当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
なお、当第3四半期連結累計期間における新型コロナウィルス感染症による事業への影響は、「第2 事業の状況2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1) 業績の状況」および「第4 経理の状況 要約四半期連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりですが、新型コロナウィルスの感染状況には不透明な点が多く、新型コロナウィルスの感染拡大が収束せず、当社の主要顧客である外食・小売などのサービス産業の業況に与える影響が継続した場合には、引き続き当社グループの事業活動及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、2019年10月に実施された消費増税による景気減退に加え、新型コロナウィルス感染症の拡大と長期化によって4-6月期以降の国内総生産はさらに急減、停滞し、世界恐慌以来ともいわれる経済危機に陥っております。消費への悪影響も甚だしく、当社の主要顧客である外食・小売などのサービス産業を取り巻く環境は、かつてない厳しさとなっております。
このような環境下、基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ(以下、MSRという。)」をはじめとしたミステリーショッピングリサーチ事業の国内における売上収益は、前第3四半期連結累計期間と比較し、62.2%減となりました。主な内訳として、MSRは国内の調査数で51.1%減、国内の売上収益で59.6%減、MSRの活用を総合的にサポートするためのコンサルティング・研修(以下、コンサルという。)は、国内の売上収益で77.7%減となっております。
当第3四半期連結会計期間は、第2波の悪影響に加え、第3波への警戒も叫ばれはじめたため、業績悪化や先行きへの警戒感により、MSRやコンサルティング・研修の延期または中止を希望する既存顧客が想定以上に増え、当期中の再開がほぼ望めないタイミングでもあることから、当社グループの通期業績に対して甚大な影響が及びました。
加えて、上記同様の理由により、当第3四半期連結会計期間の受注は、IT導入補助金対象認定を受けたSVナビやtenpoket チームアンケート(注1)への注力が奏功したものの、前年同期比75.9%となりました。第2四半期連結会計期間の受注は、感染第2波のピークとなった8月に失速したものの、前年同期比80.0%まで回復しておりましたが、この8月の失速から抜け出せず、軟調な推移となった次第です。
以上のような大変厳しい業況ではありますが、第2四半期連結会計期間に引き続き、当第3四半期連結会計期間でも、前年同期比で売上収益ならびにMSRの国内調査数は、ともに回復を続けております。当第3四半期連結会計期間の主な取り組みとして、①リモート環境に即した店舗マネジメントをより円滑に推進いただくためのツールであるSVナビやtenpoket チームアンケートの展開、②テイクアウトやデリバリーに活路を見出す外食業界のほか、オンライン商談を加速化させる各種業界に向け、調査と送客を両立したMSRの展開などを図ってまいりました。このような取り組みは、第2四半期連結会計期間より提供を開始した新型コロナウイルス対策覆面調査(注2)とともに、当期のみならず、来期を見据え、ミステリーショッピングリサーチ事業の回復に大きく資するものと捉えております。
生産面では、当第3四半期連結会計期間におけるMSRの国内調査数は、前年同期比68.5%まで回復しており、安定的な稼働に近づきつつあります。今後も月毎の繁閑差は生じるものと予想されますが、必要に応じ、雇用調整助成金を有効に活用することで、稼働を戻しつつ収益の最大化を図ってまいりたいと考えております。
管理面では、徐々に稼働が戻りはじめたことで旅費交通費が増加、貸倒引当金なども増加したことから、第2四半期連結会計期間と比較し、販売費及び一般管理費は6.1%増となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益800,407千円(前年同期比1,246,368千円減)、営業損失409,194千円(前年同期は215,036千円の営業利益)、税引前四半期損失411,123千円(前年同期は213,827千円の税引前四半期利益)、親会社の所有者に帰属する四半期損失284,395千円(前年同期は150,936千円の親会社の所有者に帰属する四半期利益)となりました。
なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注1)2020年8月26日リリースの『経産省IT導入補助金に「tenpoket チームアンケート」「SVナビ」が認定』をご参照ください。
(注2)2020年6月29日リリースの「新型コロナウィルス対策覆面調査の提供を開始」ならびに2020年8月31日リリースの「新型コロナウイルス対策覆面調査の導入店紹介サイトを開設」をご参照ください。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、営業債権及びその他の債権が469,397千円減少し、現金及び現金同等物が259,351千円、繰延税金資産が126,853千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて65,440千円減少し、3,748,278千円となりました。
負債については、借入金が373,645千円、リース負債が21,232千円増加し、未払法人所得税等が17,283千円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べて379,015千円増加し、1,089,435千円となりました。
資本については、配当金支払による利益剰余金の減少122,252千円、親会社の所有者に帰属する四半期損失284,395千円等により、前連結会計年度末に比べて444,454千円減少し、2,658,843千円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ259,351千円増加し、791,462千円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれら要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、103,333千円の収入(前年同期比82,674千円減)となりました。これは、税引前四半期損失の計上411,123千円、減価償却費及び償却費57,789千円、営業債権及びその他の債権の減少額482,164千円、法人所得税の支払額17,658千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、37,107千円の支出(前年同期比5,393千円減)となりました。これは、無形資産の取得による支出36,043千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、193,129千円の収入(前年同期は414,180千円の支出)となりました。これは、長期借入れによる収入500,000千円、配当金の支払122,252千円、長期借入金の返済による支出76,355千円、リース負債の返済による支出28,720千円等によるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、受注及び販売の実績が著しく減少しております。受注高は前年同期比38.1%減、販売高は前年同期比60.9%減の800,407千円となりました。この減少の主な要因は「(1)業績の状況」に記載のとおりであります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。