第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものです。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、輸出や生産の弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続く中、政府の各種政策の効果もあり緩やかな回復基調が続いています。一方、米中貿易摩擦による経済への影響などが懸念され、先行きは不透明な状況でもあります。

このような状況の中、当社グループにおける当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、連結売上高260,968百万円(前年同期比0.0%増)、連結営業利益7,313百万円(前年同期比8.7%増)、連結経常利益7,113百万円(前年同期比16.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,180百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失6,510百万円)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、以下のとおりです。

 

(紙・板紙事業)

洋紙は、新聞の発行部数減少や印刷用紙の広告需要低迷などにより、国内販売数量は前年同期を下回りました。

板紙は、天候不順などにより、国内販売数量は前年同期を下回りました。

一方、洋紙・板紙で昨年から取り組んできた製品価格の修正が寄与し売上高は前年同期を上回りました。

以上の結果、連結売上高は182,301百万円(前年同期比0.2%増)、連結営業利益は1,999百万円(前年同期は連結営業損失493百万円)となりました。

 

(生活関連事業)

家庭紙は、ティシューペーパーやトイレットペーパーなどの需要は堅調で、販売数量は前年同期を上回りました。

液体用紙容器は、大型連休や天候不順などにより国内飲料市場が低迷したことから、販売数量は前年同期を下回りました。

溶解パルプ(DP)や化成品は、中国などの海外需要低迷を受け前年同期を下回りましたが、機能性フィルムは中小型ディスプレイ向け用途が堅調で国内販売数量は前年同期を上回りました。

以上の結果、連結売上高は50,993百万円(前年同期比3.7%増)、連結営業利益は3,043百万円(前年同期比6.9%減)となりました。

 

(エネルギー事業)

エネルギー事業は、発電設備の運転日数が減少した影響や固定費の負担増などにより減収減益となりました。

以上の結果、連結売上高は7,003百万円(前年同期比19.1%減)、連結営業利益は1,048百万円(前年同期比54.3%減)となりました。

 

(木材・建材・土木建設関連事業)

木材・建材は、新設住宅着工戸数が弱含みで推移し、製材品などの販売数量は前年同期を下回りました。

以上の結果、連結売上高は13,538百万円(前年同期比1.5%減)、連結営業利益は943百万円(前年同期比4.2%減)となりました。

 

 

(その他)

その他の連結売上高は7,130百万円(前年同期比2.2%減)、連結営業利益は393百万円(前年同期比12.2%減)となりました。

 

② 財政状態の状況

 総資産は、前連結会計年度末の1,390,814百万円から10,177百万円減少し、1,380,636百万円となりました。この主な要因は、現金及び預金が32,299百万円減少し、受取手形及び売掛金が8,885百万円、たな卸資産が7,718百万円増加したことによるものです。

 負債は、前連結会計年度末の995,470百万円から10,329百万円減少し、985,141百万円となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が5,254百万円、未払法人税等が3,367百万円減少したことによるものです。

 純資産は、前連結会計年度末の395,343百万円から151百万円増加し、395,495百万円となりました。この主な要因は、利益剰余金が増加したことによるものです。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。

 

(株式会社の支配に関する基本方針)

1.基本方針について

 当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として、当社の企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資する者が望ましいと考えています。
 もっとも、当社は、株式を上場して市場での自由な取引に委ねているため、会社を支配する者の在り方は、最終的には株主の皆さま全体の意思に基づき決定されるべきであり、会社の支配権の移転を伴う買付提案に応じるか否かの判断も、最終的には株主全体の意思に基づき行われるべきものと考えます。しかしながら、当社株式等に対する大規模買付行為や買付提案の中には、買付目的や買付後の経営方針等から見て企業価値ひいては株主共同の利益に対する明白な侵害をもたらすもの、株主に株式の売却を事実上強要するおそれがあるもの、株主が買付けの条件等について検討したり、当社の取締役会が代替案を提案するための充分な時間や情報を提供しないもの、買付者の提示した条件よりも有利な条件をもたらすために買付者との交渉を必要とするもの等、株主共同の利益を毀損するものもあり得ます。
 当社は、このような大規模買付行為や買付提案を行う者は、例外的に当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として適当でないと判断します。

 

2.基本方針の実現に資する取組みについて

 (1) 中期経営計画について

 当社グループは再生可能な木材資源の活用を通じて、豊かな暮らしと地球環境の両立を支える企業活動を実践しています。
  この持続的成長をさらに確かなものにするため、3年ごとに中期経営計画を策定し、推進しています。

  2018年4月からは第6次中期経営計画(3か年)を推進しています。既存事業については、洋紙事業の生産体制再編成を進めることで、安定した収益を確保し、事業構造転換を支えていきます。一方、パッケージ、ヘルスケア、ケミカル、エネルギーなど成長分野の伸長と新規事業の戦力化に向けた投資をもう一段行うことで、事業構造転換を加速していきます。
  森林資源を基盤とした循環型の事業を通じて暮らしと文化に貢献し、企業価値・株主共同の利益の確保・向上に努めていきます。
 

 (2) コーポレート・ガバナンスの取組み

 当社は、株主をはじめとするステークホルダーに対する経営の透明性を一層高め、公正な経営を実現することを経営の最重要課題とします。業務執行と経営の監督の分離を確保するため、執行役員制度を採用するとともに、取締役会の監督機能の強化に努めます。また、当社はグループの経営の司令塔として、成長戦略を推進し、傘下事業をモニタリングし、コンプライアンスを推進します。
  このような取組みにより、当社は、今後もより一層コーポレート・ガバナンスの強化に努めていきます。

 

  株式会社の支配に関する基本方針は以上のとおりですが、当社は、当社の企業価値ひいては株主全体の利益の向上に向けた取り組みに努めるとともに、当社株式に対する大規模買付行為が行われる場合には、大規模買付行為の是非を株主の皆さまが適切に判断するために必要かつ十分な情報の提供を求め、あわせて当社取締役会の意見を開示する等、金融商品取引法、会社法その他関係法令に基づき、適切な措置を講じていきます。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1,520百万円です。

 

(4) 生産、受注及び販売の実績

当第1四半期連結累計期間において、エネルギー事業セグメントにおける生産及び販売の実績に著しい変動がありました。その内容については、「(1) 財政状態及び経営成績の状況 ① 経営成績の状況」をご覧ください。

  

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。