イポーで進行中のプロジェクトにより計上された売上とワイ・ティー・エル・プロパティー・ホールディングス・(UK)・リミテッドが実施した開発プロジェクトの下で計上された売上によるものであった。一方、税引前損失の減少は、主に上述した理由によるものであり、ワイ・ティー・エル・ホスピタリティREITが計上したオーストラリア・ドル建の借入金に係る利息費用の増加により一部相殺された。

 

マネージメント・サービス及びその他

当四半期会計期間/累計期間において、収益の増加は主に受取利息の増加によるものであったのに対し、税引前損失が発生したのは、主にエレクトラネットの投資有価証券売却益がなかったためである。なお、前年同四半期会計期間/累計期間の利益は、プロジェクト開発費評価損、無形資産の減損に対する引当金及びワイ・ティー・エル・パワー・インターナショナル・バーハッド(以下「YTLパワー」という)が計上した企業の社会的責任プログラムへの拠出額により一部相殺されている。

 

ホテル

当四半期会計期間/累計期間において、収益及び税引前利益の大幅な増加は、主に国境の開放を含むパンデミックの制限の緩和と経済活動の再開に伴い、ホテルとリゾートの業績が改善したことによるものであった。

 

公益事業

当四半期会計期間/累計期間において、公益事業セグメント内の部門の業績は以下の通りである。

・電力発電部門については、収益及び税引前利益の増加は主に小売価格の上昇によるものであった。

・水道及び下水部門の税引前損失は、主に指数連動債の利息発生(75百万マレーシア・リンギット(14百万英ポンド)の現金以外の影響)によるものであった。当四半期会計期間/累計期間におけるコストに対するインフレ圧力は、今後の料金収入で補填される予定である。収益は前年同四半期会計期間と近似していた。

・電気通信部門の収益の減少と税引前損失の増加は、主にプロジェクト収益の減少によるものであった。

 

B2 直前の四半期会計期間との比較

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2023年3月31日

に終了した

当四半期会計期間

 

2022年12月31日

に終了した

前四半期会計期間

 

増減率

(%)

+/-

収益

 

7,329,021

 

6,592,550

 

11%

税引前利益

 

815,753

 

286,578

 

185%

税引後利益

 

659,403

 

196,648

 

235%

 

 

 

 

 

 

 

前四半期会計期間と比較して税引前利益が増加したのは、不動産投資及び開発セグメントを除くすべての事業セグメントの業績が好調であったことが主な要因であった。

 

B3 2022年6月30日に終了した前事業年度の監査報告書

2022年6月30日に終了した事業年度の財務書類についての監査報告書には、いかなる限定も付されていない。

 

B4 業績の見込み

2023年6月30日に終了する事業年度における当グループの各事業セグメントの見通しは以下の通りである。

 

建設

景気の回復が続く中、経営者は、進行中の建設工事が順調に進んでいることを確保しつつ、受注を増やすための措置を積極的に講じている。このセグメントは、現在受注中の契約に基づき業績に貢献すると予想される。

 

セメント及び建材業界

経済は、国内の経済活動の堅調な推移に支えられ、引き続き強化されることが予想される。

 

不動産投資及び開発

不動産市場の回復を促すために発表された施策の後押しもあり、大半の経済セクターが回復するにつれ、消費意欲が戻るのに合わせて、不動産セクターでは緩やかな回復が見込まれている。それにもかかわらず、当グループは引き続き販売・マーケティング戦略を見直し、当グループの認知度を高め、販売の機運を高めると共に、プロジェクトの立ち上げを行っていく。

 

マネージメント・サービス及びその他/ホテル

当グループが事業を行っている管轄区域では国境が開かれ、ホスピタリティ業界は、インフレ率の上昇、金利の急騰及びその他の経済的要因といったリスクがある中、比較的堅調に推移すると予想される。

当グループは、当グループの長期的な事業見通しを安定させるために、事業を積極的に管理し、必要な措置を継続的に講じている。短期的な課題はあるものの、当グループはホスピタリティ・セクターの長期的な見通しに自信を持っている。

 

公益事業

・電力発電

YTLパワーの完全子会社であるワイ・ティー・エル・パワーセラヤ・プライベート・リミテッド(以下「YTLパワーセラヤ」という)とテナガ・ナショナル・バーハッドの完全子会社であるTNBパワー・ジェネレーション・センドリアン・バーハッド(以下「TNBジェンコ」という)は、新たにアップグレードされたインターコネクタを介してシンガポールへの100メガワット(MW)の電力の輸出・輸入で提携することとなった。これにより、国境を越えた電力販売に関するマレーシア・エネルギー委員会のガイド(CBESガイド)に従い、マレーシアからシンガポールへ商業ベースで初めて電力が供給されることになる。YTLパワーセラヤは、TNBジェンコが100%保有する特別目的会社であるTNBパシール・グダン・エナジー・センドリアン・バーハッドから電力を購入する。両社は、エネルギー市場監督庁及びエネルギー委員会と緊密に連携し、電力輸入フレームワークに基づくすべての技術設定と規制の取決めを改善していく。本契約は前提条件が満たされた時点で有効となる予定である。

さらに、マレーシア政府が最近、再生可能エネルギーに対する輸出禁止の解除を発表したことは、マレーシアのグリーン電力市場の発展にとって好材料である。YTLパワーセラヤは、シンガポールにおける需要増に対応するよう、グリーンエネルギーの輸入市場に参画する体制が整っている。

2022年11月、YTLパワーセラヤはそのコンソーシアム・パートナーと共に、陸上交通庁から、シンガポールの中部及び東部地域の住宅開発公社の駐車場における1,200台以上の電気自動車充電スタンドの建設を落札した。

発電は不可欠なサービスであるため、電力需要は安定的に推移することが予想される。このセグメントは、顧客サービス、業務効率、及び中核事業の範囲を超えて複数の公益事業の総合的な供給への多角化追求を引き続き重視する予定である。

当グループは、500MWのグリーン・データ・センター・パークに電力供給を行うため、クライ・ヤング・エステートの大部分を、最大500MWの発電能力を有する大規模な太陽光発電施設として開発する予定である。これは、今後、より持続可能で再生可能なエネルギー・ソリューションへの投資を推進する当グループのシフトに沿ったものである。

 

・水道及び下水部門

ウェセックス・ウォーターの指定事業は、料金改定(以下「PR19」という)の4年目を迎え、規制当局と合意した投資コミットメントの実現に向けての取り組みを継続している。コストに対するインフレ圧力は、今後の料金収入によって補填される予定である。年金制度の積立不足に対する予測拠出額は、金利の上昇により大幅に減少する。また、ウェセックス・ウォーターは、より広い英国グループ内でのオーガニック・グロースのための低リスクの機会を探求し続けている。

 

・電気通信事業

2021年12月、デジタル・ナショナル・バーハッド(以下「DNB」という)がマレーシアの5Gホールセール・サービスをクラン・バレーで試験的に開始したことに合わせて、ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは5Gサービスを開始し、マレーシアで最初に顧客に5Gアクセスを提供する電話会社となった。無制限5Gと4Gデータを現在提供している当グループのYES #FirstTo5G及びInfiniteデータプラン、並びにInfiniteプラス・デバイス・プランにより、ユーザーは第5世代のワイヤレス・モバイル・テクノロジーを体験することができ、より高速なデータ速度、超低遅延、より信頼性の高いカバレッジ、大規模なネットワーク容量、より均一なユーザー・エクスペリエンスを提供する。ワイ・ティー・エル・コミュニケーションズは、DNBの5Gネットワークの展開と並行して、5Gサービスを国内の他の地域に拡大する予定である。DNBは声明の中で、2022年末に人口のほぼ50%の5Gカバレッジを達成し、目標の40%を上回ったと発表した。DNBは2023年末までに80%のカバレッジを達成する予定である。

このセグメントは、手頃な価格のデータプランを提供し続け、革新的な5Gサービスを提供することにより、パートナーシップとコラボレーションによって強化された加入者基盤の拡大を目指している。

 

・投資持株会社の活動

当グループは、ワイ・ティー・エル・グリーン・データ・センター・パークをクライ・ヤング・エステート内に開発中である。これは、オンサイトの再生可能太陽エネルギーを動力源に併用するマレーシア初のデータセンター・キャンパスとなる。この世界水準のグリーン施設を支えるため、当グループは現在までに、共同ロケーターとしてシー・リミテッドと提携してきた。同キャンパスは、高いエネルギー効率を達成するために、設計及び運用に革新的かつ持続可能なソリューションを取り込む予定である。同キャンパスは、同地域におけるハイパースケーラー及びコロケーションサービスの顧客からの、環境に優しく費用効率の高いデータセンター・ソリューションに対する需要の高まりに応えることが期待されている。

当グループはシー・リミテッドとコンソーシアムを組み、2022年4月にバンク・ネガラ・マレーシアからデジタル銀行の認可を取得した。この新たなベンチャーは、当グループとシー・リミテッドとの複数の相乗効果を活用することになり、マレーシアのデジタル変革の普及にさらに貢献するとともに、マレーシアにおける零細企業や中小企業(MSME)に加え、特に十分なサービスを受けていない国民及び銀行口座を持たない国民に、金融サービスへのアクセスを拡大することが可能になる。

 

当グループは、当グループの事業が本質的に不可欠なものであるため、当グループの事業セグメントの業績が堅調に推移していくものと予想しており、関連するリスクとすべての事業セグメントに係る影響を引き続き注視していく。

 

B5 利益予測

当グループは、当四半期会計期間において、利益予測又は利益保証を公表していない。

 

B6 当期利益

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2023年3月31日に終了した当四半期会計期間

 

2023年3月31日までの

当四半期累計期間

当期利益に影響する費用/(収益):

 

 

 

 

投資不動産の公正価値の調整額

 

(222)

 

(445)

投資有価証券の減損に対する引当金

 

1,708

 

1,708

債権の減損に対する引当金-戻入後

 

24,924

 

70,193

棚卸資産の評価減引当金繰入/(戻入)

 

14,690

 

(4,773)

契約コストの償却

 

268

 

746

繰延収益の償却

 

(2,842)

 

(11,951)

交付金及び拠出金の償却

 

(1,390)

 

(4,138)

無形資産の償却

 

15,527

 

49,847

有形固定資産の減価償却費

 

326,911

 

1,134,673

使用権資産の減価償却費

 

51,450

 

151,022

受取配当金

 

(760)

 

(2,902)

金融資産の公正価値の変動

 

(8,501)

 

(7,039)

為替差益

 

(112,421)

 

(105,804)

支払利息

 

619,084

 

1,676,174

受取利息

 

(39,404)

 

(88,358)

関連会社処分(益)/損純額

 

(16)

 

1,042

有形固定資産処分益純額

 

(6,473)

 

(13,942)

有形固定資産評価損

 

1,493

 

4,989

関連会社の減損に対する引当金(戻入)/繰入

 

(3)

 

269

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間及び累計期間において、上記項目以外には、投資収益、債権の償却、不動産の処分損益、資産の減損並びに特別項目はなかった。

 

B7 法人税等

法人税等の内訳は、以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

2023年3月31日に終了した当四半期会計期間

 

2023年3月31日までの

当四半期累計期間

当期に関する

 

 

 

 

 -法人所得税

 

165,874

 

349,633

 -繰延税金

 

(9,524)

 

(22,995)

 

 

156,350

 

326,638

 

 

 

 

 

 

当四半期会計期間において、当グループの実効税率は、マレーシアの法定所得税率を下回っており、これは主に異なる税務管轄の対象となる所得によるもので、税務上損金算入できない特定の費用により一部相殺された。

 

B8 当グループにおける計画

公表されているが完了していない計画

本報告書日現在、当社が公表しているが完了していない計画はなかった。

 

B9 当グループの借入金及び負債証券

2023年3月31日現在、当グループの借入金及び負債証券は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

 

 

担保付

 

無担保

 

合計

流動

 

 

 

 

 

 

銀行引受手形及びトレード・ファシリティ

 

 

4,754

 

4,754

当座借越

 

 

59,807

 

59,807

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

1,323

 

 

1,323

リボルビング信用枠

 

 

2,707,773

 

2,707,773

ターム・ローン

 

 

1,976,124

 

1,976,124

社債

 

 

2,656,325

 

2,656,325

 

 

1,323

 

7,404,783

 

7,406,106

非流動

 

 

 

 

 

 

ハイヤー・パーチェス・クレディター

 

5,470

 

 

5,470

リボルビング信用枠

 

245,975

 

2,449,591

 

2,695,566

ターム・ローン

 

1,839,787

 

12,467,309

 

14,307,096

社債

 

 

20,695,580

 

20,695,580

 

 

2,091,232

 

35,612,480

 

37,703,712

 

 

 

 

 

 

 

借入金合計

 

2,092,555

 

43,017,263

 

45,109,818

 

 

 

 

 

 

 

 

上記に含まれている外貨建借入金は以下の通りである。

 

 

 

外貨

 

マレーシア・リンギット

換算額

 

 

(単位:千)

 

(単位:千)

米ドル

 

617,413

 

2,722,174

シンガポール・ドル

 

1,705,344

 

5,666,688

英ポンド

 

3,086,579

 

16,871,549

日本円

 

18,370,470

 

610,065

タイ・バーツ

 

1,948,138

 

251,923

オーストラリア・ドル

 

491,394

 

1,455,706

ユーロ

 

234

 

1,125

 

 

 

 

27,579,230

 

 

 

 

 

 

当社によって保証されている子会社による借入金590.4百万マレーシア・リンギット、220.0百万米ドル、79.4百万英ポンド、80億円及び0.8百万ユーロを除いて、その他の子会社の借入金はすべて当社に対する償還請求権はない。

 

B10 デリバティブ金融商品、金融負債の公正価値の変動

(a)デリバティブ金融商品

2023年3月31日現在、当グループにおける未決済のデリバティブは以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

デリバティブの種類

 

契約上の名目元本

 

公正価値

燃料油スワップ

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,222,338

 

(59,046)

 -1年から3年

 

142,663

 

(4,183)

 -3年超

 

 

為替先渡取引

 

 

 

 

 -1年未満

 

1,721,865

 

(61,825)

 -1年から3年

 

228,528

 

(7,904)

 -3年超

 

 

 

 

 

 

 

 

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い燃料の購入予定取引をヘッジする目的で燃料油スワップを締結した。燃料油スワップは、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

当グループは、将来の様々な日に発生することが予想される、蓋然性の高い外貨建予定取引をヘッジする目的で為替先渡取引を締結した。為替先渡取引は、これらの取引の予想発生時期に合わせた満期日を設定している。

すべてのデリバティブ金融商品は、当グループの信用リスクのエクスポージャーを制限する目的で信用力のある相手先との間で実行される。

 

(b)金融負債の公正価値の変動

2023年3月31日に終了した会計期間における金融負債の公正価値の変動による利得は以下の通りである。

 

(単位:千マレーシア・リンギット)

金融負債の種類

公正価値測定の

基準

利得の理由

公正価値による利得

2023年3月31日

に終了した

当四半期会計期間

2023年3月31日までの当四半期累計期間

為替先渡取引

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差

契約レートと先渡相場レートとの為替レート差が当グループに対し有利に変動した。

15

 

 

合計

15

 

 

 

 

 

 

B11 重要な訴訟

直近の財政状態計算書の日付現在、係争中の重要な訴訟はなかった。

 

B12 配当金

当四半期会計期間において、宣言された配当金はない。

 

B13 1株当たり利益

(i) 基本的1株当たり利益

当グル-プの基本的1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する四半期会計期間/累計期間純利益を四半期会計期間/累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 



 

2023年3月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2022年3月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2023年3月31日に終了した

9ヶ月間

(累計)

 

2022年3月31日に終了した

9ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

414,143

 

414,611

 

547,672

 

521,870

加重平均普通株式数(千株)

10,964,086

 

10,964,088

 

10,964,086

 

10,964,087

基本的1株当たり利益(セン)

3.78

 

3.78

 

5.00

 

4.76

 

 

 

 

 

 

 

 

(ⅱ) 希薄化後1株当たり利益

当グル-プの希薄化後1株当たり利益は、以下の通りに親会社の所有者に帰属する四半期会計期間/累計期間純利益を四半期会計期間/累計期間の期中加重平均発行済普通株式数で除して計算されている。

 

 

2023年3月31日に終了した

当四半期

会計期間

 

2022年3月31日に終了した

前年同四半期

会計期間

 

2023年3月31日に終了した

9ヶ月間

(累計)

 

2022年3月31日に終了した

9ヶ月間

(累計)

親会社の所有者に帰属する利益(千マレ-シア・リンギット)

414,143

 

414,611

 

547,672

 

521,870

調整後加重平均普通株式数
-希薄化後(千株)

 

 

 

 

 

 

 

加重平均普通株式数-基本的

10,964,086

 

10,964,088

 

10,964,086

 

10,964,087

未行使の従業員株式オプション制度の影響

38,695

 

33,936

 

38,695

 

52,789

 

11,002,781

 

10,998,024

 

11,002,781

 

11,016,876

希薄化後1株当たり利益(セン)

3.76

 

3.77

 

4.98

 

4.74

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未行使のESOS(従業員株式オプション制度)のオプションがすべて行使された場合に受け取る見込みの現金合計は、159.2百万マレ-シア・リンギットである。よって、プロフォ-マ・ベ-スの純資産は159.2百万マレ-シア・リンギット増加し、1株当たり純資産は0.01マレ-シア・リンギットの減少となる。希薄化後1株当たり利益、純資産及び1株当たり純資産の計算において、現金受取額に関して計上された利益はない。

 

 

取締役会の命により

ホ-・セイ・ケン

秘書役

 

クアラルンプ-ル

日付:2023年5月25日