第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間における、経営上の重要な契約等の決定又は締結等は次のとおりであります。

 

・デイヤフーズ Inc.の買収について

 当社の連結子会社である大塚製薬株式会社は、北米でプラントベース食品を開発、製造販売するデイヤフーズ Inc.の全株式を大塚製薬株式会社が設立したカナダにおける買収目的子会社を通じて取得する契約を2017年7月26日(現地時間)付けで締結し、2017年8月31日に本買収は完了いたしました。

  なお、詳細については、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記(11.企業結合)」に記載しております。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、前第3四半期連結累計期間との比較に当たり、第9期第3四半期に開示した日本基準の数値をIFRSに組替えて分析しております。

 

(1) 業績の状況

 当第3四半期連結累計期間における売上高は919,022百万円(前年同四半期比3.3%増)となり営業利益は94,885百万円(同25.9%減)、四半期利益は74,784百万円(同31.3%減)親会社の所有者に帰属する四半期利益は73,064百万円(同32.1%減)となりました。

  なお、営業利益には、「販売費及び一般管理費」の減損損失25,031百万円が含まれており、その主な内容は、医療関連事業における急性片頭痛の治療薬「ONZETRA Xsail」(一般名:スマトリプタン)に係る無形資産の減損損失23,047百万円であります。

 セグメントの業績は次のとおりです。

(単位:百万円)

 

医療関連
事業

ニュートラシューティカルズ
関連事業

消費者
関連事業

その他
の事業

調整額

連結

売上高

572,466

243,300

27,569

112,037

△36,350

919,022

営業利益

70,825

33,857

9,704

9,087

△28,589

94,885

 

① 医療関連事業

当社は、2018年度までの第二次中期経営計画において、抗精神病薬の「エビリファイ持続性水懸筋注用/Abilify Maintena」と「REXULTI」、バソプレシンV2受容体拮抗剤「サムスカ/JINARC」をグローバル3製品、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」を次世代製品の1つと位置づけ、中長期での持続的な成長を目指しています。

◇日本

精神・神経領域では、抗精神病薬「エビリファイ」は、2016年4月の薬価改定において適用された市場拡大再算定と2017年6月からの後発品の影響を受け、同剤の売上は前年同四半期比で減少となりました。持続性注射剤(月1回製剤)である「エビリファイ持続性水懸筋注用」は、処方の拡大により、売上が大幅に増加しています。ユーシービージャパンとコ・プロモーションを行っている抗てんかん剤「イーケプラ」は、高い有効性と安全性、使いやすさが専門医の評価を得て、処方数が順調に伸長しています。また、パーキンソン病とレストレスレッグス症候群の治療剤「ニュープロパッチ」も、2016年6月に発売した18㎎製剤が処方の拡大に寄与し、売上が増加しています。

がん・がんサポーティブケア領域では、抗悪性腫瘍剤「アブラキサン」は、胃がんにおける用法・用量の拡大により、売上は前年同四半期比で微増となりました。抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」は、治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸がんに対する標準療法の一つとしての位置づけを早期に確立したため、前年同四半期比では微増にとどまりました。制吐剤「アロキシ」の売上は前年同四半期比で微増となりました。

循環器・腎領域では、「サムスカ」は経口水利尿薬として医療現場での価値訴求が奏功し、売上は前年同四半期比で増加しました。腎臓の難病である常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の治療剤としても、診療ガイドラインの推奨などにより処方数が伸長しています。

消化器領域では、武田薬品工業とコ・プロモーションを行う酸関連疾患治療剤「タケキャブ錠」の処方が大幅に拡大しています。

眼科領域では、ドライアイ治療剤の「ムコスタ点眼液UD2%」は製品コンセプトの訴求により増収となりました。また、2017年1月に緑内障・高眼圧症治療剤「ミケルナ配合点眼液」を発売し、処方数は順調に伸長しています。

診断領域では、インフルエンザ検査薬、ヘリコバクター・ピロリ関連製品の売上減少等が影響し、診断薬全体で減収となりましたが、2017年7月に発売した「クイックナビTM-マイコプラズマ」は順調に推移しています。

臨床栄養領域では、2017年1月に新規処方で発売した高カロリー輸液「エルネオパNF輸液」の販売数量の伸長等が寄与し、臨床栄養全体で増収となりました。

 

◇北米

「エビリファイ」の持続性注射剤(月1回製剤)「Abilify Maintena」は、製剤の利便性に対する認知の向上に加え、2017年7月の双極性障害の効能追加により、前年同四半期比で増収となりました。「REXULTI」は、2015年に米国で発売以降、統合失調症と大うつ病補助療法の2つの適応症で処方数が伸長し、売上は大幅に増加しています。また、2017年4月にカナダで販売を開始しました。神経疾患領域の薬剤開発に強みを持つ米国アバニア社の「NUEDEXTA」は、世界初で唯一の情動調節障害の治療剤としての評価が浸透し、売上は増加しています。「ロンサーフ」の売上は、前年同四半期比で微減となりました。経口水利尿薬として販売する「サムスカ」は、価値訴求の強化により売上が増加しました。また、ADPKD治療剤「JINARC」は2015年にカナダで発売以降、順調に処方が拡大しています。

◇その他

「Abilify Maintena」は欧州での処方が拡大し、売上は前年同四半期比で大幅に増加しました。「ロンサーフ」はセルヴィエ社とのライセンス契約のもと、2016年4月に製造販売承認を取得以降、販売国が順調に拡大しています。「サムスカ」は経口水利尿薬としての成長に加え、ADPKD治療剤「JINARC」としても承認国が増加しました。「サムスカ/JINARC」の販売国は日本・北米含む世界で26カ国・地域に拡大しています。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の医療関連事業の売上高は572,466百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は70,825百万円(同34.4%減)となりました。

 

② ニュートラシューティカルズ関連事業

当社のニュートラシューティカルズ関連事業は、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性飲料・機能性食品等を中心に、グローバルに事業を展開しています。

◇日本

水分・電解質補給飲料「ポカリスエット」は、季節性要因に伴うスポーツ飲料市場の低迷*1の影響を受け、販売数量は減少しましたが、乾燥時の水分補給や熱中症対策等の消費者に対するコミュニケーション活動により、市場シェアは伸長しています*2。炭酸栄養ドリンク「オロナミンC」は、食系栄養ドリンク市場が低迷するなか*3、積極的なコミュニケーション活動を継続し、販売数量は前年同四半期並に推移しました。「カロリーメイト」は、前年に発生した震災に係る一時的な需要増の反動等により前年同四半期比で販売数量は減少しましたが、栄養バランス食品市場においてトップシェアを維持しています*4。また、2016年5月にラインアップを拡充した「カロリーメイト ゼリー」は、バランス栄養食の新しい形態としての製品価値が浸透し、順調に成長しています。大豆バー「SOYJOY(ソイジョイ)」は、前年4月に「SOYJOY クリスピー」3製品を発売した反動により前年同四半期比で販売数量が減少しましたが、2017年2月に発売した新製品「SOYJOYクリスピー ホワイトマカダミア」は、市場への導入が順調に進んでいます。

◇北米

米国店頭販売No.1サプリメント*5である米国ファーマバイト社の「ネイチャーメイド」は、米国のサプリメント市場の拡大傾向*6も相まって、売上は前年同四半期比で増加しました。また、米国フードステイト社の売上も順調に増加しています。2017年7月には、北米でプラントベース(植物由来)食品を開発・製造販売するデイヤフーズ社を買収しました。

◇その他

欧州を中心に40カ国以上に事業展開するニュートリション エ サンテ社は、フランスの健康食品No.1ブランド*7「ジェルブレ」等の栄養・健康食品におけるグルテンフリー製品やミートフリー製品が成長を牽引し、売上が増加しました。アジアを中心に海外19カ国・地域で展開しているポカリスエットは、中国では販路の拡大や製品認知度の上昇に伴い販売数量が増加しましたが、インドネシアにおいて天候不順や景気後退等の影響を受け、海外全体の販売数量は前年同四半期比で減少しました。

 

以上の結果、当第3四半期連結累計期間のニュートラシューティカルズ関連事業の売上高は243,300百万円(前年同四半期比3.4%増)、営業利益は33,857百万円(同15.1%増)となりました。当事業においては、成長性と収益性を軸とした製品戦略の再構築をはじめとするバリューチェーンの改善を進めています。

 

*1:インテージSRI 2017/1-9 –9.4% 無断転載禁止

*2:インテージSRI 2017/1-9 +0.6% 無断転載禁止

*3:インテージSRI 2017/1-9 -7.2% 無断転載禁止

*4:インテージ SRI 栄養バランス食品(種別:クッキー・ビスケット、シリアル、ケ-キ)市場2017/1-9 累計販売金額 無断転載禁止

*5:ⓒ2017, The Nielsen Company, Scantrack® service, 米国xAOCチャネル2008-2016 無断転載禁止

*6:ⓒ2017, The Nielsen Company, 米国xAOCチャネル2017/9 +2.3% 無断転載禁止

*7:IRI社 フランススーパー向け栄養食品市場調べ(2016年)

 

③ 消費者関連事業

ビタミン炭酸飲料「マッチ」は、積極的なマーケティング戦略や営業活動等によるブランドの活性化に取り組み、販売数量は前年同四半期並に推移しました。「クリスタルガイザー」を中心とするミネラルウォーターは、新規ユーザー層拡大にむけた積極的なマーケティングを展開しましたが、通販チャネルにおける売上減少等により、販売数量は前年同四半期比で減少しました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の消費者関連事業の売上高は27,569百万円(前年同四半期比0.7%増)、営業利益は9,704百万円(同17.8%増)となりました。当事業においては、収益構造を改善すべく、マーケティング戦略、販売促進活動等を見直し、経費効率を高める改革を継続しています。

 

④ その他の事業

機能化学品分野では、水加ヒドラジンや発泡剤等の販売数量の伸長等により、売上は前年同四半期比で増加しました。ファインケミカル分野では、医薬品原薬及び中間体の販売数量の伸長等により、売上は前年同四半期比で増加しました。

運輸・倉庫分野では、取扱数量が堅調に推移し、売上は前年同四半期比で微増となりました。通販サポート事業と保険事業では、取扱件数の増加や契約件数増加等により、前年同四半期比で増収となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間のその他の事業の売上高は112,037百万円(前年同四半期比6.8%増)、営業利益は9,087百万円(同2.8%減)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は326,599百万円となり、前連結会計年度末より43,275百万円減少しました。これは、営業活動により獲得したキャッシュ・フロー76,459百万円が、投資活動により使用したキャッシュ・フロー△37,491百万円及び財務活動により使用したキャッシュ・フロー△79,541百万円の合計額を下回ったためです。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得したキャッシュ・フローは、76,459百万円となりました。当第3四半期連結累計期間の主な内容は、税引前四半期利益93,864百万円、減価償却費及び償却費45,558百万円、減損及びその戻入益25,520百万円、持分法による投資損益△17,318百万円、売上債権及びその他の債権の増減額△10,016百万円、棚卸資産の増減額△15,191百万円、その他営業活動によるキャッシュ・フロー△11,334百万円、法人所得税等の支払額△39,725百万円となっております。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用したキャッシュ・フローは、△37,491百万円となりました。当第3四半期連結累計期間の主な内容は、有形固定資産の取得による支出△38,070百万円、無形資産の取得による支出△18,863百万円、投資の売却及び償還による収入51,685百万円、投資の取得による支出△24,736百万円、子会社の取得による支出△46,262百万円、定期預金の増減額38,111百万円となっております。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用したキャッシュ・フローは、△79,541百万円となりました。当第3四半期連結累計期間の主な内容は、長期借入金の返済による支出△24,239百万円、配当金の支払額△54,861百万円となっております。

 

(3) 財政状態の分析

① 資産

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は2,467,736百万円(前連結会計年度末は2,478,290百万円)となり、10,554百万円減少しました。その内訳は、流動資産が87,713百万円の減少、非流動資産が77,159百万円の増加であります。

(流動資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,026,142百万円(前連結会計年度末は1,113,855百万円)となり、87,713百万円減少しました。その主たる内訳は、売上債権及びその他の債権が11,575百万円、棚卸資産が16,447百万円増加したものの、現金及び現金同等物が43,275百万円、その他の金融資産が73,204百万円減少したこと等によるものであります。

(非流動資産)

 当第3四半期連結会計期間末における非流動資産は1,441,593百万円(前連結会計年度末は1,364,434百万円)となり、77,159百万円増加しました。その主たる内訳は、無形資産が9,915百万円減少したものの、有形固定資産が15,955百万円、のれんが37,998百万円、持分法で会計処理されている投資が18,180百万円、その他の金融資産が13,679百万円増加したこと等によるものであります。

② 負債

(流動負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は409,098百万円(前連結会計年度末は436,613百万円)となり、27,514百万円減少しました。その主たる内訳は、未払法人所得税が13,198百万円、その他の流動負債が14,593百万円減少したこと等によるものであります。

(非流動負債)

 当第3四半期連結会計期間末における非流動負債は295,375百万円(前連結会計年度末は303,235百万円)となり、7,859百万円減少しました。その主たる内訳は、その他の金融負債が11,914百万円増加したものの、社債及び借入金が22,404百万円減少したこと等によるものであります。

③ 資本

 当第3四半期連結会計期間末における資本は1,763,262百万円(前連結会計年度末は1,738,441百万円)となり、24,820百万円増加しました。その主たる内訳は、配当金の支払54,184百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益73,064百万円の計上等により利益剰余金が19,096百万円増加したこと、株式相場及び為替相場の変動等の影響によりその他の資本の構成要素が4,241百万円増加したこと等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費は121,930百万円です。

主な研究開発分野及び新製品の開発のセグメント別の状況は次のとおりです。

 

(医療関連事業)

当社グループは、精神・神経領域、がん・がんサポーティブ領域を重点領域とし、循環器・腎領域等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めています。

医療関連事業における研究開発費は、114,768百万円です。

 

当第3四半期連結累計期間の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は以下のとおりです。

領域

「製品名」

(一般名)

または開発コード

状況

精神・神経領域

「REXULTI」

(ブレクスピプラゾール)

OPC-34712

<日本>

統合失調症の効能で2017年1月に承認申請しました。

<欧州>

統合失調症の効能で2017年3月に承認申請しました。

<米国>

統合失調症の効能で持続性注射剤のフェーズⅠ試験を2017年2月に開始しました。

<米国・欧州>

心的外傷後ストレス症候群を対象としたフェーズⅢ試験は、試験計画の見直しによりフェーズⅡ試験として再開しました。

「エビリファイ」

(アリピプラゾール)

OPC-14597

<日本>

開発戦略上、アルツハイマー型認知症に伴うアジテーションを対象とした開発を中止しました。

「エビリファイ

持続性水懸筋注用」

(アリピプラゾール)

<日本・欧州>

開発戦略上、双極性障害を対象とした開発を中止しました。

<米国>

・双極性障害の適応症で2017年7月に効能追加の承認を取得しました。

(アリピプラゾール・セルトラリン)

ASC-01

<日本>

・大うつ病の適応症で2017年7月に承認申請しました。

イダロピルジン

Lu AE58054

フェーズⅢ試験結果を総合的に判断し、アルツハイマー型認知症を対象とした開発を中止しました。

センタナファジン

EB-1020

・ニューロバンス社を2017年3月に買収し、獲得した開発品であり、現在の開発状況は以下のとおりです。

米国

注意欠陥・多動性障害を対象としたフェーズⅡ試験の段階。

がん・がんサポーティブケア領域

(グアデシタビン)

SGI-110

日本・米国・欧州・アジア

骨髄異形成症候群を対象としたフェーズⅢ試験を2017年2月に開始しました。

<米国・欧州>

フェーズⅡ試験結果を総合的に判断し、肝細胞がんを対象とした開発を中止しました。

「ロンサーフ」

(トリフルリジン・チピラシル)

TAS-102

アジア

結腸・直腸がんの効能で2017年5月に承認申請しました。

 

 

領域

「製品名」

(一般名)

または開発コード

状況

がん・がんサポーティブケア領域

(テガフール・ギメラシル・オテラシル・ホリナート)

TAS-118

<日本・アジア>

・フェーズⅢ試験結果を総合的に判断し、膵がんを対象とした開発を中止しました。

TAS-115

<日本>

前立腺がんを対象としたフェーズⅡ試験を2017年1月に開始しました。

TAS4464

<日本・米国・欧州>

固形がん、血液がんを対象としたフェーズⅠ試験を2017年2月に開始しました。

「SATIVEX」

nabiximols

<米国>

フェーズⅢ試験結果を総合的に判断し、がん性疼痛を対象とした開発を中止しました。

(onalespib)

AT13387

米国・欧州

フェーズⅡ試験結果を総合的に判断し、非小細胞肺がんを対象とした開発を中止しました。

AT7519

<米国>

フェーズⅡ試験結果を総合的に判断し、多発性骨髄腫を対象とした開発を中止しました。

ASTX660

<米国>

・固形がん・リンパ腫を対象としたフェーズⅡ試験を2017年9月に開始しました。

OPB-111001

欧州

フェーズⅠ試験結果を総合的に判断し、固形がんを対象とした開発を中止しました。

HF10

<日本>

・悪性黒色腫を対象としたフェーズⅡ試験を2017年5月に開始しました。

・膵がんを対象としたフェーズⅠ試験を2017年9月に開始しました。

レバミピド

OPC-12759

日本

フェーズⅡ試験結果を総合的に判断し、がん化学放射線療法に伴う口腔粘膜炎を対象とした開発を中止しました。

循環器・腎領域

「サムスカ」

(トルバプタン)

OPC-41061

日本

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群を対象としたフェーズⅢ試験を2017年6月に開始しました。

・開発戦略上、がん性浮腫、血液透析に伴う体液貯留、腹膜透析に伴う体液貯留を対象とした開発を中止しました。

その他領域

「ゾシン」

(タゾバクタム・ピペラシリン)

YP-18

<日本>

深在性皮膚感染症、びらん・潰瘍の二次感染について2017年5月に効能追加の承認を取得しました。

TAC-302

<日本>

・過活動膀胱を伴う排尿筋低活動を対象としたフェーズⅡ試験を2017年9月に開始しました。

「WT1 mRNA測定キットⅡ「オーツカ」」

ODK-1003

<日本>

急性リンパ性白血病の体外診断薬として、2017年4月に効能追加の承認を取得しました。

 

 (ニュートラシューティカルズ関連事業)

当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。

臨床栄養分野およびスポーツ栄養に関するBCAA(分岐鎖アミノ酸)の研究をもとに開発された「アミノバリュー」は、「アミノバリュー4000」および「アミノバリューパウダー8000」について、BCAAを関与成分とする「運動によるカラダの疲労感をやわらげる」日本初の機能性表示食品として2017年4月に発売しました。さらに、「運動と栄養」に関する研究と「腸と栄養」に関する研究成果をもとに同年4月に日本で発売した新製品「ボディメンテゼリー」は、独自成分「乳酸菌B240」に「BCAA+アルギニン」「ホエイタンパク」を組合せた成分設計により、身体のリカバリーとメンテナンスの視点で体調を万全に整えるコンディショニング栄養食です。また、同年5月には、就寝・起床リズムを整え、睡眠の質を高める機能性表示食品「賢者の快眠 睡眠リズムサポート」を新発売しました。本製品は、生体リズムに起因した睡眠リズムの乱れや睡眠の質の改善につながる機能をもつ「アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン」*1に着目し、これを機能性関与成分として開発した製品です。同年8月には、誰でも簡単に、短時間でやさしく洗えて、肌を傷つける “ゴシゴシ洗い”を防止する超濃密泡洗浄料「ウル・オス(UL・OS)フェイスウォッシュforスキンケア」を新発売しました。

ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、3,787百万円です。

 

*1:機能性関与成分名:アスパラガス由来含プロリン-3-アルキルジケトピペラジン(シクロ(L-ロイシル-L-プロリル)、シクロ(L-フェニルアラニル-L-プロリル)、シクロ(L-チロシル-L-プロリル)として)

 

 (消費者関連事業)

当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組んでいます。

消費者関連事業における研究開発費は、433百万円です

 

 (その他の事業)

当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます

その他の事業における研究開発費は、2,939百万円です

 

(6) 主要な設備

  当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設の計画は、次のとおりであります。

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の内容

投資予定金額

資金調達方法

着手及び完了予定年

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

大塚製薬㈱

徳島美馬工場

徳島県美馬市

医療関連事業

生産設備

9,928

3,036

自己資金

2017年

2018年

大塚倉庫㈱

赤穂第3倉庫

兵庫県赤穂市坂越

その他の事業

倉庫

2,345

781

自己資金

2017年

2018年

大塚倉庫㈱

東京本部ビル

東京都中央区

晴海

その他の事業

事務設備

2,850

自己資金

2017年

2018年