第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、米中貿易摩擦などによる世界経済の減速、国内では消費の冷え込みが長引く中で実施された消費増税が、さらに経済に悪影響を及ぼしました。消費低迷と人手不足の深刻化によって、当社の主要顧客である外食・小売などの内需型サービス産業を取り巻く環境は厳しさを増しております。

 このような環境下、当社グループの基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(以下、MSRという。)」をはじめとしたミステリーショッピングリサーチ事業は、前第3四半期連結累計期間と比較し、国内の売上収益が4.4%増となりました。

 これは、MSRが、低粗利簡易調査や一部中小型案件の未継続、及び一部大型案件の調査頻度減少等の影響により、国内の調査数で減少、調査単価は上昇したものの、国内の売上収益で0.2%減となった一方、MSRの活用を総合的にサポートするためのコンサルティング・研修(以下、コンサルという。)が、国内の売上収益で49.8%増となったことによるものです。

 中でも、サービス業に特化した従業員満足度調査であるサービスチーム力診断(以下、STARという。)は、調査店舗数が大幅に増加するとともに、収益化が伸展したことで、国内の売上収益で85.3%増となり、調査単価の上昇やSTARをはじめとしたコンサルの増加によって、売上総利益でも10.4%増となっております。

 生産面では、安定的なレポート生産体制の維持と生産コストの抑制に取り組む一方、更なるレポート品質の向上を目的として当社ビジネスを支えるモニターとのリレーション強化に取り組んでおります。

 管理面では、中期経営計画(2019年5月9日公表)に基づくSTAR等の商品力強化やシステムセキュリティ強化に伴う賃借料ならびに広告宣伝費等が増加しました。他にも、国際会計基準(IFRS)第16号「リース」におけるリースに関する会計処理の改訂に伴い、当社の会計処理を変更した結果、減価償却費等が増加したことで、前第3四半期連結累計期間と比較し、販売費及び一般管理費は14.7%増となりました。

 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益2,046,775千円(前年同期比4.5%増)、営業利益215,036千円(前年同期比2.0%減)、税引前四半期利益213,827千円(前年同期比2.3%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益150,936千円(前年同期比5.1%減)となりました。

 なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び現金同等物が271,063千円、営業債権及びその他の債権が114,527千円、有形固定資産が4,765千円減少し、その他の流動資産が23,827千円、その他の無形資産が21,404千円増加、またIFRS第16号「リース」の適用により使用権資産が50,148千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて286,174千円減少し、3,810,383千円となりました。

 負債については、借入金が54,127千円、営業債務及びその他の債務が15,716千円増加、未払法人所得税等が103,370千円、その他の流動負債8,012千円減少、またIFRS第16号「リース」の適用によりリース負債が48,674千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて7,135千円増加し、786,291千円となりました。

 資本については、自己株式の消却等による資本剰余金の減少378,984千円、配当金支払による利益剰余金の減少84,217千円、四半期利益の計上149,292千円等により、前連結会計年度末に比べて293,309千円減少し、3,024,092千円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ271,063千円減少し、543,629千円となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれら要因は次のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、186,007千円の収入(前年同期比116,232千円増)となりました。これは、税引前四半期利益の計上213,827千円、減価償却費及び償却費の計上53,129千円、営業債権及びその他の債権の減少額114,821千円、営業債務及びその他の債務の増加額15,592千円、法人所得税の支払額176,563千円等によるものであります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、42,500千円の支出(前年同期比22,849千円増)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出7,593千円、無形資産の取得による支出34,833千円等によるものであります。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、414,180千円の支出(前年同期比278,103千円増)となりました。これは、自己株式の取得による支出399,964千円、配当金支払による支出84,217千円、長期借入金の返済による支出45,873千円、短期借入れによる収入100,000千円、株式の発行による収入44,107千円等によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。