当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、昨年10月に実施された消費増税による景気の減退に加え、新型コロナウィルス感染拡大に伴う自粛要請・緊急事態宣言によって、世界恐慌以来とも言われる経済危機に陥っております。個人消費への影響も甚だしく、当社の主要顧客である外食・小売などのサービス産業を取り巻く環境は、かつてない厳しさとなっております。
このような環境下、基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(以下、MSRという。)」をはじめとしたミステリーショッピングリサーチ事業の国内における売上収益は、前第1四半期連結累計期間と比較し、69.7%減となりました。主な内訳として、MSRは国内の調査数で67.7%減、国内の売上収益で68.2%減、MSRの活用を総合的にサポートするためのコンサルティング・研修(以下、コンサルという。)は、国内の売上収益で80.9%減となっております。
一時休業に伴う業績悪化、集まりや外出の自粛などを理由に、既存顧客においては、MSRやコンサルの延期または中止を希望されるケース、受注活動においては、意思決定の延期や実施規模の縮小などを要請されるケースが急増し、当社グループの業績にも甚大な影響が及びました。
一方で、感染拡大防止と事業継続の両立に取り組まれる顧客企業への支援を目的に、「tenpoket」(注1)ビジネスチャット機能の無料トライアル提供、販促施策として活用いただける「テイクアウトMS」(注2)の提供など、足元における顧客関係性の維持やサービスのブラッシュアップを図りました。
生産面では、レポート生産業務のテレワーク化を実現いたしました。次第にMSRの調査数が安定するにつれ、更なる生産コストの抑制に繋がるものと考えております。
管理面では、移動が制限されていたこともあり、旅費交通費が大幅に減少するなどしたため、前第1四半期連結累計期間と比較し、販売費及び一般管理費は17.3%減となりました。今後は、インサイドセールスやオンライン研修など、事業活動の効率化を進め、旅費交通費のみならず、地代家賃や宣伝広告費などのコスト削減にも繋げることで、一層の収益体質強化に取り組んでまいります。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上収益206,296千円(前年同期比445,553千円減)、営業損失202,423千円(前年同期は22,167千円の営業利益)、税引前四半期損失202,796千円(前年同期は21,834千円の税引前四半期利益)、親会社の所有者に帰属する四半期損失139,678千円(前年同期は19,175千円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)となりました。
なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注1)2019年11月25日リリースの『人材定着支援SaaS「tenpoket(テンポケット)」提供開始』をご参照ください。
(注2)2020年4月23日リリースの『飲食店応援調査「テイクアウトMS」を開始』をご参照ください。
(2)財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、営業債権及びその他の債権が463,178千円、現金及び現金同等物が26,654千円減少し、繰延税金資産が64,527千円、その他の流動資産が55,390千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて391,454千円減少し、3,422,263千円となりました。
負債については、営業債務及びその他の債務が101,999千円、未払法人所得税等が25,137千円、借入金が12,501千円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べて161,983千円減少し、548,437千円となりました。
資本については、配当金支払による利益剰余金の減少81,678千円、親会社の所有者に帰属する四半期損失139,678千円等により、前連結会計年度末に比べて229,471千円減少し、2,873,826千円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ26,654千円減少し、505,458千円となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれら要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、91,819千円の収入(前年同期は21,885千円の支出)となりました。これは、税引前四半期損失の計上202,796千円、営業債権及びその他の債権の減少額463,014千円、営業債務及びその他の債務の減少額101,731千円、法人所得税の支払額17,658千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、13,327千円の支出(前年同期比459千円増)となりました。これは、無形資産の取得による支出13,094千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、105,234千円の支出(前年同期比304,911千円減)となりました。これは、配当金の支払81,678千円、長期借入金の返済による支出12,501千円、リース負債の返済による支出9,603千円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。