第5【経理の状況】

1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について

(1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号。以下「連結財務諸表規則」という。)第93条の規定により、国際会計基準(以下「IFRS」という。)に準拠して作成しております。

(2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。

 また、当社は、特例財務諸表提出会社に該当し、財務諸表等規則第127条の規定により財務諸表を作成しております。

 

2.監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、連結会計年度(2020年1月1日から2020年12月31日まで)の連結財務諸表及び当事業年度(2020年1月1日から2020年12月31日まで)の財務諸表について、有限責任監査法人トーマツにより監査を受けております。

 

3.連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備について

 当社は、連結財務諸表等の適正性を確保するための特段の取組み及びIFRSに基づいて連結財務諸表等を適正に作成することができる体制の整備を行っております。その内容は以下のとおりであります。

(1)会計基準等の内容を適切に把握し、又は会計基準等の変更等について的確に対応できる体制を整備するため、公益財団法人財務会計基準機構に加入し、社内研修の定期的な実施や日本公認会計士協会が出版する専門誌の定期購読、公益財団法人財務会計基準機構及び監査法人等が主催するセミナーに参加する等を行っております。

(2)IFRSの適用については、国際会計基準審議会が公表するプレスリリースや基準書を随時入手し、最新の基準の把握を行っております。また、IFRSに基づく適正な連結財務諸表を作成するために、IFRSに準拠したグループ会計方針及び会計指針を作成し、それらに基づいて会計処理を行っております。

 

1【連結財務諸表等】

(1)【連結財務諸表】

①【連結財政状態計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2019年12月31日)

 

当連結会計年度

(2020年12月31日)

資産

 

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び現金同等物

6

334,040

 

356,851

売上債権及びその他の債権

7

401,418

 

379,107

棚卸資産

8

159,991

 

173,827

未収法人所得税

 

2,807

 

3,283

その他の金融資産

9

48,232

 

44,920

その他の流動資産

10

40,321

 

44,488

(小計)

 

986,811

 

1,002,479

売却目的で保有する資産

11

1,539

 

1,247

流動資産合計

 

988,351

 

1,003,727

非流動資産

 

 

 

 

有形固定資産

12, 20

453,380

 

462,131

のれん

13

274,761

 

262,914

無形資産

13

478,540

 

457,192

持分法で会計処理されている投資

15

197,704

 

208,146

その他の金融資産

9

150,688

 

187,221

繰延税金資産

16

22,118

 

21,531

その他の非流動資産

10

15,763

 

24,941

非流動資産合計

 

1,592,957

 

1,624,079

資産合計

 

2,581,309

 

2,627,807

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

前連結会計年度

(2019年12月31日)

 

当連結会計年度

(2020年12月31日)

負債及び資本

 

 

 

 

負債

 

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

仕入債務及びその他の債務

17

166,801

 

164,950

社債及び借入金

18

50,033

 

28,690

リース負債

20

14,796

 

15,511

その他の金融負債

19

2,424

 

1,987

未払法人所得税

 

26,516

 

14,744

契約負債

25

12,407

 

12,644

その他の流動負債

21

167,910

 

177,350

(小計)

 

440,891

 

415,878

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

11

 

334

流動負債合計

 

440,891

 

416,213

 

 

 

 

 

非流動負債

 

 

 

 

社債及び借入金

18

136,493

 

124,564

リース負債

20

51,994

 

57,314

その他の金融負債

19

18,548

 

16,737

退職給付に係る負債

23

17,301

 

16,724

引当金

22

981

 

904

契約負債

25

80,792

 

69,164

繰延税金負債

16

26,576

 

25,457

その他の非流動負債

21

12,287

 

17,294

非流動負債合計

 

344,977

 

328,161

負債合計

 

785,869

 

744,374

 

 

 

 

 

資本

 

 

 

 

親会社の所有者に帰属する持分

 

 

 

 

資本金

24

81,690

 

81,690

資本剰余金

24

505,520

 

506,295

自己株式

24

46,018

 

45,781

利益剰余金

24

1,304,569

 

1,402,644

その他の資本の構成要素

24

79,490

 

92,474

親会社の所有者に帰属する持分合計

 

1,766,271

 

1,852,375

非支配持分

 

29,168

 

31,057

資本合計

 

1,795,440

 

1,883,432

負債及び資本合計

 

2,581,309

 

2,627,807

 

②【連結損益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

 至 2019年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

 至 2020年12月31日)

売上収益

5, 25

1,396,240

 

1,422,826

売上原価

26

451,297

 

439,749

売上総利益

 

944,943

 

983,076

 

 

 

 

 

販売費及び一般管理費

22, 26

557,607

 

562,434

持分法による投資利益

15

15,621

 

13,087

研究開発費

26

215,789

 

216,841

減損損失

14

13,476

 

26,110

その他の収益

27

8,694

 

11,436

その他の費用

28

5,801

 

3,631

営業利益

 

176,585

 

198,582

 

 

 

 

 

金融収益

29

4,433

 

3,661

金融費用

29

7,502

 

12,256

税引前当期利益

 

173,515

 

189,988

法人所得税費用

16

42,328

 

38,254

当期利益

 

131,187

 

151,733

 

 

 

 

 

当期利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

31

127,151

 

148,137

非支配持分

31

4,035

 

3,596

 

 

 

 

 

1株当たり当期利益

 

 

 

 

基本的1株当たり当期利益(円)

 

234.55

 

273.15

希薄化後1株当たり当期利益(円)

 

231.13

 

272.35

 

③【連結包括利益計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

 至 2019年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

 至 2020年12月31日)

当期利益

 

131,187

 

151,733

 

 

 

 

 

その他の包括利益

 

 

 

 

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

 

 

確定給付制度の再測定

30

3,353

 

4,260

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

30

645

 

18,798

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

15, 30

296

 

390

小計

 

3,005

 

23,450

 

 

 

 

 

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

 

 

在外営業活動体の換算差額

30

10,634

 

34,088

キャッシュ・フロー・ヘッジ

30

2

 

4

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

15, 30

4,800

 

1,499

小計

 

15,437

 

32,593

その他の包括利益合計

 

12,432

 

9,143

当期包括利益

 

118,754

 

142,590

 

 

 

 

 

当期包括利益の帰属

 

 

 

 

親会社の所有者

 

115,124

 

139,321

非支配持分

 

3,629

 

3,268

当期包括利益

 

118,754

 

142,590

 

④【連結持分変動計算書】

前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の資本の構成要素

 

確定給付制度の再測定

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

2019年1月1日残高

 

81,690

505,894

47,268

1,229,360

23,344

会計方針の変更

 

23

修正再表示後の残高

 

81,690

505,894

47,268

1,229,336

23,344

当期利益

 

127,151

その他の包括利益

 

3,414

423

当期包括利益

 

127,151

3,414

423

自己株式の取得

 

1

配当金

24

54,205

株式報酬取引

 

752

1,005

ストック・オプションの権利行使

 

245

245

支配の喪失を伴わない子会社に対する所有者持分の変動

 

625

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

2,286

3,414

1,127

所有者との取引額等合計

 

373

1,250

51,919

3,414

1,127

2019年12月31日残高

 

81,690

505,520

46,018

1,304,569

24,047

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

在外営業活動体の換算差額

キャッシュ・フロー・ヘッジ

合計

2019年1月1日残高

 

88,521

0

65,177

1,704,499

27,766

1,732,266

会計方針の変更

 

23

23

修正再表示後の残高

 

88,521

0

65,177

1,704,475

27,766

1,732,242

当期利益

 

127,151

4,035

131,187

その他の包括利益

 

15,015

2

12,026

12,026

405

12,432

当期包括利益

 

15,015

2

12,026

115,124

3,629

118,754

自己株式の取得

 

1

1

配当金

24

54,205

1,354

55,560

株式報酬取引

 

252

252

ストック・オプションの権利行使

 

0

0

支配の喪失を伴わない子会社に対する所有者持分の変動

 

625

873

248

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

2,286

所有者との取引額等合計

 

2,286

53,328

2,227

55,556

2019年12月31日残高

 

103,537

1

79,490

1,766,271

29,168

1,795,440

 

当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

 

資本金

資本剰余金

自己株式

利益剰余金

その他の資本の構成要素

 

確定給付制度の再測定

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

2020年1月1日残高

 

81,690

505,520

46,018

1,304,569

24,047

当期利益

 

148,137

その他の包括利益

 

4,431

18,986

当期包括利益

 

148,137

4,431

18,986

自己株式の取得

 

1

配当金

24

54,230

株式報酬取引

 

789

238

支配の喪失を伴わない子会社に対する所有者持分の変動

 

14

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

4,167

4,431

264

連結子会社の減少による非支配持分の増減

 

所有者との取引額等合計

 

774

237

50,062

4,431

264

2020年12月31日残高

 

81,690

506,295

45,781

1,402,644

43,298

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注記

親会社の所有者に帰属する持分

非支配持分

資本合計

 

その他の資本の構成要素

合計

 

在外営業活動体の換算差額

キャッシュ・フロー・ヘッジ

合計

2020年1月1日残高

 

103,537

1

79,490

1,766,271

29,168

1,795,440

当期利益

 

148,137

3,596

151,733

その他の包括利益

 

32,229

4

8,815

8,815

327

9,143

当期包括利益

 

32,229

4

8,815

139,321

3,268

142,590

自己株式の取得

 

1

1

配当金

24

54,230

1,482

55,713

株式報酬取引

 

1,028

1,028

支配の喪失を伴わない子会社に対する所有者持分の変動

 

14

8

6

その他の資本の構成要素から利益剰余金への振替

 

4,167

連結子会社の減少による非支配持分の増減

 

94

94

所有者との取引額等合計

 

4,167

53,218

1,379

54,598

2020年12月31日残高

 

135,766

5

92,474

1,852,375

31,057

1,883,432

 

⑤【連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

注記

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

 至 2019年12月31日)

 

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

 至 2020年12月31日)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

税引前当期利益

 

173,515

 

189,988

減価償却費及び償却費

 

75,690

 

79,423

減損損失及びその戻入益

 

10,212

 

26,110

持分法による投資損益(△は利益)

 

15,621

 

13,087

金融収益

 

4,433

 

3,661

金融費用

 

7,502

 

12,256

棚卸資産の増減額(△は増加)

 

2,850

 

19,245

売上債権及びその他の債権の増減額(△は増加)

 

24,440

 

16,680

仕入債務及びその他の債務の増減額(△は減少)

 

11,105

 

9,152

その他

 

2,202

 

11,281

(小計)

 

210,671

 

286,335

利息及び配当金の受取額

 

10,151

 

9,153

利息の支払額

 

4,187

 

3,199

法人所得税等の支払額

 

24,000

 

59,448

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

192,634

 

232,839

 

 

 

 

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

有形固定資産の売却による収入

 

394

 

168

有形固定資産の取得による支出

 

48,602

 

48,802

無形資産の取得による支出

 

14,835

 

49,073

投資の売却及び償還による収入

 

44,446

 

17,486

投資の取得による支出

 

49,656

 

18,082

定期預金の増減額(△は増加)

 

18,577

 

2,120

その他

 

2,603

 

558

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

52,279

 

99,863

 

 

 

 

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

 

社債の発行による収入

37

80,000

 

自己株式の取得による支出

 

1

 

1

短期借入金の増減額(△は減少)

37

4,285

 

10,614

長期借入れによる収入

37

5,915

 

10,201

長期借入金の返済による支出

37

99,386

 

31,084

リース負債の返済による支出

37

15,701

 

17,749

配当金の支払額

 

55,560

 

55,695

その他

37

248

 

10

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

89,267

 

104,932

 

 

 

 

 

現金及び現金同等物の増減額(△は減少)

 

51,087

 

28,043

現金及び現金同等物の期首残高

 

285,022

 

334,040

現金及び現金同等物に係る換算差額

 

2,069

 

5,232

現金及び現金同等物の期末残高

 

334,040

 

356,851

 

【連結財務諸表注記】
1.報告企業

 大塚ホールディングス株式会社(以下「当社」)は日本に所在する株式会社であります。その登記されている本社及び主要な事業所の住所は当社のホームページ(URL https://www.otsuka.com/jp/)で開示しております。当社の2020年12月31日を期末日とする連結財務諸表は、当社及びその子会社(以下「当社グループ」)、並びに当社の関連会社に対する持分により構成されております。

 当社グループの事業内容及び主要な活動は、注記「5.事業セグメント」に記載しております。

 

2.作成の基礎

(1) IFRSに準拠している旨

 当社の連結財務諸表は、連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、同第93条の規定により、IFRSに準拠して作成されております。

 この連結財務諸表は、2021年3月29日に代表取締役社長兼CEO 樋口達夫及び取締役CFO 牧野祐子によって承認されております。

 

(2) 測定の基礎

 連結財務諸表は、公正価値で測定されている金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。

 

(3) 機能通貨及び表示通貨

 連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を切り捨てて表示しております。

 

(4) 未適用の新基準

 「(1) IFRSに準拠している旨」に記載の承認日までに公表された基準書及び解釈指針の新設又は改訂のうち、2020年12月31日において当社グループで早期適用しているものはありません。なお、これらの適用による影響は重要性がないため記載しておりません。

 

3.重要な会計方針

(1) 連結の基礎

① 子会社

 子会社とは、当社グループにより支配されている企業をいいます。支配とは、投資先に対するパワーを有し、投資先への関与により生じる変動リターンに対するエクスポージャー又は権利を有し、かつ、投資先に対するパワーにより当該リターンに影響を及ぼす能力を有している場合をいいます。

 子会社の財務諸表は、当社グループが支配を獲得した日から支配を喪失する日まで、連結対象に含めております。

 子会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該子会社の財務諸表に調整を加えております。グループ会社間の債権債務残高及び内部取引高、並びにグループ会社間の取引から発生した未実現損益は、連結財務諸表の作成に際して消去しております。

 子会社持分を一部処分した際、支配が継続する場合には、資本取引として会計処理しております。非支配持分の修正額と支払対価又は受取対価の公正価値との差額は、親会社の所有者に帰属する持分として資本に直接認識されております。

 支配を喪失した場合には、支配の喪失から生じた利得又は損失は純損益で認識しております。

 

② 関連会社

 関連会社とは、当社グループが当該企業に対し、財務及び営業の方針に重要な影響力を有しているものの、支配又は共同支配をしていない企業をいいます。当社グループが他の企業の議決権の20%以上50%以下を保有する場合、当社グループは当該他の企業に対して重要な影響力を有していると推定されます。

 関連会社への投資は、取得時に取得原価で認識され、以後は持分法によって会計処理しております。関連会社に対する投資には、取得に際して認識されたのれんが含まれております。当該のれんは区分して認識されないため、のれん個別での減損テストは実施しておりません。それに代わり、関連会社に対する投資が減損している可能性を示唆する客観的な証拠が存在する場合には、当該関連会社に対する投資全体を単一の資産として、減損テストを実施しております。

 関連会社が適用する会計方針が当社グループの適用する会計方針と異なる場合には、必要に応じて当該関連会社の財務諸表に調整を加えております。

 重要な影響力を喪失した後、残存持分がある場合、公正価値にて測定し、持分法を中止した日現在の投資の帳簿価額との差額を純損益で認識しております。

 

(2) 企業結合

 企業結合は、取得法を用いて会計処理しております。

 のれんは、移転された対価、被取得企業の非支配持分の金額、及び取得企業が従来保有していた被取得企業の資本持分の支配獲得日公正価値の総計が、支配獲得日における識別可能な資産及び負債の正味の金額を超過する額として測定しております。反対に下回る場合には、直ちに純損益として認識しております。

 移転された対価は、取得企業が移転した資産、取得企業に発生した被取得企業の旧所有者に対する負債及び取得企業が発行した資本持分の支配獲得日公正価値の合計として計算しております。移転された対価には、条件付対価契約から発生するすべての資産又は負債が含まれております。被取得企業の非支配持分の金額は、企業結合ごとに、公正価値又は被取得企業の識別可能純資産の認識金額に対する現在の所有権金融商品の比例的な取り分として測定しております。

 支配獲得日における識別可能な資産及び負債は、IFRS第3号「企業結合」の要求に基づく一部例外を除き、支配獲得日の公正価値で測定しております。

 企業結合に関連して発生する取引費用は、発生時に費用処理しております。

 企業結合が発生した連結会計年度末までに企業結合の当初の会計処理が完了していない場合、完了していない項目を暫定的な金額で報告しております。支配獲得日時点に存在していた事実と状況を、支配獲得日当初に把握していたとしたら認識される金額の測定に影響を与えていたと判断される期間(以下「測定期間」)に入手した場合、その情報を反映して、支配獲得日に認識した暫定的な金額を遡及的に修正しております。新たに得た情報が、資産と負債の新たな認識をもたらす場合には、追加の資産と負債を認識しております。測定期間は最長で1年間であります。

 

(3) 外貨換算

① 外貨建取引

 外貨建取引は、取引日の為替レート又はそれに近似するレートで当社グループの各社の機能通貨に換算しております。外貨建貨幣性資産及び負債は、各報告日の為替レートで機能通貨に換算しております。公正価値で測定する外貨建貨幣性資産及び負債は、当該公正価値の測定日における為替レートで機能通貨に換算しております。

 換算又は決済により生じる換算差額は、純損益として認識しております。ただし、その他の包括利益を通じて測定する金融資産、及びキャッシュ・フロー・ヘッジから生じる換算差額については、その他の包括利益として認識しております。

 

② 在外営業活動体

 在外営業活動体の資産及び負債は各報告日の為替レート、収益及び費用は期中の平均為替レートを用いて日本円に換算しております。在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる換算差額は、その他の包括利益として認識しております。在外営業活動体の換算差額は、在外営業活動体が処分された期間に純損益として認識されます。

 

(4) 金融商品

① 金融資産

(ⅰ)当初認識及び測定

 金融資産のうち、売上債権及びその他の債権は、これらの発生日に当初認識しております。その他のすべての金融資産は、当該金融商品の契約当事者となった取引日に当初認識しております。

 当初認識時に、すべての金融資産は、純損益を通じて公正価値で測定する区分に分類される場合を除き、公正価値に当該金融資産に直接帰属する取引費用を加算した金額で測定しております。純損益を通じて測定する金融資産の取引費用は、純損益に認識しております。

 金融資産は、当初認識時に、(a)償却原価で測定する金融資産、(b)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品、(c)その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品、(d)純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

(a) 償却原価で測定する金融資産

 以下の条件がともに満たされる場合には、償却原価で測定する金融資産に分類しております。

・当該金融資産が、契約上のキャッシュ・フローを回収するために金融資産を保有することを目的とする事業モデルの中で保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品

 以下の条件がともに満たされる場合には、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品に分類しております。

・当該金融資産が、契約上のキャッシュ・フローの回収と売却の両方によって目的が達成される事業モデルの中で保有されている。

・金融資産の契約条件により、元本及び元本残高に対する利息の支払のみであるキャッシュ・フローが特定の日に生じる。

(c) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

 一部の資本性金融商品に対する投資について、売買目的保有でもIFRS第3号「企業結合」が適用される企業結合における取得企業の条件付対価でもない投資の公正価値の事後の変動を、その他の包括利益に表示するという取消不能の選択を行っており、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品に分類しております。

(d) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 上記の償却原価で測定する金融資産、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品、及びその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品以外の金融資産については、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

 

(ⅱ)事後測定

 金融資産の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a) 償却原価で測定する金融資産

 償却原価で測定する金融資産は、実効金利法による償却原価で測定しております。実効金利法による償却及び認識を中止した場合の利得又は損失は、純損益に認識しております。

(b) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品は、公正価値で測定しております。公正価値の変動額は、その他の包括利益に認識しております。認識を中止した場合には、その他の包括利益の累計額を利益剰余金に振り替えております。なお、当該金融資産からの配当金については、純損益に認識しております。

(c) 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産は、公正価値で測定し、公正価値の変動額を純損益に認識しております。

(ⅲ)減損

 償却原価で測定する金融資産等に係る減損については、当該金融資産に係る予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。

 当社グループは、各報告日に、金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大したかどうかを評価しております。

 金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大していない場合には、当該金融商品に係る貸倒引当金を12ヵ月の予想信用損失に等しい金額で測定しております。一方、金融商品に係る信用リスクが当初認識以降に著しく増大している場合には、当該金融商品に係る貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております。

 契約上の支払期日より30日超の経過があった場合には、原則として信用リスクの著しい増大があったものとしております。信用リスクが著しく増加しているか否かの評価を行う際には、期日経過情報のほか、当社グループが合理的に利用可能かつ裏付け可能な情報を考慮しております。

 ただし、重大な金融要素を含んでいない売上債権等については、信用リスクの当初認識時点からの著しい増加の有無にかかわらず、常に貸倒引当金を全期間の予想信用損失に等しい金額で測定しております。

(ⅳ)認識の中止

 当社グループは、金融資産からのキャッシュ・フローに対する契約上の権利が消滅した場合、又は金融資産を譲渡し、当該金融資産の所有に係るリスクと経済価値のほとんどすべてが移転する場合にのみ、金融資産の認識を中止しております。

 

② 金融負債

(ⅰ)当初認識及び測定

 金融負債のうち、社債及び借入金は、これらの発行日に当初認識しております。その他のすべての金融負債は、当該金融商品の契約当事者となった取引日に当初認識しております。

 金融負債は、当初認識時に、(a)償却原価で測定する金融負債、(b)純損益を通じて公正価値で測定する金融負債に分類しております。

 当初認識時に、償却原価で測定する金融負債は、公正価値に当該金融負債に直接帰属する取引費用を控除した金額で測定しております。純損益を通じて測定する金融負債の取引費用は、純損益に認識しております。

(ⅱ)事後測定

 金融負債の当初認識後の測定は、その分類に応じて以下のとおり測定しております。

(a) 償却原価で測定する金融負債

 償却原価で測定する金融負債は、実効金利法による償却原価で測定しております。実効金利法による償却及び認識を中止した場合の利得又は損失は、純損益に認識しております。

(b) 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 純損益を通じて公正価値で測定する金融負債は、公正価値で測定し、公正価値の変動額を純損益に認識しております。

(ⅲ)認識の中止

 当社グループは、金融負債が消滅した時、すなわち、契約中に特定された債務が免責、取消し、又は失効となった時に、金融負債の認識を中止しております。

 

③ 金融資産と金融負債の相殺

 金融資産と金融負債は、認識している金額を相殺する法的に強制可能な権利を現在有しており、かつ、純額で決済するか又は資産の実現と負債の決済を同時に実行する意図を有している場合にのみ相殺し、純額を表示しております。

 

④ デリバティブ及びヘッジ会計

 デリバティブは、当初認識時に公正価値で測定しております。また、当初認識後は公正価値で測定しております。

 当社グループは、為替リスクや金利リスクをヘッジするために為替予約、通貨スワップ、通貨オプション及び金利スワップ等のデリバティブを利用しております。

 当社グループは、ヘッジ関係の開始時に、ヘッジ関係並びにヘッジの実行に関する企業のリスク管理目的及び戦略の公式な指定と文書化を行っております。当該文書には、ヘッジ手段、ヘッジ対象、ヘッジされるリスクの性質、及びヘッジ関係がヘッジ有効性の要求を満たしているかどうかを判定する方法を記載しております。また、ヘッジ関係の開始時に及び継続的に、ヘッジ関係がヘッジ有効性の要求を満たしているかどうかを評価しております。継続的な評価は、各報告日又はヘッジ有効性の要求に影響を与える状況の重大な変化があった時のいずれか早い方において行っております。

 当社グループは、ヘッジ会計の適格要件を満たすキャッシュ・フロー・ヘッジにヘッジ会計を適用し、以下のように会計処理しております。

 ヘッジ手段に係る利得又は損失のうち有効なヘッジと判断される部分は、その他の包括利益に認識し、残りの非有効部分は、純損益に認識しております。その他の包括利益に計上されたヘッジ手段に係る金額は、ヘッジ対象である取引が損益に影響を与える時点で純損益に振り替えております。ただし、予定取引のヘッジがその後に非金融資産又は非金融負債の認識を生じさせるものである場合には、その他の包括利益として認識されている金額は、当該非金融資産又は非金融負債の当初の帳簿価額の修正として処理しております。

 ヘッジ関係が適格要件を満たさなくなった場合、あるいはヘッジ手段が失効、売却、終結又は行使された場合には、ヘッジ会計の適用を将来に向けて中止しております。予定取引又は確定約定の発生がもはや見込まれない場合には、従来その他の包括利益を通じて資本として認識していた累積損益を純損益に振り替えております。

 なお、当社グループでは公正価値ヘッジ及び在外営業活動体に対する純投資のヘッジは行っておりません。

 

(5) 現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物は、手許現金、要求払預金及び容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資から構成されております。

 

(6) 棚卸資産

 棚卸資産は、原価又は正味実現可能価額のいずれか低い額で測定しております。正味実現可能価額とは、通常の事業の過程における見積売価から、完成までに要する見積原価及び販売に要する見積費用を控除した額であります。原価は、主として総平均法に基づいて算定されており、購入原価、加工費、及び棚卸資産の現在の場所と状態に至るまでに発生したすべての費用を含んでおります。

 

(7) 有形固定資産

 有形固定資産の測定には、原価モデルを採用し、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上しております。

 取得原価には、資産の取得に直接付随する費用、資産の解体及び撤去並びに原状回復費用の当初見積額等を含めております。

 土地及び建設仮勘定以外の資産の減価償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、主として定額法で計上しております。主要な資産項目ごとの見積耐用年数は、以下のとおりであります。

・建物及び構築物  :2-65年

・機械装置及び運搬具:2-63年

・工具器具及び備品 :2-25年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び減価償却方法は、各連結会計年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 

(8) のれん

 当初認識時におけるのれんの測定については、「(2) 企業結合」に記載しております。当初認識後は、取得原価から減損損失累計額を控除した価額で計上しております。

 のれんは、企業結合のシナジーから便益を得ると見込まれる資金生成単位又は資金生成単位グループ(以下「資金生成単位」)に配分しております。のれんを配分した資金生成単位については、毎年、及び当該単位が減損している可能性を示す兆候がある場合にはその都度、減損テストを実施しております。その結果、資金生成単位の回収可能価額が帳簿価額を下回っている場合には、減損損失として純損益に認識しております。資金生成単位に関連して認識した減損損失の配分については、最初に、当該単位に配分したのれんの帳簿価額を減額し、次に、当該単位内の各資産の帳簿価額に基づいた比例按分により、当該単位の中の他の資産に配分しております。のれんについて認識した減損損失は、以後の期間において戻入れをしておりません。

 

(9) 無形資産

 無形資産の測定には、原価モデルを採用し、取得原価から償却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で計上しております。

 個別に取得した無形資産は、当初認識時に取得原価で測定しております。

 企業結合で取得した無形資産は、支配獲得日の公正価値で測定しております。

 自己創設無形資産は、資産化の要件を満たす開発費用を除き、発生時に費用として認識しております。

 耐用年数を確定できる無形資産の償却費は、それぞれの見積耐用年数にわたり、定額法で計上しております。主要な無形資産の見積耐用年数は、以下のとおりであります。

・特許権      :5-15年

・商標権及び販売権等:2-20年

・ソフトウエア   :2-10年

 なお、見積耐用年数、残存価額及び償却方法は、各連結会計年度末に見直しを行い、変更があった場合は、会計上の見積りの変更として将来に向かって適用しております。

 耐用年数を確定できない無形資産は、主として個別に又は企業結合で取得したブランドやトレードマークであり、「商標権及び販売権等」として無形資産に含めて計上しております。耐用年数を確定できない無形資産については、各連結会計年度末に、耐用年数を確定できないという判定が引き続き妥当であるかどうかを再検討しております。妥当でない場合には、確定できないものから確定できるものへ変更し、会計上の見積りの変更として会計処理しております。

 個別に又は企業結合で取得した仕掛中の研究開発は、「仕掛研究開発」として無形資産に含めて計上しております。当該資産は、未だ使用可能ではない無形資産であるため、償却をせず、減損テストを行っております。「仕掛研究開発」については、その後の期間に規制当局の許認可が得られ使用可能となった時点で「商標権及び販売権等」に振替を行い、その時点から見積耐用年数にわたり定額法で償却を開始しております。

 

(10) リース

 当社グループは、借手としてのリース取引について、リース開始日に、使用権資産を取得原価で、リース負債を未払リース料総額の現在価値として測定しております。

 使用権資産は、耐用年数とリース期間のいずれか短い年数にわたって、定額法で減価償却を行っております。主要な資産項目毎の見積耐用年数は、以下のとおりであります。

・建物及び構築物  :2-50年

・機械装置及び運搬具:2-15年

・工具器具及び備品 :2-6年

・土地       :2-50年

 リース料は、利息法に基づき金融費用とリース負債の返済額に配分して認識しております。

 なお、無形資産に係るリース及びリース期間が12ヵ月以内の短期リースについては、使用権資産及びリース負債を認識しておりません。短期リースに係るリース料は、リース料総額をリース期間にわたって、定額法又は他の規則的な基礎のいずれかにより認識しております。

 

(11) 有形固定資産及び無形資産の減損

 有形固定資産及び無形資産について、各報告期間末に減損の兆候の有無を判断しております。減損の兆候がある場合には、回収可能価額を見積っております。個別の資産の回収可能価額を見積ることができない場合には、その資産の属する資金生成単位の回収可能価額を見積っております。資金生成単位は、他の資産又は資産グループからのキャッシュ・インフローとはおおむね独立したキャッシュ・インフローを生成する最小の識別可能な資産グループとしております。また、耐用年数を確定できない無形資産又は未だ使用可能ではない無形資産については、減損の兆候の有無に関わらず回収可能価額を各連結会計年度末に見積もっております。

 個別の資産又は資金生成単位の回収可能価額は、処分コスト控除後の公正価値と使用価値のいずれか高い金額で測定しております。使用価値は、見積将来キャッシュ・フローを貨幣の時間価値及び当該資産に固有のリスクを反映した税引前の割引率を用いて現在価値に割り引いて算定しております。

 当社グループの全社資産は、独立したキャッシュ・インフローを生成しません。全社資産に減損の兆候がある場合、全社資産が属する資金生成単位の回収可能価額を算定しております。

 減損損失は、資産又は資金生成単位の帳簿価額が回収可能価額を超過する場合に純損益に認識しております。

 過去の期間に認識した減損損失については、各報告期間末において、減損損失の減少又は消滅を示す兆候の有無を判断しております。減損の戻入れの兆候がある場合には、資産又は資金生成単位の回収可能価額を見積っております。回収可能価額が、資産又は資金生成単位の帳簿価額を上回る場合には、回収可能価額と減損損失を認識しなかった場合の帳簿価額から必要な減価償却費及び償却費を控除した後の帳簿価額とのいずれか低い方を上限として、減損損失を戻入れております。

 

(12) 売却目的で保有する資産

 継続的な使用ではなく、売却により回収が見込まれる資産及び資産グループのうち、1年以内に売却する可能性が非常に高く、かつ現在の状態で即時に売却可能で、当社グループの経営者が売却を確約している場合には、売却目的で保有する非流動資産又は処分グループとして分類し、非流動資産は減価償却又は償却を行わず、帳簿価額と売却費用控除後の公正価値のうち、いずれか低い金額で測定しております。

 

(13) 退職後給付

 当社グループは、従業員の退職給付制度として、確定給付制度と確定拠出制度を運営しております。

 当社グループは、確定給付制度債務の現在価値及び関連する当期勤務費用並びに過去勤務費用を、予測単位積増方式を用いて算定しております。

 割引率は、将来の毎年度の給付支払見込日までの期間を基に割引期間を設定し、割引期間に対応した連結会計年度末日の優良社債の市場利回りに基づき算定しております。

 確定給付制度に係る負債又は資産は、確定給付制度債務の現在価値から制度資産の公正価値を控除して算定しております。確定給付制度が積立超過である場合には、将来掛金の減額又は現金の返還という形で利用可能な将来の経済的便益の現在価値を資産上限額としております。

 勤務費用及び確定給付負債(資産)の純額に係る利息純額は、純損益として認識しております。

 確定給付制度の再測定額は、発生した期においてその他の包括利益として一括認識し、直ちに利益剰余金に振り替えております。

 確定拠出型の退職給付に係る掛金は、従業員が勤務を提供した時点で費用として認識しております。

 

(14) 引当金

 引当金は、当社グループが、過去の事象の結果として現在の法的債務又は推定的債務を有しており、当該債務の決済をするために経済的便益を有する資源の流出が必要となる可能性が高く、当該債務の金額について信頼性のある見積りができる場合に認識しております。

 引当金として認識する金額は、各報告日における現在の債務を決済するために必要となる支出について、リスク及び不確実性を考慮に入れた最善の見積りであります。貨幣の時間価値の影響に重要性がある場合には、引当金の金額は、債務の決済に必要と見込まれる支出の現在価値で測定しております。

 

(15) 自己株式

 自己株式は取得原価で評価され、資本から控除しております。当社の自己株式の購入、売却又は消却において利得又は損失は認識しておりません。なお、帳簿価額と売却時の対価との差額は資本剰余金として認識しております。

 

(16) 株式に基づく報酬

① 持分決済型の株式報酬制度

 持分決済型の株式報酬制度として、譲渡制限付株式報酬制度を採用しております。

 譲渡制限付株式報酬は、付与日における公正価値を測定し、付与日から権利確定期間にわたって費用として認識し、同額を資本の増加として認識しております。譲渡制限付株式報酬の公正価値は、付与した当社株式の公正価値を参照して測定しております。

 

② 現金決済型の株式報酬制度

 現金決済型の株式報酬制度として、株価連動型報酬受給権を採用しております。

 現金決済型の株式報酬については、支払額の公正価値を負債として認識し、負債が決済されるまで、当該負債の公正価値の変動を純損益として認識しております。

 

(17) 売上収益

① 製商品の販売

 製商品の販売は、製商品を顧客に引き渡した時点で、顧客に製商品の法的所有権、物理的占有、製商品の所有に伴う重大なリスク及び経済価値が移転し、顧客が当該製商品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製商品の引渡時点で売上収益を認識しております。

 製商品は、販売数量や販売金額等の一定の目標の達成を条件としたリベート等を付けて販売される場合があります。その場合の取引価格は、顧客との契約において約束された対価からリベート等の見積りを控除した金額で算定しております。リベート等の見積りは過去の実績等に基づく最頻値法を用いており、売上収益は重大な戻入れが生じない可能性が非常に高い範囲でのみ認識しております。

 製商品の販売に係る対価は、顧客へ製商品を引き渡した時点から主として1年以内に受領しております。なお、重大な金融要素は含んでおりません。

 

② ライセンス収入及びロイヤリティ収入

 ライセンス収入は、当社グループが第三者との間で締結した開発品又は製品の開発・販売権等に関するライセンス契約等に基づいて受領した契約一時金、マイルストーンによる収入であります。ライセンス契約等において、履行義務が一時点で充足される場合には、開発権・販売権等を付与した時点で契約一時金を売上収益として認識し、契約上定められたマイルストーンが達成された時点でマイルストーンによる収入を売上収益として認識しております。履行義務が一定期間にわたり充足される場合には、当該対価を契約負債として計上し、個々の契約ごとに決定した開発協力等の履行義務の充足に関する進捗度の測定方法に従い、契約一時金、マイルストーンによる収入を予想される契約期間等の一定期間にわたり売上収益として認識しております。なお、マイルストーンによる収入は、事後に重大な戻入れが生じる可能性を考慮し、契約上定められたマイルストーンが達成された時点から売上収益として認識しております。

 ロイヤリティ収入は、契約相手先の売上収益等を基礎に算定されたライセンス契約等における対価であり、契約相手先の売上収益等の発生と履行義務の充足のいずれか遅い時点で、売上収益として認識しております。

 ライセンス収入及びロイヤリティ収入は、契約に基づく権利の確定時点から、主として1年以内に受領しております。なお、重大な金融要素は含んでおりません。

 

(18) 政府補助金

 補助金交付のための条件を満たし、補助金を受領することに合理的な保証がある場合は、補助金収入を公正価値で測定し、認識しております。収益に関する補助金は、費用の発生と同じ連結会計年度に収益として計上しております。資産に関する補助金は、資産の耐用年数にわたって規則的に収益として計上し、未経過の補助金収入を負債に計上しております。

 

(19) 金融収益及び金融費用

 金融収益は、主として受取利息、受取配当金、公正価値の評価益及び為替差益で構成されております。受取利息は、実効金利法により認識しております。受取配当金は、配当を受け取る権利が確定したときに認識しております。

 金融費用は、主として、支払利息、公正価値の評価損及び為替差損で構成されております。

 

(20) 法人所得税

 法人所得税は、当期税金及び繰延税金で構成されております。これらは、企業結合に関連するもの、及び直接資本の部又はその他の包括利益で認識される項目を除き、純損益で認識しております。

 当期税金は、税務当局に対する納付又は税務当局から還付が予想される金額で算定しております。税額の算定にあたっては、当社グループが事業活動を行い、課税対象となる損益を稼得する国において、連結会計年度末日までに制定され、又は実質的に制定されている税率及び税法に基づいております。

 繰延税金は、決算日における資産及び負債の会計上の帳簿価額と税務上の金額との一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除に対して認識しております。

 なお、以下の一時差異に対しては、繰延税金資産及び負債を計上しておりません。

・のれんから生じる一時差異

・企業結合取引を除く、会計上の利益にも税務上の課税所得にも影響を与えない取引によって発生する資産及び負債の当初認識により生じる一時差異

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来加算一時差異のうち、一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に一時差異が解消しない可能性が高い場合

・子会社及び関連会社に対する投資に係る将来減算一時差異のうち、予測可能な範囲内に一時差異が解消されない可能性が高い場合

 繰延税金負債は原則としてすべての将来加算一時差異について認識され、繰延税金資産は将来減算一時差異を使用できるだけの課税所得が稼得される可能性が高い範囲内で、すべての将来減算一時差異について認識されます。

 繰延税金資産の帳簿価額は毎期見直され、繰延税金資産の全額又は一部が使用できるだけの十分な課税所得が稼得されない可能性が高い部分については、帳簿価額を減額しております。未認識の繰延税金資産は毎期再評価され、将来の課税所得により繰延税金資産が回収される可能性が高くなった範囲内で認識されます。

 当社及び一部の子会社は、連結納税制度を適用しております。

 繰延税金資産及び負債は、連結会計年度末日において制定され、又は実質的に制定されている法定税率及び税法に基づいて資産が実現する期間又は負債が決済される期間に適用されると予想される税率及び税法によって算定しております。

 繰延税金資産及び負債は、当期税金負債と当期税金資産を相殺する法律上強制力のある権利を有し、かつ同一の税務当局によって同一の納税主体に課されている場合、相殺しております。

 

(21) 1株当たり当期利益

 基本的1株当たり当期利益は、親会社の普通株主に帰属する当期損益を、その期間の自己株式を調整した発行済普通株式の加重平均株式数で除して計算しております。希薄化後1株当たり当期利益は、希薄化効果を有するすべての潜在株式の影響を調整して計算しております。

 

4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断

 IFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定を行うことが要求されております。実際の業績は、これらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、見積りを見直した会計期間及びそれ以降の将来の会計期間において認識されます。

 経営者が行った連結財務諸表の金額に重要な影響を与える判断及び見積りは、以下のとおりであります。

・有形固定資産及び無形資産の耐用年数(注記「3.重要な会計方針(7)、(9)」、「12.有形固定資産」及び「13.のれん及び無形資産」)

・有形固定資産、のれん及び無形資産の減損(注記「3.重要な会計方針(8)、(11)」及び「14.資産の減損」)

・金融商品の公正価値測定(注記「33.金融商品」)

・繰延税金資産の回収可能性(注記「16.法人所得税」)

・引当金の会計処理と評価(注記「22.引当金」)

・確定給付制度債務の測定(注記「23.退職後給付」)

収益認識(注記「3.重要な会計方針(17)、「25.売上収益」

 新型コロナウイルス感染拡大により、当連結会計年度における当社グループの事業活動も一定の影響を受けましたが、翌連結会計年度以降の業績に対する影響は限定的であるとの仮定に基づき、重要な会計上の見積りを行っております。なお、新型コロナウイルス感染症の今後の流行等の状況の変化は、翌連結会計年度以降において、資産、負債、収益及び費用の報告額に重要な影響を及ぼすリスクとなる可能性があります。

 

5.事業セグメント

(1) 報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社は持株会社として、グループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を果たすとともに、グループ会社に対して、各種共通サービスの提供を行っており、事業活動は、当社傘下の子会社及び関連会社が展開しております。

 当社グループは、事業の核をヘルスケアに置いて、国内・海外で医療関連、ニュートラシューティカルズ関連、消費者関連及びその他の事業活動を展開しており、「医療関連事業」、「ニュートラシューティカルズ関連事業」、「消費者関連事業」及び「その他の事業」の4つを報告セグメントとしております。

 「医療関連事業」は、治療薬及び輸液等を生産及び販売しております。「ニュートラシューティカルズ関連事業」は、機能性飲料等、医薬部外品及び栄養補助食品等を生産及び販売しております。「消費者関連事業」は、ミネラルウォーター、嗜好性飲料及び食品等を生産及び販売しております。「その他の事業」は、商品の保管、保管場所の提供、化学薬品及び液晶評価機器・分光分析機器他を生産及び販売しております。

 

(2) 報告セグメントの売上収益及び業績

 当社グループの報告セグメントごとの売上収益及び業績は、以下のとおりであります。

 報告セグメントの利益は、営業利益に基づく数値であります。

 セグメント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいて算定した合理的な内部振替価格によっております。

 

前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結

 

医療関連

事業

ニュートラシューティカルズ関連事業

消費者

関連事業

その他の

事業

合計

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

924,250

333,757

33,553

104,680

1,396,240

-

1,396,240

セグメント間の内部売上収益又は振替高

-

23

-

39,152

39,176

39,176

-

924,250

333,780

33,553

143,833

1,435,417

39,176

1,396,240

セグメント利益

161,342

39,175

8,852

10,858

220,229

43,644

176,585

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

48,977

13,091

1,311

7,805

71,185

4,504

75,690

持分法による投資利益

3,421

262

10,638

1,302

15,624

2

15,621

減損損失

8,754

1,034

678

490

10,957

2,518

13,476

資本的支出(注)2

47,834

16,599

2,191

13,717

80,343

6,790

87,133

 

当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

報告セグメント

調整額

(注)1

連結

 

医療関連

事業

ニュートラシューティカルズ関連事業

消費者

関連事業

その他の

事業

合計

売上収益

 

 

 

 

 

 

 

外部顧客への売上収益

955,159

334,054

31,346

102,265

1,422,826

-

1,422,826

セグメント間の内部売上収益又は振替高

-

34

9

37,849

37,893

37,893

-

955,159

334,088

31,356

140,115

1,460,719

37,893

1,422,826

セグメント利益

176,809

41,461

10,790

12,962

242,024

43,442

198,582

その他の項目

 

 

 

 

 

 

 

減価償却費及び償却費

50,567

13,400

1,477

7,781

73,226

6,196

79,423

持分法による投資利益

504

109

11,607

862

13,084

3

13,087

減損損失

25,972

82

56

-

26,110

-

26,110

資本的支出(注)2

82,344

12,503

2,712

17,317

114,878

7,918

122,797

(注)1.調整額の内容は、以下のとおりであります。

① セグメント利益

セグメント利益の調整額の内容は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

セグメント間取引消去

△3

△172

全社費用 ※

△44,749

△43,819

その他の収益

1,108

549

合計

△43,644

△43,442

※ 全社費用は、主に当社及び一部の子会社の本社等の間接部門に係る費用であります。

 

② その他の項目

減価償却費及び償却費、減損損失

減価償却費及び償却費、減損損失の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社等の共有資産としての有形固定資産及び無形資産に係るものであります。

 

③ 資本的支出

資本的支出の調整額の内容は、当社及び一部の子会社の本社・研究所等の共有資産に係る設備投資額であります。

 

2.資本的支出は、有形固定資産、のれん及び無形資産の増加額であります。

 

(3) 製品及びサービスに関する情報

 主要な製品及びサービスごとの外部顧客への売上収益は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

(医療関連事業)

 

 

エビリファイ持続性水懸筋注用/Abilify Maintena

101,779

116,028

レキサルティ

89,822

104,634

サムスカ

91,736

88,335

ジンアーク

57,315

79,989

臨床栄養

113,375

107,352

(ニュートラシューティカルズ関連事業)

 

 

機能性飲料等 (注)1

121,660

108,786

機能性食品等 (注)2

82,597

83,617

サプリメント (注)3

102,733

117,270

(注)1.機能性飲料等は、ポカリスエット、チオビタ・ドリンク、オロナミンC、ファイブミニ、OS-1、ボディメンテ等に係るものであります。

2.機能性食品等は、ニュートリション エ サンテ SASグループ製品、カロリーメイト、デイヤフーズ Inc.製品に係るものであります。

3.サプリメントは、ファーマバイト LLCグループ製品、エクエル等に係るものであります。

 

 

(4) 地域別に関する情報

 外部顧客への売上収益

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

日本

689,734

660,270

北米

399,569

460,839

その他

306,937

301,716

合計

1,396,240

1,422,826

(注)1.売上収益は顧客の所在地によっております。

2.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の売上収益は、それぞれ388,397百万円及び448,599百万円であります。

 

 非流動資産

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

日本

418,951

441,251

北米

621,770

575,526

その他

168,643

168,556

合計

1,209,365

1,185,334

(注)1.非流動資産は、資産の所在地によっております。

2.持分法で会計処理されている投資、その他の金融資産、繰延税金資産及び退職給付に係る資産を含んでおりません。

3.非流動資産に含まれるのれんは、投資先の所在地によっております。

4.北米のうち、米国における前連結会計年度及び当連結会計年度の非流動資産は、それぞれ574,893百万円及び528,622百万円であります。

 

(5) 主要な顧客に関する情報

 当社グループの売上収益の10%を超える単一の外部顧客との取引による売上収益がないため、記載を省略しております。

 

6.現金及び現金同等物

 現金及び現金同等物の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

現金及び現金同等物

 

 

現金及び預入期間が3カ月以内銀行預金

305,908

353,400

償還期日が3カ月以内に到来する短期投資

28,132

3,451

現金及び現金同等物計

334,040

356,851

 

7.売上債権及びその他の債権

 売上債権及びその他の債権の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

売掛金及び受取手形

391,948

369,617

未収入金

11,414

11,355

貸倒引当金

△1,945

△1,865

差引計

401,418

379,107

 売上債権及びその他の債権に含まれている、借入金等に係る担保提供資産の金額は、前連結会計年度は279百万円、当連結会計年度は116百万円であります。

 

8.棚卸資産

 棚卸資産の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

商品及び製品

89,169

94,430

仕掛品

30,472

33,201

原材料

37,087

42,718

貯蔵品

3,262

3,478

合計

159,991

173,827

うち、12カ月を超えて販売される予定の棚卸資産

188

510

 棚卸資産の取得原価のうち、費用として認識されている金額は、前連結会計年度は443,266百万円、当連結会計年度は430,035百万円であります。

 棚卸資産に含まれている、借入金等に係る担保提供資産の金額は、前連結会計年度は408百万円、当連結会計年度は487百万円であります。

 費用として認識された棚卸資産の評価減の金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

評価減の金額

6,923

5,546

 

9.その他の金融資産

 その他の金融資産の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

その他の金融資産

 

 

償却原価で測定する金融資産

 

 

定期預金

28,167

29,876

債券

557

562

その他

28,234

25,778

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

その他

5,476

7,769

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

資本性金融商品

136,485

168,155

合計

198,921

232,142

その他の金融資産(流動)

48,232

44,920

その他の金融資産(非流動)

150,688

187,221

 

10.その他の資産

 その他の資産の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

その他の資産

 

 

前払費用

23,458

26,250

退職給付に係る資産

5,784

9,414

その他

26,842

33,764

合計

56,085

69,429

流動資産合計

(その他の流動資産)

40,321

44,488

非流動資産合計

(その他の非流動資産)

15,763

24,941

 

11.売却目的で保有する資産

 売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

売却目的で保有する資産

 

 

有形固定資産

 

 

 建物及び構築物

116

 機械装置及び運搬具

216

511

 土地

632

173

 建設仮勘定

573

541

その他

21

合計

1,539

1,247

売却目的で保有する資産に直接関連する負債

 

 

リース負債

315

その他

18

合計

334

 前連結会計年度における売却目的で保有する資産のうち主なものは、消費者関連事業において、遊休資産の売却の意思決定により、当該資産を売却目的で保有する資産に分類したものです。売却目的で保有する資産については、帳簿価額又は売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い方の金額で測定しております。売却目的で保有する資産の公正価値は、売却予定価格から処分費用を控除したものであり、ヒエラルキーはレベル3であります。なお、公正価値ヒエラルキーについては、注記「33.金融商品」に記載しております。当該資産については、前連結会計年度において、771百万円の減損損失を計上しており、連結損益計算書の「減損損失」に計上しております。

 当連結会計年度における売却目的で保有する資産のうち主なものは、医療関連事業及び消費者関連事業において、遊休資産の売却の意思決定により、当該資産を売却目的で保有する資産に分類したものです。売却目的で保有する資産については、帳簿価額又は売却コスト控除後の公正価値のいずれか低い方の金額で測定しております。売却目的で保有する資産の公正価値は、売却予定価格から処分費用を控除したものであり、ヒエラルキーはレベル3であります。なお、公正価値ヒエラルキーについては、注記「33.金融商品」に記載しております。当該資産については、当連結会計年度において、52百万円の減損損失を計上しており、連結損益計算書の「減損損失」に計上しております。売却は、翌連結会計年度中に完了する予定です。

 

12.有形固定資産

 有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額は、以下のとおりであります。

(1) 取得原価

(単位:百万円)

 

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具器具

及び備品

土地

建設仮勘定

合計

2019年1月1日残高

420,048

412,318

112,807

90,090

28,170

1,063,435

IFRS第16号適用による調整

49,833

7,162

275

2,053

59,324

2019年1月1日調整後残高

469,882

419,480

113,083

92,143

28,170

1,122,759

取得

15,570

11,784

7,637

764

30,125

65,882

処分

△5,739

△11,391

△6,537

△38

△44

△23,751

振替

8,274

16,662

2,658

202

△29,069

△1,271

売却目的で保有する資産へ振替

△552

△1,112

△2

△698

△2,922

△5,289

為替換算差額

△1,509

△1,845

△164

△208

65

△3,661

その他

610

1,006

△265

△7

1,940

3,284

2019年12月31日残高

486,536

434,584

116,409

92,157

28,265

1,157,953

取得

29,709

11,528

7,941

510

26,219

75,909

処分

△11,049

△9,329

△5,608

△125

△38

△26,151

振替

9,696

15,882

1,983

80

△29,233

△1,590

売却目的で保有する資産へ振替

0

△653

△653

為替換算差額

△3,491

△5,203

△497

△476

△1,037

△10,706

その他

351

212

△1

△1

306

866

2020年12月31日残高

511,752

447,021

120,227

92,146

24,481

1,195,628

 

(2) 減価償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具器具

及び備品

土地

建設仮勘定

合計

2019年1月1日残高

△256,002

△312,093

△91,930

△5,007

△4,827

△669,862

減価償却費

△23,812

△18,351

△8,873

△263

△51,300

減損損失

△2,329

△3,469

△322

△2,159

△518

△8,799

処分

4,097

10,681

5,965

23

20,768

売却目的で保有する資産へ振替

435

897

2

65

2,347

3,749

為替換算差額

602

1,256

130

10

57

2,057

その他

△942

△490

432

△267

83

△1,185

2019年12月31日残高

277,950

321,569

94,596

7,599

2,857

704,573

減価償却費

△26,249

△18,770

△9,160

△239

△54,420

減損損失

△23

△79

△66

△609

△778

処分

7,474

8,259

5,524

110

12

21,380

売却目的で保有する資産へ振替

337

337

為替換算差額

1,065

3,036

321

△11

158

4,569

その他

△92

63

30

5

△20

△13

2020年12月31日残高

295,776

328,722

97,947

7,734

3,316

733,497

 

(3) 帳簿価額

(単位:百万円)

 

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具器具

及び備品

土地

建設仮勘定

合計

2019年1月1日残高

164,046

100,224

20,876

85,082

23,342

393,572

2019年12月31日残高

208,585

113,014

21,812

84,558

25,408

453,380

2020年12月31日残高

215,976

118,299

22,280

84,411

21,164

462,131

(注)1.建設中の有形固定資産項目に関する金額は、上記の中で、建設仮勘定の科目により表示しております。

2.有形固定資産の各項目に関する金額は、使用権資産の金額を含めて表示しております。

3.前連結会計年度及び当連結会計年度の固定資産売却益、固定資産売却損及び固定資産除却損については、注記「27.その他の収益」及び「28.その他の費用」をご参照ください。なお、固定資産売却益及び固定資産売却損には、売却目的で保有する資産の売却によるものが含まれております。

4.減損損失の内容については、注記「14.資産の減損」をご参照ください。

5.有形固定資産の取得に関するコミットメントについては、注記「38.コミットメント」をご参照ください。

6.有形固定資産の取得原価に含めた重要な借入費用はありません。

 

(4) 担保提供資産

 各有形固定資産に含まれている、借入金等に係る担保提供資産の帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具器具及び

備品

土地

合計

2019年1月1日残高

481

1,161

6

904

2,553

2019年12月31日残高

478

810

8

727

2,025

2020年12月31日残高

346

910

5

505

1,768

 

(5) 使用権資産

 各有形固定資産に含まれている使用権資産の帳簿価額は、注記「20.リース」をご参照ください。

 

13.のれん及び無形資産

 のれん及び無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減は、以下のとおりであります。

(1) 取得原価

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

仕掛研究開発

商標権及び

販売権等

ソフトウエア

その他

2019年1月1日残高

285,813

335,032

231,645

60,875

36,776

664,329

取得

2,244

5,487

7,380

6,017

21,129

処分

△1,962

△2,629

△256

△4,849

振替

△8,472

8,472

76

△11

65

為替換算差額

△4,359

△4,251

△1,341

△386

245

△5,734

その他

△1,558

0

35

584

620

2019年12月31日残高

279,894

324,552

242,300

65,351

43,356

675,560

取得

24,295

8,088

8,025

6,447

46,856

処分

△510

△4,099

△9,801

△1,399

△15,810

振替

△15,752

15,933

△421

133

△107

為替換算差額

△11,659

△15,301

△6,728

△581

△925

△23,537

その他

△0

△30

△12

△43

2020年12月31日残高

268,235

317,283

255,494

62,541

47,599

682,918

 

(2) 償却累計額及び減損損失累計額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

仕掛研究開発

商標権及び

販売権等

ソフトウエア

その他

2019年1月1日残高

△4,823

△29,463

△92,230

△46,202

△8,654

△176,549

償却費

△17,252

△5,401

△1,735

△24,389

減損損失

△953

△3,630

△57

△28

△2

△3,719

処分

521

2,597

216

3,335

振替

2,645

△2,645

6

7

14

為替換算差額

△3

285

439

270

33

1,028

その他

647

3,263

△14

10

3,260

2019年12月31日残高

5,133

30,163

107,960

48,771

10,124

197,019

償却費

△17,340

△4,909

△2,753

△25,003

減損損失

△179

△25,091

△61

△25,153

処分

510

3,856

9,685

1,140

15,192

為替換算差額

△8

1,832

3,805

513

102

6,253

その他

3

0

4

2020年12月31日残高

5,321

52,912

117,639

43,540

11,633

225,725

 

(3) 帳簿価額

(単位:百万円)

 

 

のれん

無形資産

仕掛研究開発

商標権及び

販売権等

ソフトウエア

その他

2019年1月1日残高

280,989

305,569

139,415

14,672

28,121

487,779

2019年12月31日残高

274,761

294,389

134,339

16,579

33,231

478,540

2020年12月31日残高

262,914

264,371

137,855

19,000

35,965

457,192

(注)1.無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「研究開発費」に含まれております。

2.減損損失の内容については、注記「14.資産の減損」をご参照ください。

3.無形資産の取得に関するコミットメントについては、注記「38.コミットメント」をご参照ください。

4.無形資産の取得原価に含めた重要な借入費用はありません。

 

(4) 担保提供資産

 該当事項はありません。

 

(5) 個別に重要な無形資産

 連結財政状態計算書に計上されている主な無形資産は、2015年に実施されたアバニアファーマシューティカルズ Inc.の買収に伴い認識されたAVP-786の研究開発に係る権利及びニューデクスタに係る権利であり、帳簿価額はそれぞれ前連結会計年度156,451百万円、50,984百万円及び当連結会計年度147,826百万円、40,762百万円であります。そのうち、既に償却が開始されているものの残存償却期間は6年であります。

 

14.資産の減損

(1) 減損損失

 当社グループは、減損損失の算定にあたって概ね独立したキャッシュ・インフローを生成させるものとして識別される資産グループの最小単位を基礎としてグルーピングを行っております

 減損損失は、連結損益計算書の「減損損失」として計上しております。また、減損損失の戻入益は、「その他の収益」に計上しております

 減損損失及び減損損失の戻入益のセグメント別内訳は、以下のとおりであります

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

医療関連事業

5,490

25,972

ニュートラシューティカルズ関連事業

1,034

82

消費者関連事業

678

56

その他の事業

490

全社

2,518

合計

10,212

26,110

 

医療関連事業

 前連結会計年度に認識した医療関連事業における減損損失及び減損損失の戻入益は、それぞれ8,754百万円、3,263百万円であり、減損損失8,754百万円は、有形固定資産に係る減損損失4,728百万円、のれんに係る減損損失306百万円、及び無形資産に係る減損損失3,719百万円であります。

 有形固定資産に係る減損損失4,728百万円は、主に建物及び構築物、機械装置及び運搬具、並びに工具器具及び備品について、収益性の低下により帳簿価額を使用価値である回収可能価額まで減額したものであります。

 無形資産に係る減損損失3,719百万円は、主に仕掛研究開発、並びに商標権及び販売権等について、収益性の低下により帳簿価額を使用価値である回収可能価額まで減額したものであります。

 

 当連結会計年度に認識した医療関連事業における減損損失25,972百万円は、有形固定資産に係る減損損失639百万円、のれんに係る減損損失179百万円、及び無形資産に係る減損損失25,153百万円であります。

 有形固定資産に係る減損損失639百万円は、主に建設仮勘定について、一部製剤の開発中止決定に伴い、帳簿価額を使用価値である回収可能価額まで減額したものであります。

 無形資産に係る減損損失25,153百万円は、主に、急性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群及び卵巣がんを対象として開発中のグアデシタビンに係る仕掛研究開発の減損損失10,644百万円、及び腎性貧血を対象として開発中のバダデュスタットに係る仕掛研究開発の減損損失14,050百万円であります。

 グアデシタビンについては、急性骨髄性白血病と骨髄異形成症候群のフェーズⅢ試験結果を受けて総合的に判断し、全ての対象疾患における開発を中止したことに伴い、帳簿価額を使用価値である回収可能価額ゼロまで減額したものであります。

 また、バダデュスタットについては、透析前の保存期の腎性貧血患者を対象としたフェーズⅢ試験の結果を受けて事業計画を再評価した結果、帳簿価額と使用価値である回収可能価額8,137百万円まで減額したものであります。使用価値の算定には、税引前加重平均資本コストを基礎とした割引率(9.9%)を使用しております。

 

(2) のれんの減損テスト

 企業結合で生じたのれんは、支配獲得日に企業結合から利益がもたらされる資金生成単位に配分しております。のれんの帳簿価額のセグメント別内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

医療関連事業

226,550

214,468

ニュートラシューティカルズ関連事業

42,468

42,729

消費者関連事業

467

441

その他の事業

5,274

5,274

合計

274,761

262,914

 上記のうち、当連結会計年度において重要なものの帳簿価額は、アバニアファーマシューティカルズ Inc.(医療関連事業)140,910百万円(前連結会計年度149,131百万円)、アステックスファーマシューティカルズ Inc.(医療関連事業)29,197百万円(前連結会計年度30,365百万円)、ビステラ Inc.(医療関連事業)23,673百万円(前連結会計年度25,054百万円)、ニュートリション エ サンテ SAS(ニュートラシューティカルズ関連事業)24,540百万円(前連結会計年度23,680百万円)であります。

 

 当社グループは、のれんについて、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。

 使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した今後5年分の事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フロー見積額を、当該資金生成単位の税引前加重平均資本コストを基礎とした割引率(7.7~7.8%)により現在価値に割引いて算定しております。成長率は、資金生成単位の属する産業もしくは国における長期の平均成長率を勘案して0~1.2%と決定しており、市場の長期の平均成長率を超過しておりません。

 減損テストに使用した主要な仮定が変更された場合には減損が発生するリスクがありますが、使用価値は当該資金生成単位の帳簿価額を十分に上回っており、減損テストに使用した主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 

(3) 耐用年数を確定できない無形資産の減損テスト

 当連結会計年度の商標権に含まれる耐用年数を確定できない無形資産は、主としてニュートリション エ サンテ SASグループ(ニュートラシューティカルズ関連事業)が保有するブランドであり、その帳簿価額は、20,465百万円(前連結会計年度20,273百万円)であります。

 それぞれのブランドは、ロイヤリティ免除法と超過収益法を適用して、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した今後5年分の事業計画と税引前加重平均資本コストに必要に応じて特定のカントリーリスク及び為替リスクを加味したものに等しい割引率(6.5~14.0%)を使用して算定しております。成長率は、資金生成単位の属する産業もしくは国における長期の平均成長率を勘案して0~1.5%と決定しており、市場の長期の平均成長率を超過しておりません。いずれの場合も、使用価値は帳簿価額を十分に上回っており、減損テストに使用した主要な仮定が合理的に予測可能な範囲で変化したとしても、使用価値が帳簿価額を下回る可能性は低いと判断しております。

 

(4) 仕掛研究開発の減損テスト

 当連結会計年度の仕掛研究開発は、主としてAVP-786の研究開発に係る権利であり、その帳簿価額は、147,826百万円(前連結会計年度156,451百万円)であります。

 仕掛研究開発は、未だ使用可能ではない無形資産として、毎期又は減損の兆候がある場合には随時、減損テストを実施しております。減損テストの回収可能価額は、使用価値に基づき算定しております。

 使用価値は、過去の経験及び外部からの情報を反映し、経営者が承認した事業計画と成長率を基礎としたキャッシュ・フロー見積額を、当該資金生成単位の税引前加重平均資本コストを基礎とした割引率(AVP-786については9.2)により現在価値に割引いて算定しております。

 

15.持分法で会計処理されている投資

(1) 重要性のある関連会社

 該当事項はありません。

 

(2) 個々に重要性のない関連会社

 個々に重要性のない関連会社に対する投資の帳簿価額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

持分法で会計処理されている投資の帳簿価額

197,704

208,146

 

 個々に重要性のない関連会社に関する財務情報は、以下のとおりであります。

 なお、これらの金額は、グループの持分比率勘案後のものであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

当期利益

15,621

13,087

その他の包括利益

△4,503

1,890

当期包括利益

11,118

14,978

 

16.法人所得税

(1) 繰延税金

 繰延税金資産及び繰延税金負債の増減内容は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

2019年

1月1日残高

純損益を

通じて認識

その他の包括

利益において

認識

その他

2019年

12月31日残高

棚卸資産

12,294

8,972

74

21,341

有価証券等

△17,322

△137

△3,491

12

△20,939

無形資産

△90,731

542

1,289

△88,898

退職後給付

3,418

282

△1,831

△48

1,821

未払費用及びその他の負債

14,082

3,703

591

18,377

契約負債

29,981

△1,455

28,526

繰越欠損金

6,491

△1,801

1,262

5,952

繰越税額控除

37,417

504

△482

37,439

その他

△3,497

△4,456

0

△125

△8,078

合計

△7,865

6,155

△5,322

2,573

△4,458

 

 

(単位:百万円)

 

2020年

1月1日残高

純損益を

通じて認識

その他の包括

利益において

認識

その他

2020年

12月31日残高

棚卸資産

21,341

4,586

△126

25,800

有価証券等

△20,939

△113

△8,487

454

△29,085

無形資産

△88,898

8,567

4,310

△76,020

退職後給付

1,821

541

△1,826

△117

419

未払費用及びその他の負債

18,377

3,786

△502

21,662

契約負債

28,526

△5,276

23,249

繰越欠損金

5,952

△269

△255

5,428

繰越税額控除

37,439

△4,314

△1,904

31,219

その他

△8,078

1,207

1

269

△6,599

合計

△4,458

8,715

△10,312

2,129

△3,925

 

 当社グループは、繰延税金資産の認識にあたり、将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰越税額控除の一部又は全部が、将来課税所得に対して利用できる可能性を考慮しております。繰延税金資産の回収可能性の評価においては、繰延税金負債の取り崩し、予測される将来課税所得及びタックス・プランニングを考慮しております。当社グループは、過去の課税所得水準及び繰延税金資産が控除可能な期間における将来課税所得の見込みに基づき、当連結会計年度末に認識された繰延税金資産は、回収される可能性が高いものと判断しております。

 

(2) 未認識の繰延税金資産

 繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金及び繰延税額控除は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

将来減算一時差異

313,508

309,058

繰越欠損金

47,475

42,198

繰越税額控除

234

196

合計

361,218

351,454

 上記項目にかかる繰延税金資産は、当社グループがその便益を利用するために必要となる将来の課税所得が発生する可能性が高くないため認識しておりません。将来減算一時差異は、現行の税法上は失効することはありません。当社及び一部の子会社の繰越欠損金の失効予定は、次のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

1年内

2,945

3,475

1年超5年内

13,096

13,306

5年超

31,434

25,417

合計

47,475

42,198

 

(3) 繰延税金負債を認識していない将来加算一時差異

 未認識の繰延税金負債は、次のとおりであります。当社が一時差異の解消時期をコントロールでき、かつ予見可能な期間内での一時差異が解消しない可能性が高い場合には、当該一時差異に関連する繰延税金負債を認識しておりません。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

当社が予測可能な将来において配当を行わないと決定したため、繰延税金負債を認識していない子会社及び関連会社に対する投資に関連した一時差異

996,448

1,048,797

 

(4) 法人所得税費用

 日本における、前連結会計年度及び当連結会計年度の実効税率は、約30.6%であります。他の納税管轄地における税額は、それぞれの管轄地において一般的な税率をもって計算しております。当期税金費用及び繰延税金費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

当期税金費用:

 

 

当期法人所得税

50,068

48,433

過年度法人所得税

△1,584

△1,463

当期税金費用 計

48,484

46,969

繰延税金費用:

 

 

一時差異等の発生及び解消

△9,218

△8,342

未認識の繰延税金資産の増減

3,063

△372

繰延税金費用 計

△6,155

△8,715

法人所得税費用 合計

42,328

38,254

 

各年度の法定実効税率と実際負担税率との調整は、以下のとおりであります。実際負担税率は、税引前当期利益に対する法人所得税の負担割合を表示しております。

 

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

法定実効税率

30.6%

30.6%

研究開発費特別控除

△8.8%

△9.0%

交際費損金不算入額

0.7%

0.4%

ファーマフィー損金不算入額

0.4%

0.3%

持分法投資利益

△2.2%

△1.5%

未認識の繰延税金資産の増減

1.8%

△0.2%

子会社の適用税率との差異

1.7%

0.3%

その他

0.2%

△0.8%

実際負担税率

24.4%

20.1%

 

17.仕入債務及びその他の債務

 仕入債務及びその他の債務の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

買掛金及び支払手形

86,311

93,216

未払金

79,484

70,943

その他

1,006

790

合計

166,801

164,950

 

18.社債及び借入金

 社債及び借入金の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

平均利率

(注)1

返済期限

(担保付)

 

 

 

 

短期借入金

357

158

6.7%

1年以内返済予定長期借入金

423

230

1.7%

長期借入金

(1年以内返済予定を除く)

523

303

1.6%

2022年~2036年

(無担保)

 

 

 

 

短期借入金

19,153

8,070

2.2%

1年以内返済予定長期借入金

30,099

20,230

1.1%

長期借入金

(1年以内返済予定を除く)

56,201

44,456

0.9%

2022年~2032年

社債

79,768

79,805

(注)3

2024年~2029年

合計

186,527

153,254

社債及び借入金

(流動)

50,033

28,690

社債及び借入金

(非流動)

136,493

124,564

(注)1.平均利率については、借入金等の期末残高に対する加重平均利率を記載しております。

2.長期借入金の返済期日到来予定期別内訳、その公正価値については注記「33.金融商品」をご参照ください。

3.社債の発行条件の要約は、以下のとおりであります。

会社名

銘柄

発行

年月日

前連結会計年度

(2019年12月31日)

(百万円)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

(百万円)

利率

(%)

担保

償還期限

大塚ホールディングス㈱

第1回

無担保社債

2019年

3月7日

19,950

(-)

19,962

(-)

0.120

なし

2024年

3月7日

大塚ホールディングス㈱

第2回

無担保社債

2019年

3月7日

29,914

(-)

29,928

(-)

0.260

なし

2026年

3月6日

大塚ホールディングス㈱

第3回

無担保社債

2019年

3月7日

29,904

(-)

29,914

(-)

0.375

なし

2029年

3月7日

 

合計

 

79,768

(-)

79,805

(-)

(注)(  )内書は、1年内償還予定の金額であります。

 

19.その他の金融負債

 その他の金融負債の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

その他の金融負債

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

その他

2,607

2,151

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

デリバティブ負債

86

107

条件付対価

18,279

16,465

合計

20,973

18,724

その他の金融負債(流動)

2,424

1,987

その他の金融負債(非流動

18,548

16,737

 

20.リース

 「有形固定資産」は、投資不動産の定義を満たさない自己所有の有形固定資産及び使用権資産から構成されます。使用権資産は、連結財政状態計算書の「有形固定資産」に含めて表示しております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

自己所有の有形固定資産

390,410

390,681

使用権資産

62,969

71,450

合計

453,380

462,131

有形固定資産の取得原価、減価償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額については、注記「12.有形固定資産」をご参照ください。

 

(1) 使用権資産

 当社グループが借手となるリース情報は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

帳簿価額

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

工具器具

及び備品

土地

合計

2018年12月31日残高

3,146

1,111

3,558

7,816

IFRS第16号適用による調整

49,833

7,162

275

2,053

59,324

2019年1月1日残高

52,979

8,273

3,834

2,053

67,141

取得

11,518

2,486

2,222

204

16,431

減価償却費

△12,215

△2,881

△1,604

△263

△16,964

その他

△2,225

△550

△545

△316

△3,638

2019年12月31日残高

50,056

7,328

3,906

1,677

62,969

取得

24,738

2,535

1,568

104

28,947

減価償却費

△14,322

△2,663

△1,560

△239

△18,786

その他

△455

△1,179

△37

△7

△1,680

2020年12月31日残高

60,017

6,020

3,877

1,534

71,450

(注)2018年12月31日残高は、IAS第17号「リース」に基づくファイナンス・リースによるリース資産の帳簿価額を記載しております。

 

建物及び構築物

 建物及び構築物は、主にプラント工場、オフィスビル及び倉庫のリースであります。

機械装置及び運搬具

 機械装置及び運搬具は、主に車両リースであります。

工具器具及び備品

 工具器具及び備品は、主に自動販売機及びIT機器のリースであります。

土地

 土地は、主に工場土地のリースであります

(注)見積耐用年数は、注記「3.重要な会計方針(10)リース」に記載しております。

 

(2) リース負債

 当社グループのリース負債の満期分析(契約上の割引前キャッシュ・フロー)は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

1年以内

16,551

16,825

1年超2年以内

12,785

13,538

2年超3年以内

9,146

9,972

3年超4年以内

7,368

8,532

4年超5年以内

6,020

6,635

5年超

25,880

26,424

契約上のキャッシュ・フロー

77,753

81,927

連結財政状態計算書に計上されたリース負債の期末残高

66,790

72,825

流動負債

14,796

15,511

非流動負債

51,994

57,314

 

(3) 純損益に認識された金額

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

リース負債に係る金利費用

1,509

1,689

短期リースに係る費用

5,430

5,750

 

(4) キャッシュ・フロー計算書で認識された金額

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

リースに係るキャッシュ・アウトフローの合計額

22,642

25,188

 

21.その他の負債

 その他の負債の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

その他の負債

 

 

未払費用

123,386

133,836

諸預り金

10,015

10,433

従業員賞与

18,366

20,694

その他

28,430

29,680

合計

180,197

194,645

流動負債合計

(その他の流動負債)

167,910

177,350

非流動負債合計

(その他の非流動負債)

12,287

17,294

 

22.引当金

 引当金の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

資産除去債務引当金

981

904

合計

981

904

非流動負債

981

904

 

 引当金の内訳及び増減は、以下のとおりであります。

 

 前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

(単位:百万円)

 

資産除去債務引当金

合計

2019年1月1日残高

619

619

期中増加額

341

341

時の経過による割引の戻し

15

15

期中減少額(目的使用)

△0

△0

期中減少額(戻入)

為替換算差額等

6

6

2019年12月31日残高

981

981

 

 当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

(単位:百万円)

 

資産除去債務引当金

合計

2020年1月1日残高

981

981

期中増加額

10

10

時の経過による割引の戻し

63

63

期中減少額(目的使用)

△66

△66

期中減少額(戻入)

為替換算差額等

△84

△84

2020年12月31日残高

904

904

 

 引当金の内容は、以下のとおりであります。

資産除去債務引当金

 当社グループは、固定資産に関連する有害物質の除去費用見込額及び賃借契約終了時に原状回復義務のある賃借事務所等の原状回復費用見込額について、資産除去債務引当金を計上しております。

 経済的便益が流出する時期は、主に各連結会計年度末日より1年を経過した後の時期であると見込んでおります。

 

23.退職後給付

 当社グループは、退職後給付制度として、確定給付制度及び確定拠出制度を採用しています。

 主要な国内子会社は、確定給付制度として、積立型の確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けています。また、確定拠出制度として、確定拠出年金制度を設けています。

 一部の海外子会社については、積立型、非積立型の確定給付型制度又は確定拠出型制度、もしくはそれらを併用した制度を採用しています。

 確定給付制度のうち主なものは、日本の確定給付制度であり、全体の確定給付制度債務の約90%を占めています。なお、当連結会計年度において国内の一部の子会社で早期退職制度の廃止が行われております。

 年金及び一時金以外の退職後の給付はありません。

 確定給付制度会計方針については、注記「3.重要な会計方針(13) 退職後給付」をご参照ください。

 

(1) 確定給付制度

 当社及び主要な国内子会社の確定給付型制度における給付は、勤続年数、勤続期間の給与、役職その他の要素に基づいて退職金支給額が計算されます。また、退職する従業員の加入期間が一定以上の場合、従業員の選択により一時払いあるいは年金として支給されます。なお、従業員の退職等に際して、確定給付制度の対象とされない割増退職金を支払う場合があります。

 確定給付企業年金制度は、大塚製薬企業年金基金によって管理されています。この年金基金の理事及び年金運用受託機関は、制度加入者及び加入者であった者の利益を最優先にして行動することが法令により求められており、所定の方針に基づき制度資産の運用を行う責任を負っています。

 確定給付型退職給付制度は、一般的な投資リスク、利率リスク等に晒されていますが、重要性はないものと考えています。

 

 連結財政状態計算書で認識した金額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

確定給付制度債務の現在価値

269,248

265,703

制度資産の公正価値

△258,531

△270,110

積立状況

10,717

△4,407

アセット・シーリングの影響

800

11,716

確定給付制度債務及び資産の純額

11,517

7,309

連結財政状態計算書上の金額

 

 

退職給付に係る負債

17,301

16,724

退職給付に係る資産(その他の非流動資産)

△5,784

△9,414

連結財政状態計算書に計上された退職給付に係る負債と資産の純額

11,517

7,309

 

 確定給付制度債務の現在価値の変動は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

確定給付制度債務の期首残高

257,785

269,248

当期勤務費用

9,456

10,045

利息費用

2,546

2,011

再測定

 

 

退職給付債務の仮定と実績の差額

4,478

2,018

人口統計上の仮定の変化による数理計算上の差異

△1

858

財務上の仮定の変化による数理計算上の差異

7,690

△4,820

退職給付の支払額

△11,868

△12,055

縮小・清算

△508

△72

為替換算差額

△272

△1,309

その他

△58

△221

確定給付制度債務の期末残高

269,248

265,703

 

 制度資産の公正価値の変動は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

制度資産の公正価値期首残高

243,986

258,531

制度資産に係る利息収益

2,163

1,831

再測定

 

 

制度資産に係る収益(利息収益を除く)

16,448

15,009

事業主による拠出

7,076

6,967

退職給付の支払額

△10,952

△11,250

縮小・清算

△72

為替換算差額

△194

△823

その他

4

△82

制度資産の公正価値期末残高

258,531

270,110

 当社グループは、翌連結会計年度に6,635百万円の掛金を拠出する予定であります。

 

制度資産の運用方針

 当社グループの主要な制度に係る資産運用方針は、将来にわたる確定給付制度債務の支払を確実に行うために、中長期的に安定的な収益を確保することを目的としています。具体的には、毎年度定める許容リスクの範囲内で目標収益率及び投資資産別の資産構成割合を設定し、その割合を維持することにより運用を行います。

 資産構成割合の見直しは、確定給付型年金制度の財政状況や運用環境を勘案しながら、必要に応じて検討を行っています。

 また、各資産の運用を実行する際にも、アセット・マネージャーに係わるリスク分散に留意し、継続的なモニタリングを通じて、運用面の効率化を追求することとしています。

 

 制度資産の公正価値は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

活発な市場

での市場価格

があるもの

活発な市場

での市場価格

がないもの

活発な市場

での市場価格

があるもの

活発な市場

での市場価格

がないもの

現金及び現金同等物

28,846

14,415

株式

11,645

62,145

14,639

68,750

債券

187

96,919

177

99,269

その他

8,128

50,658

8,200

64,656

合計

48,807

209,723

37,433

232,676

 当社の確定給付制度への出資方針は、税法上の損金算入限度額、制度資産の積立状態、数理計算等の様々な要因を考慮の上で行われます。

 

 アセット・シーリングの影響の変動は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

アセット・シーリングの影響の期首残高

1,710

800

利息収益

12

4

再測定

 

 

確定給付資産の純額を資産上限額に制限していることの影響

△922

10,912

アセット・シーリングの影響の期末残高

800

11,716

 将来掛金が減額されない又は将来掛金が返還されないために経済的便益が利用できないことから、当社グループの年金制度の一部に未認識の積立超過額が発生しています。

 

 報告期間の末日時点の主な数理計算上の仮定は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

割引率

0.5~0.6%

0.6~0.8%

 

 以下の表は、重要な数理計算上の仮定についての感応度分析であります。

 感応度分析は、数理計算に用いた基礎率が0.5%変動した場合に、確定給付制度債務の現在価値に与える影響を示しております。

 本分析においては、その他の変数は一定であることを前提としております。また、当連結会計年度の分析は、前連結会計年度と同様の基礎を用いて実施しております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

割引率が0.5%上昇した場合

△17,885

△17,153

割引率が0.5%低下した場合

16,619

15,955

 

 確定給付制度債務の加重平均デュレーションは、前連結会計年度において15.6年、当連結会計年度において15.1年であります。

 

(2) 確定拠出制度

 確定拠出制度に関して費用として認識した金額は、前連結会計年度が6,905百万円、当連結会計年度が7,018百万円であります。なお、上記には公的制度に関して費用として認識した金額を含んでおります。

 

24.資本及びその他の資本項目

(1) 資本金及び資本剰余金

 授権株式数、発行済株式総数及び資本金等の残高の増減は、以下のとおりであります。

 

授権株式数

(無額面普通株式)

発行済株式総数

(無額面普通株式)

資本金

(単位:百万円)

資本剰余金

(単位:百万円)

2019年1月1日残高

1,600,000,000株

557,835,617株

81,690

505,894

期中増減

△373

2019年12月31日残高

1,600,000,000株

557,835,617株

81,690

505,520

期中増減

774

2020年12月31日残高

1,600,000,000株

557,835,617株

81,690

506,295

 

(2) 自己株式

 自己株式数及び残高の増減は、以下のとおりであります。

 

株数

(株)

金額

(百万円)

2019年1月1日残高

15,987,217

47,268

単元未満株式の買取請求による増加

290

1

譲渡制限付株式報酬としての処分による減少

△340,120

△1,005

ストック・オプションの権利行使による減少

△83,200

△245

2019年12月31日残高

15,564,187

46,018

単元未満株式の買取請求による増加

330

1

譲渡制限付株式報酬として割り当てた普通株式の
無償取得

15,520

譲渡制限付株式報酬としての処分による減少

△80,880

△238

2020年12月31日残高

15,499,157

45,781

(注)当社は、譲渡制限付株式報酬制度を採用しており、その株式の付与に自己株式を充当しております。同制度の契約条件及び金額等は注記「32.株式に基づく報酬」に記載しております。また、付与した自己株式を無償取得することがあります。

 

(3) 資本剰余金

 日本における会社法(以下「会社法」)では、株式の発行に対しての払込み又は給付の2分の1以上を資本金に組み入れ、残りは資本剰余金に含まれている資本準備金に組み入れることが規定されております。また、会社法では、資本準備金は株主総会の決議により、資本金に組み入れることができます。

 

(4) 利益剰余金

 会社法では、剰余金の配当として支出する金額の10分の1を、資本準備金及び利益準備金の合計金額が資本金の4分の1に達するまで資本準備金又は利益準備金として積み立てることが規定されております。積み立てられた利益準備金は、欠損填補に充当できます。また、株主総会の決議をもって、利益準備金を取り崩すことができることとされております。

 

(5) その他の資本の構成要素の内容及び目的

① 確定給付制度の再測定

 確定給付制度債務に係る数理計算上の差異、制度資産に係る収益(利息収益に含まれる金額を除く)及び資産上限額の影響(利息収益に含まれる金額を除く)の変動額であります。

 また、数理計算上の差異とは、確定給付制度債務に係る実績による修正(期首における数理計算上の仮定と実際の結果との差異)及び数理計算上の仮定の変更による影響額であります。

 これらについては、発生時にその他の包括利益で認識し、その他の資本の構成要素から利益剰余金に直ちに振り替えております。

 

② その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の公正価値の評価差額であります。

 

③ 在外営業活動体の換算差額

 外貨建で作成された在外営業活動体の財務諸表を連結する際に発生した換算差額であります。

 

④ キャッシュ・フロー・ヘッジ

 当社グループは将来キャッシュ・フローの変動リスクを回避するためのヘッジを行っており、キャッシュ・フロー・ヘッジとして指定されたデリバティブ取引の公正価値の変動額のうち有効と認められる部分であります。

 

(6) 配当金

 配当金の支払額は、以下のとおりであります。

 

 前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2019年2月13日

取締役会

27,092

50.00

2018年12月31日

2019年3月29日

2019年8月8日

取締役会

27,113

50.00

2019年6月30日

2019年9月2日

 

 当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2020年2月14日

取締役会

27,113

50.00

2019年12月31日

2020年3月30日

2020年8月7日

取締役会

27,116

50.00

2020年6月30日

2020年9月7日

 

 配当の効力発生日が翌連結会計年度となるものは、以下のとおりであります。

 

 前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2020年2月14日

取締役会

27,113

50.0

2019年12月31日

2020年3月30

 

 当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

決議日

配当金の総額

(百万円)

1株当たり配当額

(円)

基準日

効力発生日

2021年2月12日

取締役会

27,116

50.0

2020年12月31日

2021年3月31

 

(7) 非支配持分へ付与されたプット・オプション

 在外子会社が非支配持分の所有者に対して付与した在外子会社株式の売建プット・オプションについて、そのオプション行使価格の現在価値を金融負債として認識するとともに、当初認識時に資本剰余金から減額し、当初認識後の変動については金融損益として計上しております。

 

25.売上収益

(1) 売上収益の分解

 当社グループは、売上収益を財又はサービスの種類別及び地域別に分解しております。分解した売上収益と報告セグメントとの関連は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

医療関連事業

ニュートラシューティカルズ関連事業

消費者関連

事業

その他の事業

合計

財又はサービスの種類別

 

 

 

 

 

製商品の販売

840,853

333,717

32,950

82,900

1,290,422

ライセンス収入及びロイヤリティ収入

23,632

34

384

24,051

その他

59,763

5

602

21,395

81,767

合計

924,250

333,757

33,553

104,680

1,396,240

地域別(※)

 

 

 

 

 

日本

450,213

146,674

24,337

68,509

689,734

北米

289,335

97,836

8,753

3,644

399,569

その他

184,701

89,246

462

32,526

306,937

合計

924,250

333,757

33,553

104,680

1,396,240

(※)売上収益は、顧客の所在地によっております。

 

当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

(単位:百万円)

 

報告セグメント

 

医療関連事業

ニュートラシューティカルズ関連事業

消費者関連

事業

その他の事業

合計

財又はサービスの種類別

 

 

 

 

 

製商品の販売

859,232

333,998

30,788

79,795

1,303,815

ライセンス収入及びロイヤリティ収入

27,311

41

0

896

28,249

その他

68,614

13

558

21,573

90,760

合計

955,159

334,054

31,346

102,265

1,422,826

地域別(※)

 

 

 

 

 

日本

436,812

138,040

21,055

64,361

660,270

北米

335,396

113,349

8,993

3,100

460,839

その他

182,949

82,664

1,297

34,804

301,716

合計

955,159

334,054

31,346

102,265

1,422,826

(※)売上収益は、顧客の所在地によっております。

 

(2) 契約残高

 顧客との契約から生じた債権及び契約負債の内訳は、以下のとおりであります。

 

(単位:百万円)

 

2019年1月1日

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

顧客との契約から生じた債権

366,996

390,003

367,752

受取手形及び売掛金

368,888

391,948

369,617

貸倒引当金

△1,892

△1,945

△1,865

契約負債(流動負債)

10,809

12,407

12,644

契約負債(非流動負債)

87,245

80,792

69,164

 契約負債の期首残高のうち認識した収益の額は、前連結会計年度10,822百万円、当連結会計年度12,379百万円であります。また、開発品の開発・販売権等に関するライセンス契約の契約一時金の受領及びマイルストーンの達成等により、契約負債残高が、前連結会計年度において5,905百万円増加しており、当連結会計年度においては当該事項による増加はありません。

 なお、過去の期間に充足(又は部分的に充足)した履行義務から認識した収益の額は、前連結会計年度12,827百万円、当連結会計年度12,184百万円であり、その主なものは、ライセンス収入及びロイヤリティ収入であります。

 

(3) 履行義務の充足時期

 契約負債は主に、当社グループが第三者との間で締結した開発品の開発・販売権等に関する一部のライセンス契約において生じたものであります。また、契約負債には、製商品の販売に係る顧客からの前受金が含まれております。

 

 残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

1年以内

12,407

12,643

1年超2年以内

12,198

10,496

2年超3年以内

10,512

10,327

3年超4年以内

10,328

10,255

5年超

47,754

38,084

合計

93,200

81,807

 

26.費用の性質別内訳

 売上原価、販売費及び一般管理費、研究開発費に含まれる性質別の費用の主な内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

人件費

299,755

315,989

販売促進費

119,065

122,039

減価償却費及び償却費

74,258

77,585

 

27.その他の収益

 その他の収益の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

補助金収入

371

745

受入家賃

217

199

固定資産売却益(注)1

115

362

条件付対価に係る公正価値変動額(注)2

120

3,203

持分変動利益

874

2,657

減損損失戻入

3,263

その他

3,730

4,268

その他の収益合計

8,694

11,436

(注)1.売却目的で保有する資産の売却益を含んでおります。

2.条件付対価に係る公正価値変動額のうち、時間的価値の変動に基づく部分を「金融費用」に計上するとともに、時間的価値以外の変動に基づく部分を「その他の収益」又は「その他の費用」に計上しております。なお、「その他の収益」に計上した条件付対価に係る公正価値変動額は、ニューロバンス Inc.及びリコーメディカル Inc.の買収に係るものであります。

 

28.その他の費用

 その他の費用の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

固定資産売却損

92

159

固定資産除却損

1,906

1,120

その他

3,801

2,351

その他の費用合計

5,801

3,631

 

29.金融収益及び金融費用

 金融収益及び金融費用の内訳は、以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2019年1月1日

  至 2019年12月31日)

 当連結会計年度

(自 2020年1月1日

  至 2020年12月31日)

金融収益

 

 

受取利息

 

 

償却原価で測定する金融資産

2,424

1,255

受取配当金

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

1,788

1,960

公正価値の評価益

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産・負債

1

229

その他

218

216

金融収益合計

4,433

3,661

金融費用

 

 

支払利息

 

 

償却原価で測定する金融負債

2,701

1,438

リース負債

1,509

1,689

公正価値の評価損

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産・負債

1,848

2,347

為替差損

564

5,950

その他

879

830

金融費用合計

7,502

12,256

 

30.その他の包括利益

 その他の包括利益の内訳項目ごとの組替調整額及び法人所得税の額は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

純損益に振り替えられることのない項目

 

 

確定給付制度の再測定

 

 

当期発生額

5,185

6,087

税引前

5,185

6,087

法人所得税

△1,831

△1,826

確定給付制度の再測定

3,353

4,260

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

当期発生額

2,989

27,183

税引前

2,989

27,183

法人所得税

△3,635

△8,384

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

△645

18,798

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

 

当期発生額

296

390

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

296

390

小計

3,005

23,450

純損益に振り替えられる可能性のある項目

 

 

在外営業活動体の換算差額

 

 

当期発生額

△10,955

△34,088

組替調整額

321

税引前

△10,634

△34,088

在外営業活動体の換算差額

△10,634

△34,088

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

当期発生額

△2

27

組替調整額

△0

△33

税引前

△2

△5

法人所得税

0

1

キャッシュ・フロー・ヘッジ

△2

△4

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

 

 

当期発生額

△4,800

1,102

組替調整額

397

持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分

△4,800

1,499

小計

△15,437

△32,593

その他の包括利益合計

△12,432

△9,143

 

31.1株当たり利益

(1) 基本的1株当たり当期利益の算定上の基礎

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)

127,151

148,137

親会社の普通株主に帰属しない当期利益(百万円)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

127,151

148,137

加重平均普通株式数(千株)

542,104

542,316

基本的1株当たり当期利益(円)

234.55

273.15

 

(2) 希薄化後1株当たり当期利益の算定上の基礎

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

基本的1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

127,151

148,137

当期利益調整額(百万円)

△1,843

△435

希薄化後1株当たり当期利益の計算に使用する当期利益(百万円)

125,308

147,702

加重平均普通株式数(千株)

542,104

542,316

普通株式増加数

 

 

新株予約権(千株)

37

希薄化後加重平均普通株式数(千株)

542,142

542,316

希薄化後1株当たり当期利益(円)

231.13

272.35

 

32.株式に基づく報酬

 当社グループは、中期経営計画の達成、ひいては中長期的な業績と企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えることに加えて、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的として、当社取締役(社外取締役を除く)及び当社子会社の一部の取締役に対して、譲渡制限付株式報酬制度を導入しております。

 また、一部の連結子会社の役員及び従業員に対する現金決済型の株式報酬制度として株価連動型報酬受給権を採用しており、1年間から3年間のサイクル毎に、業績達成度合と当該期間の末日の株価を勘案し、付与時点の地位を有している従業員に権利が付与され、現金による支払が行われております。

 

(1) 譲渡制限付株式報酬制度

 譲渡制限付株式報酬制度の内容は、以下のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

 至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

 至 2020年12月31日)

付与日

2019年5月20日

2020年4月24日

付与数

340,120株

80,880株

付与日の公正価値

4,196円

3,785円

決済方法

持分決済

持分決済

譲渡制限期間

2019年5月20日から

2026年6月1日まで

2020年4月24日から

2026年6月1日まで

(注)1.付与対象者は、当社取締役(社外取締役を除く)及び当社子会社取締役の一部(以下「対象取締役」)であります。

2.当社は、対象取締役それぞれとの間で、割当てを受けた当社普通株式(以下「本割当株式」)について、譲渡、担保権の設定その他の処分をしてはならないこと、及び、一定の事由が生じた場合には、当社が本割当株式を無償で取得すること等を含む譲渡制限付株式割当契約を締結しております。

3.当社は、①対象取締役が、譲渡制限期間中継続して、当社の取締役(当社子会社の取締役である場合は、当社子会社の取締役)の地位であったこと、かつ、②連結売上収益、連結営業利益その他の指標を踏まえて当社が予め設定した目標の達成を条件として、本割当株式の譲渡制限を解除することとしております。なお、割当対象者が任期満了その他の正当な理由により退任したものと決定した場合、譲渡制限を解除する時期、譲渡制限の解除の対象となる株式数を必要に応じて合理的に調整することとしております。

4.公正価値の測定方法は、取締役会決議日の前営業日の東京証券取引所市場第一部における当社株式の終値を基礎として算定しております。

 

(2) 株式報酬費用

 株式報酬費用の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

持分決済型

252

1,028

現金決済型

1,487

1,484

合計

1,740

2,512

(注)株式報酬取引から生じた負債の帳簿価額は、前連結会計年度1,600百万円、当連結会計年度2,973百万円であります。

 

33.金融商品

(1) 資本管理

 当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するために、資本効率を向上させつつ、財務の健全性を確保することを資本管理の基本方針としております。

 当社グループは、資本管理の手続として財務指標のモニタリングを実施しております。資本効率については親会社所有者帰属持分当期利益率、財務の健全性については親会社所有者帰属持分比率を適宜モニタリングしております。

 なお、当社グループが適用を受ける重要な資本規制はありません。

 

(2) 金融商品の分類

 金融資産及び金融負債の分類別の内訳は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

<金融資産>

 

 

償却原価で測定する金融資産

 

 

現金及び現金同等物

334,040

356,851

売上債権及びその他の債権

401,418

379,107

その他の金融資産

56,958

56,217

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

その他の金融資産

5,476

7,769

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

その他の金融資産

136,485

168,155

金融資産合計

934,379

968,101

<金融負債>

 

 

償却原価で測定する金融負債

 

 

仕入債務及びその他の債務

166,801

164,950

社債及び借入金

186,527

153,254

その他の金融負債

2,607

2,151

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

その他の金融負債

18,365

16,573

金融負債合計

374,302

336,930

 

(3) 財務上のリスク管理

 当社グループは、経営活動を行う過程において、財務上のリスク(市場リスク、信用リスク及び流動性リスク)に晒されており、当該財務上のリスクを軽減するために、一定の方針に基づきリスク管理を行っております。また、当社グループは、デリバティブ取引を為替リスク又は金利リスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。

 

(4) 市場リスク管理

 当社グループの活動は、主に経済環境・金融市場環境が変動するリスクに晒されております。金融市場環境が変動するリスクとして、具体的には1)為替リスク、2)金利リスク、及び3)資本性金融商品の価格変動リスクがあります。

 

1)為替リスク

① 為替リスク管理

 当社グループはグローバルな事業展開を行っており、主に、米ドル、ユーロの為替変動は業績に影響を与えます。

 当社グループでは継続的な営業活動から生じる債権債務の決済について、米ドル、ユーロ、円の主要3通貨によって、可能な限り為替の受取りと支払いを均衡化させる方針としております。

 また当社グループは、デリバティブ取引に関する管理規定を設け、リスクヘッジ目的に限定して為替予約等のデリバティブ取引を行っております。当社グループが行っているデリバティブ取引は、「(8) 金融商品の公正価値 ② デリバティブの公正価値」に記載しております。

 

② 為替感応度分析

 当社グループは主に米ドルとユーロの為替リスクに晒されております。各報告期間における米ドル、ユーロが円に対して1%円高になった場合の感応度分析は、以下のとおりであります。なお、計算にあたり使用した通貨以外の通貨は変動しないものと仮定しております。また、機能通貨建ての金融商品及び在外営業活動体の資産及び負債、収益及び費用を円貨に換算する際の影響は含んでおりません。また、その他の変動要因(残高、金利等)は一定であることを前提としております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

<米ドル>

 

 

税引前当期利益への影響

△657

△959

その他の包括利益(税効果考慮前)への影響

△58

△49

<ユーロ>

 

 

税引前当期利益への影響

△255

△76

その他の包括利益(税効果考慮前)への影響

△3

△4

(注) 上記の△は、各報告通貨に対して1%円高となった場合に、当社グループの純損益及び資本に与えるマイナスの影響額を意味しております。なお、上記金額は、換算による当社グループの連結財務諸表に与える影響を示したものであり、当社グループのキャッシュ・フローや経営に対して、直接プラスもしくはマイナスの影響を及ぼすものではありません。

 

2)金利リスク

① 金利リスク管理

 当社グループは、事業活動の中で様々な金利リスクに晒されております。特に、借入れに関わる金利の変動は業績に影響を与えます。しかしながら、金利変動が借入れコストに与える影響は、金利変動の影響を受ける資産からの収益により相殺されます。

 当社グループは、これらの資産及び負債から生じる金利変動をモニタリングし、急激な金利変動時には借換等を行う金利リスク管理を行っております。

 

② 金利感応度分析

 各報告期間において金利が1%上昇した場合の当社グループの税引前当期利益に与える影響は、以下のとおりであります。

 この分析は、各報告期間末に当社グループが保有する変動金利金融商品の残高に1%を乗じて算出しており、他のすべての変数が一定であると仮定しております。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

税引前当期利益への影響

△143

△86

 

3)資本性金融商品の価格変動リスク

① 資本性金融商品の価格変動リスク管理

 当社グループは、資本性金融商品(株式)から生じる株価変動リスクに晒されております。短期トレーディング目的で保有する資本性金融商品はなく、ビジネス戦略を円滑に遂行するために保有しております。資本性金融商品については、定期的に時価や発行体の財務状況を把握し、モニタリングしております。

 

② 価格感応度分析

 当社グループが保有する資本性金融商品(株式)について、他のすべての変数が一定であると仮定した上で、株価が10%下落した場合の当社グループのその他の包括利益(税効果考慮前)への影響は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

その他の包括利益(税効果考慮前)への影響

△10,070

△12,033

 

(5) その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

 その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の公正価値及び受取配当金は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

公正価値

受取配当金

公正価値

受取配当金

上場

100,704

1,265

120,337

1,248

非上場

35,780

523

47,818

711

合計

136,485

1,788

168,155

1,960

 上記のうち、主な銘柄の公正価値は次のとおりであります。当社グループは、営業基盤強化などを目的として保有している投資について、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に分類しております。

 

前連結会計年度(2019年12月31日)

(単位:百万円)

銘柄

金額

上場

 

第一三共㈱

25,672

栄研化学㈱

8,104

㈱阿波銀行

6,877

㈱ビー・エム・エル

6,290

Dong-A ST., Ltd.

5,868

その他

47,892

非上場

 

電気機器

19,607

医薬品

14,784

その他

1,389

合計

136,485

(注)非上場株式の主な銘柄は、日亜化学工業㈱(電気機器)、SomaLogic, Inc.(医薬品)、及びPact Pharma, Inc.(医薬品)であります。

 

当連結会計年度(2020年12月31日)

(単位:百万円)

銘柄

金額

上場

 

第一三共㈱

37,666

栄研化学㈱

8,220

COMPASS Pathways plc

7,864

維維食品飲料股份有限公司

7,838

㈱阿波銀行

6,565

その他

52,182

非上場

 

電気機器

30,235

医薬品

16,507

その他

1,075

合計

168,155

(注)非上場株式の主な銘柄は、日亜化学工業㈱(電気機器)、SomaLogic, Inc.(医薬品)、及びPact Pharma, Inc.(医薬品)であります。

 

 当社グループは、保有の合理性の検証結果等に基づき、その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品を売却しております。

 売却日時点の公正価値及び累積利得(税引前)は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

売却日時点の公正価値

累積利得

売却日時点の公正価値

累積利得

1,242

92

2,394

△370

 上記については、売却時に、その他の包括利益から利益剰余金へ振替を行っております。

 前連結会計年度及び当連結会計年度に振り替えた金額(税引後)は、△1,127百万円、△264百万円であります。

 なお、前連結会計年度及び当連結会計年度にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産の売却(認識の中止)をしたものからの受取配当金は7百万円、4百万円であります。

 

(6) 信用リスク管理

 信用リスクは、顧客が契約上の債務に関して債務不履行になり、当社グループに財務上の損失を発生させるリスクであります。当社グループは、各社の与信管理規程に従い、売上債権等について営業部門及び経理財務部門が取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状態の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。売上債権等について、その全部又は一部について回収ができない、又は回収が極めて困難であると判断された場合には債務不履行とみなしております。

 デリバティブの利用にあたっては、信用リスクを軽減するために、格付けの高い金融機関とのみ取引を行っており、信用リスクは極めて僅少であると認識しております。

 なお、当社グループは、特定の相手先又はその相手先が所属するグループについて、過度に集中した信用リスクを負っておりません。

 

1)貸倒引当金

 貸倒引当金の増減は、以下のとおりであります。

 

前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

(単位:百万円)

 

全期間の予想信用損失

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく

増大した金融資産

常に全期間の予想信用

損失に等しい金額で

測定している金融資産

2019年1月1日残高

114

1,892

2,007

期中増加額

10

270

280

期中減少額(目的使用)

△234

△234

期中減少額(戻入)

△38

△142

△181

その他

14

158

172

2019年12月31日残高

100

1,945

2,045

 

当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

(単位:百万円)

 

全期間の予想信用損失

合計

信用リスクが

当初認識以降に著しく

増大した金融資産

常に全期間の予想信用

損失に等しい金額で

測定している金融資産

2020年1月1日残高

100

1,945

2,045

期中増加額

33

327

360

期中減少額(目的使用)

△217

△217

期中減少額(戻入)

△0

△138

△138

その他

27

△52

△24

2020年12月31日残高

161

1,865

2,026

 

 

2)金融資産の信用リスクエクスポージャー

 連結財政状態計算書上に表示されている帳簿価額が、当社グループの金融資産の信用リスクに対するエクスポージャーの最大値であります。

 

(7) 流動性リスク管理

 当社グループは、各部署からの報告に基づき、経理財務部門が資金繰り計画を作成・更新するとともに、手許流動性を一定水準に維持することなどにより、流動性リスクを管理しております。

 保証債務以外の金融負債(デリバティブ金融商品を含む)の期日別残高は、以下のとおりであります。なお、リース負債は、注記「20.リース」に記載しております。

(単位:百万円)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

帳簿残高

契約上の

キャッシュ・

フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

仕入債務

86,311

86,311

86,311

借入金

106,758

108,654

50,911

28,452

13,143

6,090

1,454

8,601

社債

79,768

81,683

214

214

214

214

20,202

60,623

条件付対価

18,279

18,953

12,161

2,958

3,834

その他

83,098

83,098

82,913

184

合計

374,216

378,701

220,350

40,828

13,357

9,263

21,657

73,244

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約等

1

1

1

金利スワップ

74

74

74

通貨スワップ

10

10

10

合計

86

86

1

84

 

 

(単位:百万円)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

帳簿残高

契約上の

キャッシュ・

フロー

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

非デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

仕入債務

93,216

93,216

93,216

借入金

73,449

74,810

29,239

23,417

9,122

4,160

1,300

7,570

社債

79,805

81,400

214

214

214

20,195

190

60,371

条件付対価

16,465

16,744

9,705

2,795

4,244

その他

73,885

73,885

73,714

171

合計

336,822

340,057

196,384

23,631

19,041

27,151

1,490

72,357

デリバティブ金融負債

 

 

 

 

 

 

 

 

為替予約等

7

7

7

金利スワップ

91

91

91

通貨スワップ

8

8

8

合計

107

107

7

100

 

(8) 金融商品の公正価値

 金融商品の公正価値の内容は、注記「3.重要な会計方針 (4)金融商品」に記載しております。

 

公正価値のヒエラルキー

 公正価値のヒエラルキーは、以下のように区分しております。

レベル1:活発に取引される市場で公表価格により測定した公正価値

レベル2:レベル1以外の、観察可能な価格を直接、又は間接的に使用して算出した公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法から算出した公正価値

公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、振替を生じさせた事象又は状況の変化が生じた日に認識しております。

 

① 償却原価で測定する金融商品

(単位:百万円)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

<金融資産>

 

 

 

 

 

債券

557

538

538

合計

557

538

538

<金融負債>

 

 

 

 

 

借入金

106,758

105,255

105,255

社債

79,768

80,207

80,207

合計

186,527

185,462

185,462

 

 

(単位:百万円)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

帳簿価額

公正価値

レベル1

レベル2

レベル3

合計

<金融資産>

 

 

 

 

 

債券

562

587

587

合計

562

587

587

<金融負債>

 

 

 

 

 

借入金

73,449

73,796

73,796

社債

79,805

80,123

80,123

合計

153,254

153,919

153,919

 

 上記の公正価値の算定方法は、以下のとおりであります。

債券

 債券の公正価値は、取引所の価格に基づき算定しております。

借入金

 借入金のうち変動金利によるものの公正価値は、短期間で市場金利を反映しており、帳簿価額と公正価値は合理的な近似値となっております。また、固定金利によるものの公正価値は、同一の残存期間で同条件の借入れを行う場合の金利を用いて、将来キャッシュ・フローを割引く方法により算定しております。

社債

 社債の公正価値は、市場で観察可能な価格に基づき算定しております。

 

② デリバティブの公正価値

(単位:百万円)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

キャッシュ・フロー・

ヘッジ

ヘッジ指定されていないデリバティブ

合計

為替予約等

△1

△1

金利スワップ

△74

△74

通貨スワップ

△10

△10

合計

△1

△84

△86

 

(単位:百万円)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

キャッシュ・フロー・

ヘッジ

ヘッジ指定されていないデリバティブ

合計

為替予約等

△7

△7

金利スワップ

△91

△91

通貨スワップ

△8

△8

合計

△7

△100

△107

 

 上記の公正価値の算定方法は、以下のとおりであります。

為替予約等

 為替予約等の公正価値については、同様の条件により行う為替予約等の市場価格に基づき算定しております。

金利スワップ

 金利スワップは借入金の利息負担を低減する目的で使用しており、その公正価値については、借入先金融機関の提示価格に基づき算定しております。

通貨スワップ

 通貨スワップは借入金の通貨の為替リスクを低減する目的で使用しており、その公正価値については、借入先金融機関の提示価格に基づき算定しております。

 

③ 公正価値で測定する金融商品

(単位:百万円)

前連結会計年度

(2019年12月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

<金融資産>

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

100,704

35,780

136,485

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

4,244

1,232

5,476

合計

104,948

37,013

141,962

<金融負債>

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

86

86

条件付対価

18,279

18,279

合計

86

18,279

18,365

 

(単位:百万円)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

<金融資産>

 

 

 

 

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

120,337

47,818

168,155

純損益を通じて公正価値で測定する金融資産

 

 

 

 

資本性金融商品

5,666

2,103

7,769

合計

126,003

49,921

175,925

<金融負債>

 

 

 

 

純損益を通じて公正価値で測定する金融負債

 

 

 

 

デリバティブ

107

107

条件付対価

16,465

16,465

合計

107

16,465

16,573

(注)前連結会計年度及び当連結会計年度において、レベル1、2の間の重要な振替は行われておりません。保有銘柄の上場によりレベル3からレベル1への振替が行われており、「⑤ レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表」をご参照ください。

 

④ レベル2及びレベル3に分類した金融商品の評価技法とインプット

(a) 評価技法とインプット

資本性金融商品

 資本性金融商品の公正価値については、類似企業比較法やオプションプライシング法など、その金融商品の特性に応じた評価技法を用いて評価しております。

 その評価に当たっては、類似企業の株式指標や当該金融商品のリスクに応じた割引率や当社グループが保有する優先株式の普通株式への転換価格などのインプット情報を考慮しております。

デリバティブ

 注記「33.金融商品 (8) 金融商品の公正価値 ② デリバティブの公正価値」に記載しております。

条件付対価

 レベル3に分類された条件付対価は、過年度においてニューロバンス Inc.株式及びリコーメディカル Inc.株式を取得した際、対価の一部を条件付対価としたことにより認識した債務であります。公正価値の評価技法とインプットは、注記「36.企業結合」に記載しております。

 

(b) 評価プロセス

 レベル3の金融商品に係る公正価値の測定は、社内規定に則り実施しております。

 対象となる金融商品のリスク、特徴及び性質を適切に反映できる評価技法とインプットを採用しております。

 

⑤ レベル3に分類された金融商品の期首残高から期末残高への調整表

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

報告期末日時点での公正価値測定(単位:百万円)

金融資産

金融負債

期首残高

54,424

16,526

利得又は損失

 

 

純損益に計上(注)1

△83

1,853

その他の包括利益に計上(注)2

△11,799

△101

購入・発行

5,697

売却・決済

△31

上場によるレベル1への振替

△1,221

上場廃止によるレベル3への振替

5

その他

△9,979

期末残高

37,013

18,279

純損益に含まれる期末保有の資産及び負債の未実現損益

△83

1,853

 

 

 

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

報告期末日時点での公正価値測定(単位:百万円)

金融資産

金融負債

期首残高

37,013

18,279

利得又は損失

 

 

純損益に計上(注)1

△293

△1,296

その他の包括利益に計上(注)2

10,643

△517

購入・発行

7,417

上場によるレベル1への振替

△2,736

その他

△2,121

期末残高

49,921

16,465

純損益に含まれる期末保有の資産及び負債の未実現損益

△293

△1,296

 

(注)1.純損益に含まれている利得又は損失は、決算日時点の純損益を通じて公正価値で測定する金融資産及び金融負債に関するものであります。これらの利得又は損失は、連結損益計算書の「その他の収益」、「金融収益」及び「金融費用」に含まれております。

(注)2.その他の包括利益に含まれている利得又は損失は、主として決算日時点のその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産に関するものであります。これらの利得又は損失は、連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」及び「在外営業活動体の換算差額」に含まれております。

 

(9) ヘッジ会計

 当社グループは、外貨建予定取引に係る為替リスクをヘッジするためデリバティブ(為替予約等)を利用しております。

 ヘッジ会計が連結財政状態計算書に与える影響は、以下のとおりです。

 

1)ヘッジ手段

 前連結会計年度(2019年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

ヘッジ手段

ヘッジ手段の想定元本

ヘッジ手段の帳簿価額

ヘッジ手段が置かれている財政状態計算書上の表示科目

ヘッジ非有効部分の計算に用いた公正価値変動

資産

負債

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

為替予約等

178

1

その他の金融負債(流動)

△2

 

 当連結会計年度(2020年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

ヘッジ手段

ヘッジ手段の想定元本

ヘッジ手段の帳簿価額

ヘッジ手段が置かれている財政状態計算書上の表示科目

ヘッジ非有効部分の計算に用いた公正価値変動

資産

負債

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

為替予約等

384

7

その他の金融負債(流動)

△5

 

2)ヘッジ対象

 前連結会計年度(2019年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

ヘッジ非有効部分の

計算に用いた公正価

値変動

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

2

△1

 

 当連結会計年度(2020年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

ヘッジ非有効部分の

計算に用いた公正価

値変動

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

5

△5

 

3)キャッシュ・フロー・ヘッジに係る連結包括利益計算書に影響を与えた金額

 前連結会計年度(2019年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

その他の包括利益に認識したヘッジ損益

(注)

純損益に認識した非有効部分

純損益における表示科目(ヘッジ非有効部分を含むもの)

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金から純損益に振替えた金額

(注)

振替により純損益における影響を受けた表示科目

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

△2

△0

売上原価

 

 当連結会計年度(2020年12月31日)

(単位:百万円)

ヘッジの種類

リスク区分

その他の包括利益に認識したヘッジ損益

(注)

純損益に認識した非有効部分

純損益における表示科目(ヘッジ非有効部分を含むもの)

キャッシュ・フロー・ヘッジ剰余金から純損益に振替えた金額

(注)

振替により純損益における影響を受けた表示科目

キャッシュ・フロー・ヘッジ

為替リスク

△5

△33

売上原価

 

(注)税効果調整前の金額であります。

 

34.子会社及び関連会社

 当社の重要な子会社及び関連会社は、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。

 

35.関連当事者

(1) 関連当事者間取引及び未決済残高

 当社及び当社連結子会社と当社の関連当事者である連結子会社との間の取引は、連結上消去されており、注記には開示されておりません。

 当社グループとその他の関連当事者との取引高及び債権債務残高で重要なものはありません。

 

(2) 主要な経営幹部に対する報酬

 当社グループの主要な経営幹部に対する報酬は、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2019年1月1日

至 2019年12月31日)

当連結会計年度

(自 2020年1月1日

至 2020年12月31日)

固定報酬及び賞与

1,662

1,681

退職後給付

66

66

株式報酬

140

586

主要な経営幹部に対する報酬合計

1,870

2,334

 

36.企業結合

(1) 重要な企業結合

 前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)

 前連結会計年度において重要な企業結合はありません。

 

 当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)

 当連結会計年度において重要な企業結合はありません。

 

(2) 条件付対価

 条件付対価は、ニューロバンス Inc.及びリコーメディカル社の企業結合により生じたものです。

 ニューロバンス Inc.の企業結合による条件付対価は、2017年3月にニューロバンス Inc.を買収した際に取得したADHD治療薬として開発中の化合物「センタナファジン」の開発進捗に応じたマイルストーン及び発売後の売上収益に応じた販売マイルストーンであり、最大でそれぞれ75百万米ドル、750百万米ドルを支払う可能性があります。

 リコーメディカル社の企業結合による条件付対価は、2018年6月にリコーメディカル社を企業結合した際に取得した超音波腎デナベーションデバイスの開発進捗に応じたマイルストーンであり、最大で125百万米ドル支払う可能性があります。

 条件付対価の公正価値は、契約相手に支払う可能性がある金額について、その発生確率を加味した現在価値で算定しております。

 条件付対価の公正価値ヒエラルキーのレベルは、レベル3です。

 条件付対価に係る公正価値変動額のうち、時間的価値の変動に基づく部分を「金融費用」に計上するとともに、時間的価値以外の変動に基づく部分を「その他の収益」又は「その他の費用」に計上しております。

 公正価値ヒエラルキーの内容は、注記「33.金融商品」に記載しております。

 条件付対価の公正価値の増減は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

金額

2019年1月1日残高

16,526

公正価値の変動

1,853

為替換算調整

△101

2019年12月31日残高

18,279

公正価値の変動

△1,296

為替換算調整

△517

2020年12月31日残高

16,465

 

37.財務活動から生じた負債の調整表

 財務活動によるキャッシュ・フローに分類される負債の調整表は、以下のとおりであります。

 前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

非資金取引による変動額

 

 

2018年

12月31日

残高

IFRS第16号適用による調整

2019年

1月1日

残高

キャッシュ

・フロー

リース

振替

為替変動

2019年

12月31日

残高

流動負債

 

 

 

 

 

 

 

 

社債及び借入金

65,912

65,912

△45,906

30,523

△495

50,033

リース負債

1,894

12,607

14,502

△14,540

2,190

12,719

△74

14,796

その他の金融負債

1,980

1,980

1,980

合計

69,787

12,607

82,394

△60,446

2,190

43,242

△570

66,810

非流動負債

 

 

 

 

 

 

 

 

社債及び借入金

139,973

139,973

27,918

△30,523

△875

136,493

リース負債

6,159

49,003

55,163

△1,161

10,900

△12,719

△188

51,994

合計

146,132

49,003

195,136

26,757

10,900

△43,242

△1,064

188,487

 

 当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日

(単位:百万円)

 

 

 

非資金取引による変動額

 

 

2019年

12月31日

残高

キャッシュ

・フロー

リース

振替

為替変動

その他

2020年

12月31日

残高

流動負債

 

 

 

 

 

 

 

社債及び借入金

50,033

△40,674

20,460

△1,130

28,690

リース負債

14,796

△16,864

3,599

14,278

△299

15,511

その他の金融負債

1,980

1,980

合計

66,810

△57,538

3,599

34,739

△1,429

46,181

非流動負債

 

 

 

 

 

 

 

社債及び借入金

136,493

9,177

△20,460

△681

36

124,564

リース負債

51,994

△884

21,659

△14,278

△1,176

57,314

合計

188,487

8,292

21,659

△34,739

△1,857

36

181,879

 

38.コミットメント

 決算日以降の支出に関するコミットメントは、以下のとおりであります。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2019年12月31日)

当連結会計年度

(2020年12月31日)

有形固定資産の取得

1,177

無形資産の取得

301,088

374,485

無形資産の取得に関するコミットメント

 当社グループは、第三者との間で開発品又は製品の開発・販売権等に関するライセンス契約等を締結しております。当社グループは、これらの契約に定められた開発目標又は売上目標に関するマイルストーンを達成した場合に一定の金額を支払うことがあります。上記の金額は、すべてのマイルストーンが達成された場合の最大の支払額を表しており、実際の支払額とは異なる可能性があります。なお、金額についてはリスク調整及び割引計算を行っておりません。

 

39.後発事象

 該当事項はありません。

 

(2)【その他】

① 当連結会計年度における四半期情報等

(累計期間)

 

第1四半期

第2四半期

第3四半期

当連結会計年度

売上収益

(百万円)

339,560

695,443

1,066,959

1,422,826

税引前四半期(当期)利益

(百万円)

51,095

113,876

164,990

189,988

親会社の所有者に帰属する四半期(当期)利益

(百万円)

37,710

86,810

127,766

148,137

基本的1株当たり四半期(当期)利益

(円)

69.54

160.08

235.59

273.15

 

(会計期間)

 

第1四半期

第2四半期

第3四半期

第4四半期

基本的1株当たり四半期利益

(円)

69.54

90.53

75.51

37.56

 

② 訴訟等

 該当事項はありません。

 

③ 決算日後の状況

 該当事項はありません。