第6【経理の状況】

a 本書記載のメディシノバ・インク及び連結子会社(以下「当社」という。)の邦文の連結財務書類は、米国における諸法令及び一般に公正妥当と認められる会計原則に準拠して作成された本書記載の原文の連結財務書類(米国証券取引委員会(SEC)に提出されたForm 10-K)(以下「原文の連結財務書類」という。)を翻訳したものであります。当社の連結財務書類の日本における開示については、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)第131条第1項の規定を適用しております。

 なお、日本と米国との会計処理の原則及び手続並びに表示方法の主要な差異については、第6の4「日本と米国との会計原則の相違」に記載しております。

 

b 2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度に関する原文の連結財務書類は、米国における独立登録会計事務所であるBDO USA, LLPにより監査を受けております。その監査報告書及び同意書の原文及び訳文は本書に掲載しております。

 また、当社の連結財務書類には、金融商品取引法施行令(昭和40年政令第321号)第35条の規定に基づき「財務諸表等の監査証明に関する内閣府令」(昭和32年大蔵省令第12号)第1条の3の規定が適用されるため、日本の公認会計士又は監査法人による監査は必要とされておりません。

 

c 邦文の連結財務書類には、原文の連結財務書類中の米ドル表示の金額のうち主要なものについて円換算額を併記しております。日本円への換算には、2019年5月31日現在の株式会社三菱UFJ銀行の対顧客電信直物売買相場の仲値、1米ドル=109.36円の為替レートを使用しています。

 

d 日本円及び第6の2から4までの事項は原文の連結財務書類には記載されておらず、当該事項における原文の連結財務書類への参照事項を除き、上記bの監査の対象になっておりません。


1【連結財務書類】

(1) 連結貸借対照表

 

 

 

2018年12月31日現在

 

2017年12月31日現在

 

米ドル

 

米ドル

資産

 

 

 

流動資産:

 

 

 

現金及び現金同等物

62,313,418

 

27,991,743

前払費用及びその他の流動資産

444,942

 

336,580

流動資産合計

62,758,360

 

28,328,323

のれん

9,600,240

 

9,600,240

仕掛研究開発費(IPR&D)

4,800,000

 

4,800,000

JV投資

 

616,657

有形固定資産(純額)

53,134

 

62,886

その他の長期資産

10,958

 

10,958

資産合計

77,222,692

(8,445,074千円)

 

43,419,064

(4,748,309千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

負債及び株主資本

 

 

 

流動負債:

 

 

 

買掛債務

616,753

 

1,520,225

未払債務

1,575,161

 

1,360,744

流動負債合計

2,191,914

 

2,880,969

長期繰延賃料及びリース負債

27,211

 

繰延税金負債

201,792

 

201,792

長期繰延収益

1,694,163

 

1,694,163

負債合計

4,115,080

(450,025千円)

 

4,776,924

(522,404千円)

契約債務及び偶発債務

 

 

 

株主資本:

 

 

 

普通株式 額面0.001米ドル

  授権株式数

2018年及び2017年12月31日現在 100,000,000株

  発行済株式数

2018年12月31日現在  42,081,306株

2017年12月31日現在  36,452,893株

42,081

 

36,453

払込剰余金

429,289,968

 

380,156,510

その他の包括損失累計額

△93,150

 

94,623

累積欠損

△356,131,287

 

341,456,200

株主資本合計

73,107,612

(7,995,048千円)

 

38,642,140

(4,225,904千円)

負債及び株主資本合計

77,222,692

(8,445,074千円)

 

43,419,064

(4,748,309千円)

 

 

 

 

 

添付の連結財務書類の注記を参照のこと。


(2) 連結損益及び包括利益計算書

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

2018年

 

2017年

 

2016年

 

米ドル

 

米ドル

 

米ドル

営業費用:

 

 

 

 

 

 研究開発及びパテント費

5,625,814

 

4,223,746

 

3,519,172

 一般管理費

9,961,012

 

8,803,347

 

7,362,662

営業費用合計

15,586,826

 

13,027,093

 

10,881,834

営業損失

△15,586,826

 

△13,027,093

 

△10,881,834

その他の費用(純額)

△22,894

 

△25,601

 

△47,038

受取利息

939,909

 

145,508

 

66,647

税引前当期純損失

△14,669,811

 

△12,907,186

 

△10,862,225

法人所得税等

△5,276

 

1,744,050

 

△3,754

当社株主に帰属する当期純損失

△14,675,087

(△1,604,868千円)

 

△11,163,136

(△1,220,801千円)

 

△10,865,979

(△1,188,303千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本及び希薄化後1株当たり当期純損失

△0.36

(△39.37円)

 

△0.32

(△35.00円)

 

△0.33

(△36.09円)

基本及び希薄化後1株当たり当期純損失の計算に

使用した株式数

41,124,909

 

35,137,028

 

32,986,740

当社株主に帰属する当期純損失

△14,675,087

 

△11,163,136

 

△10,865,979

その他の包括利益(税引後):

 

 

 

 

 

 為替換算調整勘定

1,473

 

1,377

 

6,765

包括損失

△14,673,614

(△1,604,706千円)

 

△11,161,759

(△1,220,650千円)

 

△10,859,214

(△1,187,564千円)

 

 

 

 

 

 

 

添付の連結財務書類の注記を参照のこと。


(3) 連結株主資本等変動計算書

 

 

優先株式

 

普通株式

 

払込剰余金

 

 

その他の包括利益

(損失)

累計額

 

累積欠損

 

株主資本合計

 

株式数

 

金額

 

株式数

 

金額

 

金額

 

 

金額

 

金額

 

金額

 

 

米ドル

 

 

米ドル

 

米ドル

 

 

米ドル

 

米ドル

 

米ドル

2015年12月31日残高

220,000

 

2,200

 

29,956,495

 

29,957

 

352,250,667

 

 

102,765

 

319,427,085

 

32,752,974

株式に基づく報酬費用

-

 

-

 

-

 

-

 

3,972,533

 

 

-

 

-

 

3,972,533

従業員株式購入プランにおける

普通株式発行

-

 

-

 

26,650

 

27

 

87,702

 

 

-

 

-

 

87,729

ATM新株購入及び販売代理契約における普通株式発行(発行費用控除後)

-

 

-

 

36,248

 

36

 

159,493

 

 

-

 

-

 

159,529

優先株式の普通株式への転換

220,000

 

2,200

 

2,200,000

 

2,200

 

-

 

 

-

 

-

 

-

オプション行使による普通株式発行

-

 

-

 

172,585

 

173

 

829,353

 

 

-

 

-

 

829,526

ワラント行使

-

 

-

 

2,131,700

 

2,132

 

7,586,720

 

 

-

 

-

 

7,588,852

当期純損失

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

-

 

10,865,979

 

10,865,979

為替換算調整勘定

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

6,765

 

-

 

6,765

2016年12月31日残高

-

 

-

 

34,523,678

 

34,525

 

364,886,468

 

 

96,000

 

△330,293,064

 

34,531,929

株式に基づく報酬費用

-

 

-

 

-

 

-

 

4,474,945

 

 

-

 

-

 

4,474,945

従業員株式購入プランにおける

普通株式発行

-

 

-

 

15,153

 

15

 

77,304

 

 

-

 

-

 

77,319

ATM新株購入及び販売代理契約における普通株式発行(発行費用控除後)

-

 

-

 

1,689,436

 

1,689

 

9,889,626

 

 

-

 

-

 

9,891,315

オプション行使による普通株式発行

-

 

-

 

105,579

 

105

 

425,908

 

 

-

 

-

 

426,013

ワラント行使

-

 

-

 

119,047

 

119

 

402,259

 

 

-

 

-

 

402,378

当期純損失

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

-

 

△11,163,136

 

△11,163,136

為替換算調整勘定

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

1,377

 

-

 

1,377

2017年12月31日残高

-

 

-

 

36,452,893

 

36,453

 

380,156,510

 

 

94,623

 

△341,456,200

 

38,642,140

株式に基づく報酬費用

-

 

-

 

-

 

-

 

6,330,305

 

 

-

 

-

 

6,330,305

従業員株式購入プランにおける

普通株式発行

-

 

-

 

7,094

 

7

 

51,002

 

 

-

 

-

 

51,009

公募による普通株式発行(発行費用控除後)

-

 

-

 

4,545,928

 

4,546

 

38,468,425

 

 

-

 

-

 

38,472,971

ATM新株購入及び販売代理契約における普通株式発行(発行費用控除後)

-

 

-

 

200,000

 

200

 

1,514,905

 

 

-

 

-

 

1,515,105

オプション行使による普通株式発行

-

 

-

 

125,391

 

125

 

407,071

 

 

-

 

-

 

407,196

ワラント行使

-

 

-

 

750,000

 

750

 

2,361,750

 

 

-

 

-

 

2,362,500

当期純損失

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

-

 

△14,675,087

 

△14,675,087

為替換算調整勘定

-

 

-

 

-

 

-

 

-

 

 

1,473

 

-

 

1,473

2018年12月31日残高

-

 

-

 

42,081,306

 

42,081

 

429,289,968

 

 

△93,150

 

△356,131,287

 

73,107,612

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

添付の連結財務書類の注記を参照のこと。


(4) 連結キャッシュ・フロー計算書

 

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

2018年

 

2017年

 

2016年

 

 

米ドル

 

米ドル

 

米ドル

営業活動:

 

 

 

 

 

 

当期純損失

 

△14,675,087

 

△11,163,136

 

△10,865,979

当期純損失から営業活動により生成された(使用された)現金(純額)への調整:

 

 

 

 

 

 

 非現金の株式に基づく報酬費用

 

6,330,305

 

4,474,945

 

3,972,533

 減価償却費及び償却費

 

25,881

 

28,098

 

14,127

 その他の包括利益の増減に係る税効果

 

 

 

△1,901

 JV投資損益

 

△19,867

 

1,673

 

32,139

営業資産及び負債の変動:

 

 

 

 

 

 

 未収金、前払費用及びその他の資産

 

△111,682

 

242,064

 

175,495

 買掛債務、未払債務及びその他の流動負債

 

△663,671

 

1,246,630

 

127,373

 繰延税金負債、繰延収益及びその他の長期負債

 

 

△1,754,208

 

営業活動によるキャッシュ・フロー(純額)

 

△9,114,121

 

△6,923,934

 

△6,546,213

投資活動:

 

 

 

 

 

 

合弁会社の解散に伴う収入

 

636,524

 

 

有形固定資産の取得

 

△10,200

 

 

84,483

投資活動によるキャッシュ・フロー(純額)

 

626,324

 

 

△84,483

財務活動:

 

 

 

 

 

 

普通株式の発行並びにストック・オプション及び

ワラントの行使による収入(発行費用控除後)

 

42,757,772

 

10,719,707

 

8,577,907

従業員株式購入プランに基づく株式の発行による

収入

 

51,009

 

77,319

 

87,729

財務活動によるキャッシュ・フロー(純額)

 

42,808,781

 

10,797,026

 

8,665,636

現金に係る換算差額

 

691

 

614

 

6,348

現金及び現金同等物の増減額

 

34,321,675

 

3,873,706

 

2,041,288

現金及び現金同等物の期首残高

 

27,991,743

 

24,118,037

 

22,076,749

現金及び現金同等物の期末残高

 

62,313,418

 

27,991,743

 

24,118,037

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャッシュ・フローに係る追加情報:

 

 

 

 

 

 

法人税等支払額

 

6,005

 

9,203

 

6,035

 

 

添付の連結財務書類の注記を参照のこと。


(5) 連結注記表

 

1 組織及び重要な会計方針の概要

 

組織と事業

当社は、2000年9月にデラウェア州に設立され現在は公開企業です。当社の株式は米国及び日本で上場され、ナスダック・グローバル市場及び東京証券取引所のジャスダック市場において売買されています。当社は、米国市場に商業的な重点を置き、医療ニーズが満たされていない重篤な疾病治療を対象とした新規性のある低分子治療法の開発に特化したバイオ医薬品会社です。当社は現在、進行型多発性硬化症(MS)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)、変性性頸椎脊椎症(DCM)及びグリオブラストーマ(神経膠芽腫)並びにメタンフェタミン(覚醒剤)、オピオイド(麻薬)及びアルコール依存症といった薬物依存症・中毒の神経系疾患治療を適応とするMN-166(イブジラスト)、並びに非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)や特発性肺線維症(IPF)をはじめとする線維症の治療を適応とするMN-001(タイペルカスト)の開発に注力しています。当社のパイプラインには、この他にも気管支喘息急性発作の治療を適応とするMN-221(ベドラドリン)及び固形癌の治療を適応とするMN-029(デニブリン)が含まれます。

 

2018年12月31日現在、当社の現金及び現金同等物は62.3百万米ドル、運転資本は60.6百万米ドルでした。

 

連結の原則

当連結財務書類は、メディシノバ・インク及びその完全所有子会社の勘定を含んでおります。連結会社間取引及び子会社投資勘定はすべて、連結に当たり相殺消去されています。

 

セグメント情報

当社は医療ニーズが満たされていない重篤な疾病治療を対象とした低分子治療法の獲得及び開発という単一の事業セグメントにより事業を展開しています。

 

見積りの使用

添付の連結財務書類は、米国で一般に公正妥当と認められる会計原則(以下「米国会計基準」という。)に準拠して作成されています。米国会計基準に準拠した連結財務書類を作成するために、経営者は、財務書類作成日現在の資産・負債の計上額及び偶発資産・負債の開示、並びに報告期間における費用計上額に影響を与える見積り及び仮定を行わなければなりません。実際の結果は、これらの見積りとは異なることもあり得ます。

現金及び現金同等物

現金及び現金同等物は、現金並びに取得日後3ヶ月以内に満期日が到来する容易に換金可能なその他の投資で構成されております。2018年及び2017年12月31日現在の現金同等物は、マネー・マーケット・ファンドです。

集中と信用リスク

当社は資金を複数の金融機関に保有しており、それらの残高は連邦預金保険公社により保護される250,000米ドルを通常は超えています。当社はまたマネー・マーケット・ファンドを複数の金融機関に保有しており、その主な運用先が米国政府証券ではあるものの、それらに対する政府の保護はありません。当社はこれまでそれらの口座でいかなる損失も被ったことはなく、経営者は、そうした現金及び現金同等物に関する重要な信用リスクを当社は負っていないと考えています。

金融商品の公正価値

当社の現金及び現金同等物、前払費用及びその他の流動資産並びに買掛債務及び未払債務を含む金融商品は取得原価で計上していますが、これらの金融商品は満期までの期間が短いことから、経営者は、当該取得原価を公正価値に近似する金額であると考えています。

のれん及び買入無形資産

当社はのれん及びその他の無形資産を取得時の当該資産の公正価値により計上しています。取得資産の公正価値を評価するに際して当社は、詳細な会計上の見積りと判断に基づき購入対価を、取得した有形固定資産及び無形資産純額の公正価値に配分しています。当社は取得した無形資産の価値を見積るにあたってDCF法を使っています。

 

当社はのれん及び耐用年数を確定できない無形資産については、毎年第4四半期中、又は減損の兆候が認められる場合はより高い頻度で、公正価値評価の技法により減損テストを行っています。減損評価は、当社が単一セグメントかつ単一報告単位で運営されていると仮定して実施しております。減損が発生した場合、のれんの帳簿価額に対して公正価値までの評価減を行います。のれんの減損テストでは、報告単位の公正価値がその帳簿価額を下回る確率が高いか否かを判断するにあたって、定性的情報を考慮することが求められています。仮に下回る確率が高いと判断された場合には、従来通り、2段階ののれんの減損テストが適用されます。まず第1段階では、潜在的な減損を識別するため、報告単位の公正価値とのれんを含む帳簿価額を比較します。報告単位の帳簿価額が公正価値を超える場合、第2段階のテストを行う必要がありますが、超えていない場合には潜在的な減損は存在しないことになるため、これ以上のテストは不要です。第2段階では、減損損失の額を測定するため、報告単位ののれんの想定公正価値と帳簿価額を比較します。報告単位ののれんの帳簿価額が想定公正価値を超える場合、その超過額が減損損失として認識されます。なお当社の財務書類に表示された全ての期間について、のれんの減損は発生していません。

 

当社は長期性資産の帳簿価額及び耐用年数を決定するにあたって当初採用した仮定や論拠について、定期的に再評価を行っています。これらの評価に用いられる規準には、当社の事業目的における無形資産の戦略的重要性だけでなく、資産が将来にわたって営業活動による利益とキャッシュ・フローを生み出す継続的な能力についての経営者による見積りが含まれます。もし資産が減損していると認められた場合、当該資産の帳簿価額が公正価値を上回る金額が減損損失として認識されます。なお当社の財務書類に表示された全ての期間について、長期性資産の減損は発生していません。

 

研究開発及びパテント費

研究開発費は発生した期に費用計上しており、主に従業員の給料その他の人件費、施設費及び減価償却費、研究開発用の部材費、ライセンス費用及び外注業者への業務委託料などが含まれます。2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度における研究開発費の総額は、それぞれ5.3百万米ドル、3.9百万米ドル及び3.1百万米ドルでした。

 

特許の出願及び特許化を目指すための費用は、回収可能性が不確実なため発生時に全額費用計上しています。当社は、特許の出願に関連する全ての外部費用を研究開発及びパテント費に含めています。2018年及び2017年12月31日に終了した各事業年度におけるパテント関連費用の総額は、共に0.3百万米ドルで、2016年12月31日に終了した事業年度においては0.4百万米ドルでした。

 

株式に基づく報酬費用

当社はストック・オプションの公正価値を、付与日現在において、ブラック=ショールズ・オプション評価モデルを用いて見積っています。当社は、確定すると見込まれる資本性金融商品の公正価値を認識し、株式に基づく報酬を得るために必要な勤務期間(通常3年から4年)にわたり定額法により償却しています。但し、当社の株式報酬制度の下では、取締役会が妥当と考える権利確定スケジュールを設定することが可能です。権利の失効は発生時に認識されます。


1株当たり純損失

当社は基本1株当たり純損失を、自己株式を除いた発行済普通株式の期中加重平均株式数で除して計算しています。希薄化後1株当たり純損失は、自己株式を除いた発行済普通株式及び潜在的に希薄化効果を有する証券(以下「普通株式同等物」という。)の期中加重平均株式数で除して計算しております。自己株式方式により決定される発行済普通株式同等物は、当社におけるストック・オプションの取決め及びワラントに基づき発行される可能性のある株式より構成されます。普通株式同等物は逆希薄化効果があるため、当社の財務書類に表示された全ての期間について希薄化後1株当たり純損失の計算から除外されています。

 

逆希薄化効果があるため、当社の財務書類に表示された全ての期間について希薄化後1株当たり純損失の計算から除外した潜在的に希薄化効果を有する証券は、以下の通りであります。

 

 

 

 

12月31日現在

(株)

 

 

 

2018

 

2017

 

2016

ストック・オプション

 

 

6,609,647

 

5,514,038

 

4,432,017

ワラント

 

 

-

 

750,000

 

1,067,067

合計

 

 

6,609,647

 

6,264,038

 

5,499,084

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新会計基準の公表

2017年5月、米国財務会計基準審議会(以下「FASB」という。)は「報酬―株式報酬(Topic 718): 条件変更の会計処理の範囲」(ASU No. 2017-09)を公表しました。本指針は、株式に基づく報酬の契約条件に変更があった場合、どのような場合に条件変更の会計処理を行わなければならないかを明確にしたものです。企業は、株式に基づく報酬の価値、権利確定条件あるいは報酬の分類に変更があった場合に、条件変更の会計処理について定められた指針を適用します。本指針は、当社においては2018年1月1日から開始する会計年度及び期中報告期間から適用されます。本指針は早期適用も認められていますが、適用開始日以降に変更された報酬に対して将来に向かって適用されます。当社は本指針を2018年度から適用していますが、適用開始時における当社の連結財務書類に与える影響は軽微であります。

 

2014年5月、FASBは「顧客との契約から生じる収益」(ASU No. 2014-09)を公表しました。本基準及び関連する修正は、顧客との契約から生じる収益の会計処理に対する単一のモデルを提供するもので、これに伴い従前の収益認識基準(業種別の収益認識基準を含む)は廃止されます。従前の収益認識基準では、リスクと経済価値が顧客に移転したときに収益を認識するとされてきましたが、新たな収益認識モデルでは、財又はサービスの支配が顧客に移転したときに収益を認識することをコア原則としています。本基準の適用にあたっては、表示される過去の各報告期間すべてに遡及適用する方法、又は本基準を遡及適用することによる累積的影響額を適用開始年度に認識する方法(以下「修正遡及移行法」という。)のいずれかを選択することが認められています。当社は、修正遡及移行法により2018年1月1日付けで本基準の適用を開始しています。なお、過去にキッセイ薬品工業株式会社と締結した契約への影響はありません。本件に関する詳細情報につきましては、「2 収益認識」を参照願います

 

2016年2月、FASBは「リース」(ASU No. 2016-02)を公表しました。本基準により借手は、従前の基準においてオペレーティング・リースとして区分されてきたリースについて、リース資産及びリース債務を認識することになります。この新基準により確立された使用権(ROU)モデルによれば、借手はリース期間が12ヶ月を超えるリースすべてについて、使用権資産とリース債務を貸借対照表に計上することが義務付けられます。本基準は、2018年12月16日以降に開始する事業年度及び当該事業年度の期中会計期間より適用されますが、早期適用も認められています。当社は、2件の建物賃貸借契約と複数のコピー機に係るリース契約を本基準に基づくリースとして識別いたしました。本基準が当社の損益計算書に与える影響は軽微と予想される一方で、貸借対照表に与える影響につきましては、現在数値化作業を行なっています。当社は修正遡及移行法を選択し、2019年1月1日より本基準の適用を開始する予定です。

 

2017年1月、FASBは「無形資産―のれん及びその他」(ASU No. 2017-04)を公表し、定量的なのれんの減損テストから第2段階のプロセスを削除しました。第2段階のプロセスは、のれんの減損が発生している場合の減損損失を算定するにあたり、先ず報告単位に係るのれんの想定公正価値を算定したうえで、これを報告単位に係るのれんの帳簿価額と比較することを要求するものでした。新たな指針では、企業は、報告単位の公正価値をその帳簿価額と比較する第1段階のプロセスのみの定量的なテストを行い、報告単位の(のれんを含む)帳簿価額がその公正価値を超過した場合、その超過額を減損損失とすることになりました。ただし減損損失の額が、当該報告単位に配分されたのれんの総額を上回ることはできません。本基準は、2020年度第1四半期より適用開始されますが、測定日が2017年1月2日以降ののれんの減損テストに早期適用することも認められています。また本基準は将来に向かって適用されます。当社は本基準を2018年12月31日付けで行った減損テストから早期適用しています。当社の年次減損テストは、定性的アプローチを用いて行なわれたため、本指針の早期適用が当社の減損テストの結果に影響を与えることはありませんでした。

 

2018年8月、FASBは「公正価値測定(Topic 820)」(ASU No. 2018-13)を公表しました。本ASUは、公正価値測定の開示に関する要求の一部を削除、追加および修正するものです。修正後の基準では、公正価値ヒエラルキーのレベル3に区分される経常的な公正価値測定について、純損益に含まれている未実現損益の変動に関する開示要求が削除される一方で、レベル3に区分される経常的な公正価値測定について、未実現損益の変動をその他の包括利益に含めることが要求されています。さらに、レベル3に区分される経常的及び非経常的な公正価値測定について、重大な観察可能でないインプットを設定するにあたって使用した値の範囲及び加重平均値並びに加重平均値の計算方法の開示が要求されています。本改訂は、2019年12月16日以降に開始する事業年度及び当該事業年度の期中会計期間より適用されますが、早期適用も認められています。本基準の適用は、当社の連結財務書類に重要な影響を与えることはないものと見込んでいます。

 

2 収益認識

収益の計上基準

収益は主に顧客との契約に従って履行される研究開発に係る役務によって構成されています。当社は各契約において独立した履行義務を評価し、当該役務について見積った独立販売価格を考慮しつつ取引価格を各履行義務に配分し、このような義務が一定の期間にわたりもしくは一時点で充足された時点で、かつ次の要件のいずれかを満たした場合に、収益を計上しています。

(1) 顧客が、供給業者の履行によって提供される経済的便益を、同時に受け取って消費する。

(2) 供給業者が、顧客が支配する資産を創出するかまたは増価させる。

(3) 供給業者の履行が、供給業者が他に転用できる資産を創出せず、かつ、供給業者が現在までに完了した履行に対する支払を受ける強制可能な権利を有している。

キッセイ薬品工業株式会社

2011年10月、当社は、2.5百万米ドルの払戻不要な前払い一時金を対価として、キッセイ薬品工業株式会社(以下「キッセイ薬品」という。)との間でMN-221(ベドラドリン)に関連して研究開発を実施する提携契約を締結いたしました。本契約の条項に従い、当社は、本研究開発の実施に関連して生じる一切の費用を負担します。当社は本研究開発に関わる役務を基準書に従って評価した結果、当該役務は、ASC 606の適用範囲外であるASC 808に従った提携契約(collaborative arrangement)の定義を満たすものと判断いたしました。ただし提携契約の認識・測定につきましては、ASC 808は指針を提供していないため、ASC 606を類推適用しております。

 

当社は、本契約には2つの独立した履行義務があるものとして結論付けました。取引価格は、当該2つの独立した履行義務とみなされる研究開発に対して、各義務に関連して生じるコストに基づき配分しました。当社は契約開始時に対価を前受けしていますが、当時の両当事者は、本契約が1年以内に完了するものと想定していたため、契約開始日において重大な金融要素は存在しないものとされました。収益は、各履行義務に係る役務提供期間中に発生が予想される総コストに対する比率に応じて計上しています。第一回臨床試験は2013年に完了しましたが、第二回臨床試験の開始時期は、2018年12月31日時点で未定であります。なおキッセイ薬品から受領した一時金から収益計上額を控除した金額は、貸借対照表上で長期繰延収益として計上されており、今後は残りの履行義務の充足に応じて収益に振り替えられます。2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度においてキッセイ薬品との提携契約に関連して認識された収益はありません。

 

3 公正価値の測定

公正価値とは、市場参加者間の秩序ある取引において、資産の売却により受け取るであろう価格又は負債を移転するために支払うであろう価格、すなわち出口価格を指します。従って公正価値は、市場参加者が資産又は負債の価格付けを行う際に用いるであろう仮定に基づいて決定される市場を基礎とした測定値です。このような仮定を考慮する基礎として、公正価値ヒエラルキーを下記の3つのレベルに分類することにより、公正価値を測定する際に用いるインプットの優先順位づけを行っています。

 

レベル1: 活発な市場における相場価格のような観察可能なインプット

レベル2: 活発な市場における類似の資産・負債の相場価格、或いは測定日前後では活発でない市場における同一又は類似の資産・負債の相場価格によるインプット

レベル3: 市場データが皆無あるいはほとんどないため観察可能でないインプットであり、報告企業による独自の仮定が要求される。

 

マネー・マーケット・アカウントを含む現金同等物の2018年及び2017年12月31日現在の残高それぞれ677,594米ドル及び666,265米ドルは公正価値により測定されており、レベル1に分類されます。

 

4 貸借対照表の詳細

有形固定資産

有形固定資産(純額)は以下の項目により構成されています。

 

12月31日現在

 

2018

 

2017

 

米ドル

 

米ドル

建物附属設備

16,121

 

15,742

器具備品

235,095

 

233,441

ソフトウェア

285,446

 

285,418

 

536,662

 

534,601

減価償却累計額

△483,528

 

471,715

有形固定資産(純額)

53,134

 

62,886

 

 

 

 

 

当社は減価償却費の認識にあたり耐用年数3年から5年の定額法を採用しています。2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度において計上した有形固定資産の減価償却費は、それぞれ25,881米ドル、28,098米ドル及び14,127米ドルでした。


未払債務

未払債務は以下の項目により構成されています。

 

12月31日現在

 

2018

 

2017

 

米ドル

 

米ドル

未払給与

1,137,869

 

952,470

研究開発費

226,597

 

122,665

専門家報酬

18,763

 

144,105

その他

191,932

 

141,504

未払債務合計

1,575,161

 

1,360,744

 

 

 

 

 

5 契約債務及び偶発債務

リース取引

当社は2021年12月を満期とする当初期間4年1ヶ月のオペレーティング・リース契約により、オフィスをサブリースしています。2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度の支払リース料はそれぞれ229,613米ドル、254,593米ドル及び256,314米ドルでした。最低リース料総額と支払リース料総額の定額法による認識額との差額は繰延賃料として計上されています。2018年及び2017年12月31日現在の繰延賃料はそれぞれ24,762米ドル及び253米ドルでした。

 

2018年12月31日現在、当社の解約不能な建物及びコピー機のリースに係る2019年度以降の各年度における最低リース料総額は、以下の通り見積られています。

 

12月31日に終了する事業年度

米ドル

2019

182,847

2020

144,234

2021

149,951

2022

1,532

2023

1,404

最低リース料総額合計

479,968

 

 

 

製造物責任

当社の事業は製品候補による製造物責任のリスクに晒されています。製造物責任に関する個別又は一連の請求に対して、成功裡に防御することができない場合、当社は多大な賠償責任を負い、かつ経営者が本来の事業運営に集中できなくなる可能性があります。当社は受諾可能な条件で保険契約を維持できなくなるか、あるいは製造物責任に関する請求に対して保険による補償が十分にできなくなる可能性があります。もし利用可能であったとしても、当該製造物責任保険が潜在的な賠償請求を補償できなければ、当社はそのような賠償請求に対するリスクに対して自家保険せざるを得なくなります。当社は製造物責任に対して合理的に考えて十分な補償が得られる保険に加入しているものと考えています。

 

ライセンス及び研究開発契約

当社は複数の製薬会社とライセンス導入契約を締結しています。これらの契約条項に従い、当社は特定の特許権を得ている又は特許権出願中の研究開発、ノウハウ及び技術のライセンスを取得しています。これらの契約では当社は通常、契約一時金を支払い、更にマイルストーンを達成した時点で追加の支払いを要求されます。当社はまた将来の販売に対し、販売開始後、特許権の期限満了日又は該当する市場独占権の最終日のいずれか遅い時まで、国ごとに計算したロイヤリティを支払うことが義務付けられております。

 

これらの契約上の費用は、2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した事業年度においてはありませんでした。現在開発中の製品について、MN-166(イブジラスト)及びMN-001(タイペルカスト)の製品開発に基づく将来の潜在的なマイルストーン支払額は、2018年12月31日現在において10.0百万米ドルであります。また、その他すべての製品について、開発マイルストーン及び商業化マイルストーンに関する将来の潜在的なマイルストーン支払額は、2018年12月31日現在において合計で33.5百万米ドルになります。なお、いかなるライセンス契約においても、最低ロイヤリティが要求される条項を含むものはありません。かかる支払いは当社の製品開発プログラムの進捗度合に依存するため、これらのマイルストーンの支払いの発生時期を確実に見積ることはできません。

 

法的手続

当社は随時、通常の事業過程において生じる法的手続や賠償請求の当事者となる可能性があります。当社は、当社の事業、財政状態又は経営成績に、個別又は総体として重大な悪影響を与えるものと考え得られる法的手続や賠償請求について、一切関知していません。

 

6 合弁事業

当社は、2011年9月27日を発効日として、浙江医股份有限公司Zhejiang Medicine Co., Ltd.と北京美福科技股份有限公司Beijing Medfron Medical Technologies Co., Ltd. ( 旧Beijing Make-Friend Medicine Technology Co., Ltd.)との間で、合弁会社を設立する契約を締結いたしました。2014年8月に、中国政府は浙江医股份有限公司の合弁事業からの離脱とそれに伴う合弁事業契約の変更を承認しました。合弁事業契約の変更によって、合弁会社であるZhejiang Sunmy Bio-Medical Co., Ltd.(以下「Zhejiang Sunmy」という。)は、北京美福科技股份有限公司と当社がそれぞれ50%ずつ出資する形となり、中国におけるMN-221(ベドラドリン)の開発及び商品化並びに更なる化合物の開発を行うことが可能となりました。

 

2017年7月24日、当社と北京美福科技股份有限公司は、該当する中国の規制当局の承認を得ることを条件にZhejiang Sunmyを解散させることで合意し、当局の承認を2017年12月11日に得ました。2017年12月31日現在の当社の連結貸借対照表上には、Zhejiang Sunmyに対する投資額に損益の持分割合相当額を加減した額が長期資産として計上されています。2018年4月、当社は本合弁事業の解散および投資の清算に伴い、0.6百万米ドルの手取金を受領しました。なおこれに伴い計上した利得に重要性がないことから、2018年12月31日に終了した事業年度の損益計算書において、その他の費用(純額)に含めています。

 

7 株式に基づく報酬

株式インセンティブ・プラン

2013年6月に当社は、2013年株式インセンティブ・プラン(以下「2013年プラン」という。)を設けました。このプランの下では、当社又は子会社のその時点における従業員、役員、非従業員取締役又はコンサルタントである個人に対して、ストック・オプション、株式増価受益権、制限付株式、制限付株式ユニット(RSU)およびその他の報奨を付与することができます。2013年プランは当社の修正後2004年株式インセンティブ・プラン(以下「2004年プラン」という。)の後継プランです。2013年プランに基づく発行のために当初留保された普通株式は合計で2,500,000株でした。2018年6月に開催された定時株主総会において同プランの改定が当社株主により承認され、同プランに基づく発行のために留保される普通株式の数が1,500,000株増加しました。これに加えて、随時利用可能となる「返還株式」が、同プランに足し戻されています。なお「返還株式」とは、2004年プランにより付与されたものの行使又は決済前に失効又は契約終了した株式、権利確定に至らなかったため失効した株式、買い戻された株式、さらにはこうした報奨に伴う源泉徴収義務や購入価格義務を履行するために天引処理された株式を指します。当社は、2004年プランの下での新たな報奨の付与は行っていませんが、同プランの下で付与され未だ行使されていないものについては、引き続き同プランで定められた行使条件等が適用されます。2018年12月31日現在、1,494,592個のオプションが、2013年プランに基づく将来の付与のために利用可能な状態にあります。

当社は従業員業績連動型ストック・オプションを発行し、その権利確定は、業績評価期間終了時において当社取締役会が下す、一定の企業目標の達成に関する判断に基づき行われます。取締役会がかかる判断を下した日が、当該報酬の付与日となります。付与日までの期間において、当該報酬に係る費用は、各報告日現在の公正価値に基づき測定されます。2018年12月31日現在、未行使かつ権利確定していない業績連動型ストック・オプションの総数は1,162,000個で、これらのオプションは2019年中に権利が確定します。

 

ストック・オプション

2013年プラン及び2004年プランにより付与されたオプションは、早期に終了しない限り、付与日より10年間有効であり、一般に付与日から3年ないし4年後に権利が確定します。

 

2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した事業年度中に付与されたすべてのオプションの行使価格は、付与日現在の当社の普通株式の市場価格と一致しています。

 

当社の2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した事業年度におけるストック・オプションの増減及び関連情報の要約は以下のとおりです。

 

 

株式数

(株)

 

加重平均行使価格
(米ドル)

 

201811日現在未行使残高

5,514,038

 

4.03

 

付与数

1,222,000

 

7.11

 

行使数

△125,391

 

3.25

 

取消数

△1,000

 

4.52

 

20181231日現在未行使残高

6,609,647

 

4.61

 

 

 

 

 

 

20181231日現在行使可能残高

5,408,814

 

4.07

 

 

 

 

 

 

 

 

株式数

(株)

 

付与日における

加重平均公正価値(米ドル)

201811日現在権利未確定残高

1,261,837

 

3.73

付与数

1,222,000

 

4.57

権利確定

△1,283,004

 

3.78

20181231日現在権利未確定残高

1,200,833

 

4.04

 

 

 

 

 

株式数

(株)

加重平均行使価格
(米ドル)

201711日現在未行使残高

4,432,017

3.47

付与数

1,195,000

6.10

行使数

△105,579

4.04

取消数

△7,400

7.76

20171231日現在未行使残高

5,514,038

4.03

 

 

 

 

 

株式数

(株)

加重平均行使価格
(米ドル)

201611日現在未行使残高

4,133,969

4.69

付与数

1,158,000

4.00

行使数

△172,585

4.81

取消数

△687,367

11.27

20161231日現在未行使残高

4,432,017

3.47

 

 

 

 

 

2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度におけるオプション行使による手取金は、それぞれ407,196米ドル、426,013米ドル及び829,526米ドルでした。なお、2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度中に行使されたオプションの本源的価値総額はそれぞれ788,423米ドル、198,164米ドル及び414,572米ドルでした。また、未行使のオプション及び行使可能なオプションの2018年12月31日現在における加重平均契約期間は、共に6.32年でした。

2018年及び2017年12月31日現在において未行使のオプションの本源的価値総額は、それぞれ23.6百万米ドル及び13.6百万米ドルでした。また行使可能なオプションの本源的価値総額は、2018年及び2017年12月31日現在においてそれぞれ22.2百万米ドル及び12.9百万米ドルでした。

 

従業員株式購入プラン

当社の2007年度従業員株式購入プラン(以下「ESPP」という。)に従い、当初、普通株式300,000株が発行のため留保されました。留保される株式はさらに、「15,000株」、「前会計年度の最終日現在の発行済普通株式数の1%」又は「取締役会により決議されたこれらより少ない金額に相当する株式数」のうち、最も少ない株式数だけ毎年自動的に加算されます。ESPPは、常勤従業員に対し普通株式を「申込期間の開始日における公正市場価格の85%」又は「各6ヶ月の申込期間の終了日における公正市場価格の85%」のいずれか低い方の価格にて、給与天引により購入することを認めています(ただし、各従業員の給与の15%を超えることはできません)。なお、ESPPは報酬制度とみなされますので、当社は報酬費用を計上しています。

 

2018年12月31日に終了した事業年度中に、ESPPにより7,094株が発行された結果、将来の発行のために利用可能な株式は191,878株となりました。

 

報酬費用

当社はストック・オプションの見積公正価値を、付与日現在でブラック=ショールズ・オプション評価モデルにより算定しており、ストック・オプションの付与について以下の加重平均による前提条件を使用しています。

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

2018

 

2017

 

2016

ストック・オプション

 

 

 

 

 

 

無リスク利子率

 

2.52%

 

2.06%

 

1.60%

普通株式の予想株価変動率

 

61.56%

 

72.55%

 

78.30%

配当利回り

 

0.00%

 

0.00%

 

0.00%

オプションの予想期間(年)

 

4.56

 

5.67

 

5.57

 

当社はESPPによる従業員株式購入権の見積公正価値を、付与日現在でブラック=ショールズ・オプション評価モデルを用いて算定しており、ストック・オプションの付与について以下の加重平均による前提条件を使用しています。

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

2018

 

2017

 

2016

従業員株式購入プラン

 

 

 

 

 

 

無リスク利子率

 

2.07%

 

1.09%

 

0.44%

普通株式の予想株価変動率

 

70.41%

 

38.34%

 

51.65%

配当利回り

 

0.00%

 

0.00%

 

0.00%

オプションの予想期間(年)

 

0.5

 

0.5

 

0.5

 

無リスク利子率の仮定値は、当社の従業員ストック・オプションの予想期間に応じた実際の利率に基づいております。予想株価変動率は、当社普通株式の株価の過去の変動率に基づいております。当社は創立以来、普通株式について配当を支払ったことはなく、また予見し得る将来においても、普通株式について配当を支払うことは予定しておりません。従来のストック・オプションの行使状況のデータが予想期間の見積りについての合理的な基礎を提供しないため、オプションの予想期間は、株式報酬に関する会計基準で定められている簡便法に基づいています。

 

2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度に付与したストック・オプションについて、付与日現在でブラック=ショールズ・オプション評価モデルを使用して見積った加重平均公正価値はそれぞれ、オプション1個当たり4.57米ドル、3.78米ドル及び2.64米ドルでした。

 

ストック・オプション及びESPPに関連する株式に基づく報酬費用は各事業年度の営業費用合計に含まれています。2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度においては、ストック・オプションとESPPに関連する株式報酬費用はそれぞれ6.3百万米ドル、4.5百万米ドル及び4.0百万米ドルであり、このうちそれぞれ4.5百万米ドル、3.1百万米ドル及び2.9百万米ドルが一般管理費として、並びにそれぞれ1.8百万米ドル、1.4百万米ドル及び1.1百万米ドルが研究開発及びパテント費として計上されています。

 

2018年12月31日現在、権利未確定のストック・オプション報奨に関連する未償却の報酬費用が0.3百万米ドルあり、これは加重平均の残存権利確定期間である0.03年にわたって定額法にて認識される予定です。

 

8 株主資本

株式発行

当社は、2015年5月22日付けで、MLV & Co. LLC(以下「MLV」という。)との間でAt-The-Market新株販売代理契約(以下「ATM契約」という。)を締結しました。同契約により、当社はMLVを通じ、当社普通株式を、発行価格総額30.0百万米ドルを上限として随時売却することができます。MLVを通じて普通株式を売却する場合には、1933年証券法(その後の改正を含む)に基づき公布されたRule 415における定義上で「市場を通じた」株式発行と見なされるあらゆる方法による売却が可能となります。これらの方法には、NASDAQその他の既設の普通株式の売買市場で直接売却する方法、並びに、マーケットメーカーへの売却及びマーケットメーカーを通じた売却方法が含まれます。また、当社の事前承認を前提に、MLVは普通株式を相対取引で売却することもできます。当社は、MLVに対する手数料として、同契約に基づき売却された普通株式による手取金総額の4.0%を上限として支払うことに合意しました。当社の手取金は、MLVに売却される当社普通株式の数及び各取引における1株当たりの購入価格に左右されます。当社は、同契約上、株式を売却するいかなる義務も負わず、また、いつでも書面通知により同契約を解約できます。当社は、2016年9月16日付けでMLVと結んだ本ATM契約を改定し、FBR Capital Markets & Co.を販売代理人に加えました。

 

以下の表は、2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度中に、ATM契約に従って行われた取引活動を要約したものです(単位:千米ドル。ただし、株価と売却株式を除く)。

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

2018

 

2017

 

2016

手取金総額

 

1,562

 

10,303.0

 

264.0

手取金純額

 

1,515

 

9,891.3

 

159.5

売却株式数

 

200,000

 

1,689,436

 

36,248

株価(米ドル)

 

7.81

 

5.30 - 6.98

 

6.90 - 7.54

 

ワラント

2018年12月31日に終了した事業年度において、ワラントの行使により当社普通株式750,000株が発行され、総額で2.4百万米ドルの手取金を受領いたしました。2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度において、ワラントの行使により当社普通株式119,047株及び2,131,700株が発行され、それぞれ総額で0.4百万米ドル及び7.6百万米ドルの手取金を受領いたしました。一方、2017年5月10日をもって、198,020株に対して行使可能だったワラントが未行使のまま失効いたしました。

 

2018年12月31日現在、当社普通株式に係る未行使のワラントはありません。

 

 

将来発行される可能性のある潜在的普通株式

以下の表は、2018年12月31日現在における将来発行される可能性のある潜在的普通株式を要約したものです。

 

 

 

株式数

従業員株式購入プラン(ESPP)に基づく普通株式

 

191,878

未行使オプションが行使された時に発行される普通株式

(2004年プラン及び2013年プラン)

 

6,609,647

将来の株式報酬のために留保された普通株式 (2013年プラン)

 

1,494,592

 

 

8,296,117

 

 

 

 

公募増資

当社は、2018年2月12日付けで、買取引受方式により、1株当たり9.05米ドルで当社普通株式4,419,890株の公募増資を完了し、これにより総額で40.0百万米ドル、純額で約37.4百万米ドルの手取金を受領しています。なお、手取金の純額は、手取金の総額から引受ディスカウント・手数料及び公募費用を控除した額です。これに加え、当社は、最大で662,983株の普通株式を公募価格で追加購入できる30日間のオーバーアロットメント・オプションを引受会社に付与していましたが、2018年2月21日に、引受会社がこのオプションを一部行使したことにより、追加で当社普通株式126,038株を売却し、総額で1.1百万米ドルの手取金を受領しました。

 

9 法人所得税等

2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度の米国内及び外国(米国以外)における税引前当期損失は以下のとおりです。

 

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

 

2018

 

2017

 

2016

 

 

 

米ドル

 

米ドル

 

米ドル

米国

 

 

△14,689,617

 

12,940,362

 

10,892,276

外国

 

 

19,807

 

33,176

 

30,050

税引前当期損失

 

 

△14,669,810

 

12,907,186

 

10,862,226

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度の法人所得税等の内訳は以下のとおりです。

 

 

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

 

 

2018

 

2017

 

2016

 

 

 

米ドル

 

米ドル

 

米ドル

当期税金収益(費用)

 

 

 

 

 

 

 

連邦

 

 

 

 

1,489

 

 

 

 

412

外国

 

 

△5,276

 

△10,158

 

△5,655

当期税金収益(費用-小計

 

 

△5,276

 

△10,158

 

△3,754

繰延税金収益(費用)

 

 

 

 

 

 

 

連邦

 

 

 

1,329,888

 

 

 

 

424,320

 

外国

 

 

 

 

繰延税金収益(費用)-小計

 

 

 

1,754,208

 

法人所得税等-合計

 

 

△5,276

 

1,744,050

 

△3,754

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当社の2018年及び2017年12月31日現在における繰延税金資産・負債の重要な構成項目については、以下のとおりです。

 

12月31日現在

 

2018

 

2017

 

千米ドル

 

千米ドル

繰延税金資産:

 

 

 

 繰越欠損金

62,025

 

59,480

 資産計上されているライセンス

286

 

429

 研究開発費税額控除

8,434

 

8,160

 ストック・オプション

3,922

 

2,585

 その他(純額)

580

 

572

繰延税金資産合計

75,247

 

71,226

繰延税金負債:

 

 

 

 仕掛研究開発費(IPR&D)

1,343

 

1,343

繰延税金負債合計

1,343

 

1,343

繰延税金資産(純額)

73,904

 

69,883

 評価性引当金

74,106

 

70,085

繰延税金負債(純額)

202

 

202

 

 

 

 

 

当社は、繰延税金資産(純額)について、その実現可能性が不確実であることから評価性引当金を計上しています。当社は定期的に繰延税金資産の回収可能性を検討しており、当該繰延税金資産が50%超の確率で実現可能であると判断した場合には、評価性引当金が取崩されます。

 

当社は2018年12月31日現在、連邦税及びカリフォルニア州税上の繰越欠損金を、それぞれ約248.9百万米ドル及び約139.6百万米ドル有しております。連邦税上の繰越欠損金は2020年より、カリフォルニア州税上の繰越欠損金は2028年より、それぞれ失効が開始します。当社は、2018年12月31日現在、連邦税及びカリフォルニア州税上の研究開発費に係る税額控除繰越額を、それぞれ約6.96百万米ドル及び約1.9百万米ドル有しております。連邦税上の研究開発費に係る税額控除繰越額は2024年より失効が開始しますが、カリフォルニア州税上では失効することなく、使用されるまで無期限で繰越可能です。

 

なお、1986年内国歳入法382条(以下「382条」という。)及び同383条(以下「383条」という。)並びに同様の州税法の規定により、「株主持分の変更」が発生した場合、将来の課税所得及び税金と相殺するために単年度においてそれぞれ使用できる繰越欠損金及び税額控除繰越額に制限が設けられる可能性があります。382条及び383条が規定するところによれば、一般に、ある特定の株主又は一般株主の株主持分が3年間で50%超増加した場合に、「株主持分の変更」とみなされます。当社は2011年以来、繰越欠損金及び試験研究費に係る税額控除繰越額の使用額制限に関する382条及び383条の分析作業を完了しておりません。したがいまして、当該分析を行った2011年12月以降、新たな「株主持分の変更」が発生しているリスクがあります。仮に「株主持分の変更」が発生しているとした場合、繰越欠損金及び税額控除繰越額がさらに消滅又は制限される可能性があります。仮に消滅していた場合には、関連する繰延税金資産及び評価性引当金の金額が減額されることになります。ただし、評価性引当は既に計上済みであるため、今後米国における当社の事業に関連して、「株主持分の変更」による制限が発生しても、当社の実効税率に対する影響はありません。

 

法定連邦税率から当社の実効税率への調整は以下のとおりです。

 

 

12月31日に終了した事業年度

 

2018

 

2017

 

2016

 

 

 

法定連邦税率

21.0

 

35.0

 

35.0

州税(連邦税上の税効果控除後)

6.4

 

5.2

 

3.5

税額控除

1.5

 

1.1

 

0.9

評価性引当金の増減

27.2

 

247.4

 

8.4

永久差異

0.1

 

0.3

 

0.1

税務上の属性の失効

 

18.7

 

17.2

2017年米国税制改正法

 

△253.7

 

株式報酬

1.7

 

2.9

 

13.6

その他

0.1

 

0.4

 

0.1

法人所得税の負担率

0.0

 

13.5

 

0.0

 

 

 

 

 

 

 

2017年12月22日、2017年米国税制改正法(Tax Cuts and Jobs Act of 2017)(以下「TCJA」という。)案が大統領により署名され成立し、内国歳入法に大幅な変更が加えられました。変更には、(a) 2018年1月1日以降に開始する課税年度からの連邦法人所得税率の35%から21%への引き下げ、(b) 連邦法人所得税に係る代替ミニマム税(AMT)の廃止及び既存の代替ミニマム税額控除の計上方法の変更、(c) 1百万米ドルを超える一定の役員報酬控除を含む、様々な国内生産所得控除及び税額控除の廃止等が含まれますが、これらに限りません。この税率引き下げに伴い当社は、2017年12月31日現在の繰延税金資産残高及び評価性引当金を、それぞれ32.7百万米ドル及び33.4百万米ドルだけ減額させました。

 

2017年12月、米国証券取引委員会(SEC)は職員会計公報第118号(以下「SAB 118」という。)を公表しました。SAB 118は、TCJAによる一定の法人所得税上の影響に関する会計処理についてのガイダンスを提供しています。SAB 118は、TCJAの効力発生日から1年を超えない間に、会社は米国会計基準Topic 740「法人所得税(ASC 740)」に基づき、TCJAに関連した会計処理を完了させなければならない、としています。会社はSAB 118に沿って、ASC 740に基づいた会計処理をTCJAによる法人所得税への効果を反映して完了させなければなりません。会社の会計処理がTCJAによる法人所得税への影響を完全には織り込んでいないが、会社が合理的な見積もりができる場合、会社はその暫定的な見積もりを財務書類に記載しなければなりません。もし会社が暫定的な見積もりを財務書類に記載することができない場合には、会社はTCJAの施行直前まで効力のあった税法の規定を基に、ASC 740を適用し続けることになります。当社は、2017年のTCJAにより変更された内国歳入法162条(m)が及ぼす潜在的影響について2018年12月22日よりも前に分析を終えましたが、従前の分析結果に変更はありません。

 

当社は連邦、カリフォルニア州、及び米国外の税務管轄区域において税務申告を行っています。当社は税務上の損失を計上していることから、設立当初から現在に至るまで、基本的に税務当局による税務調査の対象となります。当社の方針として、税務上発生する利息及び課徴金は税金費用として認識します。2018年12月31日現在において、当社には未認識税務ベネフィットはなく、未認識税務ベネフィット又は税務上の課徴金に係る重要な未払利息もありません。

 

10 従業員貯蓄制度

当社はほぼ全員の従業員が利用できる従業員貯蓄制度を採用しております。当該制度において、従業員は給与天引により当該制度に拠出することを選択できます。当該制度では当社からも任意に拠出が行われており、2018年、2017年及び2016年12月31日に終了した各事業年度の総額は、それぞれ76,903米ドル、65,995米ドル及び66,289米ドルでした。

 

11 四半期財務情報(未監査)

以下の表は2018年12月31日までの連続8四半期分の四半期財務情報です。未監査の四半期財務情報は、監査済連結財務書類と同様の基準で作成されており、経営者の意見において、適正な表示に必要であるすべての修正を反映しております(単位:千米ドル。ただし、1株当たりの数値を除く)。

 

 

2018年12月31日に終了した事業年度

 

第1四半期

 

第2四半期

 

第3四半期

 

第4四半期

主要な四半期財務情報:

 

 

 

 

 

 

 

営業費用合計

4,667

 

3,400

 

7,028

 

492

四半期純損失

4,543

 

3,144

 

6,780

 

208

当社株主に帰属する四半期純損失

4,543

 

3,144

 

6,780

 

208

基本及び希薄化後1株当たり四半期純損失(1)

0.12

 

0.08

 

0.16

 

0.00

 

 

 

2017年12月31日に終了した事業年度

 

第1四半期

 

第2四半期

 

第3四半期

 

第4四半期

主要な四半期財務情報:

 

 

 

 

 

 

 

営業費用合計

3,024

 

2,805

 

3,792

 

3,406

四半期純損失

3,017

 

△2,789

 

△3,755

 

△1,602

当社株主に帰属する四半期純損失

3,017

 

△2,789

 

△3,755

 

△1,602

基本及び希薄化後1株当たり四半期純損失(1)

0.09

 

△0.08

 

△0.11

 

△0.02

 

 

(1)1株当たり純損失は、表示されている四半期毎に個別に計算されているため、各四半期の1株当たり純損失の総和が、通期の1株当たり当期純損失と同額になるとは限りません。

 

12 後発事象

当社は添付の財務書類の日付後から2019年2月13日までの期間に発生した全ての後発事象を検証した結果、当社の連結財務書類に認識又は開示が必要な事象又は取引はありませんでした。

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