当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間(2023年4月1日~2023年9月30日)における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の5類感染症への位置付け変更が実施され、行動制限の緩和や人流の回復など、社会経済活動の正常化がより現実的なものとなりました。海外からの入国制限緩和により外国人観光客も増加し、インバウンド需要回復の後押しもあり、消費活動の持ち直しはより顕著なものとなっております。一方で、欧米諸国との金利差による為替の円安傾向継続、ロシア・ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー・原材料価格の高騰など、景気動向は依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境において当社グループは、企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIP(知的財産)を利用した商品販売に注力し、2024年3月期を初年度とする「中期ビジョン」実現のための取り組みを行いました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は21,083百万円(前年同期比117.2%)、営業利益は2,427百万円(前年同期比153.2%)、経常利益は2,374百万円(前年同期比150.9%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,583百万円(前年同期比152.7%)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比較は、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)3.報告セグメントの変更等に関する事項」に記載のとおりであります。
(世界観ビジネス)
世界観ビジネスにおきましては、定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等の多数のIP版権の獲得とその商品化に引き続き注力しました。
商品の生産は主に中国で行っており、ドル建てでの決済が多く、利益面では円安による影響は継続しております。
クレーンゲーム景品は、円安に伴う仕入原価の高騰の影響はあるものの、クレーンゲーム市場拡大と複数の人気IPの商品化に加えて、前述のインバウンド需要の回復も後押しした結果、売上規模は大きく拡大しております。
海外物販は、主要マーケットである中国及びアメリカの受注がいまだ低調であり、売上は減少しております。
高価格帯ホビーは、2023年3月に開設したホビーECサイト「FURYU HOBBY MALL(フリューホビーモール)」を通じて、より商品バリエーションを拡張し販売しております。商品の販売状況も好調のため前年を上回る売上となっており、利益面も堅調に推移しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は11,704百万円(前年同期比146.5%)、営業利益は1,063百万円(前年同期比338.7%)となりました。
(ガールズトレンドビジネス)
プリントシール事業におきましては、新型コロナウイルス感染症がもたらしたライフスタイルの変化は消費者行動にも影響を及ぼしており、プレイ回数は依然としてコロナ禍以前の水準までは回復しておりません。このような厳しい市場環境が続く中、プレイ回数の回復に向けて人気キャラクターの「推し活」をテーマにしたコラボの実施、プリントシール機で撮影した画像をAI似顔絵に変換するイベントの開催など、新規ユーザー獲得のための販促施策を実施しました。以上から、当第2四半期連結累計期間のプレイ回数は1,641万回(前第2四半期連結累計期間は1,647万回)となりました。
プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」におきましては、重要なKPIと位置付けている有料会員数は緩やかな回復傾向が継続しており、夏休み期間にプレイ回数が増加する季節要因も重なった結果、2023年9月末時点で147万人(2022年9月末時点は145万人)となりました。今後の当サービスのさらなる成長戦略として、5月にプレミアム会員向けにフォトストレージ・サービス「PiCTLINK photos」をリリースし、全会員まで拡大するための準備を進めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は7,578百万円(前年同期比103.3%)、営業利益は2,314百万円(前年同期比111.3%)となりました。
(フリューニュービジネス)
家庭用ゲームソフト事業につきましては、7月発売の新作タイトル「クライマキナ/CRYMACHINA」の販売が好調に推移しており、既存タイトルのダウンロード版や海外販売と合わせて同事業を牽引しました。
ゲームアプリ事業においては、当社が扱う女性向け恋愛シミュレーションゲームの市場が縮小傾向のため、一部タイトルのサービスを終了する一方、今後の顧客層拡大のため、新規タイトルの開発に取り組んでおります。
アニメ事業は、昨年ヒットした映画「ゆるキャン△」のBlu-ray・DVDや同シリーズの関連商品の販売好調に加えて、新作TVアニメ「政宗くんのリベンジR」の配信が売上に大きく貢献しております。
カラーコンタクトレンズ事業につきましては、昨年リニューアルした自社ECサイト「Mew contact(ミューコンタクト)」上で販売促進施策を継続するとともに、サイトの顧客利便性改善も並行して実施することで、引き続き顧客流入数を増加する取り組みを進めてまいります。
データ広告事業につきましては、既存取引先の受注額減少に伴い、売上は前年より減少しましたが、新規顧客獲得のための営業活動に注力し、収益力の向上に努めております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,800百万円(前年同期比67.7%)、営業損失は153百万円(前年同期は21百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が28,094百万円、負債が7,181百万円、純資産が20,913百万円となりました。また、自己資本比率は74.4%となりました。
(資産)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,162百万円増加し、28,094百万円となりました。これは主に受取手形及び売掛金の増加110百万円、電子記録債権の増加583百万円、棚卸資産の増加1,295百万円、流動資産のその他の増加420百万円があった一方で、現金及び預金の減少118百万円、有形固定資産の減少183百万円があったことによるものであります。
(負債)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,401百万円増加し、7,181百万円となりました。これは主に買掛金の増加429百万円、未払法人税等の増加737百万円、流動負債のその他の増加267百万円があった一方で、電子記録債務の減少88百万円があったことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ760百万円増加し、20,913百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益計上に伴う利益剰余金の増加1,583百万円があった一方で、配当金の支払いによる利益剰余金の減少1,004百万円があったことによるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間の現金及び現金同等物は、営業活動による収入が1,816百万円、投資活動による支出が933百万円、財務活動による支出が1,006百万円となった結果、前連結会計年度末に比べ118百万円減少し10,682百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動においては、税金等調整前四半期純利益を2,374百万円、減価償却費を954百万円計上しました。また、売上債権は693百万円増加、棚卸資産は1,295百万円増加、仕入債務は341百万円増加となりました。その結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,816百万円の収入(前第2四半期連結累計期間は204百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動においては、有形固定資産の取得による支出が635百万円、無形固定資産の取得による支出が240百万円、差入保証金の差入による支出が66百万円となりました。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、933百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は957百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動においては、セール・アンド・リースバックによる収入が653百万円、リース債務の返済による支出が655百万円、配当金の支払額が1,004百万円となりました。その結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、1,006百万円の支出(前第2四半期連結累計期間は1,929百万円の支出)となりました。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はあ
りません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要
な変更はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
について重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、759百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。