当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期報告書提出日現在において判断したものであります。
当第3四半期累計期間における我が国経済は、行動制限の解除によって新型コロナウィルス感染症拡大の影響は和らいできたものの、エネルギー・輸入原材料価格の高騰によるコストプッシュ型インフレが企業収益や家計の実質所得を圧迫、加えて円安は輸出には有利に働くものの、内需型産業にとっては更なるコスト上昇要因となるため、当社の主要顧客である外食・小売などのサービス産業にとって、厳しい環境が続いております。
このような環境下、基幹サービスである顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」(以下「MSR」という。)」をはじめとしたミステリーショッピングリサーチ事業の国内における売上収益は、前第3四半期累計と比較し、19.1%増となりました。主な内訳として、MSRは国内の調査数で32.6%増、国内の売上収益で14.4%増、コンサルティング・研修(以下「コンサル」という。)は、国内の売上収益で37.3%増となっております。以上の結果、前第3四半期累計と比較し、売上収益で19.6%増となりました。
外食・小売など大手のMSRやオンライン研修も含めたコンサルが再開、SaaSの導入に伴うコンサルも増加したことで増収となりました。
しかしながら、感染拡大や原材料価格高騰によるコスト抑制ニーズの高まりなど厳しい営業環境が続く中、当第2四半期以降のIT導入補助金を活用したSaaS受注の伸び悩みによって、当第3四半期はその導入に伴うコンサルが減少しました。また、外食・小売など大手のMSRが再開され、調査数は引き続き回復しておりますが、1調査あたり単価・粗利は低下傾向にあります。
このため、販管費増及び雇用調整助成金減によるその他の営業損益減により、前第3四半期累計と比較し、営業利益で18.6%減となりました。
受注高においては、当第2四半期からの受注ずれもあり、当第3四半期では前年同四半期比10.9%増、前第3四半期累計との比較でも4.7%増となっております。
当第3四半期累計の通期業績予想に対する売上収益進捗率は68.5%(前年同期65.2%)となっております。同営業利益進捗率は30.1%(前年同期65.3%)と、売上収益進捗率との乖離は大きいものの、当第4四半期は利益の大幅な改善に繋がる案件の計上が予定されているため、現時点における通期業績予想は概ね達成の見込みとなっております。
生産面では、調査数の着実な増加に伴い、稼働の平準化による生産コストの逓減を図りつつ、安定的且つ効率的な生産体制の再構築を進めております。
管理面では、当第3四半期累計と比較し、原価が16.4%増、販売費及び一般管理費が22.2%増となりました。原価では、調査数増、売上収益増に伴うモニター謝礼、業績回復による昇給及び賞与の満額支給(注)に伴う労務費、追加のサーバー増強などIT投資の促進に伴う賃借料などが主に増加しました。また、販管費は、業績回復による昇給及び賞与の満額支給(注)に伴う人件費、広告宣伝費、会議費及び接待交際費、旅費交通費、採用費などが主に増加しました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上収益1,517,700千円(前年同期比248,816千円増)、営業利益112,259千円(前年同期比25,725千円減)、税引前四半期利益111,007千円(前年同期比24,243千円減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益76,208千円(前年同期比17,940千円減)となりました。
なお、当社グループはミステリーショッピングリサーチ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(注) 前上半期は夏季賞与の一部削減を実施しました。但し、前期は結果的に営業利益が予算を大幅に達成したため、本削減分を決算賞与として支給しました。
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、現金及び現金同等物が406,997千円、営業債権及びその他の債権が63,188千円減少し、使用権資産が30,461千円、その他の無形資産が36,542千円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて331,232千円減少し、3,570,037千円となりました。
負債については、リース負債が30,142千円増加したものの、営業債務及びその他の債務が131,084千円、借入金が124,992千円、その他の流動負債が50,050千円、未払法人所得税等が29,528千円減少したこと等により、前連結会計年度末に比べて305,511千円減少し、729,328千円となりました。
資本については、配当金支払による利益剰余金の減少69,412千円、親会社の所有者に帰属する四半期利益76,208千円等により、前連結会計年度末に比べて25,721千円減少し、2,840,709千円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ406,997千円減少し、665,395千円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、20,193千円の支出(前年同期は317,417千円の収入)となりました。これは、税引前四半期利益の計上111,007千円、営業債権及びその他の債権の減少額64,774千円、営業債務及びその他の債務の減少額131,890千円、法人所得税の支払額60,561千円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、68,149千円の支出(前年同期比33,952千円増)となりました。これは、無形資産の取得による支出66,583千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、317,688千円の支出(前年同期比157,512千円増)となりました。これは、長期借入金の返済による支出124,992千円、配当金の支払額69,412千円等によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。